2011年ジュール、パンノンハルマ旅行記

2011/05/03 - 2011/05/05

丘の上の修道院を目指して。

エリア その他の都市(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

2011年5月3日。
ジュールへ向かうために、まずブダペストに向かいます。

12時前にはブダペスト東駅に到着。

地下にはトイレやちょっとした飲食店がありましたので、少し休憩しました。
トイレは無料でしたが、トイレットペーパーが備え付けられていないので注意です。

ジュール行きの鉄道に乗車。

ブダペストは晴れていたのに、西へ進むにつれ雲行きが怪しくなり、ジュールに到着する頃には強い雨が降っていました。

ジュール到着後、インフォメーションに寄り、ペンションにチェックイン。

◆Soho Pension
Köz Kenyér 7, Győr

1階がカフェで2〜3階がペンションという可愛らしい宿でした。
屋根裏のお部屋。

バスルームも広々です。
セーチェニ広場が至近で大変便利です。

雨が止んだので、カフェでカロリー摂取です。
Esterhazy torta（エステルハージ・トルタ)はクルミが入ったスポンジの間にアーモンドクリームを挟んだケーキ。
これが、いつまでも胃に残る感じの重さがあるケーキでした。

カヌー乗りの像。

カルメル教会。
内部の見学は不可とのことです。

ハンガリー国民演劇を創出した、カローイ・キシュファルディ像。
詩人、短編作家、劇作家だったそうです。

ラーバ川。

ウィーン門広場には大砲が！
19世紀にウィーンから運び込まれたそうです。

聖イシュトヴァーン像。

グーテンベルク広場にある聖櫃。

大聖堂。

祈りに訪れた方々を見掛けました。

セーチェニ広場。

明日のパンノンハルマ行きに備えて、早々とペンションへ戻りました。

2011年5月4日。
朝食は1階のカフェでいただきます。
席に着くとお姉さんがセッティングします。
サラミと、蜂蜜の入ったお茶が美味しくてホッとしました。

雨の日から一転、快晴、しかし長袖＋厚手のパーカーではちょっと寒い…。

ジュール駅前の市庁舎。

ジュール駅。

ジュール駅に隣接するバスターミナル。
バスを待っている間、一人旅の日本人女性Kさんを発見したので、ご一緒させていただくことになりました。

世界遺産、パンノンハルマ修道院へのバスに乗ります。

30分程度で修道院正門前に到着。

チケット売場は修道院から少し離れた場所にあります。

ガイドツアーでしか入場出来ないので、日本語テキスト付きのハンガリー語ツアーに参加しました。

ギムナジウム。
ハンガリー初のギムナジウムが設置された場所でもあり、現在も約300人の生徒が生活しているということです。

チェコからやってきたベネディクト会の修道士たちがハンガリーにおける最初の修道院をこの小高い丘に建設し、パンノンハルマ修道院はキリスト教信仰の出発地となりました。

聖母子像。

13世紀に建設された地下聖堂（クリプト）。

地下聖堂内の迫り元。

木材でしつらえた聖イシュトヴァーンの王座が据えられていた跡に大理石で再現された座所。

ベンツール・ジュラ作の絵画『ヴァイクの洗礼』をもとに製作されたステンドグラスの窓。

同じくベンツール・ジュラ作の絵画『聖処女マリアに王冠を差し出す聖イシュトヴァーン』をもとに製作されたステンドグラスの窓。

聖堂南飾り扉口「ポルタ・スペツィオーサ（華麗な門）」。

回廊。

回廊の完成年号である1486年が刻まれている角のアーチの迫り元。

憤りを象徴する回廊アーチの迫り元。

自惚れを象徴する回廊アーチの迫り元。

聖堂南壁の回廊側で発見された14世紀の絵画の断片。

丘の周辺は6月下旬から7月上旬にかけてラヴェンダーが一斉に花開くそうです。

ツアーのラストは図書館。

現在では40万冊近くの蔵書を擁しています。

天井フレスコ画はジョセフ・クリーベルの作品。

厳かな見学でした。
また訪れたいと思います。

修道院で作られたワインが売られています。
私はラヴェンダーのポプリを購入しました。

ツアーが終わった後は再びバスでジュールに戻りました。

丁度昼食の時間にジュールへ戻ったため、Kさんと一緒にレストランへ行きました。
バロッシュ・ガーボル通りのセルフレストランは、野菜不足を補うには最適でした。

あまり食欲をそそられない色のケーキ。

さて、Kさんとはここでお別れして、セーチェニ薬局博物館へ。

薬局という感じがしません。

ここは今も薬局として営業していました。

デパート、SKÁLAの1階にはドイツ系のスーパーマーケット、KAISER'Sがあり、買い物に便利です。

繊維製品を産出する工業都市なので、布に関する店が多かった気がします。
こちらは仕立屋さん。

写真屋さんの看板は何故か猫ちゃん。

晴れるとカルメル教会の黄色が青空に映えます。

ジュールにも温泉がある！ということが判明したので、ラーバ川を渡ってラーバ温泉へ。

◆RÁBA QUELLE
http://www.rabaquelle.hu/

以前入ったブダペストやエゲルの温泉とは違い、地元の年配の方が多い印象。
料金は3時間、1950フォリントです。

温泉は色々な種類があってリラックス出来ました、肌にしみるのもあったけれども…。

入浴後はお腹が空く…のでセーチェニ広場に戻り、混み合っていたレストランへ入りました。

Húsleves gazdagon（ブイヨンのスープ、690フォリント）。
スープには素麺位の細さのヌードルが入っていました。

Gundel palacsinta（グンデル・パラチンタ、690フォリント）。
パラチンタはハンガリー版クレープ、デザートにピッタリ。

食事が終わる頃には、既に辺りは暗くなっていたのでした。

明日も素敵な一日が過ごせますように！とマリア様に祈ってみました。