2007/01/01 - 2007/01/07
6829位(同エリア12148件中)
きっちーさん
上海の1日は短い。
人民公園に戻ったときには、すでに5:00近くになっています。
銀行、銀行。
南京東路の入口にある、銀行窓口で両替を頼むと係りの女性に、
「申し訳ありません。当行では両替はできないんです」
と言われてしまいます。
マズイ。
どうしよう。
5時過ぎたら、どこも閉まっちゃうよな。
「いまから、両替できるところはありませんか?」
困って相談すると、小姐は、
「だいじょうぶですよ。『新世界城』の1階に銀行があります。そこならこの時間でも両替できますから行ってみてください」
教えてくれます。
ホントですか。
謝謝、小姐。
地図をかいてもらい、小走りに信号を横切ります。
いそげ!
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
-
中国で『商城』とつく建物は、たいていデパートです。
『新世界城』も、ようはおっきなデパート。
伊勢丹とか高島屋系のイメージかな。
ファサードをくぐると、1階には貴金属や化粧品などがショーケースに飾られており、
「う〜ん。どこもおんなしだなあ」と、ちょっと感心します。
グローバル化が叫ばれて久しいですが、都市の景観は思いっきり似かよっていて、目隠ししてここへ連れてこられたら、上海とは気づかず、新宿のどこかのお店かと、錯覚してしまいそうです。
店内が広いので、入口近くの店員さんに銀行の場所を尋ね、1階のかどにある『中国建設銀行』へ、ダッシュ。
5時をまわっていましたが、ぶじ両替もでき、良かった良かった。
お金の心配がなくなったので、安心してお店を闊歩します。
玉(ギョク)フェチとしては、上海の翡翠コーナーをチェックせねば!
日本だったら真珠やべっ甲なのでしょうが、中国のジュエリーショップでは、ヒスイや玉細工がカジュアルなものから、熟年層向けまで、いろいろあるので観てまわるのが、最近のお楽しみ。
たいてい、観音様とか恵比寿様(?)のような、開運・金運関係のものが多いのですが、たまに、縁起物でも花鳥・蝙蝠・果物といった、ラッキーアイテムをシンボリックにあしらう凝った細工があるので、買わない(買えない?)けど熱心に物色してしまいます。
ヒスイなんて日本では年のいった方や、着物きる方くらいしか、しているのを見かけませんが、中国ではフツーにジュエリーコーナーに置かれていますし、高いものだと、下手なダイヤなんかよりべらぼうです。 -
宝石のことなんかは分からないのですが、ゼロの数はわかります(笑)。
どうやら透明感のある、グリーンの翡翠が高額商品。
1000元以上か〜。
もっとスゴイのだと、1万元以上のモノも。
わたしなんか、ホテル280元なのに!
しかし。
高いだけあって、マダムむけデザイン。
石の質はイマイチでも、カジュアルに使えて細工のあるアイテムを探してしまいます。
玉細工なら、お手頃価格で、デザインもお洒落。
さすが上海は、品揃えが良くて、目移りしてしまいます。
やべえ。
買う気か、ワタシ?
無駄使い・衝動買いは、のちの後悔の始まり・・。
ちょっと落ち着いて考えよう、と夕飯タイムをとることにします。
もう、本当に、メトロポリタンな上海は、案内を見なくても勝手がわかってしまいます。
地下におりれば、フードコート。
デパ地下の明るいオープンエリアで食事を済ませ、
「買うべきか、買わざるべきか・・・」
さんざん迷ったすえ、いちばん安いのをお買い上げ。
フルーツバスケット!
どこら辺がおめでたいのかわかりませんが、かわいいかなーと。 -
これは、玉佛禅寺の売店で買った『鯉の滝登り』!
