2006/09/17 - 2006/09/25
936位(同エリア1795件中)
カエル姫さん
今日は、これからショット・エル・ジェリド(塩湖)を通って、いよいよサハラ砂漠に突入です。
サハラ砂漠でラクダに乗る、というのは、この旅行記の題名にも挙げたように今回の旅の目的のひとつでもあったので、とても楽しみにしていました。
今回は、サハラの中でも、特に赤茶けた砂が美しいとされる「クサール・ギレン」まで足を延ばし、そこで1泊する予定です。
宿泊先は、「豪華な5つ星テントホテル」にするか、「簡易テント」にするか、最後まで悩んだのですが、結局有名な『パンシアホテル』にしました。
念願のラクダツアーですが、夕刻を予約しお金まで払ってあるのに、西洋人団体にラクダを横取りされてしまい…すったもんだの末、つぎの日の早朝に乗ることに。
次の日も、なかなかラクダ&ラクダ使いが起きてこず、このままらくだに乗れず終わるんじゃないか…と危惧しましたが、結果的には無事乗れました。
早朝たたき起こされたラクダの皆さん?はややご機嫌ナナメでしたが…
それでは、ごらんください。
【5日目】早朝タメルザを出発→塩湖経由→途中ドゥーズにて木曜市見物→クサールギレンへ。《クサールギレン泊》
【6日目】ラクダツアー→マトマタ→スファックスで4WDから降ろしてもらい、ここで2泊3日の南部ツアー終了!
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早朝に、タメルザを出発。
途中、「ショット・エル・ジェリド」を通過します。
その名のとおり、一面塩の湖!
その時の気候によって色が変化して見えるそうですが、私たちが通ったときは、白銀の世界に迷い込んだように、真っ白にキラキラと輝いていました。
4WDの中は死ぬほど暑いのに、窓の外は果てまで続く氷の世界…こんなの初めての経験です。
ドライバーさんが塩湖の端っこにあるお土産屋さんの前でしか降ろしてくれず、仕方なくそこから撮った一枚…あのスバラシイ世界をお見せできなくて残念… -
ところどころ、小川となって流れています。
すくってなめてみると苦くてしょっぱーい(>_ -
“写真撮るなら遊んでくれヨォ”と寄ってきたワンコ。
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ショット・エル・ジェリドをしばらく行くと、ドゥーズの町に到着です。
ここでは毎週木曜日の午前中に、曜日市を家畜市が開かれているんだそう…
覗いてみました。 -
同じ市場でも、さすが南部!
首都チュニスとは趣が全く異なります。
炎天下の中、食料品やスパイス、日用品、衣料品などが、ところ狭しを並べられています。
ここは、煮干しやスパイスを売る店。
人の体臭とあいまって、アジアの雑踏にあるような独得な匂いが鼻をつきます。 -
ここは、ヘナを売っていました。
ヘナとは、ミソハギの木から採れる染料の粉。
日本でも、髪の毛を染めるハーブとして有名ですね☆
チュニジアでは、ボディーペインティング用として広く用いられているそうです。
ヘッポコドライバーもお買い上げ…(*^_^*) -
カラフルな民族衣装。
手にとって眺めていると、フレンドリーな店の人が、布を頭にぐるぐる巻いてくれます。
気分はすっかりアラブ人。
でも要らないよ… -
ドゥーズで腹ごしらえをしたあとは、一路、サハラに向けて出発!
数時間も行くと、だんだんと緑がまばらになり、ごつごつした石ころが多くなってきます。
そして、いつか、このように舗装された道もなくなり… -
まさに、道なき道を行きます。
ここからはドライバーの勘が頼り?
あまりに暑い車内に耐え切れず窓を開ければ、舞い込んでくる砂埃…
容赦なく照りつける直射日光と戦いながら、脳天を天井にぶつけないよう4WDの手すりにしがみつきます。
こんな道をひたすら走ること数時間…
もう、もう、へろへろです。
酔いやすい方は、酔い止め必携です!! -
行けども行けども果てなき道…
途中で思い立ったように休憩所があります。
これは目印。
私はここでも熱いミントティーを飲みましたが、なぜこの国の人々が暑いさなか甘いお茶を飲むのか、なんとなく身を以ってわかったような気がしました。
ただの水を飲むよりからだが喜ぶんですよ、なんとなく…(^_^;) -
やっと今日の宿泊地「パンシア」に着くころには、日が少し傾きはじめていました。
オアシスの真ん中に建つ、チュニジアが誇る5つ星ホテルです。
上から見ると、こんなふうにテントが丸く集まっています。これがいくつか点在しているので、結構な人数が泊まれる計算になりますね。
実際、沢山の西洋人ツーリストをみかけました。 -
テントの一歩先は、そこはもう砂漠の海…
「パンシア」には物見の塔のような4階建てくらいの塔があって、そこから雄大な眺めを堪能することができます。
これもそこから撮ったもの。 -
テントの中。
5つ星と謳われるだけあって、テントの中はエアコン付き・シャワー/水洗トイレ付です。
床も、コンクリで固めてあります。
私たちが普通に想像するテントというより、大きな天蓋付きベッドにいる感じです。 -
ちゃんとベッド付き。
ちなみにさすがに鍵はかかりません…
砂漠は夜になると急に冷え込むので、ちゃんと毛布も用意されていました。
とっても快適テントホテル☆
でも、男性や、野趣味あふれる体験をしたい方なら、普通の?テントをおすすめします… -
ディナーはレストハウスでとっても豪華なバイキング♪♪
ゲストのみなさんも、心なしかお洒落な格好で集まってきています。
アラブな雰囲気抜群のバーも併設されていて、まさにリゾートホテルな様相です。
ちなみに、左端に写っているのはプール!
