ヴィンロンへの船の旅?　ホーチミンシティをバイクで走る！

2006/01/25 - 2006/01/29

さて。 ホーチミンに戻ってきてのラスト２日間。ずっと構ってくれていたDienと運転手君とさよならして少々感傷的なのもつかの間、ホーチミン在住の友人のNguyenくんがちょうど旧お正月休みで、２日間案内してもらえることに。うれしいなー、わーいわーいわーい。１７時ごろにホテルのロビーで待っててね、というので、じっと待ってたら、Nguyen氏はバイクに乗ってご登場。

・・・・このホーチミンの街を、２人乗り・・(゜∀゜;)

しかも、人生初バイク。あのとんでもない交通状態のホーチミンで、初バイクで、しかも後ろに乗るんだしで、ちょっとドキドキ。。 でも、そもそもバイクタクシーに乗るつもりはなかったので、こんなの現地に知り合いが居ないと経験できないわと思うことに。 でもやっぱりちょっと心配。

みん「くれぐれも安全運転で頼む・・・」
Ng「任セといて！」

・・・これがもう、こわかった〜〜（爆笑）。別にNguyenの運転が荒いとかじゃなく、ホーチミンシティのみなさんの 運転自体が怖い！ 基本クラクション、割り込みガンガン。 Nguyenも、バイクと人と車の目を縫うように走るし赤でも突っ込むし人も赤でもガンガン渡るし。

ここは族の集会か、それともNguyenはバイク便のにーちゃんかああ！

「Nguyen！！！こわいってこわいって、うわぁああぁあ！」
赤を突破されるたび、クラクションを鳴らされるたび、バイクがつっこんでくるたび、Nguyenにつかまる手に力が入って叫んでしまいましたが、その都度Nguyenは「何が怖イ？ワハハハ！！！」と大爆笑。 あんちくしょー、おぼえてろよ。

バイクに乗りながら色々会話。でも、バイクの後部座席からだと、大声で怒鳴らないと 運転手に聞こえないのが大変〜。
運転手様の発言は割りと聞こえます。声が後ろに流れるんでしょうね。

しかも、すごい排ガス。「排気ガスで喉が痛いわあ」といったらば、ベトナム人がつけている かわいい柄物マスクと帽子を貸してくれました。この帽子があんまりにもキツいのでもしかして私頭でかい？？と心配になりましたが、Nguyen曰く「バイク乗って飛ばされないようキツイんだよー」 とのこと。あーよかった・・・（笑）

Ng「マスクをつけて帽子をかぶってバイクの後ろに乗れば、ミンチャンも立派なベトナム人！」

お墨をもらって、ホーチミンの街をかっ飛ばす我々です。走っているうちにだんだん日が落ちて、街に明かりがともるのをバイクで流しながら見るのもイイものです。 あと、渋滞にハマると、エンジンをふかしっぱなしで待ちます。待ちながら、やっぱりクラクションが基本。あとで鏡をみたら、顔、排ガスで黒くなった・・・。

ホーチミンの若者は、お金がないから、なんとなくこうやってバイクで飛ばして街を回って時間を潰したり、デートをするそうです。ホテルのある中心の１区からスタートして、４区の外にまで出たりして、バイクで１時間もぶらついたあとに、４区のはずれにある小さな食堂へ。Nguyenが学生時代にいきつけだった地元の人でいっぱいの、おすすめのお店で晩御飯で〜す。

入り口のガラスケースの中にある食材を選んでから席について、
あとでお店の人が盛って運んできてくれます。お支払はあとで。

食べ終わってNguyenに、興味があったベトナムの映画館につれていってもらいました。上映中のラインナップはベトナムの映画（ベト語わかんないからパス）とハリウッドもの２本。一つがオーランド・ブルームくんの「エリザベスタウン」、も一つが知らない映画「ミステリアス・ウーマン」（原題は違うのかも）

というわけで、「ミステリアス・ウーマン」をチョイスしてみました。

えっと、ミニシアターサイズでした。そしてなんと席がペアシートオンリー！そういうところも最近多いそうです。Nguyenに「暗がりでへんなことしたら殴る」とけん制したところ、「シナイ、しないよ、ナンデダヨ、WAHAAHAHAHA！」と大爆笑されました・・・。29歳大和撫子、28歳独身異国男性に大爆笑される。それも、どうかと・・・。

で、肝心のセリフですが。国際会議の同時通訳状態。原語の英語のセリフが流れて、そのうえにベト語がかぶさるかんじ。ベト語のほうが音声がでかいので、英語のセリフにベト語がかぶると英語の聞き取りが非っ常にムズカシくなります。

しかも、吹き替えが全部同じ人の声。日本の吹き替えのように役柄によって声優さんをかえることもしない様子。あと、日本のように静かに観るというかんじではないです。上映中でもしゃべるし、大声で笑うし、家でＤＶＤ観ているような感覚。

端的に言うと、すごーく、わっかんない（笑）。余りのわからなさに「ムリ」と、途中で出て、再度バイクで街を走りたおしました。

ホーチミン市の郊外に出る大きな橋を越えたらば物乞いのちいさな子が急に増えだしました・・・。ホーチミン市内、１区や２区には殆どいませんが。

「ミンちゃん、何もあげちゃダメだヨ。外国人から何かもらって
　生きていけるンダ、と、あのコたちに思わせたくないカラね。」

とクギをさされ、そんなことは十分すぎるくらいわかっているよ・・・といいながらも複雑な気分。

そんなかんじで、地元の人でにぎわう市場や公園をみたりして、
ホーチミン郊外一帯をぐるぐるとバイクで走り倒して遊びました。ベトナム旅行のハイライトは、ホーチミンをバイクで駆け巡る。えへ。

明日は、Nguenオススメのお店で朝ごはんです。

エリア ホーチミン(ベトナム)

ホテルも旧正月の飾りでめっちゃかわいくなってます。

旧正月祭りの風船売り。
なぜかポケモンの風船が・・・

私のメニュー
・ゴハン、かるい酢漬けの野菜各種が乗ってます。
・厚揚げ豆腐の中に、豚挽き肉と野菜をまぜたものが詰まっていて、
　何かお魚出汁で煮込んでます。ちょこっとトマト入り。薄味で美味。
・野菜のスープ。
・３３３ビール

Nguyenのメニュー
・ゴハン 、酢漬けの野菜各種と、豚の内臓を刻んであげたもの乗せ
・豚肉に薄く衣を着けてあげたもの
・野菜のスープ

厚揚げ豆腐が、日本の煮物のようでとってもほっとする味。しかも安い、一人当たりこれで７０円！！絶対にまた行きたいなあ。

朝ごはんの、ブン・ボー・フエ！
すごい量〜！

食べ終わったらばバイクでまた４０分、
ホーチミン市内の中央郵便局へ。

統一会堂にも行きました。

同じく統一会堂の前でしゃがむ
ココナッツ売りのおばあさん

ランチはフォー２４。
フォーはベトナムでは朝ごはんだけど
フォーが食べたい、というリクエストに答えて
Ｎｇくんがつれていってくれました。

上品なかんじ。

観光客向けだけあって
お値段はちょっと高め