2006/10/21 - 2006/10/21
146位(同エリア188件中)
まみさん
2006/10/21(土)第14日目:ペーチ
セーチェーニ広場とジョルナイ噴水、ジョルナイ・ショップで買い物、民俗博物館、ヴァローシ・ギャラリー(Varosi Keptar)、フランシスコ教会、ヴァザルリ美術館、キラーイ通り周辺の散策と国立劇場(外観のみ)
ペーチ発15:55の列車でブダペスト・デーリ(南)駅着19:05
ブダベストに戻って:大シナゴーグの夜景撮影
民俗博物館を出て、予定どおりラーコーツィ通りを先に進んでいるときに、「地球の歩き方」はもとより、Lonely Planetにもハンガリー政府観光局HPの観光案内にも見当たらなかったギャラリーを見つけました。
はじめは、その建物に惹かれました。
表にVarosi Keptar とありました。Keptar は、いままで何度か目にした単語です。ギャラリーという意味に違いありません。
ポスターに使われている絵に惹かれて、入ってみました。
入って正解でした。
名前だけはチェックしていて、ぜひハンガリー旅行中に出会いたいと思っていた、ハンガリー近代美術史の画家の作品を何枚も見つけることができました。
それ以上に、私好みの作品がたくさんありました。
入場料は、700フォーリントでした。
(2006年10月現在、1フォーリント=約0.6円)
撮影禁止サインは見当たらなかったので、気に入った作品の写真を撮ってきました。
ただ、館員があまりいなかったので、私が写真を撮っているところを見とがめられなかっただけかも。
-
ギャラリーの建物と、やや猫背な男性
こんな風に垂れ幕をしているところから企画展かと思ったのですが、特にどこにも開催期間が書かれていなかったので、ひょっとして新しくできたギャラリーなのかもしれないですし、常設でもこうやって宣伝するものかもしれません。 -
美術館の建物の玄関のところのアーチの天井
最初はこれが撮りたくてこの建物に近付いたのです。
写真を撮っていると、中からおじさんが様子を見に出てきて、「見学したいのか?」と聞きました。
そのときは私はこの建物の中が見学できるようなところだとは全く思っていなかったし、予定もしていなかったため、「いいえ」と答えました。
でも、ギャラリーと分かったし、ポスターの絵から期待できそうでしたので、ガイドブックにないからといって無視することはないと思い直しました。 -
美術館のチラシから
チケット売り場でもらったちらしです。
この絵がポスターに使われていました。
この単純化された風景画。原色に近い色使い。ドイツの表現主義の絵──たとえばカンデンスキーやフランツ・マルクなどの青騎士グループ──を思い出せるこういう絵は、とっても私好みなのです。
このちらしはハンガリー語オンリーですが、きれいなカラー写真が載っているので、もらいました。
チケット売り場は、壁にずらっと書籍が並び、パソコンもたくさんあって、まるでオフィスのようでした。
なので、展示室の中に入るまで、ここは本当に美術館なのかと半信半疑でした。 -
美術館のチラシから
チョーベル・ベーラ画
「パリの通り(Parizsi utca)」
1928年
60.2×73.5cm -
美術館のチラシから
バルツァイ・イェノー(Barcsay jeno)画
「Szentendrei taj」
1935年
53.2×72.2cm -
ゾルターン・シャンドール画
ギャラリーの1階は、ゾルターン・シャンドールという人の企画展のようでした。
ざっと見てあまり好みの作品ではなかったのでがっりしましたが、この恐竜に目をつけたあたりから、だんだんと好みの作品が目に入るようになってきました。
でも、これ、恐竜かしら?
展示のプレートはハンガリー語のみだったので、タイトルは残念ながら分かりませんでした。 -
ゾルターン・シャンドール作
おや、マグリットの作品みたい。
と思ったら、タイトルが「マグリットへのオマージュ」でした。
ルネ・マグリット。
ベルギーのシュルレアリスムの画家。
私のお気に入りの画家の1人。 -
ムンカーチ・ミハーイ画
「ファウスト」
2階(日本式の数え方)に上って、廊下のようなところに展示されていました。
真っ黒な中に沈んだような、ターナーを思わせる絵に目を惹かれて画家をチェックしてみたら、なんと、ムンカーチ・ミハーイではないですか!
19世紀の最大の画家といわれている、写実派のムンカーチ・ミハーイ(1844〜1900)。
日常生活の光景を描いたり、宗教画、風景画、静物画、肖像画も描きました。
人生の大部分はパリで過ごし、パリのサロンで評価されたそうです。
(参考「ハンガリー」クセジュ文庫) -
コスタ・ヨーゼフ画
「Soter Fak」
2階は油絵が展示されていました。このギャラリーのハイライトだと思います。
タイトルはハンガリー語なので分かりません。
でもこの幻想的な空と、そんな空に溶け込んだような樹が気に入りました。 -
ゼニ・イシュトヴァーン(Szonyi Istvan)画
「Landikok」
静かな湖畔。バラトン湖を連想しました。 -
メジェス・ラズロー(Medgyes Laszlo)画
「Tenger parti taj, e.n.」
軽やかなタッチの絵です。私の好きな画家ラウール・デュフィを思い出します。 -
メジェス・ラズロー(Medgyes Laszlo)画
「Kikoto」
さきほどと同じ画家の作品です。
こういう、絵画らしいタッチの絵は好みです@ -
ローマン・ジョルジィ画
「フジヤマ」
1936年
ハンガリー人の見た日本、というところですね。
うーん、江戸時代……よりはもっと最近のようですが。 -
ボハチェック・エデ(Bohacsek Ede)画
「Levai taj」
ハンガリー国内を移動するバスや列車の車窓からがんばって撮りまくった景色を思い出します。 -
フェレンツィ・ノエミ画
「パン屋(Pek)」
センテンドレで出会い、気に入ったゴブラン織物作家であり画家のフェレンツィ・ノエミに再会しました。
この独特の絵。すぅぐに分かります@
やはりこの方は、働く人々を描くのが好きなのですね。それも、女性らしい、とても優しい目で捉えていると思います。
関連の旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第7日目(4):センテンドレの美術館」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10109442/ -
ヴァイダ・ラヨシュ(Vajda Lajos)画
「Utcakanyar」
いままで見てきたハンガリーの田舎の街角というかんじで、なつかしさすら感じてしまいました。
これは3階(日本式の数え方)に展示されていた作品の一つです。
3階に展示されていたのは、主にスケッチでした。
2階で見た画家の作品もありました。2階の油絵ではしっかり地に足がついたような堅実な近代的な絵を描いている画家でも、スケッチという特性からか、びっくりするほど自由奔放で、まるで現代絵画のようでした。
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