2006/10/17 - 2006/10/17
89位(同エリア188件中)
まみさん
2006/10/17(火)第10日目:ジェール&バンノンハルマ修道院
ブダペスト・ケレーティ(東)駅発8:00の鉄道でジェール着9:47
ジェール:ウィーン門広場、大聖堂、カルメル教会、セーチェーニ広場
ジェール発12:00のバスでバンノンハルマ着12:43
パンノンハルマ修道院(13時からの見学ツアーに参加)
再びジェール:クサントス・ヤーノシュ博物館、セーチェーニ広場と旧市街散策、夜景撮影
ジェールは思った以上に見どころたくさん、魅力たっぷりでした。
面白そうな博物館がいくつかあった上に、旧市街はどこもかしかこも、いつまでも隅々くまなく全て歩き回りたくなる格好な散策エリアだったのです。
それなのに今回の私の旅程では、ジェールには1泊しかしません。
しかも、その貴重な1日の第一目的は、ジェールを起点にパンノンハルマ修道院に行くことなのです。
もちろん、ジェールの観光にも、全く時間を割けないことはないだろうと思っていました。
そこで、ジェールではこれだけはやろうというポイントをあらかじめ絞りました。
・少なくとも大聖堂だけは観光する。
・大聖堂と司教館はラーバ川沿いの要塞に囲まれた一角の散策。
・その他、旧市街散策。ドナウ門広場やセーチェーニ広場、それから見どころとして挙げられた建物などを見に行く。
また、ジェールは、規模は大きくなくとも、とてもよい博物館がたくさんある街です。
ただ、「地球の歩き方」では、せいぜいクサントス・ヤーノシュ博物館しかきちんと紹介されていないので、そうと気付いたのはだいぶ後のことでした。
でも仕方がありません。この日程では、博物館は行けないものと最初からあきらめた方が無難でしょう。
と思ったのですが。
この日は思った以上にタイミングに恵まれた日でした。
午前中も1時間余りジェール観光に費やした後、パンノンハルマ修道院見学もスムーズに行って帰って来ることができました。
そして再びジェールに戻って来たのは、16時10分です。
ジェールで観光したいトップの大聖堂は、パンノンハルマに行く前にすでに見学を終わらせました。
であれば、閉館18時のクサントス・ヤーノシュ博物館に行けるではないですか!
あるいは、センテンドレですっかりファンになった、コヴァーチ・マルギットの美術館に行きましょうか。
彼女はジェール出身なので、センテンドレにある美術館ほどの規模ではなくても、このジェールにも美術館があるのです。
というわけで、上記の観光ポイントのことは忘れ、ジェールでの午後は、真っ先に博物館見学に行くことにしました。
といっても途中、途中、気に入ったスポットで写真を撮ることは忘れませんでした。
なにしろ、午前中、撮りたいと思っても逆光で諦めたところが、午後は今度は陽が当たってちょうど撮影向きになっていたりしたのですから。再び、撮影意欲も刺激されました。
博物館については、結果は、なぜかコヴァーチ・マルギット美術館を見つけることができませんでした。でも、クサントス・ヤーノシュ博物館だけでもしっかり見学できました。
ただ、どうせ博物館はあきらめなければならないと思っていたため、Lonely Planetも博物館に関してあまりしっかりチェックしていませんでした。
Lonely Planetが絶賛する博物館は、クサントス・ヤーノシュ博物館ではなく、その隣にあった、パコー・イムレ(Patko Imre)博物館でした。
