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その1からの中継点、ラジオ・フランス(放送局)を今回のスタート点にする。 セーヌ川下流のグルネル橋のたもとである。対岸の15区は新しい高層建築街が広がるが、こちら16区は落ち着いた高級住宅街である。放送局から始まるフランクリン通りは、フランス アール・ヌーボー界のチャンピオン ギマールの設計した建物が連なるように後から後から出てきます。最後には自宅まで出てきますのでごゆるりとご覧ください。

パリのお宝建築集 その2 ギマールのアールヌーボー通りを行く

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2004/04/09 - 2004/04/15

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真@tokyo

真@tokyoさん

その1からの中継点、ラジオ・フランス(放送局)を今回のスタート点にする。 セーヌ川下流のグルネル橋のたもとである。対岸の15区は新しい高層建築街が広がるが、こちら16区は落ち着いた高級住宅街である。放送局から始まるフランクリン通りは、フランス アール・ヌーボー界のチャンピオン ギマールの設計した建物が連なるように後から後から出てきます。最後には自宅まで出てきますのでごゆるりとご覧ください。

  • 出発は遠くからでも空からでもわかりやすいラジオ・フランス。もちろんムクではなくて、ドーナツ状です。30年も経ち改修計画が起きている。1970 アンリ・ベルナーレ設計

    出発は遠くからでも空からでもわかりやすいラジオ・フランス。もちろんムクではなくて、ドーナツ状です。30年も経ち改修計画が起きている。1970 アンリ・ベルナーレ設計

  • 同じくラジオ・フランス すこし位置を変えるが、円形に変わりは無い。

    同じくラジオ・フランス すこし位置を変えるが、円形に変わりは無い。

  • 川向うのフロン・ド・セーヌ地区の高層ビル街  ビルの形状は様々でユニークなスカイラインを構成している。パリの中心地は歴史的建造物をそのまま活用し、オスマンによる市街地計画そのままの様子を残しているが、都心を離れて地域のこのような現代都市が出現している。

    川向うのフロン・ド・セーヌ地区の高層ビル街  ビルの形状は様々でユニークなスカイラインを構成している。パリの中心地は歴史的建造物をそのまま活用し、オスマンによる市街地計画そのままの様子を残しているが、都心を離れて地域のこのような現代都市が出現している。

  • セーヌ川の中洲に立つ自由の女神 これは1889年 アメリカから送られたもので、当初はパリ市内を向いていたが現在はセーヌの下流を眺めている。なぜ向きを変えたのか?

    セーヌ川の中洲に立つ自由の女神 これは1889年 アメリカから送られたもので、当初はパリ市内を向いていたが現在はセーヌの下流を眺めている。なぜ向きを変えたのか?

  • さて歩き出そうとしたが一応、道を確かめたほうが良い。バス停に居た親切なお嬢さん。やはり16区はしつけが良かった。年寄りの東洋人にも丁寧に説明してくれる。しかし、せっかくだがバスには乗らず歩き出す。

    さて歩き出そうとしたが一応、道を確かめたほうが良い。バス停に居た親切なお嬢さん。やはり16区はしつけが良かった。年寄りの東洋人にも丁寧に説明してくれる。しかし、せっかくだがバスには乗らず歩き出す。

  • ラジオ・フランスの裏を北東に行くと昨日のトロカデロに行き着く。この道はアール・デコの近代建築の旗手オーギュスト・ペレの作品がいくつかあるが、これは「その4」に譲って、今回は反対側の南西に向かって「ラ・フォンテーヌ通り」に入る。 いきなりこの地区で誰でも知っている有名な建物が出てきた。<br />この全体の写真はあまり紹介されないが、なじみがないかもしれない。次を見てください。

    ラジオ・フランスの裏を北東に行くと昨日のトロカデロに行き着く。この道はアール・デコの近代建築の旗手オーギュスト・ペレの作品がいくつかあるが、これは「その4」に譲って、今回は反対側の南西に向かって「ラ・フォンテーヌ通り」に入る。 いきなりこの地区で誰でも知っている有名な建物が出てきた。
    この全体の写真はあまり紹介されないが、なじみがないかもしれない。次を見てください。

  • これは見たことがあるでしょう。<br />ギマールの設計による「カステル・ベランジェ」の門扉です。鉄材を巧みに加工し訳のわからないものを表現している。両側の柱の足下もヨーク見てください。とにかく当時は衝撃的だったのだろう。パリ市もびっくりして、メトロの地上出入り口を彼に任せてしまったのだ。<br />上の彫刻も良くわからん。(1897年)<br />

