ルツェルン旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 九州育ちの私はあまり標高の高い山は見たことがなく、初めて富士山や南アルプスを見た時は、その美しさに大感動だった。<br /> スイスといえばやっぱり山だ。チューリッヒの街から見える山ですら頂を雲に届かんばかりにそびえていて、清々しい空気に包まれていた。アルプスの山々はさぞかし綺麗で迫力があるのだろう。アルプスの山が見たい。見るまでは日本に帰れない。鼻息も荒くM子に迫る私。<br /> そういうわけでインターラーケン行きが観光に組まれていたが、旅も終盤だったため、私はクタクタに疲れていて、ついにその願いは叶わなかった。けれど嬉しいことに「ここから比較的近いところにも、見応えのある山があるよ」とM子は言う。その山はチューリッヒから南南西に1時間ほど下ったとこにある、観光都市のルツェルンという街のピラトスという山だった。<br /><br /> ピラトス山の登山の方法は、このルツェルン側からロープウェイで登るか、山の反対側の街(名前忘れた)から出ている登山鉄道を利用するかだ。私たちはロープウェイで登った。ピラトス山の標高は2132m。山頂までロープウェイで約30分かかる。<br /> 麓の街は雪のかけらもない、春うららな牧歌的景色だというのに、登って行くに連れ雪が積もる真冬の景色に変わっていく。出がけにM子が、厚着が嫌いで街を薄着でうろうろしていた私に「コート着ていくんだよっ!」と 100万回くらい念を押していたのはこのためだったのか。言うことをきいていて良かった。 <br /><br /> 30分の空中の旅のあと、ロープウェイは無事山頂に到着。気がつけば雲の上だ。うわ〜。<br /> 一瞬の感動の後に、全身がぶるぶるっと震えた。さ、寒っ。寒いというより冷たい。冷蔵庫、いやいや冷凍庫の中のようだ。見回すと現地の人たちはスキーウェアのような厚手の防寒服を来ている。ピラピラのスカートにダッフルコートなんて私一人。手袋さえしてないし、靴下だって足首。は、恥ずかしい。<br /> ちなみにこのピラトス山は「魔の山」と言われていて、シンボルは赤いドラゴン。なんだかこれにまつわる伝説があったのだけど、忘れてしまいました。汗 <br /><br /> 山頂にはこんなに標高が高いにも関わらずホテルがあり、それとは別に登山者のためのお土産屋さんやレストランがあった。そこでスイスに来て初めてのチーズ・フォンデュを食べた。トロトロで美味しいが、ワインがきっつー!でもそれもそのはず、こんなに寒いのだ。体を温めるためにはそれも当然というものだろう。<br /> レストランの前は展望台のようになっていて、そこには毛布と折り畳みのデッキチェアがたくさん置いてあり、みんな横になって、降り注ぐ陽の光を少しでも逃すまいとするかのように日光浴をしていた。1年の日照時間が少ない国では、それも無理のないことだ。<br /> 展望台の前には真っ白な雪に覆われた峰が、雲や霧にかすむ遙か遠くへと向かうように続いていた。山というのは、こんなにも神々しく美しいものであったのだろうか・・・。<br /><br /> 体も冷え切って凍え死にそうになったので、下山することになった。<br /> ロープウェイのコースの途中に何ヶ所か降りて遊べるとこがあって、Tちゃんが遊びたいと言っていたのでそこで一旦、ロープウェイを降りる。<br /> 遊具のある公園の横には可愛い山小屋風のカフェがあり、Tちゃんが遊んでいる間、M子と私はティータイム。ここでもやっぱりココアを飲み、そしてやっぱり温めたミルクにココアパックが添えてあったのでした。 <br /><br /> 帰りはルツェルンの観光名所のカレル橋の前を通ったのだけど、車を止めるのが面倒という理由でスルーされてしまった。写真すら撮れず。ひ、ひどい・・・。

