1961/11/15 - 1961/11/15
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ソフィさん
1961年11月15日(水)
夜22時すぎ、ホテルまでソレタンシュ社の人が迎えに来てくれる。
工事現場のつめ所に立ち寄り、ここで作業着に着替えて、ヘルメット長靴姿でトンネル内に入る。
まず第一印象は、現場がすっきり整理されていて、人が少ないことだった。
この工事の目的は、古くなったトンネルの、天井からの湧き水が激しいので、それを止めることである。
湧き水を止めるためには、その水が通ってくる岩の割れ目を、閉ざすことである。
そのために、トンネルに穴を開けて、割れ目に何かを注入する。
水には圧力がかかって流れているので、急所に、しかも注入したものが流されないようにしなければならない。
われわれが同じようなことをすると、注入したものが流れてしまい、岩の割れ目を閉ざすことはなかなか難しい。
ソレタンシュ社は、岩や土の中への注入技術に関して、おそらく世界に並ぶものはいないだろう高いレベルを持っている。
いくつかのノウハウのうち、学ばなければならないと思ったのは、無理に注入液に圧力をかけて、たくさんの液を流し込もうとはせずに、時間をかけて注入することだった。
そのためには、注入液の粘りや固まる速さなどの性質を変えながら、同時に注入圧力も適度に調節し、きめ細かく現場管理を行っている。
われわれは、注入工事の価格を、注入液の量に比例して支払っているが、彼らは作業時間に比例して支払う。
簡単に言えば、量ではなく、質を重視している。
監督員がいないもの、不思議だった。
現場の作業者が信頼されていて、その分必要な人数が少ないだけ、仕事の効率が良くなっている。
ホテルに帰って寝たのは、午前4時ごろだった。
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