2006/08/02 - 2006/08/02
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ソフィさん
2006年8月2日(水)
しばらくのお別れだったが、山から降りてきて再び接するツェルマットの町並みは、明るくあたたかく、懐かしかった。
今日の昼食は、スイスの風土料理「ラクレット」である。
本通りから少し入った奥まったところに、みやげ物店に囲まれて、目指すスイス料理店があった。
ドアを開けて入ると、すっかりスイスだらけである。
壁も天井も、机も椅子も、白木に近い明るい仕上げで、デザインはシンプルだ。
壁にはスイス国旗が飾られ、ついたてガラスの模様には、スイス各州の紋章が入っている。
テーブルセンターの色まで、国旗の色に合わせている。
今まで名前を聞いたことはあるが見たことのない「ラクレット」とは、どんなものだろうか。
少なからざる期待を持って、料理を待つ。
サラダの次に出てきた「ラクレット」は、ゆでたジャガイモを、溶けたチーズにまぶしながら食べるものだった。
チーズフォンデュの、ジャガイモ版と言っても良いだろう。
実に簡単なレシピに見えるが、簡単な料理ほど、素材の選び方や味付けは、難しいのかも知れない。
もともとジャガイモに、近くの火で溶かしたチーズを載せたもので、これならば実に簡単な家庭料理である。
なぜ同じスイス料理の、チーズ・フォンデュが流行して、ラクレットが流行しないのか。
あまりシンプル過ぎるからではないだろうか。
ラクレット用の炉があり、各自チーズを溶かしながら食べるのが、一番凝った食べ方という。
しかし大方のレストランでは、ゆでたジャガイモと、前もってやわらかく溶かしたチーズとを出し、客がそれをミックスするようになっている。
スイス写真集の7月28日「チューリッヒまで」、7月30日「氷河特急」、8月1日「カンデルシュテークまで」の記事は、「片瀬貴文さんの旅行記」
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
をご覧ください。
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