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西安 朝の散策<br />ホテルの北西に歩いて数分のところに大雁塔があり、周囲は広い公園になっている。<br />高さ64メートル七層の四角形を呈したレンガ焼の楼閣は 652年 唐高宗の時代に立てられたという。<br />公園では気功に励む市民、ドラムやシンバルを叩きながら練習している赤い服のオバハンたち、散策する市民。そして オレンジのジャージのようなものをまとった特別清掃隊というのだろうか、朝早くから路上や公園をおおきなほうきではいている。ゴミ たばこの吸殻ひとつ落ちていない。<br />のどかな朝である。<br /><br />西安二日目 兵馬桶<br />西安の朝は明けた。5時すぎ 空は薄曇り白やむ頃、ホテル唐華賓館の東側にある<br />慈恩寺大雁塔を1時間あまり散策する。<br /><br />午前8時半過ぎ、私たち二人とガイドの呉莉さん、運転手の朱さん と4人で兵馬桶に向って出発する。 西安の街並は碁盤の目のように配置され 整然としている。<br />兵馬桶は誰でも知っている世界遺産である。 広大な秦陵のふもと平原は見渡す限り<br />緑の木に満ちている。ここではあえて秦の歴史は書かない。けれど<br />紀元前221年 日本はまだ縄文時代の頃、政が13歳で即位して50歳で死去するその滅びの39年の間に、是だけの施設を造成したことに改めて 権力というものの不気味さを感じた。<br /><br />当時秦の人口は2000万人と推定され この始皇帝陵は驪山(りざん)の北麓にあることから「驪山陵」とも言われ、当時は周囲20数キロ高さ100メートルともいわれ。地下には水銀の川を張り巡らし地下宮殿にふさわしきものである。、兵馬桶 皇帝陵に動員されたのは70万人といわれ<br />首都 咸陽の大拡張工事、美女を三千人集めたという阿房宮の建設 さらに 万里の長城(現存とは違う位置)Iに使役された200万に近い民、 始皇帝全国統一即位13歳から統一は39歳、そして死去する50歳までに続けられたこれら一連の工事が、まさに未曾有のものであったに違いない。<br /><br />この西安始皇帝陵を訪れる欧米人がやたら目立つものの、この季節に日本人はホテルでさえ とんと見かけなかった。<br />西安は日本で言えば京都にあたると呉莉さんが言っていた。<br />いまはみな北京オリンピック、上海の都会に向かっているのだろうか。人が右向けば左を見よ。はわたしの好きな言葉であるがオフこそ狙い目なのにさ。でも暑いけれどね。<br />余談であるが、 秦にまつわる歴史を読めばいろいろと面白いこともある。映画化された<br />「始皇帝暗殺」の荊軻旅立ちの詩、易水のほとりで友と別れの杯を交わす荊軻。<br />彼は、万感の思いを込め、<br /><br /><br />「風蕭々として易水寒し壮士ひとたび去って復還らず<br />虎穴を探ってこう宮に入る、<br />天を仰ぎ気を嘘(は)けば長き虹となる」と吟ずる。<br /><br />この詩が好きである。<br /><br />さてさて、1号館から3号館まであるが このひとつに入れば、三つの俑坑の中に実物大の馬と等身大の軍団約8000体がある。戰車兵、騎兵や歩兵指揮所が、整然と隊列を組んで、あたかも巨大な地下始皇陵を守護する軍団のように見られる。<br />がよくよく見れば どの兵も、右手首 左手首かかけている。 以前はみな手に武器を持っていたが 復旧のおり みな取ったらしい。<br /> 兵馬は表情も一体一体で全て異なり、身長も実際よりはたかめの175センチ以上で造られ、また秦銅車馬展覧館もある。<br /><br /><br />この秦国が鉄製の武器に強力軍団を創り やがて六国趙 韓 魏 などを滅ぼし函谷関を超えて東へ進軍するさまはいったいどのような光景なのだろうか。<br />ガイドによれば 風水らしきもの (はっきり忘れたが)で この地を陵墓に選んだらしい。<br /><br />大学日本語日観光コースを卒業した呉利さんは実に西安の歴史に詳しい。<br /><br /> 広大な黄土平原に広がる軍団 使役に喘ぐ200万の捕虜 民達 幾万も生き埋め あるいは殺されていった思想家達 反乱者たちの怨念の声 が 時を越えてこの高原にこだましているように思われた。<br />始皇帝の大きな誤りは その死後 遺書を偽造した趙高の人間性を見抜けなかった、そして<br />長男である扶蘇将軍 蒙恬を遠方匈奴のために派遣し、後継者として選ばなかったことなのかも知れない。<br />始皇帝  彼は その孤独が故に 飽くなき権力へこだわり、孤高に生きようとした人間なのかも知れない。<br /><br />始皇帝に関する資料や歴史ものはあまり膨大すぎ、しかして その解説はここでは 避けたい。<br /><br />注゜一部方向方角、史実について記述違いがあるかもしれません。ご了承ください。<br /><br />続く<br />

