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9月13日(土)ローマから空路チュニスへ<br /><br />いよいよ、今日からチュニジアです。<br /><br />イタリア5日間も十分楽しみましたが、今回の旅のハイライトは、やはり、これからのチュニジア12日間です。<br />期待も大きいけれど、不安も大きいです。いまさらながら、一人で歩き回る自信がないのですから。<br /><br />とにかく、具体的な現地情報が少なすぎます。「地球の歩き方」シリーズのような、個人旅行に適した微に入り細に入った情報が欲しかったです。<br />なのに出版社に問い合わせたら、「チュニジア」は廃刊の憂き目にあっていました(1997年9月当時)。<br /><br />───となると、頼みの綱は、オーストラリアの出版社Lonely Planet社が出している英語のガイドブック「Northern Africa」と、ニフティのメル友が転送してくれた、インターネットのホームページに載っていたという日本人女性3人のチュニジア旅日記です。<br /><br />とくに後者のインターネットの旅日記の方は、チュニジアを旅行する人向けの、体験に根差したアドバイスもあって、何度も何度も覚えてしまうくらい読み返しました。<br /><br />とりあえず、ホテルは、日本から予約しました。<br />ただし、出発間際に延びた最後の4日分は、間に合いませんでした。<br /><br />言葉は、公用語はアラビア語ですが、フランス語が第二公用語といえるくらい普及しています。<br />英語はほとんど通じないらしいです。<br />でも、子供向けの本くらいなら辞書なしでもフランス語で読める私としては(1997年当時)、旅行会話くらい、きっとなんとかなるでしょう。<br />なると思うしかありません。<br /><br />治安の心配は、あまりしていません。むしろイタリアよりよほど良いようです(1997年当時)。<br /><br />チュニジア人の国民性は、人なっつこくて愛想がいいらしいです。<br /><br />観光インフラは、アフリカの中では比較的整っているそうです。<br />また、チュニジアもイスラムの国ですが、他のイスラム諸国に比べて、宗教戒律は緩やかだそうです。<br />ヨーロッパから観光客が大勢訪れるせいもあって、少なくとも、イスラム戒律に無知な外国人に対して、比較的寛容そうです。<br /><br />───こうやって、1つ1つ安心材料を挙げて不安をねじ伏せてみても、やはり不安は尽きません。<br />特に、後者の2つ、観光インフラと、イスラムの国であることについては。<br /><br />まず、観光インフラ、特に移動の足です。<br /><br />個人旅行で運転もできない私は、どうしたって公共の交通機関に頼らざるを得ません。<br />しかし、チュニジアの観光インフラが整っている方だと言っても、アフリカの中では、です。ヨーロッパのようにはいかないでしょう。<br />日本の観光局からもらった資料や旅行記、ガイドブックに触発されて行きたいな、と思った場所で、足の便の悪さから諦めたところも多いです。<br /><br />なにしろ、チュニジアは、鉄道があまり発達していません。<br />なので、都市間の移動には、長距離バスや、行き先の決まった乗合いタクシーである「ルアージュ」を利用しなくてはなりません。<br /><br />バスやタクシーは、列車に比べると出発時間が流動的で待たされることが多く、本数が少なく、それに駅を見つけにくいので苦手です。少なくとも私にはそういう刷り込みが入っています。<br /><br />その上、チュニジアの都市の長距離バスやルアージュの駅は、どうやら町の外れにあることが多いようです。つまり、ガイ疋屮奪?砲△訝録泙陵鶻阿任后<br />これが、チュニジアでバスやタクシーを利用する一番のネックとして心配している点です。<br /><br />私は、方向音痴です。<br />同じ道が、行きと帰りとでは違う道に見えたりします。<br />良く知らない町で、ひょいと入った店の中でぐるっと一回転したりするともう、どちらの方角からやって来たのか混乱したことがあります。<br />だから、地図がないと、安心して歩けません。<br />それなのに長距離バスやルアージュの駅が、ガイドブックに小さく載っている地図の、枠外にあったりしたら……この私にどーやってたどり着けと言うのでしょう!<br /><br />それから、イスラム、というよりアラブの国であることです。<br /><br />イスラムの国の女性の一人旅は、やれないことはないですが、やりにくいことを覚悟しなければならないようです。