2006/08/19 - 2006/09/19
225位(同エリア282件中)
こまちゃんさん
- こまちゃんさんTOP
- 旅行記1963冊
- クチコミ258件
- Q&A回答339件
- 1,995,815アクセス
- フォロワー64人
9月17日
いよいよ丸一日を長距離列車で過ごす日が来た。しかも明日もまだあるし。
クニクニは何も言わないけど、自然に顔が強張っている。。。(^^;
旅の思い出が勝つのか、長時間列車の不安が勝つのか、それは誰にも判らない。
今日は、起床後到着した武威南から、甘肅省蘭州~宝鶏~天水~西安(深夜23時)まで。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス タクシー
- 航空会社
- 中国国際航空
PR
-
どうせドコにも行かないので、朝はゴロゴロしながら起きるのも遅かった。
10時26分、甘肅省に入って3つめの駅「武威南」に到着。
停車時間は・・・・・3,、30分!? -
ここ「武威南」にて、機動列車を最速170kmのタイプに変更する為だ。
-
人々は、皆思い思いの事をしながら時間つぶし。
たかだか機動列車交換で、半時間も停車するのか・・・?
日本だったら、ドコか別の都市まで行けちゃうけど・・・。 -
爺ぃは、売店で林檎を買ってきた。
色白でいびつな林檎だった・・・。
烏魯木齊を出る時、爺ぃの友人から貰った物の中に林檎があり、それが無くなったので補充のつもりだと言っていた。
・・・でも、あれとその辺のとは全く違う筈だ。持ってきた人も行っていたけど、特別新種の販売で買ってきたモノらしいし、見た目も綺麗で整っていた。
仲良くなった列車員にスマイル。 -
こまは先頭車両へと歩いた。
昨晩柳園(敦煌)で、張さんと話しをした貨物車両だ。
機動車両は既に外され、先まで進んで今我々の脇を通過しようとしている。
貨物車両前に人集り。 -
何かと思えば、ヨーゼフみたいな犬(セントバーナード)の子供だった。
貨物車に積まれた乗客の犬らしく、出して運動させて貰っていた。良く許可してくれたもんだ。 -
きっと、列車の関係者だとは思うが・・・
-
昨日から頑張っていた機動車両が通過中。
戻りのT53/T52の頭になるのだろう。
お疲れ様。それまでゆっくり休んでて。 -
この列車の空調システムはドイツメーカーのものだ(上海哈格諾克冷気有限公司)。
道理で良く冷える訳だ。車内は一寸した冷蔵庫状態だったし・・・(~~;
中国人は我慢強い。誰も「冷えすぎ」に関して苦情を言わない。それは、熱い環境の多い国なので、文句を言って切られても文句が言えないからだろうか? -
クニクニとじゃれる爺ぃ。
爺ぃは結構幼稚な事が好きな老家伙なのだ。 -
余りの長時間停車。
ホームを散歩するクニクニ。 -
タダ停まっているだけの列車。
でも、何か違う。
列車環境は当然だけど、外からは判らない。 -
しかし、外からこの情況を眺めていると、空気自体が落ち着かない感じがする。三峽下りの船の上のような、ゆったりとした時間は中々感じられなかった。
列車の場合、2泊もするとなると、結構ストレスも溜まる感じなのだろう。軟臥の方なら、少しはマシなのだろうけど、所詮同じ連結だから、苦痛感改善は余り期待出来ない。 -
まったりと流れる時間、結構やり所無くウロウロする人が目立つ。
鬱になる気分は、何も外国人だけではない様子だった。
そもそも寝台に乗れる人自体、普通の生活者よりは裕福な人達だろうから、ある程度はクニクニと同じ気持ちなのかも知れない。 -
ん!?
