2006/10/21 - 2006/10/21
109位(同エリア189件中)
まみさん
2006/10/21(土)第14日目:ペーチ
セーチェーニ広場とジョルナイ噴水、ジョルナイ・ショップで買い物、民俗博物館、ヴァローシ・ギャラリー(Varosi Keptar)、フランシスコ教会、ヴァザルリ美術館、キラーイ通り周辺の散策と国立劇場(外観のみ)
ペーチ発15:55の列車でブダペスト・デーリ(南)駅着19:05
ブダベストに戻って:大シナゴーグの夜景撮影
ペーチを歩いていて、なるほど、この前に訪れたジェールやショプロンの旧市街が、いかに隅々まで美しかったか、と思い知りました。
ペーチも、さすがにセーチェーニ広場周辺や歩行者天国のフェレンツェシェック通りやキラーリ通りあたりだと、どの一角もカメラを構えたくなるほど素敵なのですが、一本裏通りに入ると、そうでもないところがわりとありました。
だからといって、散策が楽しくなかったと言うわけではありませんし、それらのエリア以外では写真映えしそうな一角がなかなか見つけられなかったというわけでもありません。
あたりがそれほど絵になるところと思わなかったエリアでも、「おっ」と目を見張る建物がたくさん点在していました。
いうなれば、ペーチの場合は、そのような絵になるところとそうでもないところが、パッチワークのように入り交じっている、とでも言えるかもしれません。
もっとも、それは別にブダペストでも他の都市でも言えることですから、特に珍しいことではないです。
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ぺーチ市庁舎の扉を中心に
何度かすでに写真を撮っている市庁舎ですが、扉の周辺に改めて目をつけました。
通行人が通るところを狙って撮りました。
土曜の朝だからか、セーチェーニ広場付近は人通りは多いのですが、車はほとんど通りませんでした。 -
ペーチ市庁舎の扉の鉄細工
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ペーチ市庁舎とシャレた街灯
市庁舎の塔にも、サルバドール・ダリ風の「ゆがんだ時計」がありました。
空も晴れてクリーム色の壁もきれいに光っていて、そしてこの街灯との組み合わせ。
自分でもお気に入りの写真となりました。
これを表紙にしようか迷いました。 -
ムンカーチ・ミハーイ通りの建物
ジョルナイの噴水のすぐそばです。
新古典主義的な屋根模様の窓枠まわりが気に入った建物です。
出窓もちょこっとあり@ -
シナゴーグ
ジョルナイ・ショップで買い物をした後、ペーチに唯一残っているという、コシュート広場のシナゴーグに回ってみました。
1865年から1869年にかけて建設され、「地球の歩き方」によると「ダビデの星が描かれた教壇部分には当時のままに残されたユダヤ教典や時計、ユダヤ・カレンダーなどを見ることができる」とあって、楽しみにしていたのですが、残念ながら、開いていませんでした。
よく見たら、土曜日休み、って書いてあった……(泣)。
土曜の午前なので車がほとんど走っていない───などと思ったペーチですが、シナゴーグにあるちょっと先のラーコーツィ通りは人も車も多かったです。
このあたりはデパートやショッピング・アーケードがあるからでしょうか。 -
ラーコーツィ通りの家
民俗博物館に向かう途中で撮りました。
二枚貝のようなフェンスが気に入りました。 -
ラーコーツィ通りの家
民俗博物館に向かう途中で撮りました。
緑のタイルでふちどられていて、全体的にかっこよくて、気に入りました@
タイルはもしかしたらジョルナイ・タイルかもしれないし、違うかもしれません。 -
ラーコーツィ通りの家
民俗博物館に向かう途中で撮りました。
どことなく可愛くて気に入りました。
この建物とラーコーツィ通りを挟んだ向かいに民俗博物館があります。
関連の旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第14日目(3)ペーチ2日目:民俗博物館」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10119198/ -
ヴァローシ・ギャラリーの入口から
入口の鉄細工が気に入ってカメラを構えたのですが、入口から道路向こうの灰色の家に真っ赤な扉も気に入りました。
もちろん、通行人がファインダーに入るように狙いました。 -
ヴァローシ・ギャラリーの向かいの家の前
こちらのギャラリーに入ろうか思案中の人々
背景の灰色の壁に真っ赤な扉と窓枠の家が気に入ったのですが、通行人もいいかんじに入りました。
こういう街角スナップ写真を撮るのにあこがれていたんです@