クサントス・ヤーノシュ博物館については、Lonely Planetでは、住所と開館時間と、何の博物館であるか、という単語の羅列だけ。
パコー・イムレ博物館も、行こうと思えば行けたはずなのに現地ではその魅力に気付かず、すぐ隣なら行けたかもしれないのに、別にいいや、と切り捨ててしまいました。
おお、いまさらのように残念になってきました。
しかも、よく考えたら、ジェールの町散策ポイントとして挙げていた、旧市街の見どころの建物は、ほとんどノーチェックで終わらせてしまいました。
室内ではないので閉館時間を気にする必要がなく、あたりが暗くならない限りはいつでも見に行けるところだったのに。
なんだかんだいっても、旧市街は半分も歩きませんでした。
とはいえ、パンノンハルマに行く前の午前中を含めた博物館見学前後の街中の写真撮影散策、そしてねらいどおり駅前の新市庁舎から始めた夜景撮影のことを考えたら、ジェールで過ごした半日は、十分満足できるものでした。
ちなみに、見どころとして挙げていおいた建物は以下のとおりです。
・ドナウ門広場にあるジェールの街のシンボルである鉄の雄鶏のある泉
・リスト・フェレンツィ通りのジチ宮殿
・ラーコーツィ通りの鉄細工装飾の美しい旧市庁舎
・駅前のネオ・バロック様式の新市庁舎
・トスカーナ様式の柱廊のあるラーコーツィ通りのハンガリー・イシュピタ
・豪華に装飾された典型的なジェールのバルコニーがあるという、カジンツィー通りのロザーリア邸
(情報源:ハンガリー政府観光局HP ステップ・バイ・ステップ・ハンガリー)
この中でちゃんと見た覚えがあるのは、新市庁舎だけです。なにしろ駅のすぐそばにありましたから。
きっとイルミネーションもすてきだろうと、しっかり夜景撮影にも行きました。
「ドナウ川と2本のドナウの支流が合流することから“水の都”と呼ばれるジェール。現在はハンガリー第3の工業地帯として発展しているが、大聖堂を中心に落ち着いた風情の町並みと石畳の歩行者天国が、異国の街歩きの醍醐味を教えてくれる。駅から延びるバロッシュ・ガボール通り沿いには後期バロック様式のレストランや商店が連なり、華やかな雰囲気。」
(「東欧の郷愁」(新潮社)より)
-
再び、ジェール新市庁舎
パンノンハルマから戻って来てジェール再会第1枚目の写真です。
ジェールに着いて真っ先に私の目を奪った壮麗な新市庁舎。
パンノンハルマに行く前にも写真を撮っていますが、バスターミナルから駅前の聖イシュトヴァーン通りへ向かうバローシュ・ガボール橋から見下ろしたときにまた撮りたくなりました。
ちなみに、新市庁舎は、1898年建築のネオ・バロック様式です。 -
美しいバロックの出窓その4
カジンツィー通りの家
午前中は、日が強すぎるせいで、影になった部分が真っ黒になってしまい、撮るのをあきらめた出窓です。
午後の日差しは撮影にちょうどよい加減になっていました。 -
セーチェーニ広場のすてきな看板
実は、セーチェーニ薬局博物館でした。
「地球の歩き方」には名前しか挙げられていませんでしたが、Lonely Planetによると、1669年にイエズス会によって設立され、完全に機能していたバロック様式の薬局だったそうです。ロココ様式のヴォールトの天井と、宗教やハーブをテーマとしたフレスコ画が見どころらしいです。
開館時間は7時半から午後4時で、めずらしく月曜日も開いていて、金曜日までの平日のみに開いているようです。入場料は無料!
しかも、街の中心のセーチェーニ広場の角という絶好のロケーションにあったのに!
