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寺社仏閣巡りは好きだけど、目的というかテーマみたいなのを決めて行ってみたいなーと、思っていた矢先に札所巡りを知りました。<br />しかも、観音巡礼は宗派ごちゃまぜ。<br />西国三十三札所の成立は千年以上の前、坂東三十三札所の成立は鎌倉時代だというけど、日本人って昔っから超宗派というか、無宗派なんだなぁ。<br />さらに観世音菩薩は現世利益の仏様。<br />日本人の大衆的宗教観は今も昔も大差ないのか?<br />でも、それなら気軽に始められるかな?<br />てなわけで、西国三十三札所は遠いので、まずは関東の坂東三十三札所巡りをしてみようかということになりました。<br /><br />【参拝メモ】<br />一番 大蔵山杉本寺(杉本観音)<br />拝観料 200円 駐車場無し<br />本尊開帳は毎月1日と18日<br /><br />二番 海雲山岩殿寺<br />拝観料 100円<br />駐車場有り 御朱印はお昼休み有り<br /><br />三番 祇園山安養院(田代観音)<br />拝観料 100円 常時開帳<br />駐車場あり ご朱印はお昼休み有り

坂東一番杉本寺、二番岩殿寺、三番安養院~坂東打ち初め

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2005/09/11 - 2005/09/11

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あさひ

あさひさん

寺社仏閣巡りは好きだけど、目的というかテーマみたいなのを決めて行ってみたいなーと、思っていた矢先に札所巡りを知りました。
しかも、観音巡礼は宗派ごちゃまぜ。
西国三十三札所の成立は千年以上の前、坂東三十三札所の成立は鎌倉時代だというけど、日本人って昔っから超宗派というか、無宗派なんだなぁ。
さらに観世音菩薩は現世利益の仏様。
日本人の大衆的宗教観は今も昔も大差ないのか?
でも、それなら気軽に始められるかな?
てなわけで、西国三十三札所は遠いので、まずは関東の坂東三十三札所巡りをしてみようかということになりました。

【参拝メモ】
一番 大蔵山杉本寺(杉本観音)
拝観料 200円 駐車場無し
本尊開帳は毎月1日と18日

二番 海雲山岩殿寺
拝観料 100円
駐車場有り 御朱印はお昼休み有り

三番 祇園山安養院(田代観音)
拝観料 100円 常時開帳
駐車場あり ご朱印はお昼休み有り

  • 坂東一番 大蔵山 杉本寺<br />本尊 十一面観世音菩薩<br /><br />初めての札所巡りは、やっぱり一番札所から。<br />杉本寺は鎌倉駅から徒歩30分――とのことですが、運動不足の私は「そんなに歩けない」と、迷わずバスに乗りました。<br />バス停「杉本観音」で降りてすぐ。<br /><br />写真は入口から山門を望んで、杉本寺の第一印象。<br />繁華街から少し離れただけなのに緑に囲まれて、ちょっぴり寂れた古刹の雰囲気が階段の先から漂ってくるようです。<br />初めての札所への期待が高まってきました。

    坂東一番 大蔵山 杉本寺
    本尊 十一面観世音菩薩

    初めての札所巡りは、やっぱり一番札所から。
    杉本寺は鎌倉駅から徒歩30分――とのことですが、運動不足の私は「そんなに歩けない」と、迷わずバスに乗りました。
    バス停「杉本観音」で降りてすぐ。

    写真は入口から山門を望んで、杉本寺の第一印象。
    繁華街から少し離れただけなのに緑に囲まれて、ちょっぴり寂れた古刹の雰囲気が階段の先から漂ってくるようです。
    初めての札所への期待が高まってきました。

  • 杉本寺仁王門。<br />山門の向こうに苔むした古い階段が見えてきました。<br /><br />真っ黒になっちゃいましたが、運慶作と伝えられる仁王がいます。

    杉本寺仁王門。
    山門の向こうに苔むした古い階段が見えてきました。

    真っ黒になっちゃいましたが、運慶作と伝えられる仁王がいます。

  • 仁王門から本堂へ続く苔むした階段。<br /><br />数百年もの間、多くの巡礼が踏みしめて、すっかり丸くなってしまった石段です。<br />今は危険なので歩くことはできませんが、おかげで保存状態が非常に良いです。