真っ赤っかなヒモに抵抗があるので〜。
そのうち付け替えてキーホルダーとかに使うか? -
趣味の買い物を済ませ、放浪開始。
デパートは地下階でメトロと連絡しており、地下通路には帰宅を急ぐ通勤客や、若者むけのケーキショップやドリンクスタンドが並んでいます。
北京のケーキ屋さんは、なんだか妙にけばけばしくて、購入を控えたのですが、ガラスケースの中の上海のケーキはとっても美味しそう!
ためしにチョコレートケーキをひとつ買って、ホテルへ戻ります。
なんか、洋菓子食べるのってひさびさか?
夜になり南京東路がイルミネーションで輝き始めると・・・。
やややっ!
ホテル(東亜飯店)、こんなに目立つ看板があったのか。
朝は全然気がつきませんでしたわ。
台北のように下駄はいた建物が多いので、まったくわかりませんでした。
とりあえず、部屋に戻り買って帰ったケーキを、パクリ。
うっ、うまいっ!
やばいですよ。
さすが国際都市はスイーツが旨い!
高いお店に行けば、それなりのケーキも食べられるでしょうが、ふつーに駅の売店で売ってるケーキが美味しいんだから、上海大好き!
台北と張るな。
台北もメシが旨いことにかけては、余裕で最高の街なんですが。
-
甘党の心を揺さぶる街、上海。
もうちょっと居たかったなあ〜。
まあ、時間もないことですし、夜は夜景でも見て歩きましょう。 -
きゃあぁぁ〜っ!
トニー!!
パリッとしたスタイルも、すてきィーっ。
南京でもみましたが、このようなトニー・レオンの新作ムービー、『傷城』の看板が映画館にデカデカと掲げられています!
み、みたい・・っ。真剣に。
香港ノワールっすよ、香港ノワール!
字幕あるかな?英語でも中国語でもいい、字幕さえあれば、多少わかるし・・。
香港だと、英語と中国語の字幕が国内映画でもあるのですが。
それにそれに、無間道(インファナルアフェア)の監督が撮ってるそうじゃないですか。
まて。落ち着け、オレ。
映画館の前を眉間に皺で、行ったり来たりするのはそうとう不審者なので、とりあえず近くのミュージックストアで気を静めていると・・・。
うおっ。
置いてるよ。
もう、『傷城』のDVDがお店のたなに並んでいます。
まだ公開中なのに、売っちゃっていいの?? -
買っちゃった!
だって日本公開なんて、いっつも遅いんだもん。
日本では、7月公開。
半年以上も先です。
つーか、この旅行記も終わってないし(笑)。
日本公式サイトはこちら→http://drywhisky.com/
香港公式サイトはこちら→http://www.confessionofpain.com/chi/main.htm
香港映画は、摩訶不思議な邦題つきでややアクセスに不便な映画館でかかるのを待つよか、DVDかVCDで購入しちゃったほうがはやいです。
デレデレしながら、家で観ましたが、面白かったですよ。
金城武もカッコいいし。
金城さんは、昔の映画より今のほうがカッコいいかな。↑おやじ大好き
トニーのパートナー役の女優さん(徐静蕾)もきれいだし。
このひと、渡部篤郎と共演してた人(『最後の恋、初めての恋』)ですよね?
『無間道』以来、香港ノワールと銘打った作品(主に黒社会&潜入モノ)が幅を利かせていましたが、イマイチ面白くありませんでした。
『ベルベットレイン』はチャップマン・トー(?・?ヤンの兄弟分役)の、物真似が巧過ぎて冒頭でストーリーの仕掛けが分かっちゃったし。
『姉御』とか『潜入黒社会』とか、どうもなあ〜。違うんだよなあ〜。
個人的には『鎗火』(『ザ・ミッション 非情の掟』)や『三岔口』(『ディバージェンス 運命の交差点』)がお勧め!
『鎗火』は、テクニシャンのラブ呉鎮宇(?でヤンの異母兄弟役)と張耀揚(同じく?で殉職)が出ていて、オッケー。
『三岔口』は、主役のアーロン・クォックがキャラ的に寒いのですが、最後豹変するイーキンと、一線越えてるダニエル・ウーが、魅せてくれます!