時間がもったいないから、いいや、などとスルーしてしまったのが、とても残念です。 -
午後のセーチェーニ広場
バロックの街並みに相応しい広場です。
ヨーロッパの都市の中で古い街並みが残るところといえば、バロック様式のこういう街並みは決して珍しくありませんが……見慣れたと思っても、やっぱりいつ見てもいいものですわぁ。
双塔を抱く白亜の教会は、17世紀のベネディクト教会。
午前中に中に入ろうとして、閉まっていて入れなかったところです。
いまもちょっと中に入りたい誘惑にかられましたが……とにかく、まずは博物館だ!と、こうして広場の写真を撮るだけで去りました。 -
イェドリック・アニョース通り(Jedlik Anyos ut.)のワニの看板
コヴァーチ・マルギット美術館を探してさまよっているときに撮った1枚です。
ワニがアニメチックで可愛い@
お店の名前は、「クロッコー(Krokko)」と読むのかしら。
しかし、一体、何屋さん? -
狭い路地と、新聞配達人のおじさん
これもコヴァーチ・マルギット美術館を探してさまよっているときに撮った1枚です。
美術館があると目星をつけたところにそれらしき建物がないので、だんだんあきらめモード。
見つからない美術館を探して時間を無駄にするより、セーチェーニ広場のクサントス・ヤーノシュ博物館に行くか、と思い始めた頃に撮りました。
狭い路地で、いい風情だなぁ、と思ったところに、新聞配達のおじさんもいて、人のいる街並み写真を撮るのにちょうどよい!と、とっさにシャッターを切りました。 -
クサントス・ヤーノシュ博物館の建物と、自転車で広場を走り回っていた少年
この館の美しい出窓は、ジェールの典型的な出窓だそうです。
この写真は、クサントス・ヤーノシュ博物館の見学を終え、その前のベンチで休んでいたときに撮りました。
さきほど、いいなと思った路地に新聞配達のおじさんを入れて写真を撮ったときに、わざと通行人を入れて撮る面白さを思い出しました。
少年がこのあたりを自転車で走り回っていたので、博物館の建物の前に来るのを辛抱強く待ちました。
このバロック様式の美しい館が博物館となったのは、第二次世界大戦後の1949年に国有化されてからです。
中身のコレクションの歴史と館の歴史とは全く別々でした。
この館は、もともとは1740年代、ベネディクト修道会の大修道院長の邸宅でした。
その後、幾度か所有者が変わった後、パンノンハルマ修道院閉鎖令を出したハプスブルグ家の皇帝ヨーゼフ2世の時代は兵舎として、それから孤児院として利用されました。啓蒙主義時代らしい扱いですね。
パンノンハルマ修道院が復活した1802年、この館もベネディクト修道会に引き取られ、ジェール支部の神学校の本部として、1910年からは教員養成大学の寄宿舎として利用されました。
クサントス・ヤーノシュ博物館の入場料は540フォーリントでした。
(2006年10月現在、1フォーリント=約0.6円)
クサントス・ヤーノシュ博物館は、16時40分から見学を開始することができました。終わったのは17時20分です。
「地球の歩き方」によると、じっくり見て歩くと最低2時間はかかるとあったのですが、そのわりにはあまり時間はかかりませんでした。40分で見学が終わってしまいました。
閉館は18時なので、これでも興味あるところはゆっくり見たのです。コヴィーチ・マルギット美術館は見つけられなかったので、他にめぼしい博物館はないと思っていたから、なおさらです。
もっとも常設展の考古学から中世コレクション部門では、チケット売り場で貸してくれた英語の説明書を読みませんでした。ちょっと詳しすぎて、読みながら見学するのは苦痛だったのです。
各部屋の入口のところに、その部屋の展示に関するもっと簡潔な説明が、英語を含む4ヶ国語で書かれてありました。それで十分でした。
それから、博物館の館員さんが、部屋の照明をつけにいちいち先導して、そして私が見学するのを待っていたものですから、ちょっとプレッシャーでした。
解説書に目を通さないのも、努力の結晶をないがしろにしていると思われやしないか気になりましたが、同時に待たせている気分にもなって、落ち着けません。
別に館員さんにエスコートされる博物館はここが初めてというわけではないのですけれど、そうそう慣れるものでもありません。
でも、中世コレクション部門まで見学が終わると、館員さんのエスコートはなくなり、ホッとしました。
ちなみに、チケット売り場でもらったリーフレットによると、博物館の名前になっているクサンスト・ヤーノシュ(1825〜1894)とは、傑出した探検家であり博物学者で、北アメリカや極東を広く旅行し、博物学・人類学上重要な資料を集めた方だそうです。
彼はブダペストの動物園を設立して、最初の園長に就任しました。その後はハンガリー国立博物館の民族学部門のコレクションの責任者となったそうです。
で、彼と、このジェールのクサンスト・ヤーノシュ博物館の関係は?