サハラの真ん中で、雨なんて降らないであろうこの場所で、こんなに惜しげもなく水を使ってしまってよいのでありましょうか!?
いいからあるんだろうけど…
明日は早起きしてラクダツアーです☆ -
おはようございます!
今からラクダに乗ってお散歩〜
…と思いきや、約束のラクダ君とラクダ使い現れず・・・
とりあえず、日の出を一枚。
すがすがしい空気を胸に、思わず手を合わせて拝む3人娘(日本人だから)。 -
ラクダ、なかなか現れず。
ドライバーが宿舎まで呼びに行ってくれると言う…
そうこうしているうちに、日が昇ってきて、砂の斜面を彩り始めました。
こうして見ると、サハラの砂って赤いのね。 -
ラクダ、まだ来ず。迎えにいったドライバーも帰って来ず。
チャーリーズエンジェル風味な写真を撮って暇つぶしをする3人娘。
(あとになって、小学校の時の教科書で、「ちいちゃんの影おくり」っていう戦争の悲しいお話があったのを思い出しました。) -
おぉー!そうこうしているうちに、やっと念願のラクダが到着!
-
キャー、でもなんだか、機嫌が悪そう…
きっと寝起きをむりくり起こされて、気が起っておいでなのでしょう・・・
なんだかコワいなー(笑) -
どーん!
「乗れるもんなら、乗ってみぃ〜」
と言ってるようです・・・(ー_ー)!!
目つきもなんか、不遜な感じ・・・ -
でも無事乗れました。
一度乗ってしまえばこっちのもん。
あとはゆっさゆっさ揺られながら、砂の海を行きます。
ラクダって乗り降りするとき前足をガクーッと曲げるものだったのですね!
危うく頭から、落馬?しそうになりました。 -
♪月の〜砂漠を〜はるばると〜
念願の「月の砂漠」をサハラ砂漠で歌うことができました!
感涙(T_T)
ちなみに3番目のラクダに乗っているのが私です。 -
日が昇るにつれ、砂の山に映し出される陰影が濃くなっていきます。
そういえば、昨日夕陽に照らし出されたサハラは、もっともっと濃いオレンジ色をしていました。
風が吹くたび、さらさらと音もなく姿を変えていく風紋。
ここクサールギレンの砂は、ベーキングパウダーの粉のようでした。 -
そういえば、昨日の晩テントをめくって覗いた夜空は、私の人生で、五島のプラネタリウムで見た次に迫力あるものでした。
紺碧の空が漆黒に変わる頃、天の川がじわーって浮かび上がって、自分が乱視があるせいかもしれませんが、星がうるうる潤んでいるのです。
今回の旅で持ってくれば良かったと後悔したもの、
それは水着と星座早見盤・・・ -
後ろ髪惹かれる思いで、サハラ砂漠に別れを告げました。
余談ですが、サハラで着たTシャツや靴下は、繊維に砂が入り込んで、何度洗濯してもれんが色のままです・・・
さて、このあとクサール・ハダダに向かう予定だった私達。
ところが、ヘッポコドライバーが何と、遠く離れたマトマタへ車を走らせてしまいました(T_T)。
仕方なく「スター・ウォーズ」の撮影現場になったという遺跡?を一枚。 -
「スター・ウォーズ」を観たことのある方だったら嬉しい間違いなんでしょうけれど・・・
現地在住の日本人の知人と会う約束だったのですが、仕方なく、クサール・ハダダは断念することに。 -
私達はスファックスで車を降ろしてもらう予定。
途中、ガベスのスークに立ち寄りました。 -
スークといっても、広場沿いに食料品や工芸品が並べてある程度で、非常に庶民的で和やかなもの。
私用で「ヘナ」やら「ざくろ」やらを購入するドライバー・・・
さらには、お腹減らないか?と通り沿いの店に勝手に車を停めてしまい。。。 -
ドライバーが案内した店、というかキタナイ露店は、どうもローカル御用達(というか限定?)の焼肉やさんらしい。
炎天下、皮ごと剥がれた羊の肉が血をしたたらせぶらさがっています(ToT)/~~~
しかも真っ黒に蝿がたかってるときたもんだ。
勝手に注文し(レバーを頼むな!)、自分だけ食べるドライバー。
会計はもちろん客持ち。しかも75ディナール!!
75ディナールですよ!1ディナール88円計算で6600円!!
肉一切れ+αで6600円とは!!
・・・人間て、キレると「母国語」で怒鳴るものなのですね。ハイ。
ちなみにこの店でつい手をだしてしまった野菜のせいで、このあと猛烈な下痢に悩まされましたわ(ーー;)
※写真と関係のない文でスミマセン。
これは、スークの土産物屋さん。 -
何はともあれ、無事最終目的地のスファックスに到着しました。
これで、2泊3日の南部ツアーは終了。
ドライバーさんともお別れです。
お世話になりましたm(__)m
2泊3日一緒に過ごした、Hさんともここでお別れ。
Hさんはトルコの方も巡るんだそう・・・長い休暇、うらやましいです♪
私と相方は、このあとスファックスから列車でスースに向かいました。
これは、ルアージュ(乗り合いタクシー)乗り場です。
初めは“変なところ連れて行かれたらどうしよう”とか“ボラれたら”と心配しましたが、至って安全。
ルールも、定員を満たしたら即出発、となんともシンプル。
何度も利用しました。
スース・ケロアン編は、次の旅行記にて・・・
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