コメディー好きな方には、『 阿[子子]有難』(『ツイン・ショット』)も面白いですよ。
イーキン・チェンは、これを観てはじめて「あ、けっこうイイ役者じゃん」て思いました。余談ですが。
まあ、そんなんで、あんまり期待していなかったのですが。
脚本が良くなきゃ役者が良くてもどうしようもないんですけど。ねえ、チャン・イーモウさん!(HEROのこだわり)
さすが、トニーは影帝だわ。
雰囲気あるし、存在感あるし。
そんなわけで、日本での公開はまだなようですが、香港ノワールファンは必ず観に行きましょう!
そんなことを言ってるうちに、外灘へ到着。 -
さび〜いぃぃよお〜う・・。
吹きさらしの黄浦江の対岸に、写真で馴染みの夜景がきらきらと輝いています。
古い近未来小説に出てきそうな、シュールな景色。
広い川べりは風の通り道になっているので、手がかじかんで写真がまっとうに撮れません。
スゴイ頑張って撮ったのですが、ぶれぶれです(泣)。 -
あ、ダメ。
やっぱ撮れないや。
こんど、カメラを購入するときは手ぶれ補正の効くやつにしよう。
黄浦公園は、日本語がそこかしこで飛び交っており、とてもじゃないけど「中国に来てるなあ〜」という、素朴なわくわく感が得られません。
川っぺりを当てもなく歩きながら、考えます。
やっぱ、自分には地方都市のほうが、あってるのかも。
つーか、都心に戻った途端にハプニングもサプライズもなくて、何を書いていいのやら・・。
なんかこう、右も左もわからない中であたふたしながら、地元の人に手を貸してもらい、なんとか先へ進む危なっかしい旅のほうが、旅行記も書き易くてよろしい。
まあ、親を連れて行くなら、こういうトコのほうが楽ですけど。
そんなわけで、この晩は名高い上海シティーの夜景を眺め、トニーの『傷城』DVDを購入して終了。 -
翌朝。
帰りたくない、帰りたくない。
ずるずると、いつまでも書き続けていたい〜。
ピースな旅を目指して始めた今回の中国旅行も、大都会上海で終了です。
南京〜西塘、そして上海・・。
個人的には、単さんとの出会いのあった、西塘が一番思い出深いものとなりましたが、戦争虐殺事件のシンボリックな地である南京に、南京大虐殺70周年、さらに日本国憲法施行60周年の年に行くことが出来た事を、うれしいというのはヘンなんですが、タイミングだよなあ〜と思います。
折りしも、国会で憲法改正手続きを定める国民投票法案が自民、公明両党の賛成多数で可決しました。
私は改憲に賛成ですが、安倍政権が変えたがっている9条ではなく、むしろ1条〜8条の天皇条項を変えたいので、通過して欲しくなかったです。
私に法案書かせてくれたら、天皇が国の象徴ならば、(ホントはいなくても差し支えないんですが、いっこうに)
?公務員扱いとし、多額の人件費を浪費して運営されている皇居なんて住まなくてよろしい。公団住宅に住み、
?全国民の所得の平均月収、もしくは憲法の定めるところ最低限度の生活がおくれる(という)、生活保護支給額で生活する。
?こどもは学習院に公けに裏口(?)入学させず、受験戦争を骨の髄まで体験後、教育法で保障された公立の学校へ。
?地域経済活性化のため、買い物はなるべく商店街、車は当然、日本車。
これぞ、あるべき象徴ライフ!
エンジョイ、トゥギャザー!
馬鹿馬鹿しいと思います?
