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8月13日(日)。<br />芸術祭のシャトルバスで、終点のマウンテンパーク津南まで行きました。<br /><br />冬はスキー場になる見晴らしのいいところ。<br />夏の今はキャンプや合宿をしている人たちがいます。<br />そこにいくつかの芸術祭の作品が点在しています。<br /><br />水面に静かに浮かんでいる白いリングは、「Bed for the Cold」(西雅秋)。<br />

越後妻有アートトリエンナーレ2006大地の芸術祭~(12)マウンテンパーク津南・上野

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2006/08/06 - 2006/08/15

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huwa

huwaさん

8月13日(日)。
芸術祭のシャトルバスで、終点のマウンテンパーク津南まで行きました。

冬はスキー場になる見晴らしのいいところ。
夏の今はキャンプや合宿をしている人たちがいます。
そこにいくつかの芸術祭の作品が点在しています。

水面に静かに浮かんでいる白いリングは、「Bed for the Cold」(西雅秋)。

同行者
一人旅
交通手段
JR特急

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  • 位置を変えてもう一枚。<br />ちょっとSF的光景?<br />

    位置を変えてもう一枚。
    ちょっとSF的光景?

  • ゲオルギー・チャプカノフ「カモシカの家族」。<br />なんとすべて農機具を材料として作られています。<br />

    ゲオルギー・チャプカノフ「カモシカの家族」。
    なんとすべて農機具を材料として作られています。

  • たとえばお父さんカモシカの脇腹はこんな風。<br /><br />

    たとえばお父さんカモシカの脇腹はこんな風。

  • ではこれから「ドラゴン現代美術館」へと向かいます。<br /><br />こんな道の先にほんとに美術館なんてあるのでしょうか?<br />

    ではこれから「ドラゴン現代美術館」へと向かいます。

    こんな道の先にほんとに美術館なんてあるのでしょうか?

  • 向こうに黄色い作品看板が見えてきました。<br />

    向こうに黄色い作品看板が見えてきました。

  • 看板の下にこんな貼り紙がありました。<br />読めますか?<br /><br />いろんな手書きの貼り紙を見ましたが、これはある意味、一二を争う出来です。<br />書き損じたら書き直す、という発想はないのでしょうか…?(笑)<br />

    看板の下にこんな貼り紙がありました。
    読めますか?

    いろんな手書きの貼り紙を見ましたが、これはある意味、一二を争う出来です。
    書き損じたら書き直す、という発想はないのでしょうか…?(笑)

  • そしてこれが「ドラゴン現代美術館」(蔡國強)。<br /><br />常識的には美術館じゃありません。<br />登り窯です。<br />陶器を焼くための。<br /><br />作家の出身地である中国・福建省の伝統的な窯を持ってきたんだそうです。<br /><br />山肌に沿って長々と這い登るシルエットは、ドラゴンの背のように見えなくもないかな?<br />

    そしてこれが「ドラゴン現代美術館」(蔡國強)。

    常識的には美術館じゃありません。
    登り窯です。
    陶器を焼くための。

    作家の出身地である中国・福建省の伝統的な窯を持ってきたんだそうです。

    山肌に沿って長々と這い登るシルエットは、ドラゴンの背のように見えなくもないかな?

  • こんな石碑がありました。<br />「なんでも美術館No.1」(Everything is museum No.1)と書いてあります。<br /><br />確かに、何かを展示してしまえばどんな場所でも美術館になりますよね。<br />では展示されている作品を見てみましょう。<br />

    こんな石碑がありました。
    「なんでも美術館No.1」(Everything is museum No.1)と書いてあります。

    確かに、何かを展示してしまえばどんな場所でも美術館になりますよね。
    では展示されている作品を見てみましょう。

  • ここが唯一の入口。かがまないと入れません。<br />

    ここが唯一の入口。かがまないと入れません。

  • 登り窯の中って初めて。<br />

    登り窯の中って初めて。

  • 強烈な匂いがこもっています。<br />燃やしてはいけないゴミを燃やしたみたいな。<br /><br />それもそのはず。<br />ここで焼かれたのは陶器ではなく、大量に積み上げられたガラスの瓶。<br />溶けたり溶け残ったりしている元ガラス瓶たちが、えんえん上の方まで横たわっています。<br /><br />これがドラゴン現代美術館に展示された「脈」(宮永甲太郎)という作品。<br /><br />これ、展示替えする時はどうするんでしょう。…余計なお世話?(笑)<br /><br />

    強烈な匂いがこもっています。
    燃やしてはいけないゴミを燃やしたみたいな。

    それもそのはず。
    ここで焼かれたのは陶器ではなく、大量に積み上げられたガラスの瓶。
    溶けたり溶け残ったりしている元ガラス瓶たちが、えんえん上の方まで横たわっています。

    これがドラゴン現代美術館に展示された「脈」(宮永甲太郎)という作品。

    これ、展示替えする時はどうするんでしょう。…余計なお世話?(笑)

  • 登り窯の壁にいた小さな生き物。<br />夏の光を集めたような色の、愛らしいドラゴンの末裔。<br />

    登り窯の壁にいた小さな生き物。
    夏の光を集めたような色の、愛らしいドラゴンの末裔。

  • ここからは一時間少々、素晴らしい景色を見ながら歩きます。<br /><br />いかにもトリエンナーレ客、という格好で歩いていると、親切なドライバーが車を停めて、「乗っていきますか?」と声をかけてくれます。<br /><br />すみませ〜ん、お気持ちはありがたいのですが、歩きたいのでー…。<br />