    これは見たことがあるでしょう。
    ギマールの設計による「カステル・ベランジェ」の門扉です。鉄材を巧みに加工し訳のわからないものを表現している。両側の柱の足下もヨーク見てください。とにかく当時は衝撃的だったのだろう。パリ市もびっくりして、メトロの地上出入り口を彼に任せてしまったのだ。
    上の彫刻も良くわからん。(1897年)

  • これがギマールの表彰状である。<br />当時は賛否両論が有ったらしいが、パリ市のファザード・コンテストで受賞している(1898年)。高い評価を得たということで彼の出世作となる。<br />

    これがギマールの表彰状である。
    当時は賛否両論が有ったらしいが、パリ市のファザード・コンテストで受賞している(1898年)。高い評価を得たということで彼の出世作となる。

  • このような説明プレートが立っている。

    このような説明プレートが立っている。

  • 別の角度から見るとこのような具合。なにやら横丁に入って行きたい衝動に駆られます。なにか出てきそう。エーイ入っちゃえ。

    別の角度から見るとこのような具合。なにやら横丁に入って行きたい衝動に駆られます。なにか出てきそう。エーイ入っちゃえ。

  • こんな異星人がにらんでいるぞ

    こんな異星人がにらんでいるぞ

  • のどかな魚もいる。

    のどかな魚もいる。

  • こりゃ 説明が苦しい。なにか似ている。

    こりゃ 説明が苦しい。なにか似ている。

  • 中庭の壁面を爬虫類が数匹、しがみ着いているのか、よじ登っているのか。とにかくこんな調子なので「カステル・ベランジェ」ならぬ「カステル・デランジェ(めちゃくちゃな城館)」と言われたとか。<br />また「悪魔の館」の異名も有ったらしい。<br />

    中庭の壁面を爬虫類が数匹、しがみ着いているのか、よじ登っているのか。とにかくこんな調子なので「カステル・ベランジェ」ならぬ「カステル・デランジェ(めちゃくちゃな城館)」と言われたとか。
    また「悪魔の館」の異名も有ったらしい。

  • 本当に悪魔が出てきた。バルコニーの手すり。

    本当に悪魔が出てきた。バルコニーの手すり。

  • キャステル・ベランジェのすぐ前に建つフタンシス・プーランク芸術学校。<br />名建築に向き合うというので設計には苦労したと思うが、こちらの方もすばらしい。私はこちらに1票投じます。<br />設計:ロジェ・タイユベール<br />

    キャステル・ベランジェのすぐ前に建つフタンシス・プーランク芸術学校。
    名建築に向き合うというので設計には苦労したと思うが、こちらの方もすばらしい。私はこちらに1票投じます。
    設計:ロジェ・タイユベール

  • ここから先は、バルコニーの手すりの数々を。

    ここから先は、バルコニーの手すりの数々を。

  • バルコニーの手すり−2

    バルコニーの手すり−2

  • バルコニーの手すり−3

    バルコニーの手すり−3

  • バルコニーの手すり−4

    バルコニーの手すり−4

  • バルコニー その5

    バルコニー その5

  • バルコニー その6

    バルコニー その6

  • 今までのベランダはこのような建物についています。<br />屋根裏の明り取りの丸窓は「マンサール窓」といい、考案した建築家マンサールの名をとっている。<br />(「フランソワ・ミレ通り」の角)<br />

    今までのベランダはこのような建物についています。
    屋根裏の明り取りの丸窓は「マンサール窓」といい、考案した建築家マンサールの名をとっている。
    (「フランソワ・ミレ通り」の角)

  • これはまた典型的なロマネスク様式の建築。石積みの厚い壁、尖塔アーチ(アーチのてっぺんが尖んがっている)。<br />「ラ・フォンテーヌ通り」と「レクター・ポアンカレ通り」との交差点に建つ「アソンプシオン修道院」 幼稚園も併設しており幼児の響きが耳に心地良い。<br />

    これはまた典型的なロマネスク様式の建築。石積みの厚い壁、尖塔アーチ(アーチのてっぺんが尖んがっている)。
    「ラ・フォンテーヌ通り」と「レクター・ポアンカレ通り」との交差点に建つ「アソンプシオン修道院」 幼稚園も併設しており幼児の響きが耳に心地良い。

  • 旧メッツァーラ邸 内装は当時のまま残されているらしい。<br />窓がどれも直線でなく、まぶたが膨らんだ様な形状。<br /><br />

    旧メッツァーラ邸 内装は当時のまま残されているらしい。
    窓がどれも直線でなく、まぶたが膨らんだ様な形状。

  • 突如こんな住居表示が出てきた。お相手のChopinさんは?

