夢が叶った！　チュニジア旅行記８（トズール篇）

2006/08/10 - 2006/08/19

8月14日、月曜日。もう旅も5日目。

エリア トズル(チュニジア)

• 同行者: 友人
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

二泊したクサール・ルージュを出発し、ホテルから車で15分ほど。椰子の木のオアシスを抜けると、着いたのはル・パラディ植物園と動物園。

丸い夜空の屋根をくぐると、そこは色々な木々が茂る亜熱帯。

ここではアハメットさんという方がガイドをしてくれました。地面が砂地とはいえ、裸足です！
ワイルド！

幾種かの植物を紹介してくれ、次は隣にある動物園へ。そこにはこんなシュールな飾りが私たちを待っていました。

凄い！動物園でこんなの、あり？しかしこの動物園では更に意外な事が待っていました。

ここでは色々な動物に出逢えます。主に砂漠で暮らす種類が多いですが、そうでないものも居ます。

ヒトコブラクダ。ラクダは、フタコブの方が亜種だそうです。

フェネックキツネ。世界最小のイヌ科の動物だとか。日本では、ペットとして飼っている方も多いみたいです。

死んだように眠る…。

ジャッカル。なんか、彼らは顔で損している気がする。

この姿からは想像がつかないけれど、なかなかに攻撃的だった猿。

赤い顔が素敵。

観られている…。

ふかふかの胸毛が暖かそう。いや、暑いのか？

さて、動物に興味津々の私、ル・パラディ動物園は勿論満喫しております。
が、ここの名物、いや名駱駝？はこちらです！
アハメットさんが柵の一部を開けると、一頭の駱駝がぬぅっと首を出します。
そしてくわえたものは、

コーラでした！

あっという間に、美味しそうに飲んでしまいました。
虫歯とか、糖尿病とか、大丈夫なのかな？
まぁ頻繁に飲まなければ、
ラクダにとって1.5リットルくらいどうってことない…のかな？

どアップ！かわいい〜。

こっちは子どもの白ラクダ。

下からのアングルもイケてる〜。

ル・パラディ動物園ネタが続きますが、この動物園のガイド・アハメットさんはとってもサービス精神旺盛。ってことは、動物の精神衛生上どうなんだろう？って思いますが、私にとっては忘れられない良い思い出となった地であります。

えっと、これから先、爬虫類系苦手な方はご覧にならないほうが良いです。9割の方には余り好かれない動物たちです。

とある建物に入ったアハメットさん、やがて煙草の箱を手にして出てきました。
出てきたのは…
砂漠と言えばね。サソリでした。
勿論猛毒を持っているのですが、触らせてもらいました。おぉ、固いです。

オオトカゲ。これも触らせてもらいました（初）。なんか気持ちい〜。かわい〜。感触…正に革製品みたいな感じです。

愛の讃歌？オオイモリ。

流石添乗員さん、これらの紹介が始まった途端、大半が皆一歩引いているのに対し、私が興味津々なのを察して頭の上に載せてくれました。生きているカチューシャ。

角ヘビも持たせて貰いました。

8歳の頃、家族で沖縄に行った時、ハブとマングースの戦いを見ました。戦いが終わった後の写真撮影で、私はハブを肩に載せて写真を撮りたかったのですが、その頃の私は大の蛇嫌いの母の気持ちを酌んでそれが出来ませんでした。以来、ずっとやってみたかったこと。この後ハブを首に巻いて蛇ネックレスやりました（蛇は動いてしまい、ネックレスにならなかったけれど）。

あぁ、長年の夢がよもや遥かチュニジアで叶うとは。嬉しいお土産になりました。

最後、またしても小屋へと入っていったアハメットさん。「コブ〜ラ」と云って私たちの前に放り投げたのは！

……黒く長いゴムでした。ははは。皆がびっくりするのが面白かったわ〜。

ツボにはまった動植物園から10分ほど。トズールのメディナへやって来ました。

アルジェリアとの国境近いオアシスの街、かつて「ローマン・アフリカの果て」とも呼ばれたそうです。

建物は砂と粘土を混ぜ合わせて作られた日干し煉瓦で出来ており、幾重にも積み重なった建物は時に幾何学模様を浮かび上がらせ、とても美しい。

この建築様式は10世紀頃には、既にこの辺りに伝えられていたそうで、その古くからの街並みを楽しむことが出来ます。

私たちは土産物屋が多く並ぶ通りへ向かいました。ここでしばし散策。
右は、土産物屋に飾られているカーペット。とっても可愛くて、つい写真を撮ってしまいました。

この辺りでは、ロバを荷引きに使うことが多く、ご主人待ちのロバなども沢山見かけました。

後ろに見える日干し煉瓦の続く建物が素敵。手前は、トラック一杯に収穫されたサボテンの実。