でも、普通の人はやってます。
そもそもあなたの税金、私の税金は、所得の再配分として集められているはずなのに、皇室や政治家が多く取って、少人数で現場で働く職員や、お年寄り、子どもやシングルペアレントには行き渡らないなんて、そりゃ職務怠慢てもんです。
税の使い道が、公表もされずに皇室行事や政党助成金のブラックボックスに消えていくのは、ありえません。
納税義務のない小学生からも、『消費税』として巻き上げられるアナタの税金ワタシの税金が、大企業法人税の減税だけでなく、いかに湯水のように使われているか興味のある方は、『天皇家の財布』森暢平・新潮新書のご一読をお勧めします。
もう、ウッキ〜ッ!!(怒)ってなりますよぉ。
あ〜、もったいない。
確定申告している人には、朗報もあります。
申告書に『水道光熱費500万円』って書いて、「どういうことだ?」と税務署に尋ねられたら、「5000円の水を毎日飲んでるんです。領収書なんて要らないでしょ」と答えたって良い世の中になったようです。
ご活用ください。
-
定刻通りに待機する、ノースウエスト。
乗り込むときには、いつも大事なことを残しているような、落ち着かない気持ちになります。
先日、上北沢の映画館で『ガイサンシーとその姉妹たち』という、ドキュメンタリーが上映されました。
書籍でも同じタイトルで、詳しい内容で出版されているのですが、映画の方が良かったです。
元『従軍慰安婦』を追ったフィルムです。
山西省で撮影されたというので、前回旅した「平遥や大同がでてるかも〜」と、横浜からはるばる観に行ってきました。
平遥はでてこなかったのですが、半日以上ほっつき歩いていた、太原がでてきてそっからはもう、ず〜っと泣きながら観てました。
両隣の人たちは絶対ひいてたな(笑)。
登場してくるのは、お婆さんばかりです。
どの人もひどい婦人病を患っていますが、貧困から医療を受けられず、したがって病名すら分からない自身の健康不安と経済的な緊張状態のなかで生活しています。
彼女達の証言を通して、「蓋山西(ガイサンシー)=山西省一の美人」と呼ばれた、候冬娥さんの半生が浮き彫りにされます。
同時に、皇軍によってトーチカへ連行され性的虐待と拷問を受けつづけた、山西省の幼い少女達。
その恐怖の日々が、ガイサンシーとパラレルな『姉妹たち』の口から、次々と語られていきます。
お婆さん達は、本当にもう若い頃の風貌など、想像もつかない老いた小さな体で、少女時代の体験をおびえながら話します。
まるで扉の外にいまも日本兵がいて、薄暗い部屋の中に突然入り込んでくるかのように。
彼女達の表情や声の震え、体現しているすべてが、過去の出来事が終わっていないことを、告げています。
少女達が本人の意思に反して連れ去られたことは、周囲の証言でもあきらかですが、『日本軍のトーチカへ行った女』として差別され孤立しており、政府からの保障も無く、老人たちの現状は救済の道を探ることも難しい状況です。
安倍首相の「強制はなかった」という言葉を、この人たちはどう受け止めるんでしょう。
旅の途中で立ち寄った街の、まさにその場所に、太原にひとりのお婆さんは住んでいました。
すぐ近くを歩いていたこと。
壮絶なパーソナルヒストリーが息づいていた地域で、多くの人が私を日本国籍であることを知りながら、親切に接してくれたこと、それを知らずに旅を続けていた。
そのことが無性に悲しくて、涙が止まりませんでした。
重い振動と同時に、不愉快な浮遊感をのこして、機体が浮き上がっていきます。
みるみる地上が遠くなると、旅を何処で終わりにするのか決めるのを、むずかしく感じます。
わたしの中国の旅は、まだ終わりそうもありません。
つぎはどこへ行こうか、ぼわ〜っとしながらいつの間にか考えていたり。
まあ、当面はもうちょっと中国語をがんばろう。
トイレに案内されないように。
あんまし、当初の目標は果たせておりませんが。
読んでくれたみなさん、ありがとうございます。
機会がありましたら、また。
失礼します!
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