2005/12/10 - 2005/12/14
284位(同エリア897件中)
ajiajiroさん
- ajiajiroさんTOP
- 旅行記167冊
- クチコミ15件
- Q&A回答4件
- 484,470アクセス
- フォロワー23人
大的蟹都是公的。(大きい蟹はみな雄なんだ。)
そう言うと市場の中ほどにある上海蟹を専門に売っている店の老板(おやじ)は慣れた手つきで蟹をひょいひょいと選び始めた。
今回は杭州旅行でのできごとで上海蟹を市場で買ってみるをお送りします。
PR
-
今回は中国語教室の仲間4人で忘年会代わりの杭州旅行と言うことになりました。
杭州便は原則、午前出発、午後帰国で料金も比較的リーズナブルなのでお薦めです。
久々の全日空 NH929の搭乗口はE70いわゆる1階の待合室に降りてからバスに乗って飛行機の下まで行ってタラップを登るというパターンです。
それで、こういう写真が撮れました。
機材はちょっと小型のB767−300です。 -
4泊5日のフリーツアーのホテルは4星の杭州国際假日酒店(ホリデーイン杭州)です。
市街地にある快適なホテルです。
特筆すべきは朝食バイキングのおいしさです。
私は特にお粥とフルーツが種類も豊富でたいへんに気に入りました。
ただ、困ったのはタクシーの運転手にホテルの名前を標準語そのままの発音で言っているつもりなのに通じないこと。
私の発音が成っていないのか? ホテルの認知度が低いのか?
だんだん私も学習してきまして、『建国北路と鳳起路の交差点の近くの杭州国際假日酒店』と中国語で説明するとやっと通じるようになりました。 -
今回の旅行のサイドテーマは上海蟹を生きたまま日本に持って帰ることです。
そして、偶然にも、ホテルの前に市場があるのを見つけました。
浙江鳳起農副産品交易市場と入口のゲートには、書いてあります。 -
なかに入っていくと入口からほど近いところでおじさんが店先でなにかをやっています。 -
店の看板を見ると刀削麺と書いてあります。
しかし、たいへんな量の粉を一度に打っています。 -
市場の中はこんな感じ。
先ずは果物コーナー。
冬はなんと言っても蜜柑類が主役です。 -
野菜コーナー -
ちょっと目についた紫色の大根? -
これはなんでしょうか?
たぶん馬蹄matiとか萕biqiとか言う水慈姑(みずくわい)の仲間だと思うのですが… -
こちらは漬け物コーナーです。
手前の黒い塊が気になったのですが…
なにか判りませんでした。 -
次は中国名物、生きの良い生きた鶏です。
例の騒ぎで売っていないかと思っていましたが奥の通りに健在でした。
ちなみに同行の三人はこの通りには入ってきませんでした。 -
タマゴ、タマゴ、タマゴです。
私は中国でおいしい物のひとつに卵を入れたいぐらいに思っています。
日本の卵より味が全然濃い! ような気がします… -
次は鳥のパーツです。
足、足、足…
見事なくらい鳥の足が盛られていました。 -
今度はお魚コーナーです。 -
中国人にとっての高級魚の帯魚daiyuまたは刀魚daoyuです。
日本でもときどき見かける太刀魚(たちうお)です。 -
田鰻? ドジョウ? -
中国語で甲魚jiayu
日本語で鼈(すっぽん)です。
甲羅に穴を開けてヒモを通して逃げ出さないように縛られています。 -
ちょっと分かりづらいのですが、手前は海に住む花蟹の仲間だと思います。 -
中国語で田鶏tianjiまたは金銭蛙jinxianwa
日本ではトノサマガエルの仲間だと思います。
最近は中国のカエル事情も変わってきましてトノサマガエルが高騰しているため、いわゆる北米原産のウシガエルも食べるようになってきたとか…
でも、味はやっぱりトノサマガエルが一番だとか… -
やっぱり、中国と日本のお魚事情の違いを考えると中国はまだ淡水魚の消費が多いように思います。
でも、最近、中国人も海の魚のおいしさを知り始めて、盛んに食べはじめたとか…
13億人が、日本人並みに豊かになってマグロとか、鯛とかの刺身を食べはじめたら世界中の漁業資源は取り尽くされてしまうのでは…と言う説もあるようですが… -
それで、やっとお待ちかねの大閘蟹専売店に到着です。
高級店になると水槽をブクブクさせて蟹を入れていますが、この店はご覧の通り網袋の中にごちゃっと入れてテーブルの上に置いてあるだけです。しかも重ねています。
写真の老板に聞いたところ一週間ぐらいは何ともないとのことです。
一番大きい蟹でも甲羅の直径は6〜7センチです。
