2006/08/02 - 2006/08/02
152位(同エリア172件中)
ソフィさん
2006年8月2日(水)
ゴルナーグラートで一時間ほど、うっとりとこの世とは思えない山に酔っていた私は、名残を惜しみながらツェルマットに下る電車に乗った。
電車は徐々に高度を下げ、山を見る角度が変化する。
同時に位置も変わるものだから。山々の容姿は刻々に変わる。
この電車は線路の勾配を少なく抑えるため、グネグネ蛇行している。
電車が方向を変えるにしたがって角度が変わり、景色の主役や脇役が変わってくる。
山の訴える美しさは、見る目の高さや位置によって、さまざまなのだ。
眺める場所は、高いばかりが、いいとは限らない。
うんと高いところから山を見れば、ほかの山は地面に張り付いていて、起伏が単調に見える。
見晴らしは良くても、景色は平面的に見えて、山のたくましい個性を、十分に理解することは難しい。
また低すぎても、周辺の山に隠されて局部的な景色となってしまい、山全体の風格を味わうことが困難となる。
山を眺めるには、ちょうどいい高さがあるのだ。
見上げる角度によっても、山の訴えかける内容は変化する。
山に近づきすぎると、全体を見ることが出来ず、ほどほどの距離が必要なのだ。
同じような山並みの連続もそれなりに美しいが、景観の中心となる傑出した峯の存在が、景色を引き締める。
これらの点を考えれば、ゴルナーグラートの視点は、恵まれている。
マッターホルン、ブライトホルン、モンテローザとほどほどに離れながら、景観の中心がたくさんある。
これらの超スタークラスの山を除いても、つい見過ごしがちだが、その左右の山の美しさも一流である。
山は、雲の形によっても形相がダイナミックに変化する。
雲一点ない快晴の山よりも、雲によってある程度あちこちが隠された山の景色のほうが、味わいがある。
今日の山は雲が変幻自在に浮いており、その点でも恵まれた山岳展望日和といえよう。
スイス写真集の前日8月1日の記事は、「片瀬貴文さんの旅行記」
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
をご覧ください。
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