    突如こんな住居表示が出てきた。お相手のChopinさんは?

  • 近くにショパンを探したが、出てきたのはモーツアルト。<br />なお、Chopinは通りでなく同じ16区に広場の名として残っている。<br /><br />この通りに入ってゆく。<br />

    近くにショパンを探したが、出てきたのはモーツアルト。
    なお、Chopinは通りでなく同じ16区に広場の名として残っている。

    この通りに入ってゆく。

  • これはギーマールの自邸 カスレル・ベランジェから10数年後の作品(1911年)。モーツアルト通りの三角地に建つ。ここで画家の奥さんとの新婚生活が始まる。

    これはギーマールの自邸 カスレル・ベランジェから10数年後の作品(1911年)。モーツアルト通りの三角地に建つ。ここで画家の奥さんとの新婚生活が始まる。

  • 入り口。 ギマールらしくなってきた。

    入り口。 ギマールらしくなってきた。

  • 別の角度から。おとなしくなったが窓の周辺はしっかりとあヌーボー

    別の角度から。おとなしくなったが窓の周辺はしっかりとあヌーボー

  • 同じ通りの「ヴィラ・フローラ」やはりギマールの作品。<br />この先は 「その4 コルビジェ と ステヴァンス」(ともにフランスを代表する建築家の名前) に続く。<br />

    同じ通りの「ヴィラ・フローラ」やはりギマールの作品。
    この先は 「その4 コルビジェ と ステヴァンス」(ともにフランスを代表する建築家の名前) に続く。

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この旅行記へのコメント (12)

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  • まゆままさん 2006/12/10 22:46:52
    はじめまして。
    真@tokyoさん、はじめまして。
    何度かご訪問いただきどうもありがとうございます!
    ギマールの建築見せていただきました!
    アールヌーヴォー建築、大好きなんですが
    子供が小さいのでヨーロッパには当分行けそうになく・・
    うらやましいです・・
    建築巡りに飢えている私ですが今日はこちらで素敵な写真が見れてうれしかったです!
    又、訪問させてください〜


    真@tokyo

    真@tokyoさん からの返信 2006/12/11 09:43:50
    RE: はじめまして。
    まゆままさん
    こんにちは

    建築巡礼 念入りな準備での旅行が感じ取れ楽しんでおります。
    アール・ヌーボー、アール・デコは装飾、工芸にも興味深いものがありますね。日本には少ないので本家の実物を見ると圧倒されます。

    今までは仕事中心の海外で、最近になって気楽な一人旅となりました。欧州はパリしか知りませんが、来月イタリアに行くことにしました。周囲からは絶対にイタリアに行ってはいけない。建築ファンには面白くて帰れなくなるからとの冷やかし半分のアドバイスがあり、控えていましたがツアーなら予定変更もかなわず大丈夫と参加することにしました。
    まゆままさんのブログを参考にします。

    今回はお仕着せの当たり前のコースですが、予備訓練と思っていきます。
    いろいろ情報交換しましょう。

    よろしくお願いします。

    まゆまま

    まゆままさん からの返信 2006/12/11 15:37:16
    RE: はじめまして。
    真@tokyoさん、お返事どうもありがとうございました。
    旅行記、読んでいただけてうれしいです!
    来月はイタリアですか!
    とってもうらやましいです・・
    私もローマへもう一度行きたいです。
    10年経った今でも歩き回った教会や噴水など鮮明に思い出します。
    当時回った友人と老後にまた行きたいねーと話してましたが
    その友人も今育児にてんてこ舞いで余裕なし、という感じです。
    ツアーではどのようなコースになるんでしょうね〜
    又ぜひご報告お聞かせください!楽しみにしております。
    今後ともどうぞよろしくお願いします。
  • wiz さん 2006/10/31 21:14:03
    ギマール
    真さん、はじめまして!

    以前から真さんの徹底したアメリカの建築散策記がおもしろく
    拝見していたのですが、初めてのカキコミです。

    前はこのパリ・ギマール編はなかったですよね?
    どなたかのところで、たしか今頃パリ?・・・
    という真さんのカキコミを見たんですけど、
    そうであればまたきっと楽しんでいらっしゃるのでしょうね!
    また新しいお写真が見れるかしら〜、
    と楽しみにしております。。。

    年末に行けたらパリへと予約だけはいれていますが、
    ギマール建築、マレ地区の写真を撮りたいです。
    短期間旅行で昼も短いしでどうなるか分かりませんが・・・。