<br />私の無知ゆえの偏見もあるかもしれませんが、アラブの社会では、今でも、男は外、女は家の中、というのがはっきりしていると思います。<br />少なくとも、チュニジアでも、チュニスのような都会以外では、女性はほとんど表を歩かない、というのは確かなようです。<br /><br />ゆえに、チュニジアの男性に、普段、女性と接する機会がほとんどありません。<br />そのため、平気で表を歩く外国人の女性に興味を覚え、かなりしつこく誘いをかけてくるようです。<br />Lonely Planetによると、ハリウッド映画とかに毒されているせいで、西欧先進国の女性というのは、みんなして、意気投合すれば見知らぬ男性の誘いでもすぐにのるものだ、という偏見を持っている人が多いようです。<br /><br />ただし、イスラムの国の人は、契約に基づいた正式な結婚というのを神聖視します。<br />そのため独身女性は、さも既婚者のようなふりをして、薬指に指輪をはめ、会話にそれとなく夫の存在を匂わせると良い、などとありました。<br /><br />そのため、ちょうどいい指輪を持っていなかった私も、安物だけどそれらしく見えそうなリングを、わざわざ日本で買って持って来ました。<br />そして怪しい雰囲気にでもなったら、いもしない夫の話を、適当にでっちあげることにしましょう。<br /><br />ああ、だけど、こんな思いまでしても、行くのです、チュニジアへ!<br />案ずるより生むが易し、という言葉があります。不安が尽きないのも、それだけ期待しているからです。<br /><br />たった1人での旅行───それが有意義になるかどうかは、すべて、自分の下準備と積極性と用心深さで決まります。<br />少なくとも今までの旅の経験から導き出した私の持論はそうです。<br /><br />貯金を崩し、職場から20日もの休暇をもぎとり、日本からの往復に3日も費やすからには、できるだけ有意義なものにしたい、楽しみたい、と思うのは当然です。<br />そしてすべての不安は、そんな欲望からきているのです。<br />はっきり言って、後から後から沸いてくる不安は、結局は、自分の思い通りに楽しめなかったらどうしよう───というところから来ているのです。<br />そして、私のこんな不安などは、端から見れば、「杞憂」としか思えない類のものかもしれません。<br /><br />というわけで、被害妄想か、あるいは、私ってマゾ? と思ってしまうほどに、何か1つ成し遂げても、次から次へと不安の種が思い付く自分に時々あきれますが───結論から言えば、そのうちのいくつかは、あながち杞憂ですまなかったことを、残念ながら身をもって思い知らされることになります。<br /><br />でも、これくらいのことなら、すぐに旅の失敗談として後々笑い話にできるはずだ───と、その場でその場で自分を慰められるようなものであったことも確かです。<br /><br />(写真は、チュニスにあるバルドー博物館の、噴水のある中庭です。バルドー博物館は、チュニジアの中で有数なだけでなく、北アフリカのマグレブ諸国の中でも誇れるすばらしい博物館です。古代ローマのモザイク・コレクションが逸品ですが、イスラム文化のコレクションもすばらしいです。またその建物自体が、オスマン・トルコ時代の総督(Bay)の屋敷であり、スペインのアルハンブラ宮殿をモデルにしたと言われる贅を尽くしたものなので、建物だけでも一見の価値ありです。)<br /><br />*ひとこと単語集*<br /><br />ルアージュ(Louage):<br />行き先のみ決まっている、長距離乗合タクシーです。他のチュニジア人と一緒に乗るので、ボラれる心配もありません。<br /><br />5人客がそろえばいつでも出発できますが、5人そろわないといつまでも出発できないという難点があります。<br />というわけで、1人旅では、客が集まりにくい時間帯やルートの場合は、ややつらいものがあります。<br />逆に、5人そろわなくても、欠員分の料金も支払えば出発しますし(複数で旅行している場合はあと1人か2人というときには有効でしょう)、どうしても集まらないければ3〜4人くらいでも出発したこともありました。<br /><br />余談ですが、Lonely Planetを読んでいたとき、最初、これを「赤い」と意味のフランス語の「ルージュ」と勘違いして(Lonely Planetは時々現地語のキーワードをいちいち英語に訳さず、そのまま載せることがありますから)、さっぱり意味がわかりませんでした。赤いバスでも通っているのかと思ってしまいました。<br />インターネットの日本人女性3人のチュニジア旅日記を読んで、初めて意味が通じました。