    仁王門から本堂へ続く苔むした階段。

    数百年もの間、多くの巡礼が踏みしめて、すっかり丸くなってしまった石段です。
    今は危険なので歩くことはできませんが、おかげで保存状態が非常に良いです。

  • 杉本寺の茅葺屋根の本堂<br /><br />この杉本寺は鎌倉最古のお寺。<br />本堂の奥には本尊の十一面観音が三体あって、秘仏なんだけど少し離れた場所から網戸越しにうっすらと見ることができます。<br />他にも本堂内には源頼朝が寄進した十一面観音、前のご住職が彫られたという十一面観音、毘沙門天、地蔵菩薩、観音三十三応身などが奉安されていて、小さな本堂なのに見どころいっぱい。<br /><br />坂東三十三観音専用の納経帖、掛け軸、納札、金剛杖、白衣、ガイドブックなどを頒布しているので、巡礼に必要なものは、ここで一通り揃えることができます。<br />さらに杉本寺から打ち始めると御朱印をもらうと普通の肩印以外に発願印を押してもらえます。<br /><br />茅葺屋根の観音堂、苔むした参道、たなびく白い奉納幟、由緒ある本尊―――古色蒼然として、武家の都の鎌倉らしく枯淡な印象の小さな古刹。<br />初めて行った札所が、想像していた以上に「札所っぽいお寺」だったので、私の中では杉本寺が札所の原風景となっているようです。

    杉本寺の茅葺屋根の本堂

    この杉本寺は鎌倉最古のお寺。
    本堂の奥には本尊の十一面観音が三体あって、秘仏なんだけど少し離れた場所から網戸越しにうっすらと見ることができます。
    他にも本堂内には源頼朝が寄進した十一面観音、前のご住職が彫られたという十一面観音、毘沙門天、地蔵菩薩、観音三十三応身などが奉安されていて、小さな本堂なのに見どころいっぱい。

    坂東三十三観音専用の納経帖、掛け軸、納札、金剛杖、白衣、ガイドブックなどを頒布しているので、巡礼に必要なものは、ここで一通り揃えることができます。
    さらに杉本寺から打ち始めると御朱印をもらうと普通の肩印以外に発願印を押してもらえます。

    茅葺屋根の観音堂、苔むした参道、たなびく白い奉納幟、由緒ある本尊―――古色蒼然として、武家の都の鎌倉らしく枯淡な印象の小さな古刹。
    初めて行った札所が、想像していた以上に「札所っぽいお寺」だったので、私の中では杉本寺が札所の原風景となっているようです。

  • 杉本寺の五輪塔<br /><br />南北朝時代、足利尊氏の家来に斯波家長という武将がいるのですが、北畠顕家に敗れてしまい、この観音堂で自害したと伝えられ、このたくさんの五輪塔は斯波一族の供養塔であるといわれています。<br />

    杉本寺の五輪塔

    南北朝時代、足利尊氏の家来に斯波家長という武将がいるのですが、北畠顕家に敗れてしまい、この観音堂で自害したと伝えられ、このたくさんの五輪塔は斯波一族の供養塔であるといわれています。

  • 三番 祇園山 安養院<br />本尊 千手観世音菩薩<br /><br />バスで鎌倉に戻り、徒歩15分。次は三番札所安養院へ。<br />住宅街の中にある小さなお寺でした。<br /><br />「安養院」というのは、源頼朝の妻、北条政子の法名です。<br />その名前の通り、北条政子と縁の深いお寺で、頼朝と結婚できたのはここの観音さまのおかげだとか。<br />本堂の裏には政子の墓と伝えられている石塔があります。

    三番 祇園山 安養院
    本尊 千手観世音菩薩

    バスで鎌倉に戻り、徒歩15分。次は三番札所安養院へ。
    住宅街の中にある小さなお寺でした。

    「安養院」というのは、源頼朝の妻、北条政子の法名です。
    その名前の通り、北条政子と縁の深いお寺で、頼朝と結婚できたのはここの観音さまのおかげだとか。
    本堂の裏には政子の墓と伝えられている石塔があります。