    ここからは一時間少々、素晴らしい景色を見ながら歩きます。

    いかにもトリエンナーレ客、という格好で歩いていると、親切なドライバーが車を停めて、「乗っていきますか?」と声をかけてくれます。

    すみませ〜ん、お気持ちはありがたいのですが、歩きたいのでー…。

  • 道草の途中で見かけたおいしそうなもの。<br /><br />

    道草の途中で見かけたおいしそうなもの。

  • コスモスの咲き乱れる野原がありました。<br />

    コスモスの咲き乱れる野原がありました。

  • 地形に沿って作られた棚田の曲線がきれい。<br /><br />

    地形に沿って作られた棚田の曲線がきれい。

  • 田んぼの中に設置された作品が見えてきました。<br /><br />クイビーン・オフラハラ「涙雲」。<br />なんだか弥生時代を彷彿とさせるような。<br />

    田んぼの中に設置された作品が見えてきました。

    クイビーン・オフラハラ「涙雲」。
    なんだか弥生時代を彷彿とさせるような。

  • 逆光なのでわかりにくいかもしれませんが、屋根の上にぶらさがっている布は真っ白なんです。<br />神聖な白。<br />

    逆光なのでわかりにくいかもしれませんが、屋根の上にぶらさがっている布は真っ白なんです。
    神聖な白。

  • 中から外を見たところ。<br />意外なほど涼しくて、落ち着く空間でした。<br />じーっとしてたらセキレイが飛んできたりして。<br />静かです。<br />

    中から外を見たところ。
    意外なほど涼しくて、落ち着く空間でした。
    じーっとしてたらセキレイが飛んできたりして。
    静かです。

  • 天井を見上げたところ。

    天井を見上げたところ。

  • そういうば祠とかお地蔵さんとか見ないなあ、と思っていたんです。<br />ここで初めて発見!<br />

    そういうば祠とかお地蔵さんとか見ないなあ、と思っていたんです。
    ここで初めて発見!

  • えっ? でもこんなの初めて見た!<br /><br />手が4本? 頭に触覚あります? 頭上に太陽と月? 手には何持ってるの?<br /><br />どういう神様なのか、どなたかご存じの方、教えてください!<br />

    えっ? でもこんなの初めて見た!

    手が4本? 頭に触覚あります? 頭上に太陽と月? 手には何持ってるの?

    どういう神様なのか、どなたかご存じの方、教えてください!

  • メルヘンのお家みたいな「かささぎたちの家」(キム・クーハン)。<br /><br />陶でできています。<br />まるごと窯で覆って、約1ヶ月かけて焼かれたそうです。<br /><br />

    メルヘンのお家みたいな「かささぎたちの家」(キム・クーハン)。

    陶でできています。
    まるごと窯で覆って、約1ヶ月かけて焼かれたそうです。

  • 屋根の上のかささぎ。<br />

    屋根の上のかささぎ。

  • 内部に描かれた壁画。<br />

    内部に描かれた壁画。

  • 窓辺には小人たちがいました。<br />

    窓辺には小人たちがいました。

  • 近所の人が置いたのかなー?<br /><br />

    近所の人が置いたのかなー?

  • 裏手にはじゃがいも畑。<br />

    裏手にはじゃがいも畑。

  • これはモロッコ豆かな?<br />

    これはモロッコ豆かな?

  • バスを待つ間、そのへんをお散歩。<br /><br />「上野集落 案内図」って、集落の家が一軒一軒描いてあります。<br />

    バスを待つ間、そのへんをお散歩。

    「上野集落 案内図」って、集落の家が一軒一軒描いてあります。

  • 上野集落はこんなところ。<br /><br />

    上野集落はこんなところ。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • wiz さん 2006/10/07 22:59:26
    ドラゴン現代美術館
    huwaちゃん、遅くなりましたが遊びに来ました!

    蔡國強の作品っておもしろいですね!それにこの旅行記(12)の中の作品なかなかおもしろい!このあいだ4travelerさんの旅行記でNYのメトロポリタン美術館の屋上にも蔡國強さんのおもしろ作品を見ましたよー。

    huwaちゃんの写真もとってもキレイですね、
    なんだか写真からもおいしい空気が吸えそうな気がしてきます♪

    それにしても、10日間ほども滞在されていたんですね!
    これくらいあるとゆっくり堪能できそうですね〜。。。

    あぁ〜、でもこんな暑い日は早くも過ぎてだいぶ涼しくなって・・・、最近では朝晩寒かったり、早い早い・・・Time waits for no one(苦笑)。

    huwa

    huwaさん からの返信 2006/10/10 01:45:18
    こんにちは♪
    voodooさん ようこそ〜!

    メトロポリタン美術館の屋上に蔡國強作品が?
    どんなんでしょう!…今度サイト内で探してみます♪

    香川県の直島には、中国の大きな石(でこぼこしてて白くて、ところどころに穴があいているやつ)を浜辺にたくさん並べて、中央になんとジャグジーバスを据えてある、という蔡國強作品があります。
    題して「文化大混浴」。
    お風呂からも湯気が出るし…やっぱり石と煙が好きなんだ〜(笑)と思いません?
    この次はそのお風呂に入りに行きたいと思っています!

    妻有には気合入れて長逗留しましたけど、それでも見たい作品を全部は見られませんでした。
    特に車なしの徒歩旅行をしていた間は、ほんとに効率が悪くって…。
    でも、今思えばその効率の悪さも醍醐味でした。
    のんびりとバスを待つ間に路傍の花を見たり、景色を見たり、地元の人とお喋りできたし…。

    もうあちらでは冬支度が始まっていたりするんでしょうねー。こちらではまだ半袖を着て冷房つけてる日があるんですけど…。



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