2006/08/06 - 2006/08/15
265位(同エリア467件中)
huwaさん
8月9日(水)。
この日はバスで名ケ山という集落へ出かけました。
昨日といい今日といい、バスが正確無比の時刻にやって来るのには感心します。
渋滞がないからなんですねー。
今日は最初から最後まで乗客は私一人! 贅沢にも貸し切りです。
さて、バスを降りるとき、昨日の失敗があるので、帰りのバス停の場所も確かめたし、時刻もちゃんと調べてあったのだけど…。
降りてからどっちに行けばいいのかわからない。
名ケ山小学校ってどこ??
…人に聞こうにも人がいないし!
しばし呆然と立ちすくんでしまいました。
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- 交通手段
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-
地図上では目的地はこっちの方角のはず…というほうに、確かに一本の寂しい道があるんだけど…
ほんとにこの道?? -
間違ってました。
さっきの道は田畑と森のほとりで消滅していました。
そこで、とにかく人がいそうな方へ歩いて行きます。
人がいれば道を尋ねることができるから。
人よりも先に花々が迎えてくれます。
アート紀行のはずなのに、気がつくと花をたくさん撮っていて、あとで友達から「花紀行か?」って笑われました。 -
燃えるようなマリーゴールドに
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可憐なアルストロメリア。
(この花がお花屋さんでなく、地面から生えているのを初めて見ました)
夏の花ってこんなにいろいろ種類があったんだ!って感心しながら…。 -
やっと人に出会ったので、場所を聞くことができました。
「この先の上の方に小学校があって、下の方に写真館があるんですわ」
道は湾曲して先が見えないけど、要するに上と下しかないんですね? -
坂道をせっせと上っていたら、
「乗っていきませんか?」って車に拾っていただきました。
ご親切にありがとうございます〜。。
そして到着したのがここ。
旧名ケ山小学校・別名FUKUTAKE HOUSEです。 -
ここには7つのギャラリーと1つの大学博物館が、貸しビルの中のテナントのように同居しています。
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田舎の小学校の教室が都会のアートギャラリーに変貌…。
染谷亜里可「Soak(浸透)」。 -
音楽室のインスタレーション。
材料はフラフープだそうです。
ピアノや五線譜黒板も作品に取り込まれてしまっているところが素敵。
鬼頭健吾「無題」。 -
職員室のインスタレーション。
一見教材みたいに見えるけれどそうじゃなく、一つ一つ教材風に作られたモノが楽しくペイントされて並べられています。
なんだかとっても目が喜んでしまいます。
何がこんなに楽しいんでしょう。
色とカタチから生み出されるリズムかな?
作家はたぶん菅木志雄という人で作品名はわかりません。 -
ジャン=リュック・モーマン「タトゥー・プロジェクト2006」。
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タトゥーされちゃったグラビアの美女たち。
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図工室の「工」の字の古さと「ランチルーム」という言葉のモダンさが、ミスマッチで面白い…(笑)。
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廊下の柱に、まるでずっと前からここにあったような感じで絵がありました。
東義孝「無題」 -
本当にどうしてこんなにしっくりはまって見えるのかしら。。
榎本耕一「無題」 -
花盛りの集落を歩いて、次の会場へ。
あの茅葺き屋根の家が、「名ケ山写真館」(倉谷拓朴)です。
玄関前に立った瞬間、名作に出会える予感がしました。 -
おお!
竜安寺の石庭のような… -
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古道具の枯山水!
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用途のわからない道具たちも何やらゆかしく…
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ここは写真のない写真館なのだろうか、
確かにこういうモノたちも写真だと言えば言えるかぁ…
と思っていたら -
ありました。
一番奥の部屋に、大きなモノクロ写真。 -
そして二階に上るとずらっとたくさん。
すべてモノクロ写真。 -
集落のみんなの思い出を集めて、
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古民家がこんな素敵な写真館に生まれ変わるなんて。
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「屋根裏のお茶室」という感じの一角があって。
冷た〜いお茶が用意されています。 -
こんな景色を眺めながらお茶をいただいていると、すばらしく爽やかな風が吹いてきて。
身も心も癒されるひととき。
ここまで来て良かった〜と心から思います。 -
再び花を見ながらてくてく歩いて
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いい風情の民家があるな〜と思ったら
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わ。なんと郵便局です。
ちゃんと〒のマークと「ゆうパック」の看板も出ています。 -
おいでおいでをしてくれているような集落の小道。
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ここの田んぼのお水の中にもいろいろ生き物がいるみたい。
ちゃぷん、ぽちゃんって、音がしてる…。
こんな小さな花も咲いてる…。 -
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午後からはアートめぐりは小休止。
新潟市内に住む友人が「新潟祭の花火を見においで」と招いてくれたので、しばし妻有からさよならです。
十日町駅から新潟駅まで、節約して普通列車を乗り継いで行ったので、「新幹線だったら京都から東京まで着いちゃうぞ」ぐらいの時間がかかりましたが…。
飯山線という、すごーく鄙びた列車の旅を楽しむことができました。
窓の外は輝く夏空と、一面のまぶしい緑!
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