2006/06/18 - 2006/06/27
69位(同エリア138件中)
きっちーさん
大同もそうでしたが、平遙もロバさんが活躍中。
スイカや桃などのフルーツを積んで、おじいちゃんと一緒に売りに来ていて、可愛いです。
観光客にも大人気。
写真慣れしていて、カメラ目線もしてくれます(笑)。
さて、宿での第一夜。
復興公客桟には、張秀芬さんという英語が話せる小姐がいます。
チェックインのとき、彼女が手続きをしてくれたんですが(つまり、まけてくれた人なんですけど)、彼女は日本語の勉強もしているそうで、宿のレストランで夕食をとっていると、「発音を教えてくれませんか?」と筆談で頼まれます。
「いつ、どこでやりましょうか?」
と、こちらも筆談で聞くと、
「今からでよければ、お食事が済んだら、表でやりましょう」
「表???」
道じゃん。
どうするのか見ていると、秀芬小姐は同僚と長椅子を宿の前に並べ、
「ここでいいですか?」
と、ちょっと照れくさそうに笑います。
提灯が赤く照らす石畳に、レストランの灯りが煌々と射して、木製の長椅子に髪をきっちり結った秀芬小姐とならんで腰掛けると、なんだか本当にタイムスリップしたような、変な気分です。
遠くから見ると、囲碁将棋でもやっているように見えるのでしょうが、語学を勉強しているのです。
もちろん彼女はお仕事中なのですが、レストランにお客さんの姿はなく、手持ち無沙汰な彼女の同僚達も、ときどき私達のやり取りに参加してきたりします。
秀芬小姐は、もう一通り終わらせた日本語の教科書を持ってきて、こまかい発音について尋ねてきます。
五十音については全然問題がなく、『は』を『wa』と発音する場合や、『ぱ・ぴ・ぷ』や『きゃ・きゅ・きょ』などといったところの発音を、一緒にくり返します。
ひらがなの下に、ときどき同音の漢字を当てはめていて、『こっちではこの漢字はこういう発音なんだー』と、けっこう面白い。
日本語例文を余裕で読みこなし、英語でやり取りする彼女を見ていると、『漢字が読めるから、なんとかなるさ〜』ぐらいでろくに会話もできないわが身が、情けなくなってしまいます。
もっと勉強せにゃ。
10時ぐらいに小姐の同僚が呼びにくるまで、なんだか時間が過ぎるのを忘れました。
世界遺産の観光地のど真ん中で、お仕事中にこんなことできちゃう素朴な一面も、2008年北京オリンピックまでの短い期間なんだろうな、と少し寂しくなります。
もちろん語学のできる彼女は、外国人向けのホテルの戦力として、大目に見てもらっている部分もあるのでしょうが。
それにしたって、こうしてゲストハウスでもないホテルで、宿の人たちとまじって過ごせるなんて、北京じゃあもうあんまし無くなっちゃったよなあ。
北京を訪れるたびに、ものすごいスピードで動いていく中国を見ていると、平遙もいずれはすっかり様変わりしてしまい、秀芬小姐と過ごしたような不思議な時間も、ずっと地方に行かなきゃ体験できないような気がします。
「また、明日。再見〜」
部屋に戻り、ベッドにもぐり込みます。
平遙は素敵なところだ。
うん。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- 中国東方航空
-
朝。
昨日は乗り物移動ばっかだったので、けっこう早くに目が覚めます。
今日も、イケてる宿だぜ。
ふふん(←気に入りすぎ)。 -
さあ、今日は郊外にある「喬家大院」へ行ってきます。
近頃ではやったら予算をつぎ込んで、知名度の高い役者を大量投入し、映像美と、チャン・ツィーのセミヌードを追求しただけにしか見えない映画監督、チャン・イーモウを「昔はもうちょっとまともな作品撮っていたような」と偲べる場所。
そう!映画「紅夢」のロケ地であります(長い長い)。
コン・リーは久々に王家衛の「2046」で観たら、やっぱり存在感のあるカッコ良い女優さんで、「チャン・イーモウは、もったいないことしたよな」と再認識。
あの儚い感じは、以前はなかったよなあ・・。
そんな役者の新境地を見せてくれる王家衛も、チャン・ツィーのセクシーショットを撮らずにはいられなかったようで(まあ彼の場合は、恒例のトニー・レオンのパンツ姿も捨てられないみたいですが)。
ホント中高年殺しだよなあ、チャン・ツィーは。
なんていう感慨は置いといて、さっさと行っちゃいましょう。
まずは徒歩で、平遙駅へ向かいます。 -
朝のオールドシティーは・・・・、ふつうの町です。
昼間は客の呼び込みに忙しい電動カートのおじさんや、お姉さんが、小さな子供達を乗せて、場外の学校へ送っています。
オフィスで仕事をするらしき男女や、朝食を終えゴミだしするお婆さんなど、どこででも見かける日常風景。
初日に感じた、タイムスリップのめまいはすっかり消えて、朝のつかの間の喧騒を通って、駅へ。
5〜6分で、到着。
平遙駅は全然、通勤手段として使われていないんですね。
人がいません。
停まっているのは、ほとんど太原行きのマイクロバスだけ。
駅前の駐車場では、「たぁ〜いゆぇぇぇぇん!!」と叫ぶバスのお兄ちゃん。
おお、あれに乗んなきゃ。
客引きのおじいちゃんが、目ざとく見つけて近づいてきます。
「お姉さん太原へ行くの?」
『喬家大院で降りたいんですけど』と書いたメモを見せると、
『15元』とメモに書いてくれます。
お金を払おうとすると、
「まだまだ。あとでいいよ」
と、断られます。
5〜10分ほどで座席が8割ほど埋まり、出発です。
時間ではなくて、乗客の頭数で運行しているようです。
ただ利用客はある程度いるようで、待っても20分ぐらいでバスは出ていました。 -
民間のバスでも車掌さんがいます!
