2007/08/11 - 2007/08/13
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Johnnieさん
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2007年8月に信州旅行をしたのですが、テーマの一つに「風林火山にまつわる場所」がありました。
大河ドラマの影響もありますが、井上靖の「風林火山」を読んだ時から信州の史跡を訪れてみたいと思っていたのです。
今回は2泊3日の旅程なので、有名どころを中心に散策しました。
・高遠城址公園
・高島城
・海津城跡
・八幡原史跡(川中島古戦場)
・小諸城址
というコースです。
信州に残るたくさんの城跡、古戦場のうち、当時の雰囲気を感じることができそうな場所を選んでみました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
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-
【高遠城址公園】
夏休みということもあり混雑を予想していたので、初日は諏訪周辺のみを散策する予定でした。
が、思いのほかスムーズに長野に入ることが出来、諏訪に着いたのが9時前。
そのまま高速を降りずに中央道を進み、伊那の高遠城址公園に寄ることにしました。 -
【高遠城址公園】
高遠城は元々、高遠氏の居城でしたが、信玄は諏訪の地盤を固めるために攻めとりました。
その後、伊奈方面の攻略の拠点とするため、山本勘助らに改築を命じたそうです。
今では当時の面影もなく、ただ緑に囲まれているのみです。 -
【高遠城址公園】
写真は問屋門です。
昭和23年に高遠本町にあった問屋門を移築したものだそうですが、ここは桜の季節に有名なスポットですよね。
本当に桜の木が多いので、春に来ていればさぞ綺麗だったろうと思います。 -
【高遠城址公園】
城跡から高遠の町を望みます。
本当にのどかで、心が洗われる思いがしました。 -
【高遠城址公園】
高遠城址公園のすぐ隣りに、旧藩校があります。
1860年に最後の高遠藩主である内藤頼直によって高遠城内に開設されたもので、三の丸の空き屋を改造したものだそうです。 -
【高遠城址公園】
旧藩校である進徳館。
江戸時代の趣を今でも残していますね。
緑の山に囲まれた高遠城址、ついでに寄った程度だったのですが、かなり心が洗われました。
特に何があると言う訳ではないのですが、それがまた、とても良かったです。 -
【高島城】
昼過ぎに、諏訪湖の畔にある高島城へやって来ました。
復元ながらも天守閣があると言うので来てみましたが・・・。
ちなみにこちらの写真は櫓です。 -
【高島城】
橋を渡って高島城内へ入ります。 -
【高島城】
高島城、井上靖氏の『風林火山』では由布姫が育ったと言われている高島城。
でも当時は茶臼山にあったようですね。 -
【高島城】
木の幹が塀を突き破っています。
復元だと思ってましたが、建築されたのは相当昔なんでしょうか? -
【高島城】
高島城の天守閣。
中は博物館になっているのでしょうか、有料だったので遠慮しました。
やはり復元の鉄筋コンクリートには中々興味が出ず・・・。
高遠城址のように、自然な形で城跡だけが残されている方が、私は好きです。 -
【高島城】
高島城の中庭です。
池に鶴が・・・?
と思いましたが、よく見ると造り物でした。
必要なのかなぁ、とやや疑問が。
20分ほどブラブラして、高島城を後にしました。 -
【小坂観音院】
本日の最終目的地、小坂観音院に到着しました。
こちらは井上靖著の『風林火山』に出てくる由布姫の供養塔があるお寺です。 -
【小坂観音院】
本堂は山の上にあるようで、途中には諏訪湖の美しい景色が。
由布姫もここから諏訪湖を眺めていたのでしょうか? -
【小坂観音院】
山を上りきり、本堂に着きました。
素朴な感じですね。
大河ドラマで俄かに参拝客が増えているのでしょうが、普段はとても静かな所なのではないかと思います。
(この日も十分静かでしたが・・・) -
【小坂観音院】
やって来ました、由布姫の供養塔。
でも良く見ると、新田次郎先生は「湖衣姫」とあります。
諏訪御両人としか記録がなく、本当の名前は分からないんですね。 -
【小坂観音院】
私達夫婦も由布姫にお祈りをし、幸せな家庭を築くことを誓いました。 -
【松本城】
翌日は、朝一で松本城へ入りました。
武田信玄の時代は深志城と呼ばれていて、信濃守護の小笠原長時を追った後、ここを信濃統治の拠点としたそうです。
詳細はこちら↓
http://4travel.jp/traveler/johnnie-travel-diary/album/10172260/ -
【小坂観音院】
最後に、目前に広がる諏訪湖。
とても素晴らしい景色ですね。
日も沈んで来たので今日の観光はこれで終了。
明日は風林火山最大の見どころ、川中島古戦場へ向かいます。 -
【海津城跡】
松本城を観光後、午後一に長野市内に入りました。
まずは第4次川中島の戦いで、武田方の前衛基地となった海津城跡へ向かいます。 -
【海津城跡】
やはりここも風林火山の旗が靡いていますね。
大河ドラマをやっていない平時も、旗が掲げられているのでしょうか? -
【海津城跡】
海津城は山本勘助が築城、高坂弾正が守将となっていたと伝えられています。
武田家滅亡後は、松代城となりました。
真田幸村の兄、信之が初代当主となった真田家の居城です。
よく整備されていて、とても綺麗な門構えですね。 -
【海津城跡】
太鼓門から中に入ります。 -
【海津城跡】
場内は特に何があるわけでもなく、所々に気が植えられているだけ。
奥の方に、わずかに天守台の跡と思われる石垣がありますが・・・。
廃藩置県で廃城となった松代城。
そのまま放置されていたのでしょうか、残念です。 -
【海津城跡】
北不明門です。
こちらも復元でしょうか?