スイスに住む友人を訪ねて・ルツェルン ピラトス山編

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2003/02/29 - 2003/03/19

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さかこ

さかこさん

 九州育ちの私はあまり標高の高い山は見たことがなく、初めて富士山や南アルプスを見た時は、その美しさに大感動だった。
 スイスといえばやっぱり山だ。チューリッヒの街から見える山ですら頂を雲に届かんばかりにそびえていて、清々しい空気に包まれていた。アルプスの山々はさぞかし綺麗で迫力があるのだろう。アルプスの山が見たい。見るまでは日本に帰れない。鼻息も荒くM子に迫る私。
 そういうわけでインターラーケン行きが観光に組まれていたが、旅も終盤だったため、私はクタクタに疲れていて、ついにその願いは叶わなかった。けれど嬉しいことに「ここから比較的近いところにも、見応えのある山があるよ」とM子は言う。その山はチューリッヒから南南西に1時間ほど下ったとこにある、観光都市のルツェルンという街のピラトスという山だった。

 ピラトス山の登山の方法は、このルツェルン側からロープウェイで登るか、山の反対側の街(名前忘れた)から出ている登山鉄道を利用するかだ。私たちはロープウェイで登った。ピラトス山の標高は2132m。山頂までロープウェイで約30分かかる。
 麓の街は雪のかけらもない、春うららな牧歌的景色だというのに、登って行くに連れ雪が積もる真冬の景色に変わっていく。出がけにM子が、厚着が嫌いで街を薄着でうろうろしていた私に「コート着ていくんだよっ!」と 100万回くらい念を押していたのはこのためだったのか。言うことをきいていて良かった。

 30分の空中の旅のあと、ロープウェイは無事山頂に到着。気がつけば雲の上だ。うわ〜。
 一瞬の感動の後に、全身がぶるぶるっと震えた。さ、寒っ。寒いというより冷たい。冷蔵庫、いやいや冷凍庫の中のようだ。見回すと現地の人たちはスキーウェアのような厚手の防寒服を来ている。ピラピラのスカートにダッフルコートなんて私一人。手袋さえしてないし、靴下だって足首。は、恥ずかしい。
 ちなみにこのピラトス山は「魔の山」と言われていて、シンボルは赤いドラゴン。なんだかこれにまつわる伝説があったのだけど、忘れてしまいました。汗

 山頂にはこんなに標高が高いにも関わらずホテルがあり、それとは別に登山者のためのお土産屋さんやレストランがあった。そこでスイスに来て初めてのチーズ・フォンデュを食べた。トロトロで美味しいが、ワインがきっつー!でもそれもそのはず、こんなに寒いのだ。体を温めるためにはそれも当然というものだろう。
 レストランの前は展望台のようになっていて、そこには毛布と折り畳みのデッキチェアがたくさん置いてあり、みんな横になって、降り注ぐ陽の光を少しでも逃すまいとするかのように日光浴をしていた。1年の日照時間が少ない国では、それも無理のないことだ。
 展望台の前には真っ白な雪に覆われた峰が、雲や霧にかすむ遙か遠くへと向かうように続いていた。山というのは、こんなにも神々しく美しいものであったのだろうか・・・。

 体も冷え切って凍え死にそうになったので、下山することになった。
 ロープウェイのコースの途中に何ヶ所か降りて遊べるとこがあって、Tちゃんが遊びたいと言っていたのでそこで一旦、ロープウェイを降りる。
 遊具のある公園の横には可愛い山小屋風のカフェがあり、Tちゃんが遊んでいる間、M子と私はティータイム。ここでもやっぱりココアを飲み、そしてやっぱり温めたミルクにココアパックが添えてあったのでした。

 帰りはルツェルンの観光名所のカレル橋の前を通ったのだけど、車を止めるのが面倒という理由でスルーされてしまった。写真すら撮れず。ひ、ひどい・・・。

  • 麓の街は春うらら。

    麓の街は春うらら。

  • ロープウェイで登るにつれて、段々真冬の景色へ。

    ロープウェイで登るにつれて、段々真冬の景色へ。

  • 気が付けば雲の上。

    気が付けば雲の上。

  • 赤いドラゴンがシンボル。

    赤いドラゴンがシンボル。

  • とろとろのチーズ・フォンデュ。

    とろとろのチーズ・フォンデュ。

  • 窓から見える、遙か彼方まで続く山々。

    窓から見える、遙か彼方まで続く山々。

  • デッキで日向ぼっこ。でも寒い。<br />血の気を失っている、私の手。

    デッキで日向ぼっこ。でも寒い。
    血の気を失っている、私の手。

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