1986/01/01 - 1986/01/13
4061位(同エリア4201件中)
アーマさん
1月4日
よろい戸をゴトゴト開ける。「あーあ、今日も雨みたい。」覚悟はしていてもやっぱりがっかり。空はいつ見ても同じで時々雨が落ちてくる。
丸い白いパンとちょっと大きめのクロワッサン、そしてミルクコーヒーの朝食。徳田さんが船乗り場まで案内してくれるそうで、ブラーノ、ムラノ行き10数名がロビーに集合。小雨のぱらつく中を歩き出した。ブラーノに行くにはまずムラノ島に行って、そこで乗り換えとのこと。みんな同じ船に乗ることになる。料金は2000リラ。(150円くらい)
船は小型で、船室も狭く、デッキに立っていることにする。さすがに風は冷たい。でもいい気持ち。ヴェネチアにいるという実感をかみしめる。建物の上の方の窓辺に立つおばさんに手を振れば、必ず答えてくれるのが嬉しい。
やがてピンク色の灯がともる航路標識の杭をぐるっと回って、外海に出た。不思議な島が近づいてくる。周囲をぐるりと高い塀で囲ってある。後日分かったけど、ここは墓地の島とのこと。そこで止まって何人かの客が降りて、また海を走る。体が冷えてしまったので船室に入った。他のお客はみんな毛皮のコートに包まって暖かそう。
到着。みんな一斉に降りたので、あわててついて行く。ムラノの表示があった。案内のおじさんが「ガラス工場はこちら!」と叫んでいる。みんなぞろぞろ入っていったけど、我々5人はきょろきょろ・・。おじさんに「ブラーノに行きたいの。」と言ったら、「Oh,ブラーノ・・。」と時計を指差して、今、ここ(11時10分)、この針がここ(40分)へ来るまで船は出ないから、ガラス工場を見ていきなさい。」
ゴーゴーと炉の音がする大きな建物。昨日見た観光用の工場と違って、迫力がある。二人の男性が、溶けたガラスの玉をくっつけた棒を持っている。説明のお兄さんはハンサムな青年。昨日みたいなカラフルなのを作るのかなと見ていたら、淡いべっ甲色で、形もシンプル。続いてお決まりの馬の置物。こちらも手つきは鮮やか。出来上がってパチパチパチ・・。でもショーが終わって帰りかけたら、たった今作った作品がぱちんと弾けて飛び散った。冷えるにつれてまたパチン。
隣の建物はショールームと販売所。昨日のきんきらムードとは打って変わって、色も淡く上品で、シンプルでモダンな作品がずらり。
店を出て船着場へ向かう。ブラーノ行きが出るのはずっと先で、運河沿いを歩いていく。ずらりと並ぶガラスの店。男の人がガスバーナーで細工をしている小さなガラス工房もあった。ショーウィンドーには小さな動物や人形たちがいっぱい。値段もヴェニス本土と比べるとかなり安い。やがて分かれ道で我々はムラノ止まりの一団と別れる。「それじゃ」「お気をつけて」
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
アーマさんの関連旅行記
ベネチア(イタリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
2