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兄から1回分が残った青春18きっぷをもらったという母から、桃の花を見に行きたいから山梨へ連れて行ってほしいとの急な話が舞い込み、そろそろ見ごろを迎える甲斐路へと向かうことにした。<br />突然だったので、何の計画も立てず、新宿駅から『ホリデー快速ビューやまなし』に乗るということだけを決めて、8時半に新宿駅の南口で待ち合わせた。<br />新宿駅に着いてから、無理は承知でみどりの窓口で指定席があるかを尋ねたところ、なんとちょうど2席だけ残っていた。<br />そして、9時06分に新宿駅を出発。<br />高尾駅を過ぎると景色も変わり、いよいよ甲斐路へと入る。<br />車内は、指定席のデッキや通路まで立ち客が出るほどの混雑。<br />どうも、人が多いのは落ち着かず、甲府盆地に入った最初の駅、勝沼ぶどう郷駅で下車することにした。<br />桜が満開の駅前から、旧勝沼町の町民バスがちょうど出るところだったので、桃の名所のひとつ、釈迦堂遺跡博物館のほうへ行ってみることにした。<br /><br />※2021.04.08 2冊分の旅行記を再編集(文章の見直し)

甲斐路の春を行く【1】~釈迦堂遺跡と甲州軍団出陣~

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2007/04/07 - 2007/04/07

9位(同エリア265件中)

旅行記グループ 【甲斐国】

12

48

旅猫

旅猫さん

兄から1回分が残った青春18きっぷをもらったという母から、桃の花を見に行きたいから山梨へ連れて行ってほしいとの急な話が舞い込み、そろそろ見ごろを迎える甲斐路へと向かうことにした。
突然だったので、何の計画も立てず、新宿駅から『ホリデー快速ビューやまなし』に乗るということだけを決めて、8時半に新宿駅の南口で待ち合わせた。
新宿駅に着いてから、無理は承知でみどりの窓口で指定席があるかを尋ねたところ、なんとちょうど2席だけ残っていた。
そして、9時06分に新宿駅を出発。
高尾駅を過ぎると景色も変わり、いよいよ甲斐路へと入る。
車内は、指定席のデッキや通路まで立ち客が出るほどの混雑。
どうも、人が多いのは落ち着かず、甲府盆地に入った最初の駅、勝沼ぶどう郷駅で下車することにした。
桜が満開の駅前から、旧勝沼町の町民バスがちょうど出るところだったので、桃の名所のひとつ、釈迦堂遺跡博物館のほうへ行ってみることにした。

※2021.04.08 2冊分の旅行記を再編集(文章の見直し)

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
ホテル
3.5
グルメ
3.0
交通
3.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
高速・路線バス JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 釈迦堂入口バス停でバスを降り、運転手さんに教えられた方へと歩くと、中央高速を越えた向こうに目指す釈迦堂遺跡博物館が見えてきた。<br />満開の桜を見ながら入口へと回ると、鮮やかな花桃が咲いていた。

    釈迦堂入口バス停でバスを降り、運転手さんに教えられた方へと歩くと、中央高速を越えた向こうに目指す釈迦堂遺跡博物館が見えてきた。
    満開の桜を見ながら入口へと回ると、鮮やかな花桃が咲いていた。

    釈迦堂遺跡博物館 美術館・博物館

  • 桃を見に来たのに、これほどの花桃が見られるとは嬉しい誤算だ。<br />残念だったのは、天気がいまひとつだったこと。<br />塩山や山梨市、南アルプスまで一望できる眺めの良いところなのだが。

    桃を見に来たのに、これほどの花桃が見られるとは嬉しい誤算だ。
    残念だったのは、天気がいまひとつだったこと。
    塩山や山梨市、南アルプスまで一望できる眺めの良いところなのだが。

