2007/06/28 - 2007/07/01
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murenekoさん
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屋久島一人旅2日目。
太鼓岩の眺め、一湊海岸、田口ランディ。
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四つんばいになり、とりあえず、上へ、上へ(煙となんとかは高いところへ・・)
ほどなく、ロープの張られた道にたどり着く。助かった・・が、どう見ても、下りの方の道のようだ・・。
降りてくる人と、バツが悪そうにすれ違いながら、太鼓岩に到着。
太鼓岩には、先に着いていた東京の男性が1人、ポツンと座っていた。 -
遠くには、宮之浦港や太忠岳が見えるワンダービュー。
ここは映画『もののけ姫』で、モロとアシタカが座った岩のモデルになっている
おもわず、「黙れ、小僧!!」とつぶやきたくなる。 -
昔行った、大台ケ原の「大蛇(だいじゃぐら)」の断崖の景色を思い出した。こちらには鎖もロープも張られておらず、一歩間違えば奈落の底だ・・。
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東京の男性と互いに写真を撮ったりしながら、岩に腰を下ろし、しばし瞑想。
「お先に・・」と男性が行ってしまい、数十秒一人になったが、すぐにたくさんの人がやってくる。
口々に「道じゃない所を通った〜」と言っているのを聞く限り、特別、僕が方向音痴なだけではなかった、と思いたい。 -
急に雲が覆ってきて、雨が降ってきたりする中、しばし、太鼓岩を堪能。
向こうにはモノリス(太忠岳)が見える。 -
帰りは迷うことなく、辻峠まで下り、ベンチで持ってきたパンをかじる。ペットボトルに汲んだ湧き水が、また美味しいんだ。
森の中に何かの気配を感じて振り向くと・・ -
森の中からヤクシカが顔を見せる。
適度な距離感で、近づきもしなければ逃げもしない。
僕も森の中に一体化している・・ -
森の中に1人・・
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ひめしゃらの木。
何か、エイリアンが寄生しているようにも見えるんですけど・・ -
帰りは楠川歩道を通っていく。
さつき吊り橋を渡り、最後のチェックポイント「弥生杉」へ。ここへ向かう途中、東京の男性が、反対側からやってきて、三度目の邂逅。
「せっかく来たので、もうちょっと回ろうと思って・・」と、また森に入っていった。 -
樹齢3000年の大きな弥生杉の周りを一周し、出口に向かう。
約4時間の散策で、予定より1本早い14時10分のバス(次のバスは2時間後)で白谷雲水峡を後にする。
屋久島の森を堪能したければ、「縄文杉」より「白谷雲水峡」の方がお勧め、という話を聞くくらい素晴らしく、時間がなくてもここは是非とも訪れたいスポット。次は雨の日に来たいなぁ・・。 -
15時前に宮之浦に戻り、一旦、宿に荷物を放り込んで、海にリベンジに行く事にする。
宮之浦港入口でバスを待っていると、バシャバシャバシャ〜!!と、突然のスコール。屋久島の洗礼を浴びる。
雨はものの数分であがり、また晴れ間。これが屋久島の天気だ。
バス停で待っていると、イギリス人2人組、ジェフとヒュー(どちらも仮名)に会う。ジェフは日本語ペラペラ、ヒュー・グラントに似たもう1人ヒューは日本語は喋れないらしい。
シュノーケルはどこで借りられるか聞かれたので、「すぐそばの観光センターで借りられるよ、ペラペ〜ラ」(←注。すべて日本語)と教えてあげたが、奇しくも、すぐにバスが来てしまった。ジェフたちと一緒にバスに乗り込む。 -
一湊の海岸で泳いだりするには、「一湊」や「一湊海岸」の手前の「矢筈(やはず)」というバス停で降りなければならない。
昨日、ここを通り過ぎて永田まで行ったから気づいたものの、一湊まで行ってしまい、途方にくれる人も多いのではないか、と思った(まぁ、地図でバス停の場所を見れば分かるんやけど・・)。
さて、一湊海水浴場は、遠浅で、波も静かで、海水浴に適している・・はずが、誰もいない・・。
先ほどの雨の余波か、ものすごい風がふいており、猛烈な勢いで潮が満ちてきている。
ガーン、泳ぐどころじゃない・・
再び海の前に敗れる。帰りのバスは2時間後。うーみーのバカヤロー!! -
仕方なく、「一湊海岸」のバス停までトボトボと歩いていくと、西郷隆盛の上陸したのを記念した石碑を見つける。おいどんはここに上陸したでごわすか。
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一湊海岸の近くで、雨の後に水が流れる「布引の滝」を眺める。
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布引の滝で、近くにあった喫茶店「一湊珈琲」(旧「ときどき滝が見える」)で時間つぶし。ハニーバナナシェイクと本日のケーキで癒される。