    TedさんのところでAboveシリーズがおもしろく
    (真さんのコメントも拝見!)
    私もいまのところ1つだけAboveシリーズ参加させてもらいました。
    建築じゃなく山なんですけど(苦笑)・・・
    (「チューリッヒ→ミラノ線の機上から・・・」です)

    真@tokyo

    真@tokyoさん からの返信 2006/10/31 22:00:49
    RE: ギマール
    voodooさん
    ご訪問ありがとうございます。

    パリから先週戻りました。
    ギマールは前回大体周ってますが、貸し自転車でもう一度周りました。
    たまたま、カステル・ベランジェの前はマルシェの出店で埋められて写真には不向きでしたが、その先のメッツァーラ邸で展示会が開かれており、普段見られないすばらしい室内を見学することができました。幸運でした。

    今回はコルビジェと少し新しい現代建築を見ることもできました。
    そのうちアップしましょう。

    「チューリッヒ→ミラノ線の機上から・・・」見ました。
    イャきれいなものですね。誰でも写真取りたくなりますね。

    Aboveシリーズの難しさは、翼を避けた窓際が確保できるかと長時間の場合の臨席に気を使いながらのトイレ移動です。ビジネスクラスなら問題ありませんが、格安チケット人種はつらいです。

    でも、頑張りましょう。
    後ほど、お役に立てるようパリ情報を送ります。

    Above NY 急ぎ載せます。枚数はわずかですが。






    wiz

    wiz さん からの返信 2006/10/31 22:23:17
    RE: RE: ギマール
    おぉ〜お帰りだったんですね!!

    真さんならではのお写真待っています!!

    ところで真さんの足元にも及ばないんですけど、
    (特にアールヌーヴォー&教会建築は大好きです)
    「■建築・建物巡り」というコミュニティを
    勢い余って、作ってしまいました。
    良かったらご覧になってみてくださいね。

    Above・・・も楽しみにしています。
    たしかに!特に一人だとその窓際の状況・・・分かります(苦笑)。。。
  • noriakiさん 2006/10/13 19:23:17
    訪問有難う御座います
    真@tokyoさん

    初めまして!!
    旅行記に訪問頂き、有難う御座います。
    この写真を見るとスペインのガウディどこじゃないですよね!
    凄いですの一言!!!!!
    近くまで行ったのに・・・(バルサ゜ック記念館は見たんですが)
    アールヌーヴォーの散策できず、残念でした。

    真@tokyo

    真@tokyoさん からの返信 2006/10/14 08:50:19
    RE: 訪問有難う御座います
    noriakiさま
    こちらこそ、書き込みありがとうございます。
    パリはいろいろな顔がありますので、時間がかかりますが楽しいとしですね。
    バルザック記念館 私も立ち寄りました。
    隣の何の変哲も無い建築が、実は近代のフランスを代表する建築家のものでそれを見に行ったところの帰りに記念館を見つけました。
    その崖下にはトルコ大使館がありました。

    noriakiさんの旅行記を楽しんでいます。
    エッフェル塔からの俯瞰写真が素晴らしいですね。
    私の好きなシャイヨ宮がきれいに取れているので気に入っってます。

    今後ともよろしく
  • sweetbasilさん 2006/10/12 18:59:36
    どうもです
    ギマールすごいですね!
    是非一度自分で見てみたくなりました♪

    真@tokyo

    真@tokyoさん からの返信 2006/10/13 00:17:56
    RE: どうもです
    sweetbasilさん
    訪問ありがとうございます。
    ギマールすごいです。
    私、本当はアールデコに傾注してましたが、ヌーボーにもこういうのがあることがわかりました。これを横綱とすると、大関がいます。次々回に登場させましょう。

    一度、本物を見てください。

    では また、
  • Ted@CiscoTours comさん 2006/10/09 09:01:25
    アートしてますね
    こんにちは、真さん

    やはり芸術の都パリ、アートしてますね。
    パリにはここのところ仕事でしか行った事がなく、予定びっしりで散策もままならず(^^;)夜も飲み会で、どちらかと言えばオペラに・・・・

    愚痴はさておき、紹介している建物素敵ですね。それによく保存されている。日本だと、古いのは直ぐ破壊されてしまうのがとても残念です。

    その4も楽しみにしています。

    Ted

    真@tokyo

    真@tokyoさん からの返信 2006/10/09 17:54:41
    RE: アートしてますね
    Tedさん
    ありがとうございます。
    今月パリを再訪するのですが、2年前のものを整理してみました。
    その3がコルビジェ、その4にペレを予定していますが、どうも遅れがちです。
    申し訳ありませんが、少々お待ちください。

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