    山梨市駅

  • それでも、花桃はとても綺麗だった。<br />その中でも、『源平』という品種が、その名の通り、源氏の白と平家の赤が混じっていて美しかった。

    それでも、花桃はとても綺麗だった。
    その中でも、『源平』という品種が、その名の通り、源氏の白と平家の赤が混じっていて美しかった。

  • 博物館の隣に出ていた茶店の近くには、桃の花が咲いていた。<br />桜と違い、花びらが心持ち力強い。<br />花桃との違いは、一目瞭然だ。

    博物館の隣に出ていた茶店の近くには、桃の花が咲いていた。
    桜と違い、花びらが心持ち力強い。
    花桃との違いは、一目瞭然だ。

  • 茶店や博物館の周囲には、桃の畑が広がっていた。

    茶店や博物館の周囲には、桃の畑が広がっていた。

  • 桃畑の片隅には、ぺんぺん草がたくさん咲いていた。

    桃畑の片隅には、ぺんぺん草がたくさん咲いていた。

  • 菜の花も彩りを添えている。<br />春らしい風景だ。

    菜の花も彩りを添えている。
    春らしい風景だ。

  • 近くでは、スモモの花も咲いていた。<br />白い花びらに、黄色い雄しべが印象的だ。

    近くでは、スモモの花も咲いていた。
    白い花びらに、黄色い雄しべが印象的だ。

  • 釈迦堂遺跡博物館からは、眼下に広がる町並みの中に、たくさんの桃畑が点在しているのが見える。<br />曇っていなければ、南アルプスの山並みが見えるはずだが、残念ながら雲の中だった。

    釈迦堂遺跡博物館からは、眼下に広がる町並みの中に、たくさんの桃畑が点在しているのが見える。
    曇っていなければ、南アルプスの山並みが見えるはずだが、残念ながら雲の中だった。

    釈迦堂遺跡博物館 美術館・博物館

  • 一面に広がる桃畑の印象が強いが、それぞれの花もとてもきれいだ。

    一面に広がる桃畑の印象が強いが、それぞれの花もとてもきれいだ。

  • そんな桃畑の石垣の隙間には、色づく植物もあった。

    そんな桃畑の石垣の隙間には、色づく植物もあった。

  • 仏の座も、そんな隙間で頑張っている。

    仏の座も、そんな隙間で頑張っている。

  • バス停へ戻る途では、カリンの花も咲いていた。

    バス停へ戻る途では、カリンの花も咲いていた。

  • さらに、大好きなスミレも見かけた。<br />タチツボスミレのようだった。

    さらに、大好きなスミレも見かけた。
    タチツボスミレのようだった。

  • 繊細さの無い外来種のようなスミレも咲いていた。<br />ウィオラ・ソロリアという品種かもしれない。

    繊細さの無い外来種のようなスミレも咲いていた。
    ウィオラ・ソロリアという品種かもしれない。

  • その先では、不思議な姿の植物もあった。<br />それは、ハナミズキのつぼみだ。<br />内側の小さなつぶつぶがつぼみで、まわりが総苞片というもの。<br />これが大きくなって、あの花びらのようなものになるそうだ。

    その先では、不思議な姿の植物もあった。
    それは、ハナミズキのつぼみだ。
    内側の小さなつぶつぶがつぼみで、まわりが総苞片というもの。
    これが大きくなって、あの花びらのようなものになるそうだ。

  • 赤花のハナミズキになるものは、つぼみも赤い。

    赤花のハナミズキになるものは、つぼみも赤い。

  • バスの走る通りに戻ってくると、古い長屋門が建っていた。<br />武家屋敷かと思うほど立派である。<br />このあたりの庄屋の屋敷のようだ。

    バスの走る通りに戻ってくると、古い長屋門が建っていた。
    武家屋敷かと思うほど立派である。
    このあたりの庄屋の屋敷のようだ。

  • バス停は、その長屋門のすぐ脇にあった。<br />表示は、まだ勝沼町となっている。<br />待つ間、茶店で買ってきた手作りのヨモギ餅を食べてみたが、蓬の香りがほどよく感じられて美味しかった。<br />そして、12時57分のバスで勝沼ぶどう郷駅へと戻った。

