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チューリッヒはスイスの北東部に位置し、国際空港があるスイス第一の都会で、経済や文化の中心地だ。<br />日本との時差は約−8時間で、2月、3月の平均気温は最高で8℃、最低は1℃くらい。<br />南国九州育ちの私は寒さに関しては想像がつかないが、みんなが「寒い、寒い」というのでビクビクしていた。<br />その割に薄手のセーターにウールのダッフルコートという、ごく普通の冬の出で立ちで旅立った私。<br />が、私が滞在中の3週間はM子も「珍しい」と言うほど晴れた日々が続き、コートを着て街を歩いていると汗をかく日もあったほど。<br />天気に恵まれ、すごくラッキーだった。<br /><br />街はスイス第一の都会というわりに、雰囲気は中世といった感じで街並みはとても綺麗。<br />リマト川を挟んで建つ、シャガールのステンドグラスのあるフラウミュンスターと、ジャコメッティのステンドグラスのあるグロスミュンスターを始めとした、古い建物が数多く残っているためだ。<br />日が傾いて川に夕日がきらめく頃、石畳にその影を落とす姿は得も言えぬ美しさだった。<br />毎日決まった時間に教会の鐘は街中に鳴り響く。荘厳だ。うっとりするほどに。<br />古い物を大事にし、後世に残そうとする姿勢 は、すぐに新しい物に飛びつく日本人としてはもっと見習いたいとこだ。<br /><br />公用語は全部で4つ。<br />主に北部はドイツ語、西部はフランス語、南部はイタリア語、東部はこの地方だけに伝わるロマンシュ語。<br />なので食品のパッケージなどには、説明書きが何カ国もの言葉で書かれているので面白い。<br />チューリッヒはドイツ語圏で、街の看板や標識などは当然ドイツ語だ。<br />ドイツ語の知識ゼロの私は何が書かれているのか想像もつかない。<br />3週間の滞在中、何が辛かったってそれは食事でもなく、生活習慣の違いでもなく、やっぱり言葉だったのだった・・・。<br />M子はスイスに移住した時からドイツ語学校に通って勉強していたので、日常会話程度は問題なく話せる。<br />娘のTちゃんだって現地の幼稚園や幼児向けのドイツ語教室に通っているので、ドイツ語はとても上手なのだ。<br /><br />そんな私だが、せっかく来てるんだから現地の人とコミニュケーションを取るべく、一応努力はしてみた。<br />ガイドブックに書いてある通り、挨拶くらいは現地の言葉でしてみようと思ったのだ。<br />「おはよう」は「モルゲン」、「こんにちは」は「グリッツィ」、「さようなら」は「アデ」、ありがとうは「ダンケシェーン」。 <br />人に会うたび、お店に入るたびに勇気を出して言ってみると、たいがいの人がニッコリと笑って挨拶を返してくれる。いい感じ。<br />が、問題はここからだったのだ。<br /><br />気を良くして「グリッツィ!」「アデ!」「ダンケシェーン!」を繰り返していると、ドイツ語を話せるM子親子と一緒にいるせいもあって、私もドイツ語が分かると思われるらしく、挨拶に続く会話も現地語なのだ。<br />当然私の頭の上には?マークでいっぱい、相手の人は大困惑。<br /><br />ああ、言葉が通じないってせつない・・・。<br /><br />しみじみと実感したのであった。<br />それに引き替え(これは後に他の国へ行っても思ったのですが)現地の人の臨機応変さといったら!<br />相手が英語の時はもちろん、ドイツ語がダメだと知るやすぐに英語に切り替わる。<br />英語が話せる人は限られていると言っても公共機関ではほぼ大丈夫だし、大きなデパートのスタッフもまず間違いない。<br />私は英語もさっぱりヘロヘロだが、まだドイツ語よりは頭に入ってくるので少し安心したものだ。<br />先進国で母国語しか話せないのは日本人だけだろう。<br />いいのかそれで?と思ったりした。 <br /><br />(チューリッヒ編・おわり)

スイスに住む友人を訪ねて・チューリッヒ編 その2

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2003/02/26 - 2003/03/19

921位(同エリア1061件中)

