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さぁ、アランへいくぞ!と勇んで出かける。<br /><br />アラン島とはイニシュモア、イニシニア、イニシュマーンの三つの島をまとめていう。3つに島にそれぞれ泊る予定だった。ところが、この時期、船はイニシュモアにしか行っていない。おやまぁ。そこでイニシュモアへ行くことにする。ゴールウェイの波止場には博物館がある。そこで魚や野鳥の絵が描いてある絵葉書を数枚買った。<br /><br />いよいよイニシュモア島だ。港近くにインフォメイションを兼ねた博物館がある。その前を通って、左に行くと海岸にそってB&amp;Bがある。聖人の名前だったが思いだせない。そこにチェックイン。この時期まだお客さんは少ないようだ。ここも部屋には紅茶のセットと湯の入ったポットが置いてある。これはうれしい。窓から外を見ると風が強いらしく木々がみな一方向をむいて傾いている。洗濯物が時折ふる雨にも負けず、風に煽られている。風で乾くんだろう。<br /><br />B&amp;Bの奥さんにドン・エンガスへの車の手配を頼んだ。車は相乗りで、ドン・エンガスの入口で止まった。1,2時間後に迎えに来るといって車は帰っていった。天気はめまぐるしく変わる。雨も降ったと思うと次は光が漏れ、これはいいとおもうとまた降りだす。キツネの嫁入りもいいところだ。<br /><br />ドン・エンガスの入口付近には数件のお店があり、食堂もあった。そこでそのひとつに入ってアイリッシュ・シチューを頼んだ。アイリッシュシチューはマトンを使う。Papasanはマトンは大好物だが、私はマトンの匂いは好きじゃない。ところがここのアイリッシュシチューは臭みもなく、実に美味しかった。のんびり食べて手編みの帽子など買い物をしていると迎えが来てしまった。やだ、ドン・エンガスに行きそこなった。<br /><br />ドン・エンガスはイニシュモアの観光名所だ。海から垂直の崖の上に作られた古代遺跡で円形状に石を積み上げたとりでだそうだ。天気が悪いから、まぁいいか。それよりは島をあちこち歩いてみよう。アラン織の毛糸の帽子をかぶり、潮風に吹かれながら、カメラを持って歩き回った。牛やヒツジによくであった。学校にも行った。ちょうど生徒達が帰った後で子ども達はいなかったが、先生が案内してくれた。<br /><br />アラン諸島は岩盤で出来た島なので土がない。そこで人びとは石を砕いて敷き詰め、そこに海草を敷く。やがて海草は腐って、石と混ざって土が出来ていく。その土を利用してジャガイモや牧草を育てる。だから大事な土を、島を打つような強い風に、持っていかれないように畑や牧場には石垣が積まれている。ヒツジの毛はアランの特産品のアラン・スウェーターになる。未加工の羊毛は水をはじき、漁師達には必需品だった。さらに家代々に伝わる独特な文様は、遭難した海の男達を見分けるためでもあった。<br /><br />食事に2、300mぐらい離れたシーレストランへ行く。ちょっと小高くなっているところなのでレストランからの景色はいい。ここの名物だというカニを取ってみた。大きなカニが香草で蒸され、そのままの姿で出てきた。ハサミもついて。はさみで切ろうとしても、足にしても硬くてなかなか切れない。悪戦苦闘して足を一本食べた。タラバやズワイガニの甘さを知っているが、このカニには味も旨みもない。これはもういいよ。でも他の料理は美味しかった。<br /><br />引き潮らしく海岸には海草がうずたかく打ち上げられている。帰り海草を手にとって見るとわかめみたいだ。そこで幾つか拾って、部屋に戻り、ポットの湯をかけ緑色にしてつるしておいた。わかめだ、と言いながらかじっている。ここの島の人は海草を食べないようだ。<br /><br /><br />写真は石垣。まるで人間が押し合いへし合いしているよう。

妖精の国エリン 3

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1999/04/08 - 1999/04/23

1264位(同エリア1476件中)

