2006/10/17 - 2006/10/17
101位(同エリア112件中)
まみさん
2006/10/17(火)第10日目:ジェール&バンノンハルマ修道院
ブダペスト・ケレーティ(東)駅発8:00の鉄道でジェール着9:47
ジェール:ウィーン門広場、大聖堂、カルメル教会、セーチェーニ広場
ジェール発12:00のバスでバンノンハルマ着12:43
パンノンハルマ修道院(13時からの見学ツアーに参加)
再びジェール:クサントス・ヤーノシュ博物館、セーチェーニ広場と旧市街散策、夜景撮影
正直言ってジェールに行くことにした1番の理由は、パンノンハルマ修道院でした。ジェールは世界遺産のパンノンハルマ修道院へ行く「玄関口」なのです。
しかーし。
下調べをするうちに、ジェールそのものに魅力を覚えるようになり、もう少しジェールそのものの観光にあてれば良かったと後悔しました。
しかし、そのころにはすでにがちがちに旅程を固めてしまっていて、滞在日数を延長しようがありませんでした。
もっとも、たとえジェール滞在を延長できても、旅行日数は23日と決まっているのです。すでに日程に組んだ他を、代わりにあきらめなくてはならなくなります。
そこで。
パンノンハルマ観光の残りの時間、ジェールでこれだけはやりたい・観光したい、というポイントを次の3つまで絞りました。
・少なくとも大聖堂だけは観光する。
「地球の歩き方」によると開館時間は10:00〜12:00と14:00〜18:00。昼休みが長いかわりに遅くまで開いているので、可能性は高いです。
・大聖堂と司教館はラーバ川沿いの要塞に囲まれた一角の散策。
川を結ぶ鉄橋から眺めると、大聖堂と向かい側の四角い塔を頂く司教館とのシルエットが優美に映える景色が楽しめるそうです。それに宿泊するペンションが大聖堂に近いので、あたりが真っ暗になるまで散策をしていても、帰りの夜道をそんなに気にしなくてすむでしょう。
・その他、旧市街散策。ドナウ門広場やセーチェーニ広場、それから見どころとして挙げられた建物などを見に行く。
たとえば、ドナウ門広場にあるジェールの街のシンボルである鉄の雄鶏のある泉。リスト・フェレンツィ通りのジチ宮殿、ラーコーツィ通りの鉄細工装飾の美しい旧市庁舎、駅前のネオ・バロック様式の新市庁舎、トスカーナ様式の柱廊のあるラーコーツィ通りのハンガリー・イシュピタ、そして豪華に装飾された典型的なジェールのバルコニーがあるという、カジンツィ通りのロザーリア邸など。
(情報源:ハンガリー政府観光局HP ステップ・バイ・ステップ・ハンガリー)
この中のトップ1の大聖堂ですが、当初はパンノンハルマ修道院を見学した後に行く予定でした。
しかし、大聖堂は宿泊ペンションのすぐ裏にあるのです。
そして時間はまだ10時40分。
先に大聖堂を見学してからパンノンハルマに行くほうが、気分的に落ち着く気がしました。
結局、午前中少しジェールを観光してからパンノンハルマに向うことにしました。
大聖堂の他に、駅前に向かうにしてもセーチェーニ広場の方へ廻り、途中で目に入った教会にも入ることにしました。
というわけで中を見学できた教会は、大聖堂と、ウィーン門広場のカルメル教会の2つでした。
セーチェーニ広場のベネディクト派教会こと聖イグナシウス教会には入れませんでした。
この旅行記では、午前中のジェール観光のうち、教会にかかわる写真を集めました。
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大聖堂の前の聖母子と聖イシュトヴァーンの像と司教館の塔
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家族が見学するのを外でタバコを吸って待つ男性と、古典的な柱のある大聖堂の入口
大聖堂に入れるのは正面の門ではなく、この脇の入口からです。
私が入ろうする前に、5人ほどの家族連れが入りました。
しかし一家のパパらしきこの男性は、中が禁煙なせいか、タバコを吸っていたので中に入らず、外で家族を待っていました。 -
大聖堂の主祭壇とそのまわり
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大聖堂の側廊
奥には礼拝堂
大聖堂の中は重厚なバロック様式です。
でもこんな風に白が基調なので、すっきりした印象があります。
白い部分はちょっと黒ずんでいますが、その分、歴史を感じさせて、重厚な雰囲気に拍車をかけています。
とにかくすばらしい内部でした。 -
大聖堂の装飾
すばらしいストゥッコ(化粧漆喰)装飾!