    バス停は、その長屋門のすぐ脇にあった。
    表示は、まだ勝沼町となっている。
    待つ間、茶店で買ってきた手作りのヨモギ餅を食べてみたが、蓬の香りがほどよく感じられて美味しかった。
    そして、12時57分のバスで勝沼ぶどう郷駅へと戻った。

  • 駅前には、ホームに沿って桜並木が続いている。<br />ほぼ満開で、とてもきれいだった。

    駅前には、ホームに沿って桜並木が続いている。
    ほぼ満開で、とてもきれいだった。

    勝沼ぶどう郷駅

  • ホームからも、その桜並木が見えるのだが、ここの桜はいつ見てもすばらしいと思う。

    ホームからも、その桜並木が見えるのだが、ここの桜はいつ見てもすばらしいと思う。

    勝沼ぶどう郷駅

  • 線路は、この先の長いトンネルへと続いている。

    線路は、この先の長いトンネルへと続いている。

  • そのトンネルを抜けて、13時28分発の小淵沢行き普通列車が滑り込んできた。<br />まだ帰るには早いので、この列車に乗って、とりあえず甲府方面へ向かうことにした。<br />塩山駅を出ると、左右の車窓に満開の桃畑が過ぎていく。<br />久しぶりに見たが、やっぱりこの眺めは素晴らしい。

    そのトンネルを抜けて、13時28分発の小淵沢行き普通列車が滑り込んできた。
    まだ帰るには早いので、この列車に乗って、とりあえず甲府方面へ向かうことにした。
    塩山駅を出ると、左右の車窓に満開の桃畑が過ぎていく。
    久しぶりに見たが、やっぱりこの眺めは素晴らしい。

  • 途中の石和温泉駅から、どっと人が乗ってきて、車内は大混雑。<br />何事かと思っているうちに、甲府駅に着いた。<br />着いて知ったのだが、この日は『信玄公祭り』最大の見せ場である『甲州軍団出陣』だったのだ。<br />駅構内も大混雑で、北口から迂回して甲府城跡へと向かった。<br />甲府城跡を訪れるのは3回目である。<br />以前訪れたときは、石垣が残るだけの寂しい所だったが、城壁や櫓、門などが復元されていた。<br />本丸跡には、武田二十四将の旗が翻っていた。

    途中の石和温泉駅から、どっと人が乗ってきて、車内は大混雑。
    何事かと思っているうちに、甲府駅に着いた。
    着いて知ったのだが、この日は『信玄公祭り』最大の見せ場である『甲州軍団出陣』だったのだ。
    駅構内も大混雑で、北口から迂回して甲府城跡へと向かった。
    甲府城跡を訪れるのは3回目である。
    以前訪れたときは、石垣が残るだけの寂しい所だったが、城壁や櫓、門などが復元されていた。
    本丸跡には、武田二十四将の旗が翻っていた。

    舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

  • 甲府駅に一番近い入口が復元された内松陰門。<br />ここから城跡内へと入る。

    甲府駅に一番近い入口が復元された内松陰門。
    ここから城跡内へと入る。

  • 門を入って右手に行くと、武徳殿という建物が建つ二の丸跡に辿り着く。<br />ここから、本丸西側の石垣を望むことができる。<br />2段になった石垣の間に、1本の桜の木があった。<br />離れて横から見ると、その桜の素晴らしさが分かる。<br />曇り空だったのが残念だった。

    門を入って右手に行くと、武徳殿という建物が建つ二の丸跡に辿り着く。
    ここから、本丸西側の石垣を望むことができる。
    2段になった石垣の間に、1本の桜の木があった。
    離れて横から見ると、その桜の素晴らしさが分かる。
    曇り空だったのが残念だった。

