三門峡旅行記(ブログ) 一覧に戻る
覆面	河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土	1組	西周時代・前9〜前8世紀	河南博物院蔵<br /><br />帯金具	河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土	12個	西周時代・前9〜前8世紀	河南博物院蔵<br /><br />覆面	河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土	1組	西周時代・前9〜前8世紀	河南博物院蔵<br /><br />玉胸飾	河南省三門峡市かく国墓地2012号墓出土	1連	西周時代・前9〜前8世紀	三門峡かく国墓地博物館蔵<br /><br />玉柄鉄剣	河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土	1本	西周時代・前11〜前8世紀	河南博物院蔵<br /><br />玉覆面	河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土	1組	西周時代・前9〜前8世紀	河南博物院蔵<br /><br />帯金具	河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土	12個	西周時代・前9〜前8世紀	河南博物院蔵<br /><br />葬玉	河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土	10個	西周時代・前9〜前8世紀	河南博物院蔵<br /><br />玉胸飾	河南省三門峡市かく国墓地2012号墓出土	1連	西周時代・前9〜前8世紀	三門峡かく国墓地博物館蔵<br /><br />玉柄鉄剣	河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土			<br />上記 写真についてフラッシュメモリ不足のため撮れず・ <br /><br />  三門峽 かく国墓地博物館 等<br />バスは三門峽にはいった。こじんまりとした寒村である。あたり一面は緑の木々に囲まれている。<br />ここは「かく国博物館」で多くの青銅器 陶磁器 装飾品などか発掘され飾られている。<br />周代 戦争の折 周王は軍隊を各諸侯から借り受けて戦陣に望んだ。<br />その先鋒を務め戦陣をきったのが 虎の旗印を持った当時の最強軍隊が「かく国」であった。<br />この博物館はまだ比較的新しい。<br />三門峽にあり、この周辺にはかく国の国王、貴族の墓地跡であり、貴族の墓234基、車馬杭4<br />出土文物9179点があり1984年もっとも大きな墓地跡に博物館が建築された。<br /><br /><br />ここで特筆すべきは あの始皇帝の兵馬桶の原型が すでにこの西周時代に存在していたという事実である。<br />無論、その当時の原型はとどめず崩れているが、地下に埋葬される<br />「かく王」「車馬杭」は<br />まさに兵馬桶に近似しているのである。<br /> <br /><br />うえの表はこの三門峽で発掘された展示物で<br />http://www.tnm.jp/jp/exhibition/special/200409china_tre_list.html 東京博物館で展示されたものである。<br /><br />バスは義馬市を過ぎ郁山森林公園を南に見ながら 一路洛陽市内に向かう。<br /><br /> 車窓から見る洛陽の街は高層ビル 煙を出している工場など近代がそこに見える。<br /><br />けれど バスの着いた場所は実に静かなのどかさを感じる一つの集落であった。<br />「やおとん 」である。<br />清代 ここに定住する農民は深さ10メートル 幅約20メートルくらいは在るだろうか<br />地表をほり吹き抜けの地下の横穴に住んでいる過去の住宅である。<br /><br />地下に降りると一人の老婆か椅子に腰掛けている。<br />ガイドによれば100歳というが真偽は解らない。<br />土産物もほこりをかぶっているが、老婆の家族らしいものが しきりに<br />ガイドと話している。コーラーも持ってきて勧めるが、私は地下の横穴に入って見る。<br />老婆たちの<br />地下に住むということは珍しいことではない。 けれど ガイドはやたら<br />いまでも老婆がここに住んいることを強調するが、わたしは疑問に思った。生活臭がしないし<br />雨でも降ればたちまち土砂崩れを起こしてしまうし排水設備も見あたらない。<br />南側の土壁は崩れている。<br />何故こんな処に住まなければならなかったのか理由は聞き損ねたが。<br /><br />数十軒の古い家が建ち並び、舗装されていない村落では数人のおばさんたちか<br />トランプの賭け事に講じている。<br />村の中に一軒だけ3階建ての煉瓦造りの立派な家がある。<br />多分老婆 はここに家族と住んでいるのだろうと推察した。<br />帰り際、ガイドが何元かのおカネを老婆に手渡していたのをそっと横目でみた。<br /> すべてを観光収入に結びつける それも多分、日本人相手だけのものだろうか。<br />改めて 中国のたくましさを再認識したものである。<br />そんな想いがふと横切った。<br /><br />バスは 夕方遅く、洛陽の宿泊ホテル「洛陽牡丹大酒店」に着いた。<br /><br />

バスの旅 三門峽 かく国墓地博物館 へ その2

3いいね!

2007/06/28 - 2007/07/05

5位(同エリア6件中)

3

5

浅山 (あさやん)

浅山 (あさやん)さん

覆面 河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土 1組 西周時代・前9〜前8世紀 河南博物院蔵

帯金具 河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土 12個 西周時代・前9〜前8世紀 河南博物院蔵

覆面 河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土 1組 西周時代・前9〜前8世紀 河南博物院蔵

玉胸飾 河南省三門峡市かく国墓地2012号墓出土 1連 西周時代・前9〜前8世紀 三門峡かく国墓地博物館蔵

玉柄鉄剣 河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土 1本 西周時代・前11〜前8世紀 河南博物院蔵

玉覆面 河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土 1組 西周時代・前9〜前8世紀 河南博物院蔵

帯金具 河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土 12個 西周時代・前9〜前8世紀 河南博物院蔵

