2005/04/10 - 2006/10/17
6989位(同エリア17021件中)
真@tokyoさん
- 真@tokyoさんTOP
- 旅行記36冊
- クチコミ9件
- Q&A回答31件
- 317,603アクセス
- フォロワー20人
16区 ラジオ・フランスの裏手から始まるレイヌアール通り、フランクリン通りを経てトロカデロへ、そしてウィルソン通り、アルマ橋へと抜ける道は、パリ・アールデコの代表選手オーギュスト・ペレの傑作が次々に現れる楽しみな道です。
スタートとゴールは共にセーヌ川にかかる橋ですが、途中は坂を上り最高地点はセーヌよりも50m近く高くなります。 この間、道の両脇にはペレのほかにもアール・デコやアール・ヌーボーが点在し街歩きが楽しくなる道です。
オーギュスト・ペレはフランス近代建築の先駆者として名を残しました。1871年ブリュッセル生まれのフランス人で、若い頃から父親の建築事務所を手伝い、独立後は二人の弟(ギュスターブおよびクロウド)とペレ兄弟社を興した。
コンクリートに着目し伝統的な教会や修道院の建築にも採用している。
パリには多数の作品が残されている。
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- エールフランス
-
ラジオ・フランス
この特徴ある円形の建物は川向こうからも目立つ、この地区の目印としてすっかり地域に定着した。 -
アール・ヌーボーの窓装飾ととアール・デコの文字が仲良く隣り合わせ
レイヌアール通りにて -
ペレの代表作 レイヌアール通りのアパートメント 1931年
側面の曲面張り出し窓と縦長窓に注目(コルビジェは横長)
ここにペレ兄弟社の事務所が入っていた。 -
同上 入口上部の飾り あんまりかわいらしいものではない。なぜこんなもの取り付けたのか?
-
お隣はバルザック邸
-
道路から1段下にあります。入口に飾りがあるが跡は平凡な住宅。
-
左の階段が道路からの入口となる。庭は結構な広さである。
-
浪費家の彼はこの住まいでは、借金取りに追われていたようで、こんな苦しい顔をしている。
住宅の裏には逃げ道が用意されていたとか -
裏のトルコ大使館 屋上の屋根が無いほうが価値が高そう。
-
レイヌアール通り いかにもパリといった雰囲気の道
-
セーヌ川に向かって下りる階段、都会の静けさを感じさせてくれる。腰を下ろしての一休みに格好な場所である。ただし、イヌの落し物には要注意。
-
クラインの集合住宅 1903年のファザード賞の受賞作
コスタリカ広場からパッシーに入り奥まった角にあり。 -
1階部分 装飾豊かである。
-
アザミの花がモチーフ
-
窓の周辺はこんな具合
-
入口 張り紙を見ていたらば住民の高校生が戸を開けてくれた。
取り壊されては大変と心配したが、まったく関係は無かった。 -
エントランスの壁面 彩色レンガ
-
壁面のこれもアザミ?
-
エントランス天井
-
階段 柔らかな曲線
-
内部を快く案内してくれたバスケ部の少年。
言葉はほとんど通じなかったけれど親切だった。 -
1930年代の集合住宅
コスタリカ広場でレイヌアール通りがフランクリン通りと名前が変わり、シェフェール通りとの角にカクカクカクとした集合住宅があった。 -
フランクリン通りのペレ兄弟の集合住宅 1904年
当時出てきたボウ・ウィンドウが新鮮味を持つ。
鉄筋コンクリート造りの走りである。
日本で最初の鉄筋コンクリートは1911年 三井物産横浜支店(設計:遠藤於菟) -
窓周辺の花模様のタイルは陶芸家ビゴの作。
-
出窓の間の天井にも
-
壁面のタイル
-
1階部分
-
エッフェル塔からの図
ちょうどさえぎるものが無く、上部からだとこのように見えます。
9階の上の緑は、屋上庭園で当時は画期的なものであった。 -
夕闇の中のトロカデロ広場、シャイヨー宮
エッフェル塔のほかにアンバリッドが写っているが分かるかな。 -
イエナ広場
ワシントンの騎馬像 その向こうにペレの旧公共事業博物館(経済社会省)が見える。 -
これが旧公共事業博物館
1937年万国博覧会の施設として建てられたもの。
古典的なコロネードをモダンに処理して美しいファザードを提供している。
下のほうが細い柱として話題になったが、分かりますか? -
シャンゼリゼ劇場 1913年 ペレ
更に、ウィルソン通りを下りアルマ広場を越えて、モンテーニュ大通りに入るとレリーフで飾られた大理石の劇場が左手に現れる。
オペラ座とは音楽会用に計画されたが、土地の選定でもめ、建築家がいろいろ変わり最終的にペレに落ち着いたが、途中の案が残されていたりして設計者に関しての論争で話題になった。最終的にはペレの案が主導的であったとされている。 -
オープニングにはサン・サーンス、ドビッシー、フォーレなどが指揮したとのことで豪華なものでした。
曲面の角のレリーフは、「悲劇」「喜劇」「舞踊」を表している。 -
壁面レリーフは、アントワーヌ・ブールデルの作品
-
シャンゼリゼ劇場
彫刻家 ブールデルはファザードに8点の大理石のレリーフを製作した。 -
シャンゼリゼ劇場から1本セーヌ川寄りの道には、
ガラス工芸家のラリック邸
朝香宮邸の正面玄関のガラスレリーフは彼の作品。 -
入口の扉
-
植物を題材としたもの。よく見ないと見落としてしまいそう。
-
ラリックのサイン
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- スキピオさん 2007/05/29 08:45:32
- 16区の散歩
- レイアヌール通りからトロカデロ、シャンゼリゼ劇場の旅行記、興味深く読ませていただきました。特にペレ兄弟のご説明(特に初めての鉄筋コンクリート)には感じ入っています。
僕もこの春、「水通り」「レイアヌール通り」から「メゾン・ド・バルザック」、「ラジオ館」「自由の女神」を歩きました。建築に疎い僕にはペレ兄弟の建築は「きれいな」とか「変わった」と思うだけで過ぎてしまいました。もっと勉強せねば・・・
バルザックの家の庭については「ペール・ラシェーズ墓地」の<バルザックの墓>でちょっとしたエピソードを紹介しています。
どうもありがとうございます。
- 真@tokyoさん からの返信 2007/05/29 10:14:29
- RE: 16区の散歩
- スキピオさん
書き込みと1票ありがとうございます。
この通りは落ち着いた街並みでのんびり歩くにはちょうど良いと思います。
毎回(といっても2回しか)のパリでは必ず立ち寄ります。
バルザック邸でのシーンは貴重なものでしたね。
事務所のおおような対応もフランスらしい。こういった子供の心を大切にしてくれるところが豊かさですかね。このお嬢さんも心豊に育つ事と思います。日本では管理上とかナントカ云って許されないのが残念。
スキピオさんの広範囲なパリ散策記は充実しているので大変参考になりました。ここまで丁寧にパリを紹介してくれるのはありがたいです。
その隙をぬっての旅行記作りはちょいと苦労します。(笑い)
ところでお名前からローマがホームグラウンドかと思いましたが、パリ専門というのが意外でした。
これからもよろしく。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
真@tokyoさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
39