2006/08/02 - 2006/08/02
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ソフィさん
2006年8月2日(水)
電車はリッフェンベルクにまで降り、マッターホルンを見上げるようになった。
この駅の近くも360度の展望が開け、見晴らしの良さそうなホテルが建っている。
ウィンパーの物語を、続ける。
マッターホルンの初登頂を果たしたウィンパーは、1906年に67歳で初めて結婚した。
しかし1911年72歳のとき病気となり、失明するかもしれないとの宣告を受ける。
彼は最後にアルプスをひと目見ておこうと、グリンデルワルト、ツェルマットとめぐり、モンブランのふもとにあるシャモニーで、息を引き取った。
彼の遺体は、シャモニーの墓地に眠っている。
ウィンパーが書いた名著「アルプス登攀記」は、マッターホルン初登頂から6年後の、1871年に出版された。
この本は「人生にとって登山とは何か?」を語りかけており、大きな反響を巻き起こした。
同時に、たくさんの人たちに対して、生きることへの情熱を与えた。
初版は版を重ねるほどに改定され、1893年の第四版が、決定版とされている。
もともと英語で書かれているが、フランス語訳が1973年、1912年に出され、ドイツ語訳は1912年に発行された。
わが国へどのように紹介されたかは定かでないが、私の読んだ浦松訳岩波新書の初版は、1936年である。
そのほかに、新島義昭訳が、1998年に、講談社学術文庫として、出されている。
ウィンパーは持ち前の几帳面さで、版を改めるごとに手を加えており、120を越える挿絵のほとんども、彼自身の筆により書かれ、彼自身の手で木版に彫られた。
スイス写真集の7月28日「チューリッヒまで」、7月30日「氷河特急」、8月1日「カンデルシュテークまで」の記事は、「片瀬貴文さんの旅行記」
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
をご覧ください。
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