2006/08/10 - 2006/08/19
25位(同エリア41件中)
瑞樹さん
レザー・ルージュに乗って着いたのは、ミデス。
- 同行者
- 友人
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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そして走ること1時間。車はやがてアルジェリア国境に近いタメルザ峡谷に近付いてきます。
三つの山岳オアシスの村があるタメルザ峡谷で、ここミデスは悲劇の街としても有名。
1969年の大洪水の際なんと22日間も雨が降り続き、ナツメヤシの葉で作られた家々の屋根はことごとく落ち、村は流されてしまったそうなのです。
その時に村の住人は殆どが新しい村へと移って行き、今では住む人も150人足らずだとか。 -
村はバルコニーオアシスと呼ばれる切り立った渓谷の上に立っています。廃墟を利用したと思われる土産物屋を通過すると、突然目の前が開け、遠くに椰子の森が見えます。
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眼前には、アカデミー賞を9部門受賞した「イングリッシュ・ペイシェント」の舞台となった雄大な山々が現れました。
ここは主人公が砂漠を越えて助けを求めるシーンが撮影されたところだそうです。…残念ながら、私未見なんですよね、この作品。ご覧になった方、是非感想をお聞かせ下さいまし。 -
これは余り真似しないで下さい。
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谷の手前に出ていた土産物屋では、化石や様々な鉱石が売られていました。
私は綺麗な板状の透明な石を買いました。値切って値切って、おまけに”砂漠の薔薇”ローズ・ド・サハラをつけてもらいました。
ローズ・ド・サハラとは、オアシスが干上がる際に水に溶けていた硫酸カルシウムや硫酸バリウムが、気の遠くなるような長い長い年月をかけて再結晶化したものだそうです。 -
アルジェリアで大雨が降れば、例えカラカラに渇いていても洪水になってしまう町、ミデス。
幾層にも重なったミルフィーユのような景観を楽しんだ後は、これまた切り立った崖の上にある高級ホテル「タメルザ・パラス」へランチに。 -
ロビーからして、白い壁や天井にカラフルながらも落ち着いた雰囲気のカーペットが揃えてあってとても良い雰囲気。
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窓からは、三角帽子を被ったようなパラソルに囲まれたプールが見えます。
こういうプールって、どこまでも照りつける太陽に良く似合う。
席に着くと、赤い花が飾ってあり、テーブルからも料理が期待出来る感じ。 -
まずフランスパン、そして渇いた喉を潤すべくレモンジュースを頼みました。
出てきたのは、お馴染みミックスサラダと、人参、茄子などの前菜。今まで見たようなどどんと出てくるのではなく、形を整えてあったり少なめに盛っているところ、そして味も、ちょっと品がいい。 -
メインは、鶏の煮込み。一人前ずつポットに入ったものを、お皿にひっくり返してくれました。
鶏はトマトや、日本の倍はあろうかという大きなピーマン・ジャガイモと共に煮込んでいました。どれもこれも新鮮で美味しい。 -
デザートは、ナツメヤシのクリーム。想像通り甘い!ナツメヤシだからやっぱり甘い!
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このホテルが人気だと聞いたのですが、それも納得。
私たちはランチだけの利用で、接したのもウェイターさんだけだけれど、良い距離を保ちながらもフレンドリーで、茶目っ気もたっぷり。
言葉は通じないけれど、ちゃんと心が通い合う迎え方をしてくれました。 -
ここタメルザ・パラスはスタッフだけではなく、オアシスに近い立地条件も良く、建物も景色に溶け込んでいます。
またしても満腹の私たちは、ちょっと休憩。
中庭に出てみると、正にオアシス。 -
真夏だから、火照った体をプールで冷やせば気持ち良さそう、と思うでしょう?しかし未だ日の高い昼間では、とてもじゃないけれどプールに入る気にはなれません。暑過ぎるんです。陽射しが強すぎるんです…。
でもヨーロッパ人なら喜んで入る…かな?
三角のパラソルが可愛いプールでした。
ホテルからは、廃墟となった一角も見えます。 -
ロビーへ戻ると、こんな可愛い内装。
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タメルザ・パラスから車で10分ほど。くねくねとした道を行くと、グランド・カスケイド(大滝)があります。
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正に飛び降りた瞬間!
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グランド、ってちょっと、いやかなり大げさな名前がついていますが、地元の人たちの良い水遊び場になっているみたい。
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下に下りてみると、綺麗なテントのヘンナ・ペイント屋が出ていました…が、店員さんは見当たらず。
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このほかにも、グランド・カスケイドの手前には多くの土産物屋が出ています。
ナツメヤシ、カーペット、Tシャツ、スカーフ、革製品、置物、絵葉書、キーホルダーなどが売られていました。
ミネラルウォーターやジュースなども売っています。
にしても、暑い!帽子・サングラスは必需品。それに加え、私は日除けのパーカーのフードまで被ってしまいました。 -
グランド・カスケイドの周りには、色んな生き物がいっぱい。
まず出迎えてくれたのは、茶色の山羊。 -
それから仔犬。しきりに山羊の落し物を嗅いでいました。
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山羊版スリーアミーゴス。いい味出してました。
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滝へと流れ込む小川にいた、真っ赤なトンボ。
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「俺のバイク、いいだろ」とでも言いたげな山羊。ナツメヤシを食べていました。
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グランド・カスケイドを訪ねた後は、もうひとつのオアシス・シェビカへ。
泉から流れ出す滝が、この辺りに僅かな緑を形作っているそうです。 -
洪水で流された家々は、土レンガで造られていて屋根はありませんが壁などは割と残っています。が、人の営みの儚さを感じます。その旧村を通り抜け、人ひとりがやっと通れる狭い岩の間や、ごつごつした斜面を登ること10分ほど。
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上空は雲も遠い青空が広がります。空気は乾き、容赦なく照りつける太陽。真夏の真昼間に訪れるときは、くれぐれも日除けと水分補給をお忘れなく。この辺りは平気で40℃を超えますからね〜。
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アオシスや泉の源泉を見下ろすコースを歩いて一山超えると、素晴らしい眺めが待っていました。
三角に尖る峰の中に、突如として現れるオアシスは、何とも不思議でまるで蜃気楼のようです。 -
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しばし一大パノラマを楽しんだ後は、違う道を降りていきます。緑の見える岩の間、少し先の麓で人の声がします。
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なんと、パステルブルーグリーンの泉が湧いていました。手を入れてみると、生暖かい。温水プールを少し冷たくしたような温度。
「気持ちいい〜!」と泳ぐ女性。オアシスで泳ぐなんて、そりゃぁ気持ち良いよなー。 -
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