エーゲ海クルーズ写真集【47】憧れの町アレキサンドリア

2006/03/07 - 2006/03/07

3月7日（火）

5時30分、はるか彼方に、アフリカの灯が見える。
6時21分日の出だが、雲がかかっていて見えない。

7時30分、予定より30分早く、アレキサンドリアに入港する。
やがて雲間から日が差し始め、やや煙った海原の彼方に、アレキサンドリアの街がバラ色に輝いて見える。

波止場には、今日のツァーを迎えるバスが、早朝なのに40台あまりも、客を待っている。
私はツァー参加をやめて、家内と二人アレキサンドリアの町々をぶらり歩きするつもりだ。

この町は、アレキサンダー大王が拓いた町である。
大王は遠征の道すがら、「アレキサンドリア」なる町を70箇所ほど造ったようだ。

彼の短い人生における版図の大きさには驚くほかないが、遠征を続けながらその版図にこのような町を開いたことには、さらに大きな驚きを感じる。
全く王様の天才である。

このアレキサンドリアは、世界文明の中心であったり、国際貿易の中継地だったりして繁栄を続け、今日に到っている。
人口400万人の、大都会だ。
一度訪れたいと長年思っていたのだが、本日その夢が実現できる。

エジプトはナイル河流域に発達した国で、面積100万平方キロ、人口7千万人の、フランスを凌駕する大国。
有史以来、人類の歴史に及ぼした影響は、わが国をはるかに超える。

通貨はエジプトポンド（1ユーロ＝6.88ポンド）だが、われわれの行動範囲ではドルやユーロも通用する。
ただビデオ撮影機は、なぜか持ち込み許可が必要である。

エリア アレキサンドリア(エジプト)

アレキサンドリアの港は
活気に溢れている

私の部屋の窓から

アレキサンドリア

遠くにビルが
朝霞みに浮き上がっている

霞が晴れて
青空が見えてきた

これが
アレキサンドリアだ

8時30分
船から下りる

埠頭には
船の客を目当てに
商売人たちが集まっている

埠頭に並ぶ
土産物の露店

埠頭から仰ぐ
コスタ・フォルチューナ号
は大きい

このきれいな車は
上等の観光客用である

コスタ・フォルチューナ号
の雄姿

「シティ・センターまで」と言ったら
こんなぼろタクシーがあてがわれた

いよいよ町に入る
市電も走っている

なかなか綺麗な
市電である

馬車も見受ける
この菜っ葉は
愛馬の餌だ

町の中心に近い
アラビア語の看板が読めない