  • 石垣と桜。<br />城跡には、桜がなぜか似合う。

    石垣と桜。
    城跡には、桜がなぜか似合う。

  • 甲府城の天守台は立派な石垣だが、この日は立ち入り禁止。<br />祭りのための花火の打ち上げ場所になっていた。

    甲府城の天守台は立派な石垣だが、この日は立ち入り禁止。
    祭りのための花火の打ち上げ場所になっていた。

    舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

  • 本丸跡をぐるりと回り、駅と反対側の稲荷曲輪跡の先から城外へと出る。<br />この後、少し離れたところにある長禅寺に向かった。<br />途中の道端に、ヤグルマギクが咲いていた。<br />青い花は好きだが、それは少し鮮やか過ぎた。

    本丸跡をぐるりと回り、駅と反対側の稲荷曲輪跡の先から城外へと出る。
    この後、少し離れたところにある長禅寺に向かった。
    途中の道端に、ヤグルマギクが咲いていた。
    青い花は好きだが、それは少し鮮やか過ぎた。

  • 中央本線の線路際に立つ大きな山門が見えてきた。<br />これが長禅寺で、甲府五山の筆頭だそうだ。<br />武田信玄の学問の師、岐秀元伯が開山となり、それまで住職をしていた寺のほうは、その後古長禅寺と呼ばれ、信玄が通っていたのはそちらのほうらしい。

    中央本線の線路際に立つ大きな山門が見えてきた。
    これが長禅寺で、甲府五山の筆頭だそうだ。
    武田信玄の学問の師、岐秀元伯が開山となり、それまで住職をしていた寺のほうは、その後古長禅寺と呼ばれ、信玄が通っていたのはそちらのほうらしい。

    長禅寺 寺・神社・教会

  • 境内に入り、本堂で参拝。<br />その本堂の手前は、三重塔が建っていた。

    境内に入り、本堂で参拝。
    その本堂の手前は、三重塔が建っていた。

  • 鐘楼には、独特な形をした縦長の鐘が釣られていた。

    鐘楼には、独特な形をした縦長の鐘が釣られていた。

  • 本堂の奥にも、もうひとつ塔がある<br />塔が二つもあるとは珍しい。

    本堂の奥にも、もうひとつ塔がある
    塔が二つもあるとは珍しい。

  • この長禅寺は、武田信玄の母で、先代武田信虎の正妻であった大井夫人の菩提寺でもある。<br />本堂前には、大井夫人の霊廟が建っていた。

    この長禅寺は、武田信玄の母で、先代武田信虎の正妻であった大井夫人の菩提寺でもある。
    本堂前には、大井夫人の霊廟が建っていた。

  • 霊廟の裏には五重塔が聳えている。<br />長禅寺は、昭和20年の空襲で焼けてしまったため、現在見ることができる建物は再建されたもの。<br />それでも、境内はとても荘厳とした雰囲気があり、建物も昭和の再建とは思えないほどの趣があった。

    霊廟の裏には五重塔が聳えている。
    長禅寺は、昭和20年の空襲で焼けてしまったため、現在見ることができる建物は再建されたもの。
    それでも、境内はとても荘厳とした雰囲気があり、建物も昭和の再建とは思えないほどの趣があった。

    長禅寺 寺・神社・教会

  • 大井夫人の墓は、本堂脇の小道を辿った境内の小高い場所にあった。<br />質素ながらも、甲斐源氏棟梁の正妻の墓らしい佇まいだ。

    大井夫人の墓は、本堂脇の小道を辿った境内の小高い場所にあった。
    質素ながらも、甲斐源氏棟梁の正妻の墓らしい佇まいだ。

  • 本堂の屋根瓦には、武田家の家紋武田菱も見える。<br />この本堂はかなりの規模で、間近で見るとかなり迫力があった。

    本堂の屋根瓦には、武田家の家紋武田菱も見える。
    この本堂はかなりの規模で、間近で見るとかなり迫力があった。

  • 長禅寺を後にして、甲府駅へと戻る途中、再建された稲荷櫓とそれに続く長塀の前を通った。<br />予定では、これで帰るはずだっただが、なにか物足りなさがあり、急遽甲府で宿泊することにした。<br />翌日用事がある母は、16時05分発の高尾行で帰ることになり、甲府駅の改札で別れた。

