2009/08/07 - 2009/08/08
289位(同エリア503件中)
ニーコさん
何年か前から、新潟で「越後妻有トリエンナーレ」という現代アート展があるということは聞き、興味を持っていました。
そして今年、その3年に1度のトリエンナーレが開催されるというので、思い立って行って来ました。
去年行った「横浜トリエンナーレ」みたいなものを想像していたのですが、こちらの「越後妻有」はちょっと違いました…。
越後妻有という場所に関しての土地勘も全くなく、ほとんど予備知識もないまま行ってみて、
「こんな場所があったんだー」という感動、
それから、こういう環境の中で鑑賞するアートの素晴らしさ、驚きを感じることができました。
760k?という広大な地域に370もの作品が点在するという、「大地の芸術祭」。
全ての作品を鑑賞しようと思うと、1週間ぐらいかかりそう。
どのように周るかも考えるだけで大変です。
なので今回はバスツアーに参加して、見学しました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 新幹線
-
朝、上野から新幹線に乗って越後湯沢下車。
上野〜越後湯沢は、約1時間半と、思いの外近いんです。
事前に予約をしていた「大地の芸術祭里山アートツアー」というバスツアーは、9:15越後湯沢駅出発です。
約50分で、十日町駅に到着。そこで受付など行い、10:15からバスツアーが始まります。
この「里山アートツアー」は北回り1、2、南回り1、2の4種類のコースがあります。全てのコースは内容的に重ならないようになっています。
この日参加したのは、北回り1のコース。
平日にも関わらず、バスは定員いっぱいの27名。
ボランティアのガイドさんが2人付いてくれています。
1週間予報では晴れの予報だったのに…
どんよりした空模様…雨も降り始めました。
まず始めに向かったのは、「旧飛渡第二小学校」。
大地の芸術祭では廃校を利用した作品がいくつもあり、こちらもそのひとつ。 -
廃校の体育館の中に、作品が展示されています。
向井山朋子「Wasted」
絹のキャミソールが1万枚、迷路のように連なっています。
向井山さんという方は、オランダを拠点に活躍するコンサートピアニストだそうです。 -
月経中に着用し、血液がしみ込んだステージ衣装を中心にしたインスタレーション、と書いてありましたが…?
その辺のところは、よくわからず。
でも、体育館いっぱいに吊るされた白い絹のキャミソールは圧巻でした。
不思議な空間。 -
こちらも廃校のひとつ「旧枯木又分校」。
京都精華大学の「枯木又プロジェクト」。
立体造形コースによる「記憶と感性の発動」をテーマにしたインスタレーション。
天気はますます悪くなり、霧が出てきて、ある意味幻想的な雰囲気。 -
吉野央子「憧憬の小学校」
5分の1のスケールの校舎が、体育館に浮かんでいます。 -
森太三「Sky Mountains 2009」
校舎の2階の床が、全面紙粘土状のもので覆われています。
雪に覆われた山並みをイメージしているそうです。 -
内田晴之「大地の記憶」
円形に植えられている木が成長していくと、また印象の違う作品になっていきそうです。
校庭の向こうの方に停まっているのが、私たちの乗って来た越後交通さんのバス。
27人乗りの中型くらいのバスです。 -
次に向かったのも、また廃校のひとつ「旧東下組小学校」。
-
丹下公仁「妻有の社」
妻有の自然と人々の関わりを表したという作品。 -
松宮喜代勝+大阪芸術大学「地球と握手―復興から発展へ」
校庭の真ん中にぽつんと。
参加者が握った粘土を素焼きにしたものを、積み上げて形作ったアート。 -
山崎龍一「Culture bound syndrome」
かわいい♪ -
山下工美「椅子」
照明によって影が浮かび上がる。
おもしろーい。 -
マギー・カルデルス「残すべきもの」
ビデオ・インスタレーション。 -
水谷一「隆起する部屋/日没と日の出」
-
小学校の下駄箱の上にさりげなく、でも存在感のあるお花が飾られてました。
素敵。 -
アートに見えますが、そうじゃありません(笑)
この辺は豪雪地帯なので、倉庫や車庫はこんな風にかまぼこ型になっていて、雪の圧力が分散するように(建物が潰れないように)なっているのだそうです。 -
妻有の人達は、家の周りに花を植えるんだそうです。
季節的なこともあるのでしょうが、今回、たくさんの花が咲いているのを見ました。
いいですよね。こういうの。
私も、普段からもっと植物とか花に囲まれて暮らしたいなー、と思いました。 -
「うぶすなの家」
「空き家となっていた1924年築、越後中門造りの茅葺の古民家を『やきもの』で再生した施設。
