パタゴニア最果て紀行(２)～パイネ国立公園～

2005/12/26 - 2005/12/26

プンタアレーナスのクリスマスを楽しんだ後、いよいよパイネ国立公園に向かいます。まずはプエルトナタレスまでバスで向かい、パイネ１日ツアーに参加して、帰りにラストーレスで下してもらってパイネ３本塔のトレッキングを行いました。
パイネ１日ツアーは、アマルガ湖、サルトグランデ、グレイ湖に立ち寄ります。朝の天気は芳しくなかったのですが、お昼前から晴れてきて、青空の下に広がるパイネの雄大な景色を満喫できました。

エリア パイネ国立公園周辺(チリ)

パイネツアー出発。十数名からなる一行です。アマルガ湖、サルトグランデ、グレイ湖に立ち寄り、帰りにラストーレスの麓で下ろしてもらいます。
ミロドンの洞窟。この洞窟で体長３ｍほどの巨大な動物の骨が発見されたそうです。

パイネ山群に向かいます。まだトーレスデルパイネ(三本塔)の頂上は雲に隠れています。

三本塔とニャンドゥー(ダチョウの一種)。

ニャンドゥーの卵。道路沿いの柵のすぐ脇にあり、あたため中のニャンドゥーが去ったあとの状況。

アマルガ湖とパイネ。

グアナコ。ラクダの一種でパイネに生息しています。

このミニバスでパイネを周りました。

パイネの角が見えてきました。横からなので、まだ角がよくわかりません。

放牧中のガウチョ。

パイネグランデとサルトグランデ。

サルトグランデ。「サルト」とは滝のことです。但し、イグアスの滝のように、複合的な滝は「カタラタス」と言います。

クエルノスデルパイネ。「クエルノス」とは角のことです。パイネの角と呼ばれるこの山は、三本塔と並ぶパイネの代表的な山で、氷河に削られてできた独特の風貌を持っていて、私が好きな山の一つです。

クエルノスの氷河に削り取られた大岩壁。

パイネ山群。青空が広がってきて、とても絵になります。

この景色の見れる湖畔でピクニックランチ。

グレイ湖に到着。パイネグランデと雲がとてもきれいです。

パタゴニアの雲とグレイ湖。

グレイ氷河はここからではとても小さく見えます。グレイ湖は氷河湖なので色がエメラルドグリーンです。氷河には山で削ってきた岩の一部が含まれており、それが解けて氷河湖を形成するので、このような色になります。

犬の形をした氷河。グレイ湖畔は遠くのグレイ氷河から吹き付ける風がものすごく強く、まともに歩けないくらいの強さです。

ペオエ湖とパイネ山群の絶景。青空が映えてものすごく綺麗です。パイネは天候があまりよくない地域なので、これだけ美しい景色を見ることができて、神様に感謝です。

クエルノス。

パイネグランデ。

パイネツアーを途中で降車して、Hosteria las Torresに向かいます。この山小屋にはキャンプ場も併設されており、ここでテントを張って宿営します。お国柄と思ったのは、ワインの空き瓶を捨てるための籠が置かれていたことです。ここでﾐﾈﾗﾙｳｫｰﾀｰを売店で買おうとしたのですが、英語でｳｫｰﾀｰと言っても通じなかったので、「Quiero agua」とスペイン語で言うと、「ああ、ワラね」と米語で返されてしまいました。

夕焼け。パタゴニアの夕景は、雲が何色もの絵の具を使って表現した絵のようにたなびいて、空一面に言いようの無いほどの美しさで広がっています。食事は持参のカツ丼とインスタントラーメン。このラーメンが無茶苦茶美味しかったです。

キャンプ場から見た三本塔(Torres)の夕景。
外はまだ明るいのですが、時刻も11時を回ったので、テントの寝床につくことにします。しかし、テントのすぐ後ろで若いキャンパーが話しこんでいたので、スペイン語で「Perdon,Quiero dormir.」と知っている単語で頼むと、通じてそばから離れてくれました。とっさのスペイン語が役に立ちます。