なのですが、よく見るとだまし絵でした。
でもこれだけ見事にだまされる絵なら、上等です@
柱の金の装飾など、だまし絵ではないものもありますしね。
そう、だますには、少し本物をまぜるとよいのです。
いやはや、いままでなら教会の内部の写真は撮れないので、少しでも記憶にとどめようとしっかり観察していました。
今やデジカメで内部の写真も撮れると分かっているので、つい1枚は必ず写真を撮ろうとはりきってしまいます。
本当は写真を撮るだけでなく、ゆっくり30分くらいここで過ごしてすばらしい内部をしっかり目に焼きつけておきたいところです。
でも、この後にパンノンハルマに行くとなると時間が気になって、そんなにゆっくりはしていられませんでした。
とにかくジェール観光ではせめて見学したいと思っていた大聖堂の見学がまず実現できました。
ただ、大聖堂の宝物で見どころの1つの聖ラースローの黄金の胸像はありませんでした。
おそらく胸像が収められていたと思われる豪華に装飾された壁のくぼみは、空でした。
また、教会には珍しい2つの「黒い祭壇」があるとのことでしたが、ひととおり回ってそれらしきものには気付きませんでした。ちゃんと見ていたのに、そうだと認識しなかっただけだろうと思いますが。
また、Lonely Planetによると、17世紀の祭壇画で、聖パトリックの日に血の涙を流したというマリアの絵があるとのことでしたが、それもどれか分かりませんでした。
※聖ラースローの黄金の胸像(実際は聖遺物入れ=ヘルマ)
「ハンガリー・ルネサンスを代表する美術工芸品。ブダペスト国立博物館にあるものはコピーでオリジナルはここにある。1405年に当時の金細工師として有名だったコロジュヴァール兄弟によって制作された。冠は1600年頃にプラハで制作され、後からつけられた。胸の中央にハンガリーの紋章。」
(参考「旅名人ブックス ハンガリー“千年王国”への旅」(日経BP社)その他)
※ラースロー(在位1077〜1095年)
「第6代ハンガリー国王であるベーラ1世の息子であり、第9代国王となった。イシュトヴァーンの跡継ぎだったイムレが亡くなると、従兄弟のヴァーソイが王位を要求してイシュトヴァーンを倒そうとした。マジャルの古い宗教に固執するヴァーソイは重刑を受けるが、幼い息子たちは国外に逃れて助かる。ベーラ1世はその息子の1人である。
異教徒ヴァーソイの孫であるラースローは、熱心なキリスト教信者で、教皇庁からイシュトヴァーンとイムレ王子の列聖を得て国王と教会の威光を高めた。(中略)聖ラースローがイシュトヴァーンに次ぐ「第二の国王」と言われているのも、ハンガリーのために生きた人物だからである。イシュトヴァーンから後の王は在位も短く、常に権力闘争の中で王座を守ってきたため真の統治はできず、治安は乱れ続けたが、20年近く王座についた彼は、法律を作り、異民族の襲来を防いだ。特に東方から侵入してきたクマン族を撃退した英雄的戦いは長く語り継がれ、多くの伝説が生まれた。(中略)勢力争いに明け暮れて国の統治が疎かになっていた時代にキリスト教信仰を強化し、西ヨーロッパ的文化をもたらすことによわってハンガリーを救った。彼がいなければ、今日のハンガリーは存続しなかったとまで言われる所以である。」
(「旅名人ブックス ハンガリー“千年王国”への旅」(日経BP社)より) -
大聖堂のあるカープラタンの丘にあった浮彫り
ハンガリー歴代の王の1人でしょうか。
聖ラースローかしら。 -
ウィーン門広場のカルメル教会と街灯
クリーム色のバロック様式のファサードのある教会です。
とはいえ、教会の正面全体の写真は「地球の歩き方」にも載っているし、なるべく教会全体が分かるような写真を撮ろうとすると、説明的な写真にしかならず、あまり魅力を感じません。
なので、またここでも、ファインダーの中に収めるのは思い切って扉のあたりだけに絞りました。
もちろん、また通行人が入る瞬間を狙っています。
扉の色に対してもうちょっと目立つ色の服装の人の方が理想でしたが、この後、パンノンハルマに行くことを考えると、1枚の写真を撮るのにあまり時間をかけていられませんでした。
「地球の歩き方」には、カルメル教会は「残念ながら内部を見ることはできない」とありました。
でもこうやって中に入って行く人がいたので、私も入ってみました。 -
カルメル教会の主祭壇とその周囲
内部はほぼ楕円形構造で、とにかくとてもラブリーな教会でした。
ロココ様式のかわいい教会で、天井画もなかなかすばらしいです。 -
カルメル教会の天井
華麗な天井画です。
どなたか聖人にまつわる奇跡がテーマのようです。
そして内部は、このようにほぼ楕円形構造でした。 -
カルメル教会の主祭壇
カロチャ刺繍のテーブルかけがありました。ラブリー@
祭壇の両側にいる聖人像は、向かって左は、推測ですが、福音書記者の聖ヨハネではないかしら。
足もとにその象徴のワシがいるからです。
向かって右は、これも推測ですが、猛獣ライオンですら従わせたという聖ヒエロニムスではないかしら。
足もとにうずくまっているのはライオンに見えるのです。
あるいはライオンをシンボルにもつもう1人の聖人、福音書記者の聖マルコかしら。 -
カルメル教会の信者席と床
床の模様もなかなかラブリーです@ -
カルメル教会のオルガン
入口の上部にあったオルガンです。
全体のロココの軽やかな雰囲気にあわせて、オルガンも軽やかなかんじがします。
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