うーん、リーフレットには特に触れられていませんでした。 -
クサントス・ヤーノシュ博物館のリーフレットより
先史時代から中世のコレクションの写真部分
動物のデザインの黄金のバックルと、キリスト磔刑図が描かれた象牙
写真の黄金のバックルのデザインは、グリフォンのようなシカのような、というかんじですが、考古学部門にすばらしいシカのデザインのバックルがあったことはよく覚えています。展示室の一室の中央に、ガラスケースの中に大事そうに展示されていたからです。
この写真ではさびが目立ちますが、そのガラスケースの中のシカのデザインのバックルは、とてもきれいに磨かれていてよく光っていました。
もちろん、惹かれたのはぴかぴかだったからではなく(だけではなく@)、デザインの美しさからです。
クサントス博物館は、「古代から現代までの歴史博物館」と「地球の歩き方」にありましたが、どちらかというと歴史民俗博物館というかんじがしました。
歴史が分かっていないと意味のわからないドキュメントや展示品が多いのかと思って警戒していましたが、そんなことを気にしなくても十分に楽しめる博物館でした。
先史時代から中世までの考古学的な展示や、企画展とおぼしき現代アート、近代から20世紀初頭までのジェールの市民生活が分かる展示などでした。
それに「歴史博物館」というには、途中の時代の展示がボコッと抜けていて片手落ちでした。
それはある意味、当然だったかもしれません。
リーフレットで博物館のコレクションの歴史を調べたところ、まずはジェールで発掘された出土品を中心に、パンノンハルマ大修道院附属の中等教育機関(ギムナジウム)の教師が教育の目的上、コレクションしていたものが始まりでした。
また、オスマントルコ時代に貴重なコレクションが西ヨーロッパに疎開されたまま逸してしまったのですが、その後、それを挽回するかのように、コレクションの収集に力が入れられました。考古学的資料はもちろん、ジェール周辺の歴史遺物やコレクション、人類学史上の物品なども。
要するに、はじめから歴史を網羅するためにコレクションされてきたわけではなさそうでした。 -
クサントス・ヤーノシュ博物館のリーフレットより
先史時代から中世のコレクションの写真部分
ケルト族の金細工の渦巻き模様の装飾品と、古代先住民族(あるいはひょっとしてマジャール人)の剣の柄
指輪はお・ま・け@
クサントス・ヤーノシュ博物館見学は、現代画家の企画展から始まりました。
Jovian Gyorgyという画家の抽象絵画展でした。
どことなくおどろおどろしいかんじの作品が中心でした。
抽象絵画はあまりよく分からない私ですが、鑑賞方法としては、まあ、作品を眺めて、頭を空っぽにして、あるいは自分のとりとめない考えにふけりながら、作品の中の世界を体感しようとしてみる、くらいでしょうか。
企画展の後に、常設展らしい歴史展示が始まりました。
ケルトや古代ローマ帝国やハンガリー人の祖先のマジャール人たちが活躍したいわゆる先史時代から中世に至る前あたりです。
博物館の館員にエスコートされて、ちょっとプレッシャーだったところでもあります@
ここは、図解があってとても分かりやすかったです。
特に、出土品の中の服飾品の展示についてです。小さな金細工がたくさんあったのですが、それがどの部分のものか──ペンダントやブレスレットの一部だったか、ボタンか、襟飾りか、バックルか、ベルトか、裾飾りか。
民族移動の地図による図解などもあった気がしますが、この服飾の図の方が関心があって気に入ったので印象に残っています。
また、この部門では、ケルト人だけでなくアヴァール人という民族も重要視されていて、気になりました。
アヴァール人については、ブダペストの国立博物館のギフトショップで買った「ハンガリー歴史アルバム」に載っていました。
ブダペスト国立博物館で買ったハンガリーの歴史冊子
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11603002/
関連の旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第8日目(2):ブダペストに戻って、国立博物館再訪」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10111803/
