2005/03/21 - 2005/05/18
181位(同エリア216件中)
Sasoさん
ニームからさらに東のマントンへ。ここを基点にモナコとイタリア方面へ足を伸ばします。
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ニーム駅までは例のシャトルバスで。窓の向こうにマーニュの塔がみえる。
ここからは地中海沿いの列車旅。ニース乗り継ぎでイタリアの国境の街マントンへ向かう。 -
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ニーム駅のカフェで買った駅弁(笑)フランスに着いて以来お気に入りとなったヴィッテルシトロンと、サーモンサンド。 -
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待ってました地中海!碧くて青くて蒼い! -
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途中のマルセイユ駅。なにやらリボンのようなものが張り巡らされていた。 -
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まだ作業中だった模様。 -
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これもマルセイユ駅構内。どうということはない写真だが、トゥーランドットのポスターが貼ってあったので思わず掲載(笑) -
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マルセイユからニースへはTGVで。一等車両はやはりかっこいい。 -
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線路と併走する高速道路。 -
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ここいらへんの山は白くて禿げている。 -
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そして反対側は地中海…スピードが出ているのがわかる? -
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…あと少しでニースだと浮き浮きしていたら、いきなり列車が停止。聞き取りにくいアナウンスの単語をどうにか拾い上げ、辞書でひいてみる…点検、警察、荷物…なんだか後ろの方では「テロ」なんて単語も聞こえてきて真っ青に。
真相はわからず終いだったが、とにかくここで2時間ほど足止めを食らう。これが後々の悲劇を生むことに… -
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簡単なアナウンスのあと動き出した列車は、ほどなくしてニース手前のカンヌ駅に滑り込んだ。派手で可愛い駅である。 -
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そしてようやくニースに到着!南国ムードむんむんの駅舎。ここからマントンへはローカル線に乗り継ぎ。 -
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自転車が身近なお国柄だとつくづく思う。羨ましい。 -
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乗ったTERは2階建て車両だった。こんなかっこいいエンブレムが描かれている。 -
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長旅の末にたどり着いたマントン。さてユースホステルはどこだろう?アンチョコによると、バスで15分ほどと出ているが…
とりあえずバスステーションへ向かい、そこの窓口へ。しかしなんということ、バスは17時台で終わっているという!今はもう18時過ぎ…あああの遅延さえなければ!
むきぃぃぃ…そろそろ旅のストレスも溜まっていたのか、思わず日本語で「くっそーっ!」と叫んでしまった。一緒にいたご家族連れの方、びっくりさせてすみません。深く反省しております… -
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タクシーに乗ることも考えたが、よくよくガイドを読むと車の場合は緩やかな道を遠回りするだけで、徒歩だと階段登って近道できるということが判明。
では、と歩き出したのが間違いだった…ちなみに写真は駅前から少し海側にいったところにある天使の像。 -
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犬を散歩させていたおじいさんに道を尋ねてみた。
「私はユースホステルに行きたいのです」
するとおじいさん、ついてこいと手招きをした。そしてなにやらブツブツ呟きながら、なんとシャツの胸元を広げてはじめたではないか!いきなりなんなんだ、とビビる私をよそに、彼がみせてくれたのはタテに走る手術痕。
困ったような顔で傷を撫でながら、こいつさえなければ…とかなんとか謝っている(言葉は不明だが、雰囲気で悟った)。どうやら心臓が悪いらしい。
そして彼は急な坂を上り、工事中のアパートのヨコにある階段の下まで案内してくれた。それがこの「オレンジの階段」である -
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そういえば…ネットのどこかでみた情報に「マントンのユースに向かう階段はとんでもない」とあったような気がする。でもたかが階段じゃないか、こちとら鍛え方が違うぜ!と先達の言葉を舐めていたのだ…ああ、申し訳ない。
…目に見える範囲だけでも、とんでもない段数の階段。おじいさんは私の荷物がリュック型にもなると知ると、担いだほうがいいと手伝ってくれた。ずっしりと肩に食い込む2ヶ月分…前屈みになった私の肩をそっと叩いて、おじいさんは立ち去っていった。 -
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歯を食いしばって上れたのは最初の10段ぐらいまで。そのあとは息張らないと足が上がらなくなった。段数もさることながら、傾斜が半端じゃない。身軽でもきついだろうこの階段を、この荷物を抱えていくことは正直自殺行為だった…気が付いたら涙が出てきた。みじめとかなんだとか言ってる場合じゃない、もはや声を出して泣いていた。
…落ち着こうと一息ついていた時、散歩していた人に「手伝おうか?」と言われたが丁寧に断った。荷物はあまりにも重いし、二人がかりで運ぶのにも無理があるし。 -
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ようやく普通の道に出たと、リュックからキャリータイプに変形させたとたん、またまた階段にぶち当たる。やってられるかっ!と蹴りを食らう我が荷物。ごめん。
きっとこの時に呟いた罵りは、今までの人生分に匹敵すると思う。 -
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オレンジの階段、終点。いかに景色がよくても、そんなことでは騙されないぞ。この、くそったれマントン!
と、ののしったらバチがあたったのか、このあとさらにキャンプゾーンを抜ける坂に苦しめられた…ユースの手前20mほどのところで危うく力尽きるところだった。ひっくり返ったら、甲羅が大きすぎて元に戻れなくなったカメみたいになったのだ。 -
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ユース手前で涙と汗を拭い、チェックイン。もはや食料の買い出しに行く気力もなく、ユースにて夕食の予約をする。画像はユースの食堂からの光景。
…もしもこのユースを訪れるなら、ここでの夕食だけはやめたほうがいい。人が変わっていたら別だけど。アメリカ人の「Oops!」といううめき声を聞きつつ、茹ですぎのパスタの上に乗った黒こげのステーキもどきを平らげた。ごめんなさい神様、もう二度とマントンの悪口はいいません。 -
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ユースの廊下の窓から、市街地を望む。今日は早くに寝て、明日はモナコに行ってみることにする。それでは、いったんおやすみなさい。
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