1997年秋のイタリア&チュニジア旅行20日間その6:いよいよチュニジア、プロローグ!

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1997/09/13 - 1997/09/13

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まみ

まみさん

9月13日(土)ローマから空路チュニスへ

いよいよ、今日からチュニジアです。

イタリア5日間も十分楽しみましたが、今回の旅のハイライトは、やはり、これからのチュニジア12日間です。
期待も大きいけれど、不安も大きいです。いまさらながら、一人で歩き回る自信がないのですから。

とにかく、具体的な現地情報が少なすぎます。「地球の歩き方」シリーズのような、個人旅行に適した微に入り細に入った情報が欲しかったです。
なのに出版社に問い合わせたら、「チュニジア」は廃刊の憂き目にあっていました(1997年9月当時)。

───となると、頼みの綱は、オーストラリアの出版社Lonely Planet社が出している英語のガイドブック「Northern Africa」と、ニフティのメル友が転送してくれた、インターネットのホームページに載っていたという日本人女性3人のチュニジア旅日記です。

とくに後者のインターネットの旅日記の方は、チュニジアを旅行する人向けの、体験に根差したアドバイスもあって、何度も何度も覚えてしまうくらい読み返しました。

とりあえず、ホテルは、日本から予約しました。
ただし、出発間際に延びた最後の4日分は、間に合いませんでした。

言葉は、公用語はアラビア語ですが、フランス語が第二公用語といえるくらい普及しています。
英語はほとんど通じないらしいです。
でも、子供向けの本くらいなら辞書なしでもフランス語で読める私としては(1997年当時)、旅行会話くらい、きっとなんとかなるでしょう。
なると思うしかありません。

治安の心配は、あまりしていません。むしろイタリアよりよほど良いようです(1997年当時)。

チュニジア人の国民性は、人なっつこくて愛想がいいらしいです。

観光インフラは、アフリカの中では比較的整っているそうです。
また、チュニジアもイスラムの国ですが、他のイスラム諸国に比べて、宗教戒律は緩やかだそうです。
ヨーロッパから観光客が大勢訪れるせいもあって、少なくとも、イスラム戒律に無知な外国人に対して、比較的寛容そうです。

───こうやって、1つ1つ安心材料を挙げて不安をねじ伏せてみても、やはり不安は尽きません。
特に、後者の2つ、観光インフラと、イスラムの国であることについては。

まず、観光インフラ、特に移動の足です。

個人旅行で運転もできない私は、どうしたって公共の交通機関に頼らざるを得ません。
しかし、チュニジアの観光インフラが整っている方だと言っても、アフリカの中では、です。ヨーロッパのようにはいかないでしょう。
日本の観光局からもらった資料や旅行記、ガイドブックに触発されて行きたいな、と思った場所で、足の便の悪さから諦めたところも多いです。

なにしろ、チュニジアは、鉄道があまり発達していません。
なので、都市間の移動には、長距離バスや、行き先の決まった乗合いタクシーである「ルアージュ」を利用しなくてはなりません。

バスやタクシーは、列車に比べると出発時間が流動的で待たされることが多く、本数が少なく、それに駅を見つけにくいので苦手です。少なくとも私にはそういう刷り込みが入っています。

その上、チュニジアの都市の長距離バスやルアージュの駅は、どうやら町の外れにあることが多いようです。つまり、ガイ疋屮奪?砲△訝録泙陵鶻阿任后
これが、チュニジアでバスやタクシーを利用する一番のネックとして心配している点です。

私は、方向音痴です。
同じ道が、行きと帰りとでは違う道に見えたりします。
良く知らない町で、ひょいと入った店の中でぐるっと一回転したりするともう、どちらの方角からやって来たのか混乱したことがあります。
だから、地図がないと、安心して歩けません。
それなのに長距離バスやルアージュの駅が、ガイドブックに小さく載っている地図の、枠外にあったりしたら……この私にどーやってたどり着けと言うのでしょう!

