1997年夏フィンランドラップランドオーストリア旅行6-イナリ、イヴァロからロヴァニエミ

1997/07/19 - 1997/07/28

7/19 Karasjokから北極海、ボルサンゲン湾のLakselvとBerselvに立ち寄り、フィンランド国境を越え、Inariに戻ってきたのが18時くらいであった。しかしサーメ博物館は20時まで開いている。遅くまで開館していて一日遊べるのが、夏のラップランドの魅力だ。まだこのときは2000年にたずねたSIIDAはできていない。宿泊のHotel　Ivaloについたのは21時近くであった。それからホテルのレストランで食事。7月下旬には真夜中には少し薄暗くなる。翌日はRovaniemi1430発のAY428便でヘルシンキに帰らねばならないので朝7時に朝食を食べ、730に出発、結構飛ばして11時過ぎにはRovaniemiのArktikumに。展示を見てからOunasvaaraの展望台に行き、サンタ村の近くのガソリンスタンドで満タンにし、車を返す。ヘルシンキ1530着。いよいよ学会だ。
はじめてのラップランドのドライブは天候にも恵まれ最高だった。このときはずいぶん遠くにいったものだとおもっていた。しかしその後毎年のようにラップランドに行くことになる。
1999年と2000年にはノールカップまでいった。こんどはVadsoやTanabru,Kirkenes、Kautokeino、Utsujokiなどを車で回ってみたい。

エリア ラップランド(フィンランド)

• 同行者: その他
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: オーストリア航空

このあたりは町から町が100ｋｍちかくあるので、少し時間が遅くなるとあせってくる。2000年の際もこのあたり120ｋｍでとばした。このときもInariに立ち寄りたくてとばすにとばす。（フィンランドはスピード違反に厳しい国だ！このようなことはしてはならない。いまならしない）

イナリのサーメ博物館で。まだSIIDAはできていない。サーメの案内の人にいろいろ説明してもらった。湖サーメ、海岸サーメ、山サーメなどにわかれ、さらに細かい部族に分かれるそうだ。

民族ごとに着る衣装も異なるということだ。

サーメの小屋が展示されている。

森の合間からInari湖が。サーメ博物館より。このときはあまり蚊が気にならなかった。2000年のときは蚊の来襲に閉口する。

IbnariとIvaloの間の湖。

Inarijarvinayttely
イナリ湖への展望台の道、遅くてもうしまっていた。途中からイナリ湖がよく見えた。ここには2000年に行くことになる。
Ivaloのホテルイヴァロに泊まる。町のはずれにあり町には行かなかった。ホテルで夕食。フィンランド人が好きなダンスパーティをずっとやっていた。明日は早い。

0730に出発、できればRovaniemiのArtikumを観たいので飛ばす。休んだのは行きと同じPorttipahdan tekojarviでのみ。そこでの風景。ラップランドの北には珍しい湖の風景（ラップランドの南やフィンランドではこのような湖の風景はあたりまえだが、北ラップランドは沼が多くなり大きな湖はイナリ湖をのぞき少なくなる。

無事Arktikumを見ることができた。サーメの文化とともにロバニエミの歴史、特にラップランド戦争の歴史が興味深かった。またHirvi（へらじか）の馬鹿でかさにはびっくりした。後でフィンランド人の友人に聞くと車がトナカイにぶつかるとトナカイが死ぬが、ヘラジカにぶつかると人間が死ぬと。オウルのような町にも出没し危険である。わたしは遠くから一回しか見たことがない。Ounasvaaraの展望もし、空港に向う。

1415発のAY428便でヘルシンキに、セキュリティチェックはなく、自由席でバスのように乗った。今でも自由席だが、チェックは2001年9.11以降大変厳しくなった。のどかなよい時代である。せきとりにフィンランド人はお財布をおいていた時代であった。いまではせつがなくなったものだ。フィンランドの飛行機からの景色は湖がたくさん見えてとても美しい。自由席なので空港に早く並んで窓側に座るべきである。
さあいよいよ学会だ！