2006/08/02 - 2006/08/02
147位(同エリア168件中)
ソフィさん
2006年8月2日(水)
マッターホルンを見ていると、ウィンパーの活動が思い出される。
しばらくは、彼の超ベストセラー「アルプス登攀記」によりながら、その無限とも思える熱意と活力を紹介したい。
私の読んだ「アルプス登攀記」は、原著”SCRAMBLES AMONGST THE ALPS”を、浦松佐美太郎が翻訳して、岩波文庫から出されたものであり、上下と二巻に分かれている。
上巻は1988年に発行された第47刷であり、下巻は2003年発行の第48冊である。
エドワード・ウィンパーは1840年ロンドンに生まれた。
イギリスでは、世界を支配する輝かしいヴィクトリア時代(1837年〜1901年)の幕開けを、迎えたころである。
ウィンパーの偉業の背景には、イギリスという国の盛んなエネルギーを感じる。
彼は11人兄弟の2男であり、父は水彩画家、挿絵画家だった。
エンジニアを志向したが、志を達成できず、父の挿絵画家の仕事を引継ぐことになる。
写真製版の技術が発達していなかった当時、挿絵画家は重要な仕事だったようだ。
しかしその仕事が、彼を山にのめりこませるきっかけをもたらせた。
挿絵画家だったウィンパーをアルプスに誘ったのは、1860年(万延元年)イギリス山岳会が、会員の登山紀行文集の挿絵を、彼に依頼したことがきっかけだった。
1860年は、威臨丸がアメリカに向けて出航した年である。
21歳だったウィンパーは初めてアルプスを訪ね、すっかりそのとりこになってしまう。
それから六年間の登山記録が、「アルプス登攀記」だった。
スイス写真集の7月28日「チューリッヒまで」、7月30日「氷河特急」、8月1日「カンデルシュテークまで」の記事は、「片瀬貴文さんの旅行記」
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
をご覧ください。
PR
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ソフィさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
10