アヴァール人は、マジャール人ことハンガリー人の祖先が、ハンガリーの地であるカルパチア盆地にやってくる前、すなわち7〜8世紀頃の民族大移動時代に移動した部族のうち、長くカルパチア盆地を占領していた部族でした。
アヴァール人の大移動の第二波にマジャール人も入っていたため、9世紀末のアールバードらではなく、それをハンガリー民族移動の第一波とする考古学者もいるようです。
考古学部門(マジャール人が定住する10世紀くらいまで)が終わると、展示はいきなり近代あたりに飛びました。
歴史を学ぶための展示というよりは、街の著名人かコレクターかが愛用した家具・調度品やコレクションというかんじの展示から始まりました。
アンティークを眺めているようで、小むずかしいことを考えずに楽しめます。
バロック・ロココ様式のホールも見る事ができましたが、これも素晴らしかったです。
天井は白いストゥッコ(化粧漆喰)装飾の額縁に、17世紀のジェール生まれの画家によるフレスコ画。そして、あちこちにちりばめられた、キリスト教の教えの美徳を示す寓意像や寓意画など。
もとは、邸宅の最初の所有者の大修道長のダイニングルームだったそうです。
そして市民生活の生活道具などの展示、内装の復元、衣装など民俗博物館らしい展示が続きました。
これもハンガリー史や、あるいはジェール近郊の歴史を詳しく知らなくても十分に楽しめます。
最後は切手コレクションでした。
これも見事でした。ちっちゃな切手も、あれだけそろえば壮観です。
もともと自分だけのちっちゃな美術集でも作るような気持ちで切手をコレクションしたことのある私です@
オリンピックやワールドカップのようなスポーツ大会の切手、花や虫、風景、建物、著名人といえばレーニンやスターリンがいるのは、さすが@
もちろん科学者とか音楽家とか、顔を見ただけで誰だかわかるような各分野での有名人たちやら。
浮世絵や1970年の大阪万博の切手もありました。
クサントス・ヤーノュ博物館のリーフレットによると、博物館の展示は以下の4つでした。
・先史時代から中世までのジェールとその周辺の歴史展示
・ペッツ(Petz)コレクション(医学史関係、絵画、美術工芸)
・ハンガリーの切手コレクション(1871年に最初に発行されたものから1987年までのもの)
・アバード・ハウザー(Abad-Hauser)コレクション(絵画、美術工芸) -
セーチェーニ広場のラーコーツィ・フェレンツ通り沿いにある、美しいベランダの館と、道行くおばさん(あるいは、おじさん?)
ハンガリーの国旗が掲げられており、扉の左にはなにやら意味深な看板があるところから、由緒ある建物で、いまも何か公共機関によって利用されているところ、というかんじがします。
ひょっとしたら、見どころとして挙げられていた、鉄細工の装飾が美しいという旧市庁舎でしょうか。
旧市庁舎の住所はラーコーツィ通り1番です。ラーコーツィ通りはセーチェーニ広場から始まっているので、セーチェーニ広場側から番地がふられているのであれば、この屋敷の住所はラーコーツィ通り1番となります。
写真の建物が旧市庁舎である確率は高そうです。
この写真は、クサントス・ヤーノシュ博物館の見学を終え、セーチェーニ広場にあるベンチに座って休憩しているときに撮ったものです。
建物だけを写しても良かったのですが、さきほどの新聞配達のおじさんのいる路地の写真と、クサントス・ヤーノシュ博物館の建物を撮るのに自転車の少年も一緒にファインダーに入れてから、わざと通行人を入れて撮る面白さにすっかりはまってしまいました。
ベンチに座りっぱなしでしたので、ちょうどよい具合に通行人がファインダーに入るのを待つのは、全く苦になりませんでした。
通行人の写り方があまり気に入らない場合には撮りなおす余裕もあります。
もちろん、シャッターチャンスを逃さないため、ファインダーの中に人の姿が入ると、カシャカシャ何度もシャッターを切ります。カメラマン気取りで@ -
中世風な石畳のイスコラ通り(Iskola utca)と、その突き当たりのシュヴァイデル通り(Schweidel utca)を走る自転車
これもクサントス・ヤーノシュ博物館を見学し終えた後、ベンチで休んでいるときに撮りました。