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buchijoyce

buchijoyceさん

さぁ、アランへいくぞ!と勇んで出かける。

アラン島とはイニシュモア、イニシニア、イニシュマーンの三つの島をまとめていう。3つに島にそれぞれ泊る予定だった。ところが、この時期、船はイニシュモアにしか行っていない。おやまぁ。そこでイニシュモアへ行くことにする。ゴールウェイの波止場には博物館がある。そこで魚や野鳥の絵が描いてある絵葉書を数枚買った。

いよいよイニシュモア島だ。港近くにインフォメイションを兼ねた博物館がある。その前を通って、左に行くと海岸にそってB&Bがある。聖人の名前だったが思いだせない。そこにチェックイン。この時期まだお客さんは少ないようだ。ここも部屋には紅茶のセットと湯の入ったポットが置いてある。これはうれしい。窓から外を見ると風が強いらしく木々がみな一方向をむいて傾いている。洗濯物が時折ふる雨にも負けず、風に煽られている。風で乾くんだろう。

B&Bの奥さんにドン・エンガスへの車の手配を頼んだ。車は相乗りで、ドン・エンガスの入口で止まった。1,2時間後に迎えに来るといって車は帰っていった。天気はめまぐるしく変わる。雨も降ったと思うと次は光が漏れ、これはいいとおもうとまた降りだす。キツネの嫁入りもいいところだ。

ドン・エンガスの入口付近には数件のお店があり、食堂もあった。そこでそのひとつに入ってアイリッシュ・シチューを頼んだ。アイリッシュシチューはマトンを使う。Papasanはマトンは大好物だが、私はマトンの匂いは好きじゃない。ところがここのアイリッシュシチューは臭みもなく、実に美味しかった。のんびり食べて手編みの帽子など買い物をしていると迎えが来てしまった。やだ、ドン・エンガスに行きそこなった。

ドン・エンガスはイニシュモアの観光名所だ。海から垂直の崖の上に作られた古代遺跡で円形状に石を積み上げたとりでだそうだ。天気が悪いから、まぁいいか。それよりは島をあちこち歩いてみよう。アラン織の毛糸の帽子をかぶり、潮風に吹かれながら、カメラを持って歩き回った。牛やヒツジによくであった。学校にも行った。ちょうど生徒達が帰った後で子ども達はいなかったが、先生が案内してくれた。

アラン諸島は岩盤で出来た島なので土がない。そこで人びとは石を砕いて敷き詰め、そこに海草を敷く。やがて海草は腐って、石と混ざって土が出来ていく。その土を利用してジャガイモや牧草を育てる。だから大事な土を、島を打つような強い風に、持っていかれないように畑や牧場には石垣が積まれている。ヒツジの毛はアランの特産品のアラン・スウェーターになる。未加工の羊毛は水をはじき、漁師達には必需品だった。さらに家代々に伝わる独特な文様は、遭難した海の男達を見分けるためでもあった。

食事に2、300mぐらい離れたシーレストランへ行く。ちょっと小高くなっているところなのでレストランからの景色はいい。ここの名物だというカニを取ってみた。大きなカニが香草で蒸され、そのままの姿で出てきた。ハサミもついて。はさみで切ろうとしても、足にしても硬くてなかなか切れない。悪戦苦闘して足を一本食べた。タラバやズワイガニの甘さを知っているが、このカニには味も旨みもない。これはもういいよ。でも他の料理は美味しかった。

引き潮らしく海岸には海草がうずたかく打ち上げられている。帰り海草を手にとって見るとわかめみたいだ。そこで幾つか拾って、部屋に戻り、ポットの湯をかけ緑色にしてつるしておいた。わかめだ、と言いながらかじっている。ここの島の人は海草を食べないようだ。


写真は石垣。まるで人間が押し合いへし合いしているよう。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
タクシー
航空会社
ヴァージン アトランティック航空
  • かわいい家

    かわいい家

  • 風に逆らわずに伸びている木々。

    風に逆らわずに伸びている木々。

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