    長禅寺を後にして、甲府駅へと戻る途中、再建された稲荷櫓とそれに続く長塀の前を通った。
    予定では、これで帰るはずだっただが、なにか物足りなさがあり、急遽甲府で宿泊することにした。
    翌日用事がある母は、16時05分発の高尾行で帰ることになり、甲府駅の改札で別れた。

    舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

  • 駅の旅行センターで宿を探してもらったところ、北口すぐの甲府ホテルに一部屋空きがあった。<br />すぐに宿に向かい、荷物を置いて再び街へと出る。<br />まずは、最近完成したばかりの甲府城山手御門へと向かった。<br />少しばかり綺麗過ぎるような気がした。<br /><br />※甲府ホテルは、現在ホテルクラウンヒルズ甲府となっています。

    駅の旅行センターで宿を探してもらったところ、北口すぐの甲府ホテルに一部屋空きがあった。
    すぐに宿に向かい、荷物を置いて再び街へと出る。
    まずは、最近完成したばかりの甲府城山手御門へと向かった。
    少しばかり綺麗過ぎるような気がした。

    ※甲府ホテルは、現在ホテルクラウンヒルズ甲府となっています。

    舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

  • 山手御門の高麗門を入ると、右手に渡櫓門があり典型的な増形門であることがわかる。<br />この門を入ると本来なら城内となるのだが、現在は中央本線が横切り分断されてしまっている。

    山手御門の高麗門を入ると、右手に渡櫓門があり典型的な増形門であることがわかる。
    この門を入ると本来なら城内となるのだが、現在は中央本線が横切り分断されてしまっている。

  • 山手御門から、北口と南口を結ぶ舞鶴陸橋を渡る。<br />普段なら、交通量が多くて横切ることすらできない場所なのだが、この日は信玄公祭りのため通行止め。<br />車道の真ん中に立って写真を撮ることもできた。

    山手御門から、北口と南口を結ぶ舞鶴陸橋を渡る。
    普段なら、交通量が多くて横切ることすらできない場所なのだが、この日は信玄公祭りのため通行止め。
    車道の真ん中に立って写真を撮ることもできた。

  • 陸橋の上から、祭りに出る人の列が見えた。<br />『甲州軍団出陣』が迫ってきたようだ。

    陸橋の上から、祭りに出る人の列が見えた。
    『甲州軍団出陣』が迫ってきたようだ。

  • 内松陰門の前を通って、鍛冶曲輪門へと入る。<br />鍛冶曲輪門は、鍛冶曲輪と楽屋曲輪との間にあった門で、平成8年に復元されたものだ。

    内松陰門の前を通って、鍛冶曲輪門へと入る。
    鍛冶曲輪門は、鍛冶曲輪と楽屋曲輪との間にあった門で、平成8年に復元されたものだ。

    舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

  • 鍛冶曲輪門で写真を撮っていたら、背後から蹄の音が聞こえて来たので、振り向くと、向こうから騎馬武者が近付いて来るのが見えた。<br />通行止めの車道を悠々と歩む武田騎馬隊。<br />近代的な街の中を騎馬武者が進む不思議な光景だった。

    鍛冶曲輪門で写真を撮っていたら、背後から蹄の音が聞こえて来たので、振り向くと、向こうから騎馬武者が近付いて来るのが見えた。
    通行止めの車道を悠々と歩む武田騎馬隊。
    近代的な街の中を騎馬武者が進む不思議な光景だった。

    信玄公祭り 祭り・イベント

  • 騎馬武者が通った道を渡り、城跡の反対側に建つ山梨県庁の敷地を横切りる。<br />敷地内には、昭和5年(1930)に建てられた旧本庁舎もある。<br />現在も現役で、教育委員会などが入っているそうだ。