奥のシュヴァイデル通りは、通勤帰りなのか、自転車で通り過ぎる人が多かったです。
なのでこういう写真も撮れました@ -
パコー・イムレ(Patko Imre)博物館(あるいは Vatsukos-haz (=Iron Stamp/Log House))と、たぶん家路を急いでいる女性
セーチェーニ広場の、クサントス・ヤーノシュ博物館とは路地1本挟んで隣にあった博物館です。
最初、いくら素敵な出窓でも、Museum という文字が邪魔だなぁと思ったのですが、やっぱり素敵な出窓で写真を撮ることにしました。
もちろん、通行人が通りかかるのを狙って@
クサントス・ヤーノシュ博物館でもらったリーフレットには、この博物館についても書かれてあります。
この建物はジェールの初期バロック様式の典型だそうです。
16世紀まではジェールの参事会のものでしたが、1833年にとある裕福な市民に買い取られ、1980年半ばまで住宅として使われていたそうです。
この建物に博物館がオープンしたのは、1986年5月8日でした。 -
クサントス・ヤーノシュ博物館のリーフレットより
パコー・イムレ博物館のコレクションの写真部分
なんとなくイシュトヴァーン王が描かれた気がする現代絵画と、おそらくパコー・イムレが西アフリカ旅行で持ち帰った彫刻
ピントが、リーフレットの写真よりは、おまけで入れたスワロスキー・クリスタルの小鳥の方に合ってしまいました@
Lonely Planetではこの博物館を絶賛していました。
展示は、1〜2階に20世紀絵画、3階にはパコー・イムレ(1922年生まれのジャーナリスト)がインド、チベット、ベトナム、西アフリカ旅行で集めたコレクションだったそうです。
このリーフレットから補足すると、その割合は、前者が70%が絵画で、残り30%がアジア美術コレクションだそうです。どちらもパコー・イムレがコレクションしたもので、コレクションを分散させず、一般公開させたいという彼の遺言により、博物館が設立されることになったそうです。
絵画は、なんと、1970年代までの20世紀のハンガリー絵画だったようです。リーフレットに羅列されている画家の名前は知らない人ばかりですが、そういう、日本にいてはなかなか触れることのできない画家を発掘するのが、私の東欧旅行の楽しみの1つでもあったのに。
リーフレットにあるような絵画を見ることができたはずなのですよね。
クサントス・ヤーノシュ博物館の隣にあったので、もしかしたら大急ぎでも見学できたかもしれないのに、うーっ、いまさらながら残念です。 -
船の看板と、花で飾られたペールブルーの館
背景の家の壁の水色を海に見立てられそうです。看板の船と合ってます@
「地球の歩き方」いわく、対岸に聖堂と司教館のシルエットが優美に見えるという鉄橋をめざして歩いているときに撮りました。
夕方のシルエットの景色が撮れたらどんなに素敵かなぁと思って、モショニ・ドナウ川にかかるコシュート橋に向かったのですが。 -
美しいバロックの出窓その5
アパカ通り(Apaca u. )のレモン色の建物と、のんびり歩く男性
モショニ・ドナウ川にかかるコシュート橋に向かう途中で撮りました。
まだまだ撮りたい美しい出窓の家がたくさんあったのですが、もうだいぶ日が落ちてきたので、薄暗くなってきました。この写真で終わりにするしかないでしょう。
コシュート橋はなかなか素敵な鉄橋でしたが、対岸のカープラタン丘の大聖堂と司教館のシルエットはよく見えませんでした。
がっかりして、夕景の写真を撮るのはあきらめました。
でも実は、美しいシルエットが見られる橋は、モショニ・ドナウ川に架かるコシュート橋ではなく、ラーバ川に架かるラーバ・ケテーシュ橋(Raba kettos hid)の方でした。
しかし、いかにも鉄橋というのはコシュート橋の方です。
今から思えば、コシュート橋の写真も撮れば良かったです。でも、夕方でだいぶ日が落ちていたので、薄暗くて、カメラの手ぶれ警報がでてしまっていたので、いずれにせよあまり良い写真は撮れなかったでしょう。 -
夜のイルミネーションの新市庁舎
キシュファルディ劇場の前にあるテアトルム・パンズィオーの併設のレストランで夕食を取り、19時すぎ、腹ごなしも兼ねて、夜景撮影に出かけました。
この新市庁舎のイルミネーションはかっこいいに違いない!と思って。