綺麗に整備されていますね。
ここから城の北側へ出ます。 -
【海津城跡】
おっと、意外にも北不明門は二重の門でした。
皇居周辺にたくさんある江戸城の門と同じ構造ですね。 -
【海津城跡】
北不明門から外に出て、城の外周を周って太鼓門へ戻ります。
内堀がとても綺麗ですよね。 -
【海津城跡】
太鼓門に戻って来ました。
素朴なお城でノンビリできるのですが、かなりの猛暑なので高遠城址のようにもっと気が生い茂っているといいな、と思いました。
平城なので仕方ありませんが・・・。
この後は、松代真田家の城下町を散策します。
http://4travel.jp/traveler/johnnie-travel-diary/album/10172683/ -
【八幡原史跡公園(川中島古戦場)】
さあ、やって来ました。
(第4次)川中島古戦場!
海津城から車で10分ほど。
さすが前衛基地、近いですねー。
手前に見えるのが上杉軍の毘沙門天の旗、奥に見えるのが武田軍の風林火山の旗です。 -
【八幡原史跡公園(川中島古戦場)】
第4次川中島の戦いにおける互いの陣形が描かれています。
海津城から出た別動隊の動きもあり、当時の情景を思い浮かべることができます。 -
【八幡原史跡公園(川中島古戦場)】
一騎打ちがあったとされる場所に記念碑が。
「三太刀七太刀之跡」です。
上杉謙信が武田信玄の陣へ突入し三度切りつけたが、後で受けた軍配を確認すると7つの傷があったという伝説です。 -
【八幡原史跡公園(川中島古戦場)】
こちらは「執念の石」です。
武田信玄が上杉謙信に襲われ危機一髪のところ、原虎胤(鬼美濃)が謙信に槍を突きました。
もう少しで謙信を討ち取れるところを逃げられてしまい、悔しさのあまりに石を槍で一突きし、こんなに大きな穴があいたのだとか。
これが本当なら物凄い執念、そしてまさに"鬼"美濃ですね。 -
【八幡原史跡公園(川中島古戦場)】
そして最後に一騎打ち像。
やはりこれを拝まなければ、風林火山の旅は完結しませんよね。
史実かどうかはかなり微妙だと思いますが、この二人だけに、ロマンを抱かせてくれる気がします。
今夜は長野市内に泊まり、翌日は上田を通って帰ります。 -
【小諸城址(懐古園)】
長野市から群馬方面へ向かう途中に、上田城址(詳細は別の旅行記で♪)、そして小諸城址があります。
現在は懐古園と呼ばれており、ちょっとしたテーマパークになってしまいました。
動物園、遊園地、島崎藤村の博物館などがありますが、今回は風林火山の旅なので、城跡のみの散策にとどめます。
写真は三門です。 -
【小諸城址(懐古園)】
高い石垣が続いていますね(復元のようです)。
山本勘助の縄張りと伝えられています。 -
【小諸城址(懐古園)】
ちなみに妻は過去に懐古園を訪れているのですが、ここが城跡だと気付かなかったそうです。
今は大河ドラマの影響で、かなり整備されていると主張しています。
でも、普通分かるよね・・・。 -
【小諸城址(懐古園)】
天守閣跡です。
どのような天守閣だったのか、今では想像に任せるしかありません。 -
【小諸城址(懐古園)】
これは鏡石と呼ばれています。
山本勘助がこの石を鏡として毎日使っていたと言う伝説ですが・・・。
確かに、自分の顔もきちんと映し出されました。 -
【小諸城址(懐古園)】
富士見の台からの眺めです。
残念ながら、本日は富士山みえませんでした。
でも素朴で良い景色ですね。 -
【小諸城址(懐古園)】
馬場を通って展望台へと向かいます。 -
【小諸城址(懐古園)】
展望台の下には藤村の石碑が。
「千曲川旅情のうた」です。
小諸なる古城のほとり・・・
とても有名なフレーズ。
ロマンを掻き立てられます。 -
【小諸城址(懐古園)】
そして最後に、展望台から雄大な千曲川の眺めを。
と思ったのですが、何と何と水門が!
昔はこんなの無かったと妻は言うのですが、随分と景観を損ねている気がします。
色々と事情があるのでしょうが、とても残念でした。
これで風林火山を巡る旅(信濃編)も終了です。
最後はやや拍子抜けでしたが、まだまだ長野にはたくさんの史跡があるので、再び訪れたいと考えています。
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