2006/02/17 - 2006/02/17
585位(同エリア646件中)
マキタンさん
『ベトナム:そこは、戦場だった。発掘された不滅の記録 1954−1975 』(主催:朝日新聞社)の招待券を受け、東京都写真美術館に行きました。理不尽な戦争・・だが、真剣に生きる人間の姿に惹かれます。一方、平和と繁栄を謳歌する現代都市・・不安と孤独も同居しているような・・に心に映る印象に重ね合わせてみました。
(以下は、写真展の公式HPから引用)
1975年、北ベトナムと南ベトナム解放戦線が、当時の南ベトナムの首都サイゴン(現ホーチミン市)に無血入城して終幕を迎え、統一が実現したのです。その間、多くの命が犠牲になりました。米軍の死者だけでも5万人を超えています。ベトナム人にとってもその後の復興の道のりはとても険しいものでした。 しかし、この戦争は戦争報道という面から、歴史上例を見ないほどの量と質の報道がなされました。世界中から多くの報道関係者がベトナムに集まり、命を賭して最前線へ赴き、筆を走らせシャッターを押したのです。そこからピュリツァー賞をはじめ多くの賞を得ました。その作品の数々は30年以上を経ても決して色あせることがありません。それは、ジャーナリストが真正面から戦争というものを見つめ、報道したからにほかなりません。今、改めてその成果を見つめ直し、その後も地球上からなくならない紛争の愚かさと悲惨さを再認識させる展覧会です。 今回の展覧会ではあまり紹介されることがなかった北ベトナムの写真家が撮った写真を多数発掘し展示します。北ベトナム側のカメラマンの死者が200人を超えていたことも分かりました。南ベトナム側の写真の中からは日本人やアジア人の代表的写真家にしぼり写真を展示します。南北両面からベトナム戦争を見つめ直す画期的な展覧会です。戦争とその場に立ち会わざるを得なかった人々の姿を余すことなく伝えます。
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東京都写真美術館。写真を専門とする美術館は貴重な存在だ。3方向から入場できる。
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会場の地下に降りる階段。照明が効果的だ。
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ベトナムは抗仏戦争(第1次インドシナ戦争)を戦い1954年に解放されたが、南北に分断された。そこから始まった分断国家の悲劇はアメリカが介入したベトナム戦争へと続き、激しい戦闘が繰り広げられた。
・・この悲惨な事実を忘れないでおこう。 -
労働者や農民も有事には銃をとる。射撃訓練をするハノイ機械整備工場の女性自警団員。1967年 ハノイ (c)Mai Nam
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ポスターを見つめる。この視線の先にあるものは・・生きる力・強靭な意志が伝わる。(会場内は撮影不能。)
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新御茶ノ水駅エスカレータ。日本一深い地下駅とのこと。ベトナムの地下トンネルを思い浮かべた。
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地下鉄のホームから。如月の壁画がある。明るく静寂な空間が続く。
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恵比寿スカイウォーク。宙にある歩道が延々と・・。群集の中の孤独を物語るように。
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エントランスパビリオンとタワー。赤信号を待って別の空間に導かれる。
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恵比寿ガーデンプレイスタワー(39階)を見上げる。インテリジェントオフィスビルの機能美?
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ビルの谷間の小さな空。繁栄の中の不安・・何を感じるだろうか?
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東京写真美術館前で。華やぐ歩道なのに人影は疎ら。人と人の間に虚ろな空気が漂う。
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ザ・ガーデンルーム・ホール。高級マンション?威容を誇るが、自然と隔絶したようで・・。
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シャトーレストラン。ジョエル・ロプション。格調高いが何か場違いなようで・・。
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先進的な技術が集積されたインテり・ビル。何人の人がいるのだろうか?
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天を目指すがどこか不安定な彫像が物語るものは・・。
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巨大な空間にガス燈が点る。暗くなると人も増えてくるだろう。
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工事が始まるのだろうか?通行禁止のコーンが並ぶ。
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秋葉原駅。変容著しい街の顔も新しい。
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秋葉原の再開発が進む。あきはばらがAKIBAに変容していく。
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つくばエクスプレスのロゴだろうか。無人のエスカレータが動きつづける・・。戦争と平和のあいだにある日常に感じるものは何だろう。
心象の風景・・感想等いただければ、幸いです。
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