2

6

さかこ

さかこさん

チューリッヒはスイスの北東部に位置し、国際空港があるスイス第一の都会で、経済や文化の中心地だ。
日本との時差は約−8時間で、2月、3月の平均気温は最高で8℃、最低は1℃くらい。
南国九州育ちの私は寒さに関しては想像がつかないが、みんなが「寒い、寒い」というのでビクビクしていた。
その割に薄手のセーターにウールのダッフルコートという、ごく普通の冬の出で立ちで旅立った私。
が、私が滞在中の3週間はM子も「珍しい」と言うほど晴れた日々が続き、コートを着て街を歩いていると汗をかく日もあったほど。
天気に恵まれ、すごくラッキーだった。

街はスイス第一の都会というわりに、雰囲気は中世といった感じで街並みはとても綺麗。
リマト川を挟んで建つ、シャガールのステンドグラスのあるフラウミュンスターと、ジャコメッティのステンドグラスのあるグロスミュンスターを始めとした、古い建物が数多く残っているためだ。
日が傾いて川に夕日がきらめく頃、石畳にその影を落とす姿は得も言えぬ美しさだった。
毎日決まった時間に教会の鐘は街中に鳴り響く。荘厳だ。うっとりするほどに。
古い物を大事にし、後世に残そうとする姿勢 は、すぐに新しい物に飛びつく日本人としてはもっと見習いたいとこだ。

公用語は全部で4つ。
主に北部はドイツ語、西部はフランス語、南部はイタリア語、東部はこの地方だけに伝わるロマンシュ語。
なので食品のパッケージなどには、説明書きが何カ国もの言葉で書かれているので面白い。
チューリッヒはドイツ語圏で、街の看板や標識などは当然ドイツ語だ。
ドイツ語の知識ゼロの私は何が書かれているのか想像もつかない。
3週間の滞在中、何が辛かったってそれは食事でもなく、生活習慣の違いでもなく、やっぱり言葉だったのだった・・・。
M子はスイスに移住した時からドイツ語学校に通って勉強していたので、日常会話程度は問題なく話せる。
娘のTちゃんだって現地の幼稚園や幼児向けのドイツ語教室に通っているので、ドイツ語はとても上手なのだ。

そんな私だが、せっかく来てるんだから現地の人とコミニュケーションを取るべく、一応努力はしてみた。
ガイドブックに書いてある通り、挨拶くらいは現地の言葉でしてみようと思ったのだ。
「おはよう」は「モルゲン」、「こんにちは」は「グリッツィ」、「さようなら」は「アデ」、ありがとうは「ダンケシェーン」。 
人に会うたび、お店に入るたびに勇気を出して言ってみると、たいがいの人がニッコリと笑って挨拶を返してくれる。いい感じ。
が、問題はここからだったのだ。

気を良くして「グリッツィ!」「アデ!」「ダンケシェーン!」を繰り返していると、ドイツ語を話せるM子親子と一緒にいるせいもあって、私もドイツ語が分かると思われるらしく、挨拶に続く会話も現地語なのだ。
当然私の頭の上には?マークでいっぱい、相手の人は大困惑。

ああ、言葉が通じないってせつない・・・。

しみじみと実感したのであった。
それに引き替え(これは後に他の国へ行っても思ったのですが)現地の人の臨機応変さといったら!
相手が英語の時はもちろん、ドイツ語がダメだと知るやすぐに英語に切り替わる。
英語が話せる人は限られていると言っても公共機関ではほぼ大丈夫だし、大きなデパートのスタッフもまず間違いない。
私は英語もさっぱりヘロヘロだが、まだドイツ語よりは頭に入ってくるので少し安心したものだ。
先進国で母国語しか話せないのは日本人だけだろう。
いいのかそれで?と思ったりした。

(チューリッヒ編・おわり)

  • リマト川沿いに立ち並ぶ街。

    リマト川沿いに立ち並ぶ街。

  • ジャコメッティのステンドグラスのあるグロスミュンスター。<br />塔の先端まで登ることが出来、チューリッヒの街並みを一望できる。<br />でもかなりしんどい・・・。