赤いマスクの機動車両が、さっきの機動車両が去って行った軌道を走って行く。 -
車線を変え、こっちの軌道に入り向かってきた。
-
一寸近代的で新型の感じがする車両。
-
そのままT54次に連結するようだ。
お前、来るの遅すぎるんだよね。。。
ボディには「最高速度170km/h」の文字が見える。
青い方は120kmなので、これが提速列車(増速列車)なんだろう。 -
連結を見る野次馬達。
-
こまも拝見。。。
-
10時55分、列車は無事発車。
この辺りは極普通の、のどかな田舎町だった。
(でも、しっかりとパラボラがある) -
刈り入れが済んだばかりの稲地。
-
その跡に羊を放牧させている。
これで肥料と虫退治と一石二鳥。 -
パラボラの有る家とは思えない、このアンバランス。
-
この辺りでは、村の守り神的な「廟」の祠が沢山見られた。
-
こう言った集落には、必ずと言って良い程「廟」がある。
-
これは廟じゃないけど・・
-
日本で言う一戸建てみたいな庭付き住宅。
-
湯気の立つ煙突。昼食の準備。
丁度お腹も空いてきたので、さっきの林檎を食べてみた。
・・・・・・・・・・・不味〜カスカスやん!(@@;
駅で売っているモノって、やはりこんなモンだ。。。 -
単調なデザインの加油站(ガソリンスタンド)。
赤は好きな色なんだろうけど、青と合わすのはきついなぁ・・ -
また有った。
-
これは昔の窖洞(洞穴住居)跡。
-
山頂近くの「廟」。
-
3分しか走ってないのに、またもや山の中腹に「廟」。
-
その祠のある山は、何となく「鰹節」みたいな色合いだった。
-
神懸かり的な岩。
多分、村の神岩だろう。 -
こんな感じの所にあった。
-
その裏手の山脈頂点には「廟」があった。
登って行くのが大変そうだ。 -
丁度お昼なので、烏魯木齊で買った面包を戴く。
クニクニにパンを買っていった時、自分の分も買って置いたのこりだ。
「五指面包」、五つの味のパン。
とても大きく二元はお買い得。しかも美味しかったし♡
「新食感宣言」の記載は、どうも日本のマネ臭い。 -
河・・・・黄河だ!!もうすぐ蘭州に到着だ。
遠くに新しい橋が建設中。
また、人民の誰かが泣き、その税金で暮らしている官僚が私腹を肥やしているのだろう。
そう言った事があるので、発展が目に見える度にしんどくなる。
中国を本質を知ってしまうと、人と同じように、暢気に感動する事はもう出来ないだろう。 -
以前、敦煌からの帰りにも撮影したカーブ。
自分の列車の最後尾が見える。
前回は雨だった。 -
蘭州にて、特産の白蘭瓜を買う。
一寸シーズン遅れなのだが・・・ -
映っているおやじ達は、特に知り合いでもない。
爺ぃの持っている白蘭瓜を見て、他の乗客が興味津々になったのだ。
「白蘭瓜」は蘭州等甘肅省でしか手に入らないメロンと言うと、みんな挙って買いに向かった。
知識に乏しく自主性なしの国民性を垣間見た。 -
蘭州を出て最初に見える橋。
この角度のこの情景、今日で何回見ただろうか?
蘭州を出た途端、車窓の景色に緑色がにじみ出すのだ。 -
珈琲色著しい黄河。
-
蘭州を出ると、暫くは不思議な地形が続く。
-
放牧から帰るところ?若しくはこれから出掛けるのか?
一匹ズリ落ちているのが居る。 -
昔の軌道。速度増加に伴い、軌道を変えた区域。
さっきの赤い列車が引っ張り走る区間は、殆ど新軌道に変更されている。
緑が濃くなってくると、、、 -
18時20分、甘肅省で最も美しい土地「天水」に到着。
一度も下車した事がない。 -
21時00分、「宝鶏」到着。
ここを出ると、甘肅省とお別れだ。 -
21時52分、西安に到着。
この先の鄭州までは「T54次」のまま運行される。西安駅 駅
-
出発の時間までに、自分たちの飲み物を補給した。
クニクニにはお茶、こまはレモンティ、爺ぃはミネラルウオーター。
もうみんなの定番を知っているので、訊ねなくても阿吽の呼吸だった。 -
向かい側のホームに別の列車が到着。
焼く10分後、我々の列車は西安を出る。
その後、みんなご就寝。
明日はいよいよ上海到着だ。
到着したら何をすべきか何も考えてない。
クニクニには、もう精神的な面での体力が残っていないかも知れないし。
そう言った意味でも、この列車の旅で己経差不多(既に充分)だと思う。
今夜はこまも、何も考えずにご就寝・・・
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
こまちゃんさんの関連旅行記
この旅行で行ったスポット
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
53