一湊珈琲を後にして、再び矢筈に戻ってみると、海岸で地元の親子連れが海に入っていく。波が高いように感じたが、やはり浅いので泳げるみたい。しかし、既にバスの時間が迫っており、タイムリミット。あー、泳げばよかった〜!! -
屋久島観光センターで、キーホルダーなどを物色し、「三岳キーホルダー」を買って、宿に戻る。
今日も夕食の用意をしてくれている滋賀の女性と、彼女に呼ばれ、こちらにやってきた東京の女性、そして白谷雲水峡で三度出会った東京の男性の3人は昨日に引き続きご一緒する。
新顔は、京都からやってきた女性。屋久島の地で、思いがけず、地元・京都の人に出会う。もう1人、女性が泊まっていたが、自炊されてるようで、談話室には来られなかった。
食卓に、滋賀の女性お手製の、トビウオミソご飯、首折れサバとトビウオのお刺身、永田豆腐などが並ぶ。「首折れサバ」とは、鮮度を保つ為に、漁獲後、首を折って血を抜いたサバのこと。鮮度が命なので、なかなか外では食べることのできない一品。うますぎる・・ -
宴は続く。
東京の男性は明日帰る為、今日でお別れ。アニメのお仕事をされているとのことで、よくよく聞いてみると、
アニメ『MONSTER』や『DEATH NOTE』の演出や、映画『時をかける少女』(アニメの方)の助監督をしているすごい人だった事が判明!!(『時をかける少女』は平成19年7月21日にテレビ放映されました。泣きました)
デ、『DEATH NOTE』キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
おもわず、「『時をかける少女』の監督の細田守って、宮崎駿監督の前に『ハウルの動く城』の監督やっていた人ですよね!?」とマニアックな事を聞いてしまう(細田監督は彼の師匠なんだとか・・)。
太鼓岩で会った彼に写真を撮ってもらったのだけれど、将来、彼が監督になって作品を発表したりしたら、「この写真を撮ってくれた人はねぇ・・」なんて、自慢できるなぁ・・。 -
三岳のタンカンジュース割りがメチャウマ。
で、酔っ払った頃、離れ(隣)にある部屋から、福岡から来た男の子がやってくる。
なんでも、会社をやめて愛車で寝泊りしながら全国を車で一周しているそうで、鹿児島は45番目の都道府県らしい。全国四十七都道府県を回る中で、縄文杉を見に行くのがこの旅のメインだそうで、この日は、車には泊まらず、宿にたどり着いたらしい。
「この辺(ゴール間近)で、旅がオジャンになったら、ネタとして美味しいよね」なんて話になったが、まさか、それが翌日・・
最後に、大阪から来た女性も加わり、宴はさらに賑やかに。関西人が4人となり、女性陣は京都弁で会話。福岡の男の子と「女の子の京都弁はかわいい」という話で盛り上がる。 -
滋賀の女の子が用意してくれたパッションフルーツをかじりながら、宴は続く。
この日も、彼女以外は全員、初屋久島。
京都の女性が「田口ランディを読んで屋久島に来たの」とポツリ。大阪の女性も読んできた、とのこと。
「この宿は、田口ランディが泊まった宿で、本にも出てくるんですよ」なんて、しったかぶってみたが、その後、滋賀の女の子が旅人ノートの第1冊目を取り出してきて、あるページを開くと・・
「1994年4月・・屋久島到着・・」
なんと、田口ランディ直筆!
ランディが初めて屋久島を訪れた時の記帳らしい。これって、『ひかりのあめふるしま屋久島』の元原稿!?だよね?
一同驚き。
みんな、ランディと屋久島に呼ばれたんだねぇ・・なんて話をしていたら、滋賀の女の子が、「2ヶ月前にそこの席でサインを書いていましたよ」とサラリと言って、一同さらにビックリ(田口ランディと一緒に泊まったのもさながら、彼女も2ヶ月前に来ていたんだなぁ・・)
翌日はどこに行こうか迷っていたが、これも何かの運命やし、『ひかりのあめふるしま屋久島』に出てくる「モノリス」(太忠岳のテッペンにあるでっかい岩)を見に行く事に決める。 -
宴は大いに盛り上がり、深夜2時前におひらき。日本一周の福岡の男の子は、明日は宿を取っていなかったけど、女性陣から、三岳とアップルマンゴーを買ってきたら、翌日の夜も来ていい、とのお許し(?)をえて、離れに戻っていった。
今日で東京の男性とはお別れ。京都の女性は、明日は別の宿に。
何かの縁があって、一つの宿で夜を過ごした人々との別れ。一つ一つの出会いと別れが、あまりにも楽しすぎて、あまりにせつない。やっぱり帰りたくないんですけど・・
田口ランディは、処女作『忘れないよ!ヴェトナム』でこう書いている。
「旅をする人には、それぞれ『旅のお守り』みたいな本があるのかもしれない。一人に一冊、その人を導いてくれる、その人のためだけの本が・・・。そう思った。」
僕にとって、旅のお守りは『ひかりのあめふるしま屋久島』だったのだと思う。
数ページに及ぶ田口ランディの書き込みを読んで眠りにつく。
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