ひとり旅 No.32 想い出さがし奈良の旅＜橘寺・猿石・鬼の雪隠＆俎板＞奈良県明日香村

2006/08/12 - 2006/08/15

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺 (たちばなでら)
　橘寺は、奈良県高市郡明日香村にある天台宗の寺院です。正式には「仏頭山上宮皇院菩提寺」と称し、本尊は聖徳太子・如意輪観音です。
　橘寺という名は、垂仁天皇の命により不老不死の果物をとりにいった田道間守(たじまもり)が持ち帰った橘の実を植えたことに由来します。

【手記】
　吉野山のあと飛鳥・橿原・柳本・大和郡山・斑鳩・奈良公園・平城宮跡・柳生の里を巡って紫香楽宮跡へ抜け、野洲町、安土城まで平成３年式の愛車を走らせました。
　５０代半ば、猛暑の中、走行中はクーラーは殆どかけずに、４枚窓＆サンルーフ全開でひとり旅をしてきました。

エリア 飛鳥(奈良)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺
　奈良県高市郡明日香村。ここも想い出深いお寺です。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺
　亀石からさらに東に進むと、田んぼの真中に突如現れるお寺があります。
　聖徳太子誕生の地に太子自身が創建されたという橘寺です。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺
　この橘とは日本書紀によると田道間守（たじまもり）が垂仁天皇の勅命を受けて不老長寿の薬を求め、海を渡り十年後にある種を持ち帰りました。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺
　そしてここに橘の宮という欽明天皇の別宮が建てられ、太子はここで生まれ子供頃を過ごしていました。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺
　しかし、その時はすでに天皇は亡くなっていたそうです。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺
　しかたなく、その種をこの地にまくと芽が出たのが橘（みかんの原種）であったことから、以来この地を橘と呼ぶようになったそうです。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺
　聖徳太子誕生の地と伝えられる橘寺は、太子創建の寺の一つです。
　盛時には東西８７０ｍ、南北６５０ｍの境内に６６の諸堂があったといいます。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺
　現存すれば３８ｍの五重塔が建っていたと思われる塔心礎にその規模がうかがえますが、いまは本堂、太子堂、経堂、観音堂などの堂宇を残すだけです。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺
　親鸞像です。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺
　太子堂と呼ばれいる本堂で、元々は講堂でした。
　中に安置されている本尊は聖徳太子３５歳の像（重文）で太子の彫刻としては最も古いものです。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺
〜聖徳太子の愛馬「黒駒」の銅像〜
　なお、万葉集巻１６−３８２２にも詠われた橘寺の「本堂」前に聖徳太子の愛馬「黒駒」の銅像があり、達磨太子の化身といわれています。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺
「二面石」
　1998.3.9の記念写真です。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺
「二面石」
　橘寺に飛鳥時代の不思議な石造仏二面石があります。
　背中合わせの二つの顔はそれぞれに人の心の善悪を象徴しているそうで、左が善の顔、右が悪の顔です。
　想い出の写真を持って。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺
「二面石」
　二面石は元々はここにはなく、近年ここに運ばれてきたそうです。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺
　明日香村を東西に横切る県道１５５線を挟んで川原寺と対峙するようにたたずむ寺院があります。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●橘寺

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●鬼の雪隠（せっちん）俎板（まないた）
　橘寺から猿石に行く山間の道に鬼の雪隠（せっちん）呼ばれる石があります。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●鬼の雪隠（せっちん）俎板（まないた）
　元々は古墳の石室の蓋の部分で、封土がなくなり石がむき出しの状態との事です。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●鬼の雪隠（せっちん）俎板（まないた）
　猿石から田んぼのあぜ道をいくとすぐに鬼の雪隠（せっちん）呼ばれる石造遺跡に到着します。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●鬼の雪隠（せっちん）俎板（まないた）
　写真が鬼のまな板と呼ばれ石室の底板にあたりちょうど鬼の雪隠をひっくり返してで蓋をするように石室があったようです。
　小高い丘の下と上に位置します。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●鬼の雪隠（せっちん）俎板（まないた）
　この雪隠とはトイレのことで、昔この近くに住む鬼が、霧を降らせて旅人を迷わせ迷った所を捕らえこのまな板の上で料理し、お腹がいっぱいになった所で、 雪隠で用をたしたという伝説があるようです。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●鬼の雪隠（せっちん）俎板（まないた）
　説明版

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●鬼の雪隠（せっちん）俎板（まないた）
　このあたりは霧ヶ峯と呼ばれ霧がよく発生したころから、こういう風説が人々の間で語られたのでしょう。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●鬼の雪隠（せっちん）俎板（まないた）
　なつかしい・・・。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●鬼の雪隠（せっちん）俎板（まないた）

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●欽明天皇陵・吉備姫王墓入り口　
　車だとちょっとわかりづらい所です。
　欽明天皇陵のすぐ隣に吉備姫王墓(猿石が置いてあります)があります。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●欽明天皇陵・吉備姫王墓

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●欽明天皇陵・吉備姫王墓
　欽明天皇陵のすぐ隣に吉備姫王墓（猿石が置いてあります）があります。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●吉備姫王墓
「猿石」
　奇妙な石である猿石は、孝徳天皇と皇極（斉明）天皇の聖母にあたる吉備姫王のお墓の前に並べられています。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●吉備姫王墓
「猿石」
　吉備姫王墓は天皇陵の隣の小さな森で、右の脇道を回りこむと、鉄格子のある鳥居があります。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●吉備姫王墓
「猿石」
　猿石は元々はすぐ横にある欽明天皇陵の南側の池田から堀り出されたものなのだそうです。