どうです@
新市庁舎と道路挟んだ向かいの公園、つまりこの写真を撮った私がいるところですが、そこでは何やら人が集まって演説が行われていました。
なにしろハンガリーでは、首相の失言を野党が取り上げて大騒ぎし、つい1ヶ月前はブダペストで暴力沙汰にまで発展したデモがあったご時勢です。9月末の地方選挙では、おかげで与党が惨敗。
その後のことは、こうして旅行に出かけてしまったので、ハンガリーニュースはとんと分からずじまいですが(なにしろ、ホテルのテレビの英語放送のニュースといったら、ハンガリーではなく世界のニュースばかりですから)、油断はできません。
といっても、しばらくすると演説が歌に代わりました。結局、なんの集まりかは、よく分かりませんでしたが、私はその人たちを尻目に……でも、少し離れたところで、撮影にいそしむだけです@ -
夜の新市庁舎と、一筋のレーザーにようになった走り抜ける車のライトと、信号待ちの男性
少し場所を移動し、斜めのアングルで新市庁舎を撮ることにしました。
実はこのアングルは、朝、ジェールに着いて新市庁舎を真っ先に目にして、すっかり魅せられたときのものです。
なので一度は写真を撮ったのですが、午前中は逆光が強すぎて、撮った写真は削除してしまいました。
その新市庁舎を、逆光に遮られない夜景で再挑戦!
と思ったついでに、信号待ちをしている人影と、車のライトが一筋のレーザーのようになっているところも、欲張って盛り込んでみました。 -
ドナウの支流ラーバ川沿いに残る城壁跡と、大聖堂と司教館のある夜景
ホテルに戻る直前に、ふと思い付いて、ウィーン門広場からラーバ川に架かるラーバ・ケテーシュ橋(Raba kettos hid)を渡ってみました。
すると、大聖堂と司教館のシルエットが並んでみられるではないですか。
「地球の歩き方」で言っていたのはここかと合点がいき、対岸まで渡りました。
いったん川岸まで下りたのですが、そちらのアングルはあまり気に入らなかったので、もう一度、道路脇まで戻って撮りました。
まったく人気のないところで、我ながらようやるよ、と思わずにはいられませんでしたけれど@
なにしろ、大聖堂と司教館の塔が両方よく見えるところを探すのに苦心しました。
というわけで、どちらかというと、城壁跡を照らす明かりがラーバ川に反射するところの方が気に入ったかもしれません。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ペコリーノさん 2014/08/15 11:57:43
- ジュールだ!
- まみさん たびたびお邪魔してます。
昨年、ウイーンとブダペストを旅行した時、ヨーロッパはあちこちの川で増水していました。ライン川、ブルタヴァ川、そしてドナウ川も。
私がブダペストを目指したその日は、ブダペストのドナウ川が一番増水しているときでした。その時は気づかなったのですが、その影響で、ウイーンからブダペストに向かう鉄道の一部区間がバスによる代替輸送となったのです。
そこで初めて降り立った「ジュール」という町。
市庁舎だけはバスの車窓から写真を撮りました。
まみさんの夜景の写真と比べて「同じだ!」と妙にうれしくなりました。
それにしてもハンガリーは魅力的な国ですよね。
一応、私の旅行記はこれです。(代替輸送ということが面白かったんで)
http://4travel.jp/travelogue/10791547
ペコリーノ
- まみさん からの返信 2014/08/18 01:45:40
- RE: ジュールだ!
- ペコリーノさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ジョール旅行記(?)拝見しました。
増水の被害の話は、私が旅行したあとであちこちで聞きました。
旅行してきた国だけに、心配になったものです。
いまはヨーロッパの天候もおかしなことになっているようですからね。。
私はパンノンハルマ修道院に行きたくてジョールに滞在することを考えましたが、とてもよかったですよ、ジョール!
ペコリーノさんがこの旅行記に注目してくださったおかげで、私もなつかしく思い出すことができました。
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