妖精の国エリン　６

1999/04/08 - 1999/04/23

スライゴで

朝目を覚まして外を見ると、なんと外は銀世界。
家々の屋根が白くひかって、とてもきれい。4月下旬に雪。
ここは北だから寒いのかな。

朝食を終えて、バスの時刻を見に、近くのバス停まで歩いていこうとすると、またもや雪が降り始めた。スウェーター姿なので、雪にたじろいで、でもほんの１０ｍかそこらだから、と飛び出すと、向こう方来た男性が私の顔を覗き込むようにして、
「It　is　a　nice　day？」と言った。
冷やかしているんだろうと思って、
「Yes．It is wonderful.」と返した。

でも後になって、アイルランドに住んでいた人に聞くと、アイルランドで雪はめずらしいとのことだった。前から来た男性は本当に雪に会えてラッキーでしたねと言ったのかもしれない。

アイルランドの石だらけの地は雑草が生い茂り、フランスなどと比べると、荒野に見える。それがうっすらとかかった雪のおかげで、荒野はかくされ、さらに陽が当たると、草の緑が透けて見えて、実に、実に美しい。

これはまさしく妖精からの贈り物！

やっぱりアイルランドは妖精の国だった。

エリア スライゴ(アイルランド)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ヴァージン アトランティック航空

車にも雪

公園も雪