関連の旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第14日目(4)ペーチ2日目:ヴァローシ・ギャラリー」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10119900/ -
フェレンツェシェク(Ferencesek)通りの美しい出窓の家
歩行者天国のフェレンツェシェク通りには、目抜き通りだけあって、お洒落な建物がたくさんありました。
ショッピングストリートでもありました。
もっとも、土曜の午後だったので、カフェ以外、お店はほとんど閉まっていました。 -
フェレンツェシェク(Ferencesek)通りの美しい出窓の家
周りの窓枠もたくさんいれたくて、横でも撮ってみました。 -
ヨーカイ広場の王冠の看板
可愛い看板を見つけました。
背景にパステルカラーなバロックの建物も、その奥に街灯も……と、欲張ってみました。
これもお気に入りの写真です。表紙にしようか迷いました。
フェレンツェシェク通りからヨーカイ広場に着きました。近くに朝、ショッピングをした、ジョルナイ本店があります。
街の中心のセーチェーニ広場もすぐです。
そのせいか、このあたりはカフェが多く、観光客でなかなかにぎわっていました。 -
ふたたび、セーチェーニ広場
よくよく見ると、セーチェーニ広場を囲む建物はとてもカラフルです。 -
ヤノス・パンノニウス通りの鍵のオブジェ
人が集まっているので、何だろう、と私も近付きました。
美しいとはいいがたいけれど、なかなか興味深いオブジェです。
全部、鍵なのです。 -
ヤノス・パンノニウス通りの鍵のオブジェ
よく見ると、名前が刻まれていました。
Csilla & Bela 2006
恋人同士の名前でしょうか。
鍵に、2人の縁結びのような願掛けをしたのでしょうか。
そう思うと、鍵は、なかなか意味深です@
このフェンスの鍵のオブジェはまだまだ増え続けているそうですが、納得です。
この南京錠は今年つけられたものに違いないでしょうから。 -
ヤノス・パンノニウス通りの鍵のオブジェの前で
やはりこのオブジェに目をつけた若い親子がいました。
特に子供が興味深そうに見ていました。
可愛い男の子でした。
父親が子供と一緒に写真を撮っていたので、私はオブジェの方を写すふりをして、パチリ@ -
パーツェル(Perczel)通りの緑の建物
レヒネル・エデン設計でジョルナイ・タイルが使われている国立劇場を探してうろうろしているときに見つけました。
「地球の歩き方」の地図では、国立劇場の位置はパーツェル通り寄りに見えますが、パーツェル通りでなく、キラーリ通りの方に行くべきでした。
そのせいで少し迷ったのですが、代わりにこんなすてきな建物を見つけることができたので良しとしましょう。
パーツェル通りはキラーリ通りと平行に走っている通りですが、キラーリ通りのにぎやかさに対して、パーツェル通りは、まるで裏通りのような寂しさ。
迷いこんで当惑している様子の観光客は、私の他にも2〜3人見かけました。
でも、それは単にパーツェル通りには店もカフェもなく、観光客向けでないだけで、すてきな建物がちらほら並んでいて、散策するには悪くない通りでした。
レヒネル・エデンの国立劇場の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11716535/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11716536/
関連の旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第14日目(1)ペーチ2日目:街角のジョルナイを求めて」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10119189/ -
キラーリ通りの浮き彫りのすてきな建物
キラーリ通りは、観光客にとってぺーチ旧市街で一番の目抜き通りでしょう。
歩行者天国で、レストランやカフェやショップが土曜の午後でもにぎわっていました。
ホテル・フォガドーや、ぺーチ随一のホテル・パラティヌスもあるせいでしょうね。
国立劇場もこの通り沿いにあります。
昨日の夜間に見かけたときも、たくさんのレストランのネオンが光っていました。 -
キラーリ通りの浮き彫りのすてきな建物
窓に向かいの建物が窓に歪んで写っているところも、気に入りました。 -
キラーリ通りで見つけた浮彫
ひょっとして、ヴェロニカのハンカチのパロディ!?
と思ってしまいました。
ヴェロニカのハンカチとは、十字架を背負ってゴルゴダの丘に向かうキリストの額の汗をぬぐってあげたハンカチです。
そこにキリストの顔が浮かぶという奇跡が起こりました。
しかし、これは……!