1階は地元の食材を使った料理を提供するレストラン。
2階はやきものの展示空間。」 -
鈴木五郎「かまど」
-
お食事は「うぶすなの家」にて。
地元で取れた食材を使った、ヘルシーなお食事♪
(昼食はバスツアーの代金に含まれています。)
ぜんまいや、糸瓜、ほくほくの南瓜、茄子、キュウリ…。
米どころだけあって、ご飯も美味しい♪ -
この床の間も作品です。
中村卓夫さんという方の作品。
素敵な空間。
掛け軸のように格子窓になっています。 -
豆乳入りアイスクリーム、400円。
さっぱりしていて、美味しかった♪ -
古群弘「胞衣(えな)みしゃぐち」
-
遺跡のような空間。
残念ながら、雨が強くなってきました…。
「土や古材などで形成された空間は、胎児を守る胎盤を意味する『胞衣(えな)』が象徴するように、何かに守られたように神聖。」 -
良い景色だー。
でも、結構土砂降り。 -
ヴァンサン・デュ・ボア/ピエール=アンドレ・ボネ
「自転車からの眺め」
実際に乗ってこいでみたりしたらまた違うのかもしれませんが、雨の中、ぽつんと置かれているエアバイクは、なんか寂しい感じ。
アートなのか…? -
ヴァンサン・デュ・ボア/ピエール=アンドレ・ボネ
「ライス・ルーム」 -
「ライス・ルーム」 の内部。
うん。なんか落ち着きそう(笑) -
再びバスに乗って、「ナカゴグリーンパーク」という場所へ。
ちょっと標高が高い所に上って来たからか、お天気が悪いだけじゃなくて、辺りは霧に包まれてしまいました。
藤原吉志子「レイチェル・カーソンに捧ぐ〜4つの小さな物語」 -
藤原吉志子「レイチェル・カーソンに捧ぐ〜4つの小さな物語」 の鳥男。
霧の中に佇んでいると、幻想的な感じ…。 -
PHスタジオ「河岸段丘」
水道とカウンターのある、この小さな建物から信濃川が望めるのだそうです。
(この時は霧に包まれて何も見えませんでしたが…) -
ジェームズ・タレル「光の館」
「この実験的な作品は、彼の作品世界を滞在生活の中で体験いただける、瞑想の為のゲストハウスとして構想されました。」
つまり、作品であり、そこに宿泊もできるのだそうです。
宿泊者は「光」をテーマにした作品を楽しみながら、一夜を過ごすことができます。
ちなみに宿泊料金は、施設使用料20,000円+1人当り利用料3,000円。(食事別)
定員は12名だそうなので、10名で利用すれば、1人当りの施設使用料は2,000円+利用料3,000円で、5,000円と意外にリーズナブル。光の館 名所・史跡
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和室 "Outside in"
可動式の屋根が開くと部屋の中に空が現れ、その色の変化を鑑賞します…
が、残念ながら雨の為、この日は天井は閉じています(泣) -
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キッチン。
簡単な調理器具、食器は揃っているので、宿泊者は材料を持ちこんで、ここで食事を作ることもできます。 -
お風呂。
このお風呂、気持ち良さそう〜。 -
母袋俊也「絵画のための見晴らし小屋」
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見晴らし小屋の中の小窓からの景色。
うん、たしかに1枚の絵画のようです。 -
たほりつこ「グリーンヴィラ」
象形文字の地上絵。
晴れていたら、こういうところでピクニックしたいな〜と思うような場所。
でも、残念ながらの雨…
芝生も水を吸ったスポンジのようになっていて、歩く度に靴に水が浸みてくる〜(泣) -
斎藤義重「時空」
2000年の作品。
20世紀の現代美術シーンを代表する作家だそうで、この作品が遺作なのだそうです。 -
この春閉校になったなったばかりの「旧仙田小学校」で行われているのは、「克雪ダイナモ・アートプロジェクト」。
「東京藝術大学のコアメンバーを中心に他の教育研究機関と連携、藝大の作家/研究者・学生・卒業生・地域住民が協働するプロジェクト」だそうです。 -
学校の前に咲き乱れる、ひまわり。
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「克雪ダイナモ・アートプロジェクト」作品。
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「克雪ダイナモ・アートプロジェクト」作品。
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「克雪ダイナモ・アートプロジェクト」作品。