    騎馬武者が通った道を渡り、城跡の反対側に建つ山梨県庁の敷地を横切りる。
    敷地内には、昭和5年(1930)に建てられた旧本庁舎もある。
    現在も現役で、教育委員会などが入っているそうだ。

  • 山梨県庁から駅前通りに出ると、物凄い人混みとなった。<br />『甲州軍団出陣』がちょうど始まったところだった。<br />勇壮な音楽が流れる中、武田二十四将とその家来に扮した地元山梨の人たちが次々と現れ、想像していたよりかなり見応えがあった。

    山梨県庁から駅前通りに出ると、物凄い人混みとなった。
    『甲州軍団出陣』がちょうど始まったところだった。
    勇壮な音楽が流れる中、武田二十四将とその家来に扮した地元山梨の人たちが次々と現れ、想像していたよりかなり見応えがあった。

  • 陽がとっぷり暮れたころ、真田の六連銭が登場。<br />真田信繁(幸村)の祖父、真田幸隆の行列だ。<br />最後まで見ていたかったが、この頃から雨が降り始めて来たので、諦めて宿へ戻ることにした。<br />駅前には、武田信玄の本陣が置かれ、諸将が出陣の挨拶を行っているところだった。

    陽がとっぷり暮れたころ、真田の六連銭が登場。
    真田信繁(幸村)の祖父、真田幸隆の行列だ。
    最後まで見ていたかったが、この頃から雨が降り始めて来たので、諦めて宿へ戻ることにした。
    駅前には、武田信玄の本陣が置かれ、諸将が出陣の挨拶を行っているところだった。

  • 部屋で晩酌。<br />歩き疲れた体に、麦酒が染み渡る。<br />この時間も、旅の醍醐味の一つだ。<br />晩酌をしながら、明日はどこへ行こうかと考える。<br />悩んだ挙句、新府桃源郷を目指すことにした。<br />そろそろ、桃の花も見頃だろう。

    部屋で晩酌。
    歩き疲れた体に、麦酒が染み渡る。
    この時間も、旅の醍醐味の一つだ。
    晩酌をしながら、明日はどこへ行こうかと考える。
    悩んだ挙句、新府桃源郷を目指すことにした。
    そろそろ、桃の花も見頃だろう。

    ホテルクラウンヒルズ甲府 宿・ホテル

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この旅行記へのコメント (12)

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  • rupannさん 2014/04/12 21:00:31
    甲斐の春♪
    旅猫さん、こんばんわ〜(*^_^*)

    源平〜彦根にも京都御苑にもあったなぁなんて思いつつ〜

    春のかわいいお花満載で ほっこりしますねぇ

    私は18切符春旅を終えて

    相変わらず写真整理に四苦八苦しております(^^ゞ

    お天気いいのに
    京都の桜を見に行こうなんて気力もないほどの脱力感(笑)

    by rupann♪

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/04/15 21:21:38
    RE: 甲斐の春♪
    rupannさん、こんばんは〜
    いつもありがとうございます!

    花桃も綺麗ですよねぇ
    甲斐路の春は、花がいっぱいで癒されます。

    春の18旅は終わりましたか。
    今回も、使わなかったなー
    写真の整理、結構大変ですよね。

    先週末は、吉野で桜を観てきました♪
    旅猫
  • あんみつ姫さん 2009/04/15 20:06:38
    釈迦堂の花モモ見てきました。
    旅猫さん、こんにちは。お久しぶりです。
    釈迦堂の花モモ見てきました。
    すごく、きれいでした。
    こういうところが、
    PAのところにあるのは知らなかったのですよ。
    旅猫さんは、行かれてからもう2年になるのですね。

    日光・近江八幡につづきこちらでも。
    旅行記の地域別を見たら、旅猫さんの名前が…
    そうだ、鎌倉でもありましたよね。

    また、どこで出会うのか楽しみです〜。

              あんみつ

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2009/04/16 23:25:27
    RE: 釈迦堂の花モモ見てきました。
    あんみつ姫さん、こんばんは。
    こちらこそ、ご無沙汰しています!