バスが出るとスリムなお姉さんが車内を回って、料金を集めていきます。
喬家大院へ行きたいという希望は、すでに彼女に知らされているらしく、15元渡すだけで大丈夫でした。
『ついたら教えてもらえますか?』とメモを見せると、ニッコリ頷いてくれます。
はじめて中国に来たとき、バスに車掌さんがいるなんて非合理的な気がしたものですが、しばらく滞在してみると、車掌さんにお世話になった場面は数え切れず・・。
聞きたい事やわからない事なんかは、ぜんぶ同乗の車掌さんに頼んじゃってましたね。
ホント、助かりました。
さて駅を出発してすぐに、バスはどこかの会社の前で停車し、監察官のような制服姿の人が乗り込んできて、車内の書類をチェックします。けっこう厳しい。
オーケーがでて監察官が車を降りると、今度こそバスは郊外の道へ走り始めます。
『太原行き』といっても、乗り合いタクシーみたいなもので、私のように途中で落っことしてもらう人や、バス停でもなんでもないところから乗り込んできて、ルートの途中まで乗っていく人なんかもいます。
だいたいの相場があるようで、乗客は料金も聞かずに払っています。
かなり走って、そろそろ太原に近いんじゃないかと思われる頃、車掌さんに肩をたたかれます。
着いたみたいです。 -
降りたところは、だだっ広い高速道路の道端のようなところで、一瞬どこへ行っていいのかヒヤッとしましたが、道路の向こうに『喬家大院』のでっかい石碑。
よく見れば、頭上にも道路をまたいで鉄筋に貼り付けられた『喬家大院』のポスター。
こりゃ迷わんわな。
道路を小走りに渡り、石碑の後ろに続く大通りを進みます。
大通りはこんな感じ。ホテルやお土産屋さんが軒を連ねています。
大型バスがたくさん停まっており、ひょっとして平遙よか混んでるかも。
通りを突き当りまで進むと、『喬家大院』です。 -
映画を見直してくれば良かったなあ・・。
ここは観たような、どうだったかな〜?
ちょっと自信がありません。
歩いていると東西南北がわからなくなる、不思議なつくり。
まあ、でも、広いには違いない。
「お金持ちの屋敷だぁー!!」
と、あっちこっちうろちょろ覗きまわります。 -
お屋敷の各部屋には、いろいろな物が展示されています。
装束や古民具、書画・絵画、地域の風俗史を再現したジオラマなど、かなり本格的な展示物が多い。 -
ありました。
『紅夢』のスチールあんど提灯。
ここだけじゃなくて、至る所に映画のパネルが掲げられています。 -
家具が残されている部屋には、このようなマネキンがあり、喬家大院の住人達の生活を紹介しています。
勉強をしているやつが多いなーと思ったら、学者さんが輩出されているお家なんですね。 -
まあ、わかったのはそれくらいで、あとは見てるだけー。
これは、結婚式!
見てわかることしか、わかりません(笑)。 -
あ、あ、あ。
映画で見たような!
ほんとにこんな、飾り付けだったのかな??
それとも、映画でつくられたセットの残り?
説明が聞けなくて、わかりません。
なんせここは、中国語圏内オンリーの観光地のようで、近郊の平遙に訪れている大勢の英語圏の観光客も見かけません。
ハングルや、日本語もなく、マンダリンしか聞こえてきません。
平遙ほどはメジャーじゃないのかも。
けっこう近いのに。
つーわけで、まじって聞く事かなわず。 -
かなりの人出で、撮影に使われた場所は、写真を撮るのも順番待ち。
人を入れないで撮ろうとすれば、人が通らないような所を探して、隙をみて撮るしかない。
チャーンス! -
たいていはこんな感じ。
老若男女、世代を問わず人気な喬家大院。
屋根が見たいな、屋根。
コン・リーが秘密裏に行なわれた家人による殺人を、目撃してしまう、屋上のシーンに使った小屋はあるのかな?
あれはセット? -
だれか、教えてくれ〜い。
じたばた。 -
そんな、こんなで、たいした紹介もできなくて、残念です。
-
迷路のような喬家大院を、さまよい歩き、一通り見物を終わらせて、平遙古城に戻ります。
帰り方はきわめて簡単。
さきほどの大通りへ戻り、平遙行きのミニバスを待ちます。
・・・・・・。
なかなか来ません。
太原行きのバスはけっこう走っていくのですが、平遙行きはなかなか来ません。
道路の周辺には、ホテルのキャッチの人がたくさんいて、喬家大院へやってくる自家用車へ走り寄り、ウィンドウガラスにホテルのCMステッカーを、バシバシ貼っています。
すげえ。
つーか、足とか轢かれそうで、見てるほうが怖い・・。
この強引な呼び込みに、腹を立て車を降りてくる運転手さんもいて、ヒヤヒヤします。
緊迫した道路で、20分が経とうとするころ、ようやく平遙行きのミニバスをつかまえます。
とめるのはタクシーと一緒で、片手をあげて合図すれば、停まってくれます。
入り口までぎゅうぎゅう詰めの、ミニバスでしたが車掌さんが席を空けて、座らせてくれます。
やーさーしいー。
外国人だとわかると、例によって『どこから来たの〜?ナニジン?いつまでいるの〜?』と筆談攻めにあいます。
もう、返答メモを事前に作っちゃうかな(笑)。
平遙が見えてきます。
またも、バスの停車する位置は違います。
そして、電動カートが待ち受けています。
もう慣れちまったぜ。
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