舌をべーっと出しているだけでなく、なんだか角も生えているように見えます@
ペーチで買ったパンフレット「PECS A City Set in Time」をひもとくと、ペーチの発展と共にどのような様式の建築が建てられてきたか、伺えます。
ペーチは、オスマントルコの支配時代は、町は破壊を免れたのですが、皮肉なことに、オスマントルコを追い出そうとするハプスブルグ軍の進撃によって廃墟といってよいほど破壊されてしまいます。
しかし、ハンガリーにおいて重要な町であったため、マリア・テレジアやその息子のヨーゼフ2世は町の再建を支援します。
ペーチの人口は激減しましたが、人々は昔からワイン作りで生計をたてていました。
ワイン産業のおかげで、ぺーチは1780年代後半に再び発展します。その当時に作られた建築は、バロック様式なのですが、シンプルで落ち着いたものが多いです。バロック様式らしい華やかな装飾を施すことができたの一部の宗教関係の建物だけでした。
次の新古典主義時代に、ペーチは隆盛を極めます。
ですが、最終的にぺーチを大都市へと発展させることになったのは、1853年に、付近の炭田をめあてに、DGT社がここで石炭や蒸気エネルギーの生産を始めたことです。
続いて鉄鋳造や砂糖の生産など次々に新しい産業がペーチで始まりました。
ジョルナイが陶器工房を開いたのもこの頃です(1868年)。
おかけで中流階級が急速に発達し、当時のロマン主義を反映した建築が盛んに建てられるようになりました。
セーチェーニ広場やキラーリ通りを始め、今日でもペーチに見られる古い建物がそうです。
20世紀初頭、ペーチはますます発展し、新興の富裕層は、さまざまな様式を取り入れた贅沢な折衷様式の建物を好んで建てさせました。
ただ、ペーチでは、アールヌーヴォーの建物はほとんど造られませんでした。
1930年代、第二次世界大戦前には、バウハウスの影響を受けた建物が造られるようになりました。
第二次世界大戦の勃発でぺーチの発展はいったん打ち止めになりましたが、1950年代、周辺も取り込んでペーチの町のエリア時代が拡大されました。新しい地区では共産主義的な建物が建てられましたが、幸い、それがセントラルに及ぶことはありませんでした。
近年のセントラルの修復にあたっては、なるべく古い時代の面影をよみがえらせる方針で行われました。そのおかげでセントラルには昔の雰囲気がよみがえりました。
(ぺーチで買ったパンフレット「PECS─A City Set in Time」(Colvina社刊)より抜粋抄訳)
……なるほど、などと思いながら読んだのはいいものの、これはあくまで帰国後に仕入れたウンチク。実際に町中を散策しているときによく分からないまま歩いています。
これが、もしガイドによる市内案内などがあれば、今日にも残るような歴史的な建物を指し示してくれて、何様式の建物で、こういった時代背景のうちのいつ頃建てられたのか、といった情報をもらえたでしょう。
でも個人で歩く場合はそうはいかないので、歴史も建築史上の意味もすっとばして、いいなぁと思う自分の勘をたよりにするしかありません。
まあ、歴史的・建築的に重要だからといって、それがいつも自分にとって好みと思える建物かどうかは別ですからね。
でも、後から自分の好みと、歴史的・建築的に重要だと言われている建物とその理由を少しずつ照らし合わせいけば、だんだんに見る目が養われていくことでしょう(たぶん@)。
無理に自分の好みを歪めることもないけれど。
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この旅行記へのコメント (2)
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- nekoさん 2012/12/06 13:06:26
- 錠前
- 興味深く拝読しました。
一点、違和感を感じたのが、「名前が削られていました」です。最初は錠前に彫り込まれた名前を、(削除するためか)けずってあるのかと思いました。しかし画像を含めて、「刻まれた」とか、「彫り込んである」などかと推察する次第です。ついでに書けば、「鍵」ではなく「錠」ですね。
- まみさん からの返信 2012/12/07 08:02:11
- RE: 錠前
- nekoさん、こんにちは。コメントありがとうござまいす。
ご指摘もありがとうございます。いやーボキャブラリ・センスがなくて〜。
コメントを書いていたときは本人違和感なかったのですが、改めて読むと、削っちゃうなんて、ロマンチックではないですね。
> 興味深く拝読しました。
> 一点、違和感を感じたのが、「名前が削られていました」です。最初は錠前に彫り込まれた名前を、(削除するためか)けずってあるのかと思いました。しかし画像を含めて、「刻まれた」とか、「彫り込んである」などかと推察する次第です。ついでに書けば、「鍵」ではなく「錠」ですね。
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