西安 2日目 兵馬桶

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2007/06/28 - 2007/07/05

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5

浅山 (あさやん)

浅山 (あさやん)さん

西安 朝の散策
ホテルの北西に歩いて数分のところに大雁塔があり、周囲は広い公園になっている。
高さ64メートル七層の四角形を呈したレンガ焼の楼閣は 652年 唐高宗の時代に立てられたという。
公園では気功に励む市民、ドラムやシンバルを叩きながら練習している赤い服のオバハンたち、散策する市民。そして オレンジのジャージのようなものをまとった特別清掃隊というのだろうか、朝早くから路上や公園をおおきなほうきではいている。ゴミ たばこの吸殻ひとつ落ちていない。
のどかな朝である。

西安二日目 兵馬桶
西安の朝は明けた。5時すぎ 空は薄曇り白やむ頃、ホテル唐華賓館の東側にある
慈恩寺大雁塔を1時間あまり散策する。

午前8時半過ぎ、私たち二人とガイドの呉莉さん、運転手の朱さん と4人で兵馬桶に向って出発する。 西安の街並は碁盤の目のように配置され 整然としている。
兵馬桶は誰でも知っている世界遺産である。 広大な秦陵のふもと平原は見渡す限り
緑の木に満ちている。ここではあえて秦の歴史は書かない。けれど
紀元前221年 日本はまだ縄文時代の頃、政が13歳で即位して50歳で死去するその滅びの39年の間に、是だけの施設を造成したことに改めて 権力というものの不気味さを感じた。

当時秦の人口は2000万人と推定され この始皇帝陵は驪山(りざん)の北麓にあることから「驪山陵」とも言われ、当時は周囲20数キロ高さ100メートルともいわれ。地下には水銀の川を張り巡らし地下宮殿にふさわしきものである。、兵馬桶 皇帝陵に動員されたのは70万人といわれ
首都 咸陽の大拡張工事、美女を三千人集めたという阿房宮の建設 さらに 万里の長城(現存とは違う位置)Iに使役された200万に近い民、 始皇帝全国統一即位13歳から統一は39歳、そして死去する50歳までに続けられたこれら一連の工事が、まさに未曾有のものであったに違いない。

この西安始皇帝陵を訪れる欧米人がやたら目立つものの、この季節に日本人はホテルでさえ とんと見かけなかった。
西安は日本で言えば京都にあたると呉莉さんが言っていた。
いまはみな北京オリンピック、上海の都会に向かっているのだろうか。人が右向けば左を見よ。はわたしの好きな言葉であるがオフこそ狙い目なのにさ。でも暑いけれどね。
余談であるが、 秦にまつわる歴史を読めばいろいろと面白いこともある。映画化された
「始皇帝暗殺」の荊軻旅立ちの詩、易水のほとりで友と別れの杯を交わす荊軻。
彼は、万感の思いを込め、


「風蕭々として易水寒し壮士ひとたび去って復還らず
虎穴を探ってこう宮に入る、
天を仰ぎ気を嘘(は)けば長き虹となる」と吟ずる。

この詩が好きである。

さてさて、1号館から3号館まであるが このひとつに入れば、三つの俑坑の中に実物大の馬と等身大の軍団約8000体がある。戰車兵、騎兵や歩兵指揮所が、整然と隊列を組んで、あたかも巨大な地下始皇陵を守護する軍団のように見られる。
がよくよく見れば どの兵も、右手首 左手首かかけている。 以前はみな手に武器を持っていたが 復旧のおり みな取ったらしい。
 兵馬は表情も一体一体で全て異なり、身長も実際よりはたかめの175センチ以上で造られ、また秦銅車馬展覧館もある。


この秦国が鉄製の武器に強力軍団を創り やがて六国趙 韓 魏 などを滅ぼし函谷関を超えて東へ進軍するさまはいったいどのような光景なのだろうか。
ガイドによれば 風水らしきもの (はっきり忘れたが)で この地を陵墓に選んだらしい。

大学日本語日観光コースを卒業した呉利さんは実に西安の歴史に詳しい。

 広大な黄土平原に広がる軍団 使役に喘ぐ200万の捕虜 民達 幾万も生き埋め あるいは殺されていった思想家達 反乱者たちの怨念の声 が 時を越えてこの高原にこだましているように思われた。
始皇帝の大きな誤りは その死後 遺書を偽造した趙高の人間性を見抜けなかった、そして
長男である扶蘇将軍 蒙恬を遠方匈奴のために派遣し、後継者として選ばなかったことなのかも知れない。
始皇帝  彼は その孤独が故に 飽くなき権力へこだわり、孤高に生きようとした人間なのかも知れない。

始皇帝に関する資料や歴史ものはあまり膨大すぎ、しかして その解説はここでは 避けたい。

注゜一部方向方角、史実について記述違いがあるかもしれません。ご了承ください。

続く

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
観光バス

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