    釈迦堂の花桃を見に行ったのですね。
    博物館周辺は、かなり綺麗だったのでは。

    > 旅猫さんは、行かれてからもう2年になるのですね。
    そうですねぇ。
    あの時は、母を連れて行ったんだよな。
    勝沼ぶどう郷のホームで、とあるトラベラーさんとニアミスしたのが懐かしい(笑)
    http://4travel.jp/traveler/tabineko_j/album/10138092/

    > また、どこで出会うのか楽しみです〜。
    いろんなところに出没しているので、遭遇率は高いですよ!
    また、どこかでお会いしましょう♪

    旅猫

    あんみつ姫

    あんみつ姫さん からの返信 2009/04/16 23:40:11
    RE: 釈迦堂の花モモ見てきました。
    旅猫さ〜ん、

    吉野梅郷でも、一日違いで遭遇していましたよ〜。

          あんみつ

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2009/04/16 23:50:25
    RE: RE: 釈迦堂の花モモ見てきました。
    > 吉野梅郷でも、一日違いで遭遇していましたよ〜。
    なんと!
    奇遇ですね〜♪

    旅猫
  • ジュリままさん 2007/05/07 18:36:31
    甲斐路
    旅猫さん、こんばんは!
    いつもご訪問ありがとーございます。

    甲斐・・・大河ドラマの舞台?!
    って連想してお邪魔しました。
    花盛りの路でしたね・・・(w


    ジュリまま

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2007/05/08 00:36:48
    RE: 甲斐路
    ジュリままさん、こんばんは。
    いつもありがとうございます。

    甲斐の国は、ちょうど桃の花が満開でした!
    高いところから見ると、まさにピンクの絨毯。
    甲斐路の春を堪能できましたよ。
  • 子狸ポンタさん 2007/04/10 23:59:23
    めっちゃ綺麗〜!(≧▽≦)
    旅猫さん、こんばんは。

    勝沼の花桃と桜、言葉ではうまく言い表せないくらい綺麗!
    迷わず投票ボタンをクリックしてしまいました(笑)
    勝沼ぶどう郷は去年の秋の紅葉の時期に行きましたけど、駅のホーム沿いは、こんなに綺麗な桜並木が見られるんですね。
    きっとお母様も喜んだと思います。
    秋の紅葉と違った勝沼の風景を楽しませていただきました。

    今年もお花見の機会に恵まれませんでしたが、旅猫さんの旅行記で滑り込みのお花見気分を味わえました。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2007/04/11 00:25:07
    RE: めっちゃ綺麗〜!(≧▽≦)
    子狸ポンタさん、こんばんは!

    >迷わず投票ボタンをクリックしてしまいました(笑)
    ありがとうございます!

    勝沼ぶどう郷の駅からは、葡萄の黄葉もきれいに見えますよね。
    春だと、この素晴らしい桜並木が出迎えてくれます。
    塩山駅のほうへ少し歩くと、線路沿いの桜並木を見ることもできますよ。

    >きっとお母様も喜んだと思います。
    かなり感動していました(笑)

    翌日は、桃源郷を堪能してきましたので、この後UPします。
  • 義臣さん 2007/04/09 17:08:17
    釈迦堂博物館
    甲府の桃は何処にいったら沢山見る事が出来るのか
    判らなくて居ましたが。
    写真を見せていただくと
    此方が、、
    メモしました。今年は間に合わないけど来年は。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2007/04/09 17:13:21
    RE: 釈迦堂博物館
    義臣さん、いつもありがとうございます!

    甲府盆地は、いたる所に桃が咲いているので、どこへ行けば迷ってしまいますね。
    今回は、釈迦堂遺跡博物館近くを載せましたが、この後、もうひとつご紹介します。
    そちらのほうがおすすめですので、今しばらくお待ちください。

    なお、塩山桃源郷の写真を、shioriさんが載せていますので、そちらも覗いてみては?

    旅猫

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