葬玉 河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土 10個 西周時代・前9〜前8世紀 河南博物院蔵

玉胸飾 河南省三門峡市かく国墓地2012号墓出土 1連 西周時代・前9〜前8世紀 三門峡かく国墓地博物館蔵

玉柄鉄剣 河南省三門峡市かく国墓地2001号墓出土
上記 写真についてフラッシュメモリ不足のため撮れず・ 

  三門峽 かく国墓地博物館 等
バスは三門峽にはいった。こじんまりとした寒村である。あたり一面は緑の木々に囲まれている。
ここは「かく国博物館」で多くの青銅器 陶磁器 装飾品などか発掘され飾られている。
周代 戦争の折 周王は軍隊を各諸侯から借り受けて戦陣に望んだ。
その先鋒を務め戦陣をきったのが 虎の旗印を持った当時の最強軍隊が「かく国」であった。
この博物館はまだ比較的新しい。
三門峽にあり、この周辺にはかく国の国王、貴族の墓地跡であり、貴族の墓234基、車馬杭4
出土文物9179点があり1984年もっとも大きな墓地跡に博物館が建築された。


ここで特筆すべきは あの始皇帝の兵馬桶の原型が すでにこの西周時代に存在していたという事実である。
無論、その当時の原型はとどめず崩れているが、地下に埋葬される
「かく王」「車馬杭」は
まさに兵馬桶に近似しているのである。
 

うえの表はこの三門峽で発掘された展示物で
http://www.tnm.jp/jp/exhibition/special/200409china_tre_list.html 東京博物館で展示されたものである。

バスは義馬市を過ぎ郁山森林公園を南に見ながら 一路洛陽市内に向かう。

 車窓から見る洛陽の街は高層ビル 煙を出している工場など近代がそこに見える。

けれど バスの着いた場所は実に静かなのどかさを感じる一つの集落であった。
「やおとん 」である。
清代 ここに定住する農民は深さ10メートル 幅約20メートルくらいは在るだろうか
地表をほり吹き抜けの地下の横穴に住んでいる過去の住宅である。

地下に降りると一人の老婆か椅子に腰掛けている。
ガイドによれば100歳というが真偽は解らない。
土産物もほこりをかぶっているが、老婆の家族らしいものが しきりに
ガイドと話している。コーラーも持ってきて勧めるが、私は地下の横穴に入って見る。
老婆たちの
地下に住むということは珍しいことではない。 けれど ガイドはやたら
いまでも老婆がここに住んいることを強調するが、わたしは疑問に思った。生活臭がしないし
雨でも降ればたちまち土砂崩れを起こしてしまうし排水設備も見あたらない。
南側の土壁は崩れている。
何故こんな処に住まなければならなかったのか理由は聞き損ねたが。

数十軒の古い家が建ち並び、舗装されていない村落では数人のおばさんたちか
トランプの賭け事に講じている。
村の中に一軒だけ3階建ての煉瓦造りの立派な家がある。
多分老婆 はここに家族と住んでいるのだろうと推察した。
帰り際、ガイドが何元かのおカネを老婆に手渡していたのをそっと横目でみた。
 すべてを観光収入に結びつける それも多分、日本人相手だけのものだろうか。
改めて 中国のたくましさを再認識したものである。
そんな想いがふと横切った。

バスは 夕方遅く、洛陽の宿泊ホテル「洛陽牡丹大酒店」に着いた。

PR

この旅行記のタグ

3いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (3)

開く

閉じる

  • HOUKOUさん 2018/08/26 10:32:49
    はじめまして
    HOUKOUと申します。
    来月西安~洛陽~鄭州(14日間)を旅する予定です。
    ところが、いまだに旅程が確定しません。
    最初「華山」に登るつもりだったのですが、その険しさにだんだん怖気づいてきて、代わりに山門峡でも行こうかと思い、このページにたどり着きました。

    旅行者の感じたことを中心に旅行記を書くというスタイルは、読みごたえがありますね。(私も心掛けていることです)
    しかも文章にキレがあり、読んでいて気持ちいいです。
  • syabonnさん 2007/07/16 21:57:15
    こんばんは
    洛陽市に行かれたのですね、中国歴史小説に良く出てくる
    都市の名前ですので以前調べた事があります。

    洛陽市は岡山市の姉妹都市だそうですね。

    写真はその老婆のいる横穴ですか、フラッシュメモリ不足で
    写真が撮れなかったのは本当に残念でしたね。
    未だ沢山撮りたい所があったのでしょうね。

    こうしてみると本当に中国は歴史が古くて謎の多い国ですね。
    記事を拝見しているだけでも自分が行ったような気がします(笑)

    浅山 (あさやん)

    浅山 (あさやん)さん からの返信 2007/07/17 02:40:11
    RE: こんばんは
    こんばんわ 今回 洛陽や開封にもいきましたが
    ほんの通過程度 市内やいろいろの施設 また市内散策などはできませんでしたから

    全体の街の様子はよくわかりません

    とにかく駆け足の意味合いが強かったのかもですね

    鄭州だけは4日いましたが とにかく暑く
    なかなかじゆうに散策ママならぬものでした・・

    もっと 滞在すればわかるのですが
    なかなか日程もなく残念です。。


    観光でみれないところにいく、ね

    上海は一日街の様子歩きました
    そんな旅が夢ですか。。。

    やはり体力いりますね  笑

浅山 (あさやん)さんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

中国で使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
中国最安 283円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

中国の料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP