2006/09/23 - 2006/09/25
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ぱんぱーすさん
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いよいよ西安市内へ出発。かつては長安と呼ばれた伝統の都、中国の中でも俺が1番好きな街だ。タクシーの運ちゃんも、西安より長安の方が好きだと言っていた。地元の人も「長安」に愛着あるみたいだな。
ところで、ここが一時期「西京」と呼ばれていた事もあるのはご存知だろうか?一時的とはいえ「東西南北」の「京」が同時に存在したらしい。俺も運ちゃんに聞くまで知らなかった。「北に京はペキン、南に京はナンキン、では東に京は?」「トンキン!」なんていってる場合じゃないですよ、それではどうぞ。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- タクシー
-
9月23日09時45分。まずは青年旅舎傍の永寧門(南門)からスタート!あいにくの曇り&小雨日和だが、文句もいってられない。朝飯も食ってないし、繁華街へ食事しにいくことにする。
この後2日半の間西安にいたのだが、雨降りっぱなしだった。俺はたたられているのだろうか。 -
同09時52分。南大街にて。バスも勿論あるのだが、市内での距離感を掴むために地図を片手に鐘楼まで歩いてみる事にする。
確かに「都」ではあるが、「いにしえ」の面影はどこにもない。ちょっと寂しいな。ケンタのおっさんがやたら目立っている。ちなみにチキンの味は日本とかなり違います。 -
同09時59分、鐘楼前到着。ここまでおよそ10分強、長安城壁内はあまり広くはないみたいだな。数時間かければ城壁1周も不可能ではなさそうだ。
この鐘楼、何と入り口が地下街の中にあります。勿論道を渡って行く事もできますが、車がガンガンに走っているので、安全を優先するなら地下から行く事をオススメします。ちなみに値段は15元。近くにある鼓楼とセットで行くなら20元とオトクです。 -
同10時10分、五一飯店前にて。鐘楼から東大街に入って少し行くと、赤い看板の店が出迎えてくれます。店頭売りの他にビュッフェ形式のようなレストランも中にあるので、気軽に入れます。味はネタによってピンキリ。値段もピンキリです。
包子の餡、何と辛いものまであります。しかもうまい!俺は6種類食べましたが、他にもまだあるようです。中華料理の奥深さを知った一瞬でもありました。 -
同10時35分。陜西省政府前広場にて。親子が凧揚げをしたり、おばちゃん達が太極拳をやってたり、平和な風景がみられました。
個人的には、政府の建物前で行われていた携帯電話会社の展示会場で、スリットが完全に腰まで入っているチャイナドレスの若い女性(おそらくコンパニオン)3人の行方がめちゃめちゃ気になりました。 -
同10時48分。省政府脇道にて。正面の茶色い壁は旧城壁。内城の城壁です。こんな感じで無造作に城壁を残してあるところが何箇所かありました。相当に価値のあるもののはずなのに放逐されたようで勿体無い……
ちなみに左は省政府経営の幼稚園です。 -
同10時51分。省政府隣の運動競技場前広場にて。子供が遊具で遊んでいるように見えますが、実はコレ鍛錬用マシン。中国には遊びながら鍛えるための運動遊具がどこにいってもあります。まだコレがない街を見たことがありません。
他にも青空卓球台とかあって、おっさんやおばさんがラケット片手にピンポンしてましたが、何も雨降ってる中でやらんでも……卓球台に水が浮いてるで。 -
同11時07分。通りがかりの学校前にて。今日はどうやら英語の試験が全国規模で行われているようで、子供の帰りを待つ親が集まっています。「1人っ子政策」の中国では親が過保護なのかスパルタ教育なのか、子供の試験1つにもかなりの確率で親がついてきます。子供のプレッシャーにならんといいんですがね……
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同11時11分。旧八路軍西安辦事処紀念館に到着……と思いきやここは何と青年旅舎。旧八路軍事務所跡をそのまま利用した面白ユースホステルです。名前は七賢庄。ここのレセプショニストも大変フレンドリーでした。さすが世界に広がるYH!日本人に対しても理解あるなぁ。
ちなみに、紀念館は隣の入り口です。 -
同11時38分、紀念館内にて。ある建物の下にある一般兵の寝室の更に地下、秘密裡に作られた隠し部屋。情報伝達の心臓部、通信室跡です。今は開け放たれていますが、当時は板や絨毯でカムフラージュされていたようです。
別にここで虐殺や殺人が行われた訳ではないのだが、何か妙な空気が漂っていてちょっと怖い。 -
同11時47分。周恩来の部屋。俺はそこまで中国史に詳しい訳ではないが、彼なら知っている。
ベッドが小さい。俺のガタイが大きいからなのか、周さんがちっちゃいのか。そういや他の将軍のベッドもそんな大きくなかったな。ま、人の大きさはガタイじゃない。器だ。俺も器のでかい人間になりたいものだ。 -
同11時49分。映画を上映するというので入り口近くの映画部屋に集合。土曜ということもあって、結構な人数が集まっている。内容は……おい、反日かよ。こんなトコでさえ反日教育してます。これだからいつまでたってもアジアのパートナーになれないのでは?
映画のBGMにチャゲ&飛鳥の「SAY YES」が使われていて、心の中で大爆笑。おい、反日教育の最中に日本のBGMかよ?著作料払ってるんだろうな?よくチャゲアスがOKだしたなぁ。え?無断使用? -
同12時19分。タクシーに乗って一気に南の張学良公館へ。張学良に関する資料は彼の出身地でもある瀋陽(旧奉天)に集まっているが、ここにも張学良に関する資料が。興味津々見てみる事にする。
ここで展示されている写真には蒋介石が沢山写っているが、だからといって台湾問題に関する資料を無理やり張学良公館にくっつけちゃうのはやめて下さい……別に蒋介石紀念館でも作ったほうがいいのでは?今の中国情勢じゃ無理かな。 -
同12時37分。公館内にて張学良と楊虎城の写真を発見。左が張学良なのだが、阿片中毒といわれていた割にはなかなか男前だ。本宮ひろ志作の「国が燃える」では細い腺病質な像で描かれていたが、どっちが本当の彼なのだろうか。
楊虎城、さっきの八路軍紀念館でもここでもかなりの重要度と頻度で出てきたのだが、近代史丸かじり程度の俺は全然彼を知りませんでした。許してください。 -
同12時42分。旧公館前にて。これはB棟で、右にA棟、左にC棟がある。張学良のベッドとかあったが、結構豪華なベッドで寝てたようでいささか羨ましい。
A棟前で西安事変を題材にしたドキュメンタリー映画の撮影を行っており、A棟には入れなかった、残念。 -
同13時08分、東大街にて。はい、自動販売機です。何のヒネリもありません。皆さん、自動販売機なんて当たり前だと思ってるでしょう。違うんです、中国には自動販売機ってものすごく珍しいんです。前回行った北京や俺の住んでる瀋陽では、1度も見たことがありません。ほぼ1年ぶりに自販を見かけ、感動のあまりパシャリ。
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同13時19分、長楽門(東門)に到着。勿論復元されたものに決まっているが、やはり壮観だ。北京の時もそうでしたが、中国の古代建築には(権力を誇示する意味合いも勿論あろうが)見るものを圧倒する何かがあります。上るのに16元、俺は上りませんでした。
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同13時52分、路線バスを撮影。主要道路の大型バスには日本のバスと同じようなお金の投入口がありますが、支線ではマイクロバスが主流であり、現金を受け取ったり、停留所名を呼称する女性が乗っています。「となりのトトロ」に出てきた路線バスのスタイルが、今の中国の基本のようです。
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同13時54分、興慶宮公園入り口にて。ここには阿倍仲麻呂紀念碑が建っているということで来てみた。ここでは詳細は語らないが、古代史に興味のある方は是非訪れるといいだろう。歩き方には5元とあったが、無料で入れました。
中国の公園は実によく整備されていて、広いところが多い。憩いの場が10割、舟遊び場7割、中国風楼閣及び回廊8割、森の中へと続く小道8割、何故か遊園地7割くらいの確率で存在している。 -
同14時00分、沈香亭にて。ここは唐の玄宗皇帝と楊貴妃がいちゃついてた場所らしい。くそっ、羨ましいぜ。
中国の古代建築みてるといつも思うんだが、どう見ても吹きっさらしだろ?冬場は風がびゅうびゅう吹き込むわ、皇帝と貴妃がコトに及べば外に気配や声が漏れまくりだわ、一体どうしてたんだ? -
同14時03分、これは一体誰の像だ?歩き方にも説明はないし、銘が彫ってあるがかすれてよく読めない。皇帝が自らを寝転ばせた像を作らせる訳がないし、酒飲んでよく寝っ転がってた姿と仮定して李白くらいしか思いつかないのだが……
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同14時06分、興慶湖。湖に緑が映っていてなかなか綺麗……かな。玄宗皇帝もこの景色を眺めていたのだろうか。いや、勿論その時代には後ろのビル群は無かったはずだけど。
水が激しく緑色だ。植物プランクトン増えすぎなのか、藻が大量発生してるのか…… -
同14時18分、適度に迷った後に阿倍仲麻呂紀念碑を発見。考えてみたら、中国史でも最も有名な詩人である李白と気軽に酒を酌み交わしてた仲麻呂は実はすごい人だったのではないかと思えてくる。日本でも中国でも相当に官位があり有名だったのだから大したものだ。しばし唐の優美な光景に思いを馳せる。
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同15時03分、タクシーで一気に飛んで大雁塔へ。入り口にはあの玄奘三蔵の像がど〜んと立っている。西遊記は勿論有名だが、実際に中国仏教に大きな影響をもたらした人物だ。中国八大仏教の1つ、法相宗の開祖として、現在も崇められている。
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見てください、この精悍な顔つき。どこぞの漫画のように金髪が生えたりタバコふかしたり銃構えてたりしませんよ。
余談ですが、中国八宗とは、玄奘の法相宗、達磨の禅宗、恵果および空海の密宗、鳩摩羅什の法華宗、智の天台宗、吉蔵の三論宗、道宣の律宗、杜順の華厳宗をいいます。日本の八宗とは大分違いますね。 -
同15時06分、慈恩寺入り口より大雁塔を写す。玄奘1人が持って帰ってこれる経文の数などたかが知れていると思うのだが、どうしてこんな高い塔を作る必要があったのだろうか。玄奘の功績に対する皇帝のはからいなのか?
やたら欧米人が多い。無粋にも寺の本尊の仏様を写真に収めちゃってる。おのれら、キリスト像を興味本位でばしゃばしゃ撮られたらいやだろうに、人の立場に立ってものを考えろよ。 -
同15時12分。極楽浄土を描いたと思われる絵だ。そしてこれは絵であり、同時に彫刻でもある。仏様の姿は全て三次元的に立体構成されているのだ。写真には扉の開きの部分しか撮れなかったが、この彫刻絵は部屋の内部に設置された大きな壁一面に広がっていて大迫力である。大雁塔に向かい合わせるようにして設置されているこの彫刻絵もまた、必見だ。
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同15時23分、大雁塔の第5層から撮影した下界。入場料とは別に入塔料として20元必要なのだが、金払ってまでひーこら言ってる俺は何だ?と自問自答したくなる辛さだった。半日歩き回って疲れてもいたが、それにしても階段がしんどい。ダイエットの必要性を痛感した瞬間だった。
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同16時00分、慈恩寺のお坊さん。彼は本物なのか、それともパフォーマンスの生臭さんなのか?ぶらぶらしながら監視らしき業務をこなしていた。観光客帰った後とか、ちゃんとお経唱えてるんだろうな、このお方は?どうなんだ!
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同16時33分、大雁塔近くのケンタッキー。おぉ、こいつは面白い。景観を損なわないように楼閣風の建物になっています。ついでにケンタのおっさんの顔も中国風にしたら更にステキなコトになりそうです。
ケンタに比べてマックの数がかなり少ない。あまり人気がないのだろうか?少なくとも瀋陽のマックにおいてはそうは思えないのだが。 -
同16時57分。タクシーの運ちゃんに飛ばしてもらって、絲綢之路基点群像に到着。つまりはシルクロードの出発点だ。イスタンブールかここから始めないと、シルクロードは語れないだろう。
思っていたより長い距離の彫刻だった。アジア系、中東系、ヨーロッパ系の顔立ちや、馬と駱駝などがきちんと彫り分けられていて、なかなか見事な出来栄えだった。 -
その中の1人。中東系か。
この先の旅でも、シルクロードとして栄えた街には必ずこれと同じような群像が立てられていた。シルクロードは古代の遺産ではなく、現在においても地元の人々の誇りなのであろう。 -
同16時59分。群像の前にはシルクロードの軌跡を描いた碑が置いてある。勿論全部中国語で書かれているが、俺にも十分理解できた。興味のある人はこの写真を巨大化して解読に挑戦してみてはどうでしょうか?面白いですよ。
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同17時42分。阿房宮跡到着。結構遅い時間になってしまったのは、タクシーの運ちゃんが道を間違えたせい。勿論、その分のお金はしっかりカットさせてもらったが、何だか泣きそうな顔をしていた。
「房」の字は中国語で「fang」と発音するのだが、何故か阿房宮を読む時だけは「pang」と発音するのだそうだ。 -
同17時43分。18時で閉館というので大急ぎで見て回る。阿房宮は項羽によって焼かれ、3ヶ月もの間燃え続けたという。それだけ巨大だったということだ。さすがにそこまでは復元しきれていないようだ。
他の見所と比較して、復元物であるのが見て取れてしまう。もう少し昔風に味付けできなかったものか。 -
同17時44分。阿房宮の中庭。だだっぴろい。また奥の階段も長くて高い。復元した人間も相当な労力を必要としただろう。とりあえずお疲れ様。
ちなみに、ここが「アホ」の語源、だということだ。理由は秦の始皇帝が無駄に金を使って無駄にでかいものを作らせたため、なんだって。 -
同17時48分。階段を上りきると、そこでは当時の皇帝の宮廷生活を再現した表演を行っていた。皇帝の隣に皇后、傍に執政官が控え、着飾った美女達の演舞に見入っている。結構綺麗で、ところどころ艶かしい。とその時、電話が。鳴ったのは何と皇帝の席だ。どうやらこれが演目のオチらしい。皇帝が「はいはい皇帝です」と電話に出ていた。アホかオノレらはぁ!中国人はこんなんで喜んでるのか?「歩き方」でここが見所からしてカットされた理由がよくわかりました。
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同17時59分。お口直しに宮殿の裏へ出てみる。見事な風景が広がっていた。こっちの方がよっぽどいい。演目が終わってさっさとひきあげる演舞者達を尻目に、俺はいつまでもこの風景を眺め続けていた……。
第1章 閉幕
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