ひとり旅 No.34 想い出さがし奈良の旅＜黒塚古墳＞奈良県天理市

2006/08/12 - 2006/08/15

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
　柳本古墳群にある黒塚古墳（3世紀末〜４世紀前半）は、三角縁神獣鏡（さんかくぶちしんじゅうきょう）の過去最多の３３枚という大量出土により一躍有名になった。

【手記】
　広島市から一路吉野山へ。奈良の観光は｢吉野山をスタート地点と決めて奈良市内各観光地・史跡を攻めながら北上、柳生・伊賀上野・紫香楽・琵琶湖畔安土城まで抜けていく｣といった計画をたてていました。(とは言っても出たとこ勝負の気儘なひとり旅ですが…)
　吉野山観光のあと、飛鳥・橿原・柳本・大和郡山・斑鳩・奈良公園・平城宮跡・柳生の里などを巡って紫香楽宮跡へ抜け、野洲町、安土城まで平成３年式の愛車を走らせました。
　５０代半ば、猛暑の中の歩行観光、走行中はクーラーは殆どかけずに、４枚窓＆サンルーフ全開でひとり旅をしてきました。

エリア 天理(奈良)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

　６年半ぶりです。

●黒塚古墳
　柳本古墳群にある黒塚古墳（3世紀末〜４世紀前半）は、三角縁神獣鏡が過去最多の三十数枚大量出土し一躍有名になりました。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
　天理市柳本町。
　平成10年、黒塚古墳から卑弥呼の鏡と言われる三角縁神獣鏡が出土し、高松塚古墳壁画以来の大発見と言われました。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
　2000.3.15訪問時の写真です。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
　全長約130ｍ後円部径約72ｍ後円部高さ約11ｍ前方部高さ約6ｍの前方部を西側に向ける前方後円墳です。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
　６年半前に妻と訪れた時より整備されて綺麗になっていました。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
　古墳・遺跡大好きの妻と訪れたのがついこの間のことのようです。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
　そうそう、ここをふたりで歩いていきましたね。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
【特徴】
・盗難をまぬがれ、石室、鏡などの副葬品もほぼ完全な状態で残っていた。
・国内最多の三角縁神獣鏡３３枚が出土。鏡に「師出洛陽」銘がある。椿井大塚古墳と同笵と思える鏡がある。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
【特徴】
・「三角縁神人竜虎鏡」２形式をあわせ持つ新式の鏡があり、画文帯神獣鏡も特殊なタイプ。
・吉備地方と石室工法が類似する。
・木棺中央部に大量の水銀朱が塗られていた。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
【特徴】
・出土した土器は「壺型」、桜井茶臼山古墳と同種のものと思われる。画文帯神獣鏡も桜井茶臼山古墳に同種のもの有り。
・高級（高密度）な絹布で包まれた、甲冑の小札が出土。
・「Ｕ字形鉄製品」と呼ばれる、用途不明の鉄製用具。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
　埋葬施設は竪穴式石室で、板石を持ち送りに積んで合掌造状の天井を作り出しています。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
「石室跡」
　前回来た時は石室が露出していましたが、大変きれいに整備されています。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
　古墳は天理市によって整備が行われ、柳本公園となっています。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
「出土石室と復元石室」
　墳丘のすぐ麓の「天理市立黒塚 古墳展示館」に出土した三角縁神獣鏡（レプリカ）や石室内の実物大復元模型が置かれています。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
　周囲の池は古墳の濠と考えられます。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
「天理市立黒塚古墳展示館」
　古墳に隣接して竪穴式石室の実物大模型などを展示する「天理市立黒塚古墳展示館」が設けられています。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
「天理市立黒塚古墳展示館」
　館内は、１階の吹き抜け部分に黒塚古墳の石室が原寸大（長さ8.3m）模型で再現されています。

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
　古墳時代前期　文化庁所蔵

■想い出さがし奈良１１５０ｋｍの旅

●黒塚古墳
　次は法隆寺です。