それから、イスラム、というよりアラブの国であることです。

イスラムの国の女性の一人旅は、やれないことはないですが、やりにくいことを覚悟しなければならないようです。
私の無知ゆえの偏見もあるかもしれませんが、アラブの社会では、今でも、男は外、女は家の中、というのがはっきりしていると思います。
少なくとも、チュニジアでも、チュニスのような都会以外では、女性はほとんど表を歩かない、というのは確かなようです。

ゆえに、チュニジアの男性に、普段、女性と接する機会がほとんどありません。
そのため、平気で表を歩く外国人の女性に興味を覚え、かなりしつこく誘いをかけてくるようです。
Lonely Planetによると、ハリウッド映画とかに毒されているせいで、西欧先進国の女性というのは、みんなして、意気投合すれば見知らぬ男性の誘いでもすぐにのるものだ、という偏見を持っている人が多いようです。

ただし、イスラムの国の人は、契約に基づいた正式な結婚というのを神聖視します。
そのため独身女性は、さも既婚者のようなふりをして、薬指に指輪をはめ、会話にそれとなく夫の存在を匂わせると良い、などとありました。

そのため、ちょうどいい指輪を持っていなかった私も、安物だけどそれらしく見えそうなリングを、わざわざ日本で買って持って来ました。
そして怪しい雰囲気にでもなったら、いもしない夫の話を、適当にでっちあげることにしましょう。

ああ、だけど、こんな思いまでしても、行くのです、チュニジアへ!
案ずるより生むが易し、という言葉があります。不安が尽きないのも、それだけ期待しているからです。

たった1人での旅行───それが有意義になるかどうかは、すべて、自分の下準備と積極性と用心深さで決まります。
少なくとも今までの旅の経験から導き出した私の持論はそうです。

貯金を崩し、職場から20日もの休暇をもぎとり、日本からの往復に3日も費やすからには、できるだけ有意義なものにしたい、楽しみたい、と思うのは当然です。
そしてすべての不安は、そんな欲望からきているのです。
はっきり言って、後から後から沸いてくる不安は、結局は、自分の思い通りに楽しめなかったらどうしよう───というところから来ているのです。
そして、私のこんな不安などは、端から見れば、「杞憂」としか思えない類のものかもしれません。

というわけで、被害妄想か、あるいは、私ってマゾ? と思ってしまうほどに、何か1つ成し遂げても、次から次へと不安の種が思い付く自分に時々あきれますが───結論から言えば、そのうちのいくつかは、あながち杞憂ですまなかったことを、残念ながら身をもって思い知らされることになります。

でも、これくらいのことなら、すぐに旅の失敗談として後々笑い話にできるはずだ───と、その場でその場で自分を慰められるようなものであったことも確かです。

(写真は、チュニスにあるバルドー博物館の、噴水のある中庭です。バルドー博物館は、チュニジアの中で有数なだけでなく、北アフリカのマグレブ諸国の中でも誇れるすばらしい博物館です。古代ローマのモザイク・コレクションが逸品ですが、イスラム文化のコレクションもすばらしいです。またその建物自体が、オスマン・トルコ時代の総督(Bay)の屋敷であり、スペインのアルハンブラ宮殿をモデルにしたと言われる贅を尽くしたものなので、建物だけでも一見の価値ありです。)

*ひとこと単語集*

ルアージュ(Louage):
行き先のみ決まっている、長距離乗合タクシーです。他のチュニジア人と一緒に乗るので、ボラれる心配もありません。

5人客がそろえばいつでも出発できますが、5人そろわないといつまでも出発できないという難点があります。
というわけで、1人旅では、客が集まりにくい時間帯やルートの場合は、ややつらいものがあります。
逆に、5人そろわなくても、欠員分の料金も支払えば出発しますし(複数で旅行している場合はあと1人か2人というときには有効でしょう)、どうしても集まらないければ3〜4人くらいでも出発したこともありました。

余談ですが、Lonely Planetを読んでいたとき、最初、これを「赤い」と意味のフランス語の「ルージュ」と勘違いして(Lonely Planetは時々現地語のキーワードをいちいち英語に訳さず、そのまま載せることがありますから)、さっぱり意味がわかりませんでした。赤いバスでも通っているのかと思ってしまいました。
インターネットの日本人女性3人のチュニジア旅日記を読んで、初めて意味が通じました。

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