2006/03/07 - 2006/03/07
105位(同エリア161件中)
ソフィさん
2006年3月7日(火)
今アレキサンドリアの街を、馬車で走っている。
お腹を満たした馬は、再び元気を取り戻して、活発になった。
魚市場を見たかったが、昼休みとのことで果せなかった。
漁師らしい、精悍な顔の人が、休んでいる。
この町の人は皆、いい顔をしている。
永年培った文化に対する、自信と誇りなのだろうか。
厳しい生活環境が、こんな顔を作ったのだろうとも考える。
自然との闘い、多民族との闘い。
「アブ・アル・アッバース・アル・モルシ」のモスクの前を通る。
漁師と船乗りの守護聖人に捧げられた4つのドームと、ミナレットがある。
町で最大のモスクという。
「中を見たいか」
「いや、そろそろ帰りたくなった」
馬車は海岸を走って、カイト・ベイの要塞に行く。
ここだけは見過ごせない、名所のようだ。
かつてここには、頂上に ポセイドンの像を持つ高さ125mのファロスの灯台があった。
アレキサンドリア大王の構想によるこの驚くべき高さの灯台は、世界七不思議に数えられ、町の誇りだったのだろう。
1477年に建設されたこの要塞は、堂々と周りを圧しながら、今博物館になっている。
要塞から帰途についた時、モスクのミナレットから、コーランが流れた。
お昼なのだろう。
町に何かの変化が生まれるかと思ったが、何もなかった。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ソフィさんの関連旅行記
アレキサンドリア(エジプト) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
10