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トリニティ・カレッジにケルズの書を見に行った。ラテン語による福音書の写本なのだが、「ケルズの書」には豊かなケルト風の装飾がほどこされている。重なりあう抽象的な紋様や動物を模した図柄のほか、福音伝道者やキリスト、聖母子などが描かれている。とってもきれいだ。お土産にケルト風にアレンジされたアルファベットの文様のブックエンドを何枚も買った。アイルランド独立運動の資料もある。独立宣言文を買った。長い間、イギリスに虐げられてきたアイルランド人たちの熱き思いが十分伝わってくる。<br /><br />アイルランドを擁護した作家にスウィフトがいる。「ガリバー旅行記」でおなじみの風刺作家である。イギリスはアイルランドに対して圧政をしいた。それにスウィフトは抗議している。<br />彼がイギリス議会に提出した「おだやかな提案 」を読んだことがある。アイルランドの貧民の幼児をイギリスの裕福な人々の食料として買ってもらえれば・・といった皮肉たっぷりな提案である。しかも強烈な批判なのに「おだやかな提案」と言ったタイトルもまたすさまじい皮肉である。風刺もここまでやるかといったくらい、幼児の料理法まで生々しく書いてある。いささか読んでいて気持ちが悪くなる。<br /><br />大聖堂に彼の墓がある。そこにはラテン語で「ここに本聖堂の首席司祭、神学博士ジョナサン・スウィフトが眠る。激しい怒りももはやその心臓を切り裂くことはない。行け、旅人よ。そしてもし能うなら、自由の不屈の擁護者であったその男にならえよ」と書いてある。この碑文は自らが生前中に書いたものだそうだ。<br /><br />二度目のダブリンは前に来たときより活気があった。今度はジェームス・ジョイスの記念館も見つけられたし、バーナード・ショウの生家も探し当てた。オコンネル通りのホテルのアフタヌーン・ティにも行った。買い物もしたし、靴屋で靴を直してもらいもした。<br /><br />鉄道とバスのパスは残ってしまった。空港までのバスにはこのパスは使えないというので、ホテルのフロントに「まだ使えるから、遠距離を利用する人にあげて」と言って渡した。<br />何日も滞在したからなじんだのだろう。とても居心地のいい町だった。またきてもいいね。<br /><br />これからロンドンに戻り、数日滞在して日本へ帰る。<br />

妖精の国エリン 10

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1999/04/08 - 1999/04/23

585位(同エリア663件中)

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buchijoyce

buchijoyceさん

トリニティ・カレッジにケルズの書を見に行った。ラテン語による福音書の写本なのだが、「ケルズの書」には豊かなケルト風の装飾がほどこされている。重なりあう抽象的な紋様や動物を模した図柄のほか、福音伝道者やキリスト、聖母子などが描かれている。とってもきれいだ。お土産にケルト風にアレンジされたアルファベットの文様のブックエンドを何枚も買った。アイルランド独立運動の資料もある。独立宣言文を買った。長い間、イギリスに虐げられてきたアイルランド人たちの熱き思いが十分伝わってくる。

アイルランドを擁護した作家にスウィフトがいる。「ガリバー旅行記」でおなじみの風刺作家である。イギリスはアイルランドに対して圧政をしいた。それにスウィフトは抗議している。
彼がイギリス議会に提出した「おだやかな提案 」を読んだことがある。アイルランドの貧民の幼児をイギリスの裕福な人々の食料として買ってもらえれば・・といった皮肉たっぷりな提案である。しかも強烈な批判なのに「おだやかな提案」と言ったタイトルもまたすさまじい皮肉である。風刺もここまでやるかといったくらい、幼児の料理法まで生々しく書いてある。いささか読んでいて気持ちが悪くなる。

大聖堂に彼の墓がある。そこにはラテン語で「ここに本聖堂の首席司祭、神学博士ジョナサン・スウィフトが眠る。激しい怒りももはやその心臓を切り裂くことはない。行け、旅人よ。そしてもし能うなら、自由の不屈の擁護者であったその男にならえよ」と書いてある。この碑文は自らが生前中に書いたものだそうだ。

二度目のダブリンは前に来たときより活気があった。今度はジェームス・ジョイスの記念館も見つけられたし、バーナード・ショウの生家も探し当てた。オコンネル通りのホテルのアフタヌーン・ティにも行った。買い物もしたし、靴屋で靴を直してもらいもした。

鉄道とバスのパスは残ってしまった。空港までのバスにはこのパスは使えないというので、ホテルのフロントに「まだ使えるから、遠距離を利用する人にあげて」と言って渡した。
何日も滞在したからなじんだのだろう。とても居心地のいい町だった。またきてもいいね。

これからロンドンに戻り、数日滞在して日本へ帰る。

同行者
カップル・夫婦
航空会社
ヴァージン アトランティック航空

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 迷子さん 2006/07/30 23:36:13
    初めまして、こんにちはです〜。
    アイルランドの旅素敵ですね!
    私もアノ国は大好きです。
    ダブリンの街中のジョイス像、
    彼の見上げる視線の先には、、、、
    中央郵便局の屋上に堂々とたなびく
    共和国国旗!なんでしょうかね?
    生涯ヨーロッパを放浪?していた彼の書く物が
    何故かダブリンを題材にしたものばかり。
    難解な文章もケルズの書の入り組んだ複雑な模様みたいですね。

    この旅行記はこれからコメントも付けられてお写真も
    増えるのですか?
    楽しみにしています、頑張って下さいね。

    buchijoyce

    buchijoyceさん からの返信 2006/07/31 01:13:32
    RE: はじめまして
    読んでくださってありがとうございます。
    実はこの旅日記には記録がないんです。ましてガイドブックもどこかへ行ってしまった。記憶だけがたより。で、思い出して付け加えている状態です。

    この後ロンドンに戻りセント・アイブスへ行きました。でももう飽きちゃったので、続きはまたにします。もちろんセント・アイブスへはバーナード・リーチの工房を訪ねていったのです。

    4travelを初めてまだ1ケ月、ただひたすら書いているだけです。
    直に文章を書き込んでいるので間違えだらけでごめんなさい。

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