  • 安養院の庭にあった仏足石。<br /><br />安養院の庭は多くのツツジが植えられており、境内が花で埋もれるほどだとか。<br /><br />小さいながら、どこか女性的な華やいだ感じが感じがする寺です。

    安養院の庭にあった仏足石。

    安養院の庭は多くのツツジが植えられており、境内が花で埋もれるほどだとか。

    小さいながら、どこか女性的な華やいだ感じが感じがする寺です。

  • 安養院本堂裏の石塔<br /><br />鎌倉最古といわれる石塔、北条政子の墓はこれらの右側、一番奥に置かれていました。

    安養院本堂裏の石塔

    鎌倉最古といわれる石塔、北条政子の墓はこれらの右側、一番奥に置かれていました。

  • 岩殿寺の参道<br /><br />二番札所 海雲山 岩殿寺<br />本尊 十一面観世音菩薩<br /><br />もう一度鎌倉駅へ戻り、電車に乗って隣の逗子駅へ。二番札所の岩殿寺の参道は駅から徒歩15分弱。<br />閑静な住宅街の中に紅い奉納幟がずーっと先まで並んでいました。<br />

    岩殿寺の参道

    二番札所 海雲山 岩殿寺
    本尊 十一面観世音菩薩

    もう一度鎌倉駅へ戻り、電車に乗って隣の逗子駅へ。二番札所の岩殿寺の参道は駅から徒歩15分弱。
    閑静な住宅街の中に紅い奉納幟がずーっと先まで並んでいました。

  • 二番札所 岩殿寺の参道<br /><br />路傍の草花に埋もれるように、参道に石碑のようなものが立ち並んでいました。<br />気になって文字を読んでみると、坂東三十三札所のご詠歌の石碑でした。

    二番札所 岩殿寺の参道

    路傍の草花に埋もれるように、参道に石碑のようなものが立ち並んでいました。
    気になって文字を読んでみると、坂東三十三札所のご詠歌の石碑でした。

  • 二番札所 岩殿寺の総門<br /><br />この岩殿寺は泉鏡花の小説「春昼」「春昼後刻」の舞台となっており、門のそばには泉鏡花の句碑があります。<br /><br />門をくぐると左手に納経所、まっすぐ二百段ほどの階段を登っていくと観音堂に着きます。

    二番札所 岩殿寺の総門

    この岩殿寺は泉鏡花の小説「春昼」「春昼後刻」の舞台となっており、門のそばには泉鏡花の句碑があります。

    門をくぐると左手に納経所、まっすぐ二百段ほどの階段を登っていくと観音堂に着きます。

  • 二番札所 岩殿寺の総門<br /><br />総門には源氏の家紋である笹竜胆が彫られています。<br />源頼朝が岩橋山で敗戦して船で逃れたときは、ここの観音様が現れて助けてくれたと伝えられています。<br /><br /><br />

    二番札所 岩殿寺の総門

    総門には源氏の家紋である笹竜胆が彫られています。
    源頼朝が岩橋山で敗戦して船で逃れたときは、ここの観音様が現れて助けてくれたと伝えられています。


  • 二番札所 岩殿寺の観音堂<br /><br />ひっきりなしに人がいた一番札所の杉本寺とは違い、三番、二番の札所では他に参拝している人はいませんでした。<br /><br />観音堂のすぐ後ろに奥の院があって、石仏の観音像が奉られているとのことですが、直接見るとことはできませんでした。<br /><br />観音堂の右手には、泉鏡花が寄進した小さな瓢箪池が水を湛えています。

    二番札所 岩殿寺の観音堂

    ひっきりなしに人がいた一番札所の杉本寺とは違い、三番、二番の札所では他に参拝している人はいませんでした。

    観音堂のすぐ後ろに奥の院があって、石仏の観音像が奉られているとのことですが、直接見るとことはできませんでした。

    観音堂の右手には、泉鏡花が寄進した小さな瓢箪池が水を湛えています。

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