1986/01/01 - 1986/01/13
177位(同エリア188件中)
アーマさん
1月8日
昨夜はパーンと、何かピストルのような音に飛び起き、こもちゃんと窓を開けて黄色い灯りに照らされた夜の通りをしばらく眺めていた。
イタリアの朝は早い。まだ6時過ぎなのに、もう人々を乗せたバスが走る。まだ夜明け前で真っ暗。7時、いっせいに黄色い街灯が消え、やがて空が白々と明るんで、本当の朝がやって来た。
今日の予定はサン・ジミニャーノ〜シエナ〜アッシジ。バスはフィレンツェを後に山のほうへ向かう。しばらくして前方に小高い丘が見えてきた。その頂近くに、ニョキニョキと塔がたくさん突き出ているのが、霞の中にぼうっと浮かび、何とも奇怪な眺め。あそこに中世そのままの世界が待っているという。ブドウ畑と緑の牧草地を行き、丘をぐるっと回って登りつめ、ついに到着。石のゲートを潜って町へ入る。石畳の道を上がっていく・・。あたりはひっそり、本当に時が止まったままのよう。広場に出た。古井戸がある。冷たい空気までが、止まったかのようで動かない。
サンタフィーナ礼拝堂の中へ。灯りもなく、薄暗い。ガイドさんがコインを入れる。しかし、電気はつかない。「壊れてるの〜?」がちゃがちゃと箱を揺すったけどだめ。諦めて、ガイドさんが内部のフレスコ画の説明を始めた。ミケランジェロの師、ギルランダイヨが描いたとか。薄暗い中を目を凝らして見ていたら、突然電気がついた。思わず、感嘆の声があがる。壁面すべてが絵に埋め尽くされ、その美しいこと。ギルランダイヨの絵は、柔らかな色調。入り口には守護聖女、聖フィーナの、鮮やかに彩色された像。
この町の一番高い塔へ上ることになる。古い、今にも崩れそうな石段を登るとドアがあった。「かなりきついですよ」覚悟する。石の階段は、途中から鉄製のになった。しかも、網目のように透けていて、下を見てしまうと、ぞっ・・。息切れがして、咳き込みが激しくなった頃、到着。
外の景色は絶景。町は城壁でぐるりと囲まれていて、周囲はなだらかな起伏の緑地。中世の風景画そのもので、疲れも吹っ飛んだ。
塔を降りて、バスが待つ広場へぶらぶら歩きながら戻る。途中、果物屋さんでまたみかんを買う。新鮮で美味しそう!坂道の両側に並ぶ、古い石造りの家々。あちこちにワインショップ。ここはワインの産地。
バスは再びのどかな田舎道を走る。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
アーマさんの関連旅行記
サンジミニャーノ(イタリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
5