55元/1斤(500g)でおよそ3匹です。
15.4円/元で換算すると一匹250円ぐらいでした。 -
それで、日本に持って帰る事を言った所為か、ご覧のような化粧箱に入れてくれました。
何カ所か空気穴があいています。箱代は無料サービスとの事です。
中には水も氷も入っていません。
蟹→網袋→ビニール袋→段ボール箱です。
私は20匹/一箱、同行のN君は40匹/二箱を買いました。
思ったより安かったので、値切るのを忘れていました… -
杭州xiaoshan机場から帰国です。
ここは小さな空港なので出国手続き等がとてもスムーズに出来ます。
この空港で唯一不満があるとすれば、一番手前に一箇所だけある免税売店の店員の態度の悪さ!です。
お客をなんだと思っているんだと思わず怒鳴りたくなるような中国的服務態度です。
間近に世界レジャー博の開催を控えているのに、国際空港であの態度はひんしゅくものだと思います。
写真はお気に入りの待合室の一番奥にあるカフェテリア?です。
ここはすぐ注文を取りに来てくれて、あとは放って置いてくれるサービス?が快適です。 -
例の上海蟹は機内持ち込みは出来ないと言うことで託送荷物で預けました。
帰りは追い風に乗って2時間と少々で着いてしまいました。
座席のモニターのナビゲーションシステムを見ていると1150km/hでていました。
写真は紀伊半島上空だと思います。 -
コンベアからトランクなどと一緒に出てきた蟹を受け取ってとりあえず一番端にある検疫所のカウンターに行きます。
『陽澄湖大閘蟹』という文字と蟹の絵が描かれた箱をカウンターにのせると、女性の係員は明らかに嫌な顔をして「生きているんですか?」と聞いてきます。 -
それでも、電話でどこかへ問い合わせるとすぐにOKがでました。
全然、なかを開封もしませんでした。
水産物は検疫不要とのことでした。 -
こうして、蟹たちは無事?我が家に到着しました。
バケツに入れて水を張るとみんな元気に動いています。
さっそく親戚にもお裾分けいたしました。 -
それでこれが蒸し上がった姿です。
ちょっと大きいと蒸すのにおよそ20分ぐらいかかります。
雄の蟹です。 -
上海蟹のおいしさは何といってもミソ周辺のネットリ感です。
黄色い部分は蟹の膵肝臓です。
蟹ミソは蟹の内臓なのですね…
足は一応食べますが、身は僅かでたいしたことは有りません。
丁寧に食べていると最後の方は冷たくなってしまうので最初のアツアツの時に一番おいしい蟹ミソや、本体の身の部分を食べた方がよいとおもいます。 -
ごちそうさまでした。
ところで、この上海蟹ですが…
来年の2月1日から 政府は国内固有の生態系に被害を与える生物の輸入などを規制する「外来種被害防止法」に基づき、チュウゴクモクズガニ(上海ガニ)などを規制対象の「特定外来種」に追加指定する政令を決めた。 …との事です。
つまり、特別の許可がなければ、日本国内への輸入や飼育が一切できなくなるそうです。
さあー皆さん、上海蟹を買ってこられるのもあと僅かの間ですよ〜
では、また。 再 見 (^_^)/~
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- enyasuさん 2006/01/09 01:36:43
- 上海蟹を市場で買ってみる
- あけましておめでとうございます。
“上海蟹を市場で買ってみる”楽しく拝見させていたできました。
ajiajiroさんは中国語教室で熱心に勉強する学生さんでもあったのですね。おいしい蟹が手に入り、持ち帰りもできよかったですね。他の杭州旅行記も順番に拝見させて頂きます。
今年も宜しくお願い申し上げます。
- ajiajiroさん からの返信 2006/01/09 11:25:11
- RE: 上海蟹を市場で買ってみる
- enyasuさん、新年好!
今年もよろしくお願い致します。
いつも書き込み有り難うございます。
enyasuさんのお住まいの地方とは比べものになりませんが…
この前の土曜日、温暖な当地方にも5〜6年振り?に雪が降りました。
みんな、雪道での運転に慣れていないのであちこちで交通事故続発でした。
では、また。 再 見 (^_^)/~
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ajiajiroさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
30