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「克雪ダイナモ・アートプロジェクト」作品。
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「克雪ダイナモ・アートプロジェクト」作品。
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「克雪ダイナモ・アートプロジェクト」作品。
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「克雪ダイナモ・アートプロジェクト」作品。
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階段の踊り場に飾られた、木彫りのパネル。
これは、トリエンナーレのアート作品ではなく、旧仙田小学校時代の児童の卒業制作。
現代アートの展示された廃校にしっくりと存在しています。 -
旧仙田小学校の前を流れる川の景色。
今年の夏の異常気象、降水量が多い為に、水かさが増しています。
濁流って感じ。 -
伊藤庭花「はなの棲む家」
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家の前に咲いていた、蓮の花。
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「はなの棲む家」
「天井から無数の花々が降り注ぎ、美しい『花の精』が舞う。室内の脇役として飾られてきた花が、人の住まなくなった家を浸食し、今度は草花が主役となる。」 -
ロルフ・ユリウス「木々(聞く)」
「作家が現地で採集した妻有の音(風の音、鳥のさえずり、生活音)をスタジオで編集し、再び妻有の風景や集落の中にインストールする。」
という作品。
生い茂る竹林の中から、鳥の声などが聞こえます。 -
剣持和夫「白倉庭園」
川西地区の今昔の写真を取り付けた棒が立ててある。 -
この日は1日お天気に恵まれませんでしたが…
最後に車窓から見えたこんな幻想的な景色に感動!
この辺りは小白倉集落と言うところで、「美しい日本のむら景観コンテスト」で最高賞を受賞したのだそうです。 -
仁田の集落の景色。
やっと雨も上がった。
のどかな里山の風景。 -
芝山昌也「KAMIKOANI」
「山間集落として厳しい現実を共有する、秋田県上小阿仁村と仁田集落。長期的な交流を目指し、両集落の協力のもと、上小阿仁村の小屋を型取りして移設する。」
林の中に突如現れる、虹色の小屋。
インパクトあります…。 -
後ろに見えるインディアンの小屋のようなのも作品です。
関口恒男「越後妻有レインボーハット2009」
手前にある水と鏡に日光が反射すると、小屋に虹が映るようになっているんだとか。 -
この日の宿泊は、越後湯沢駅前すぐのビジネスホテル「ホテルやなぎ」。
古くてあまり大きくはないホテルですが、とにかく駅前すぐで便利。
それから、お風呂が温泉。
(1人1泊無料の朝食付きで、5775円+入湯税150円)
朝早く起きて、雨も降る中1日中バスツアーに参加して、さすがに疲れていたので、熱い温泉に浸かって、癒されました〜。
明日も引き続き、別のバスツアーに参加します。
「大地の芸術祭。越後妻有ART TRIENNIAL二〇〇九訪問記(2)」に続きます…越後湯沢温泉 ホテルやなぎ<新潟県> 宿・ホテル
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この旅行記へのコメント (2)
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- 下山正志さん 2009/08/12 19:59:24
- ニーコさん こんばんは!
- なかなか強烈な美術ですね!!!
とっても行ってみたくなりました
国内旅行も過激なお方(笑) ステキだす♪
- ニーコさん からの返信 2009/08/13 01:39:28
- RE: ニーコさん こんばんは!
- sya-さん、こんばんは〜。
ご訪問、ありがとうございますー♪
初めての新潟は、みっちりアート漬けのバスツアー参加でしたが、
またぜひゆっくり再訪したいところでした!
棚田の景色も美しく、お米や野菜も美味♪
sya-さんだったら、きっと日本酒を楽しまれるんじゃないかと思います。
残念ながら、下戸の私…。
あ〜あ、お酒が飲めたらなぁ。
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