    ジャコメッティのステンドグラスのあるグロスミュンスター。
    塔の先端まで登ることが出来、チューリッヒの街並みを一望できる。
    でもかなりしんどい・・・。

  • 街の中央部にある広場。<br />左奥に、シャガールのステンドグラスのあるフラウミュンスターが見える。

    街の中央部にある広場。
    左奥に、シャガールのステンドグラスのあるフラウミュンスターが見える。

  • 夕暮れ時は、えも言えぬ美しさ。

    夕暮れ時は、えも言えぬ美しさ。

  • パン屋さん。<br />パンにもドイツ語。意味不明・・・。

    パン屋さん。
    パンにもドイツ語。意味不明・・・。

  • さすがにスイス、チーズの種類は豊富で安い。

    さすがにスイス、チーズの種類は豊富で安い。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • チビケイさん 2005/06/10 19:56:54
    さかこシャ〜ン(#^.^#)お許し頂いてほっとしているチビケイで〜す(*^0^)
    さかこさん(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
    許してくれて('-'*)アリガト♪

    今日はチューリッヒ編その?にお邪魔させて貰いました〜♪

    >>天気に恵まれ、すごくラッキーだった<<
    不思議に九州女はついているって言われるよねぇ(*^m^*) ムフッ 
    お天気もさかこさんの為に張り切ったかな♥

    それにしてスイスって公用語が4つもあるんだ!
    一つくらい日本語にならないかなぁ ̄m ̄) ウププッハカタベンデモイイナァ
    ロマンシュ語って知らなかった。。。ロマンティックな響き♪

    そうそう夕暮れのお写真!シルエットになってて
     とても綺麗!

    言葉は本当、、チビケイも博多弁と世田谷弁なら得意なんだけどなぁ
    いつも旅行中はナンチャッテ英語で誤魔化してます( ̄ヘ ̄;)ウーン

    そう言えば我が夫君もドイツに少しいた事があるのに
    覚えているドイツ語はダンケシェーンとビールを
    頼む時のセンテンスだけしか覚えてないみたい(ーー;)

    行った事のないスイス!さかこさんの瑞々しく活発な
    滞在記を思いっきり楽しませてもらってます('-'*)アリガト♪

    明日も勝手にお邪魔させてもらいます(*^m^*) ムフッ 
    そういえばkioシャン、やっと新しいのを出したみたいなので
    この後、覗いてこようっと ̄m ̄) ウププッ

    さかこ

    さかこさん からの返信 2005/06/12 15:38:28
    RE: さかこシャ〜ン(#^.^#)お許し頂いてほっとしているチビケイで〜す(*^0^)
    >チビケイさん

    いらっしゃいませ〜〜〜♪
    チビケイさん、今日も楽しい書き込みありがとうございます。
    許すも何も、怒ってなんていませんから〜。笑

    スイス滞在中は本当に天気に恵まれて、雨が降った日は1日だけでした。
    本当ならこの時期、雨ばかりなんですって〜。
    九州女のそこ力ですよねっ。^0^

    言葉はもう、散々も散々でしたよ、思い出したくないってくらい。´o`
    日本人って書いたり読んだりするのは得意だけど、でも会話ってやっぱり聞くことが重要なんですよねぇ。
    相手の言ってることが聞き取れなくて、何言ってるんだかさっぱりなんですもん、会話が成り立たないっつーの。
    そこへきて公用語が4つですからね〜。スイス人はすごい!!

    チビケイさんの旦那さま、ドイツにいらしたことがあるんですね。
    ドイツ語ってほんとに難しいですよね。
    ビールを注文出来るだけでもすごいじゃないですか〜!
    私は「イッヒ(わたし)」しかわかりません。爆
    チビケイさんだってそうおっしゃりながら、バリへはもう数十回の渡航。
    もう言葉なんて慣れたものでしょう〜!

    チューリッヒの街並みは本当に綺麗で、写真魂に火がつきました。
    って他人様にお見せできるものでもないんですけど。笑

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