2006/08/10 - 2006/08/19
53位(同エリア70件中)
瑞樹さん
レストランから再びバスに乗って30分弱。ドゥッガという街にやって来ました。
チュニスからは南西へ凡そ100km、規模・保存状態とも最良と云われている遺跡が残っています。
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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遺跡の周囲は小麦とオリーブの畑に囲まれ、標高600mの丘の上にあります。紀元前2千年にはヌミディア人がここに住み始め、紀元前4世紀にはヌミディア王国の重要な都市として栄えたと云われています。
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遺跡は、ブラ・レジア同様ピューニックやベルベル人の王国都市を土台にし、ローマ人が築いた遺跡では最大の街だったと云われています。
まず、入口を入って右側に見えるのが3,500人収容できる劇場。 -
168年にドゥッガの指導者マルクス・クアドルドゥスによって建てられました。丘の斜面を利用し、山を下へ下へと掘り建設されました。舞台の壁は35mもの高さがあったと云われ、最高の音響設備となったことでしょう。観客席の最後部は15mの高さにあり、舞台が一望できます。
政治家や有力者は舞台左右に設けられた貴賓席で観劇したそうです。舞台に近くも観づらい席になるのは、オペラ座のボックス席や歌舞伎座の桟敷席などと同じですね。
舞台には、役者が台詞を忘れたときに教えてくれる人の場所もあります。 -
炎天下の中登ってきた観客席。説明を聞く間、ついつい日陰を探して皆が狭い場所に張り付きました。
劇場を裏から見たところ。澄み渡った空に遺跡が映えます。 -
劇場を出たあと、石畳の敷かれた道を150mほど奥に入っていくと、風の広場と呼ばれるところに出ます。何故こう呼ばれるかというと、広場の西寄りにある舗石に、12種類の風の名前が円陣に彫られているからだそうです。
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同じツアーの方が、丁度円陣の中心に立っているところ。
この広場の直ぐ北西隣には、ドゥッガのシンボル的存在、キャピトルがあります。中には6mもあるジュピター像があったそうですが、頭部しか発掘されていません。 -
ジュピター(ユピテル)、ジュノー(ユノー)、ミネルヴァの3神を祀る神殿で、マルクス・アウレリウスとルクス・ヴェルスの二人の皇帝が個人的に造らせたものらしいです。
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地上から8mの高さにもなる柱廊玄関を支えるのは、大理石の6本の縦溝がついたコリント式の柱。
うーん、凄い大きさに圧倒されます。
一部は鉄骨で支えられていたり、修復が加えられていたりするのでしょうが、1800年もこうして空に聳えているなんて、それだけで感動。自然も凄いけれど、人間が作り出す力というのも凄い。有名なアテネのパルテノン神殿よりも保存状態は良いのです。 -
内部の彫刻などは、ゲルマン人によって壊されたため、壁の彫刻の頭部は全て失われています。7世紀にイスラム教徒が侵攻し、破壊された町の上でも人々は1000年以上に渡って農業を営み生活してきたそうです。
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現在も遺跡の中で暮らす農民がいるそうで、3分の2の遺跡が未だ地中に埋もれたままになっているとか。
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左右に住居跡を見ながら続いて、市民の憩いの場、フォーラムを見学。 -
皆さんが日陰を求めて遺跡にぴたりとくっ付いている姿が面白くて、つい撮影。
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今度は、その門の中へ。ここは病院跡地と云われているところですが、奴隷市場だったとい説も。アフリカ各地から集められた奴隷がここで売られていったそうです。人を売買するとは…。ローマ人の残したものはそりゃあ凄いけれど、良いところばかりではありません。敷石しか残っていない建物跡は、実際のところは何に使われていたのかはっきりしません。有力者の館説、薬草商の館説、あるいは医院だったのではという説など、などです。
丁度門をフレームのようにキャピトルを望めるので、ここは写真ポイントのひとつ。 -
夏の浴場跡。ほんとに風呂好きだよね、ローマ人。
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ここから、遺跡からはちょっと離れてオリーブ畑に囲まれた小さな塔が見えます。唯一のローマ以前の発掘物である、リビコ・ピューニック廟です。オリジナルはロンドンの略奪大英博物館に展示されているので、こちらはコピー。高さは21m、大理石で覆われています。
紀元前3世紀に建てられたもので、ヌミディア王国時代のベルベル人指導者「アテバン、イエプタマタの息子、パルの息子」を祀っています。 -
広いドゥッガ遺跡。まだ続きます。こちらは、馬の水飲み場だったと考えられているもの。
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リキニアの浴場。やはり運動場や冷浴室、温浴室、サウナなどが左右対称に並んでいます。
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遠くに見えるのは、リビコ・ピューニック廟(のコピー)。
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こちらは、トリフォリウムの家と呼ばれているところ。この家の中庭を囲んだ小部屋のひとつが、トリフォリウムの形をしていたそうです。トリフォリウムとは、クローバーのこと。=幸運の館?んー、まぁ考えようによっちゃぁそうかな?
何のことは無い、娼婦の館でした。
造りが凝っていて、メインストリートから風呂に行くと見せかけて、実は裏からこの館に入れるようになっていたそうです。ここのガイドで、娼婦の館なら良いけれど、”恐怖の館”になった男性も多いのでは(笑)、という解説が。 -
最後は公衆トイレ。12人が同時に用を足せたという代物。自ら樋でブツを流したという、水洗トイレだったようです。温泉のように、男女別に時間が決まっていたという説を聞きましたが、それって結構大変じゃない?
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遺跡の中に居た仔猫。かわいい!
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真昼間にドゥッガの遺跡を見学し、とても暑かったのでたまらずアイスを買って食べました。は〜こういうときに食べるアイスって、どんな高級なものより美味しい!生き返るな〜。レモン味、なんとネスレのアイスでした。あちら方面では良く見かけますね。
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この付近にはサボテンが多いのですが、くれぐれも棘を刺さないように気をつけてください。刺すと、かなり厄介です。
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17時にホテルに着き、その後はしばしフリータイム。
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今日の夕食は19:30から、ホテルのイタリアンレストラン(後ろのポスターがローマのコロッセオ)。ならばブッフェスタイルじゃないから目立つまい、ということで、幾日か前に買った民族衣装を着ていくことに。頭からすっぽり被る形で、服の中でウエストの位置で紐を廻して結ぶようになっています。袖口も紐で調節できるようになっているので、長袖〜五分袖くらいまで長さが帰られます。頭につけているのは三角巾形のスカーフ。これも一緒に買いました。足元もチュニジア産。隣にはlukaさんが並んでくれて、腕を飾ったヘンナが素敵です。
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因みにメニューは、蛸のサラダに野菜スープ、メルルーサ(南西アフリカや南米で良くあがる白身魚)、レモンのタルトでした。チュニス最後の夜なのに、イタリアン?イタリアンなのに、チュニジアの民族衣装?でも美味しかったです。
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