2006/08/02 - 2006/08/02
711位(同エリア799件中)
ソフィさん
2006年8月2日(水)
再び電車に乗って、下る。
ツェルマットまで、あと一つの駅を残すだけだ。
マッターホルンは、東北稜を真正面に見せてきた。
ウィンパーの物語に戻る。
1860年に初めてアルプスを訪ね、その美しさにすっかり心を奪われたウィンパーは、明けて1861年に、最初のマッターホルン挑戦を始める。
しかし「アルプス登攀記」によれば、この年彼がイギリスを出発したときには、まだマッターホルン登山計画はなかった。
旅行の途中で、予定を変えてマッターホルンに挑むことになったようだ。
この年、まだ登山家としては自称ビギナーだった彼は、まずフランスの「モン・ベルヴー」の初登頂に成功する。
この「モン・ベルヴー」なる山は、私の調べた限り、はっきりした所在はわからない。
おそらくエクラン山塊の主峰、バール・デ・ゼクラン(4102m)だったのではと、考える。
当時は非常な山奥で、正確な地図さえなく、そのために苦労を重ねながらも、新しい地理上の発見も少なくなかった。
この登山は友人に誘われたのがきっかけで、交通不便な山奥で数々のカルチャーショックと戦いながら、時には脱走兵と間違えられたりして、その多くの体験談はとても面白いが、いずれ別の機会に紹介することにしよう。
それから彼は、工事中だったモンスニ・トンネルの現場を訪ねる。
モンスニ・トンネルは、フランスとイタリアの間に掘られたアルプスを貫通する初めてのトンネルである。
トンネル工事に初めて圧搾空気が使われ、現場の効率と環境を飛躍的に改善し、その工法は歴史に残る画期的なものだった。
延長12.8キロは世界最長であり、14年の歳月を費やし、1871年に開通している。
スイス写真集の7月28日「チューリッヒまで」、7月30日「氷河特急」、8月1日「カンデルシュテークまで」の記事は、「片瀬貴文さんの旅行記」
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
をご覧ください。
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