2005/11/07 - 2005/11/09
20144位(同エリア25804件中)
きっちーさん
「GTO」と聞いて何を思い浮かべますか?
答えは「グローバル・トラベル・オンライン」の略なのです!
安くあげよう、安くあげよう、とインターネットでソウル行きの往復航空券を探しまくり、一番安かったのがこの会社でした。
お金を入金し、返信メールに添付された旅行日程(ツアーじゃないので航空券の日程)をパスポートと一緒に、出発当日、空港のカウンターで提示すると、航空券が受け取れます・・・・という・・・。
・・・怪しくないっすか?
・・・めっちゃネット詐欺の臭いがしませんか?
しかも、会社名は「GTO」!
でも、安さには勝てません。
「だいじょうぶなの?」
をくり返す母親を連れて、一路成田国際空港へ。
しかし、肝心のGTOのカウンターがわからない!
搭乗予定のアシアナ航空のカウンターで、旅行日程表を提示すると、「ここではない」と隅っこのボックスを指さされます。
行ってみると、いろんな旅行会社のステッカーがべたべた貼られた窓口に、GTOの文字が!
一式さしだすと、パソコンもないカウンターで、お姉さんが手書きのメモをチェックしながら、丸をつけてくれます。
手書きかいっ。
パソコンじゃないのかいっ。
その上、お客はうちらのほかには、男性2名だけって・・。
なんか見えちゃってるんですけど、名前とか。
母親は、はやくも不信感まる出しです。
だいじょぶかな・・。
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-
15:30成田発アシアナ航空103便。
乗ってみると、意外と近代設備。
安いチケットだから、ぼろ〜い機体を想像していたのですが・・。
パーソナルビデオも装備された、なかなか良い設備ではないでしょうか?
全日空との共同運航ということで、ANAのお客さんも乗ってきます。
やるな、GTO!(つーか、アシアナ航空ですが)
見くびっていたゼ。
機体にはユニセフのロゴがプリントされており、機内のスクリーンで私の大好きなアン・ソンギによる、チャリティーの呼びかけが放映されます。
キャセイパシフィックのレオン・ライの呼びかけもそうですが、誰が人選をおこなっているんでしょう?
趣味があうわ(笑)。
品があるのに、きもちわる〜い役をやったら似合いそうな、役者さんって好きなんですよね。 -
ソウル行きで最後まで心配だったのが、11月のソウルの気温!
東京より寒いのは間違いないが、いったいどれほど違うのか、この時期はかなり微妙です。
メールで銀政(うんちょん)に確認してはあったのですが、現地の人の「寒くない」と、暖かいところから来た人の感じ方は、ちがうからなあ。
折りしもこの日、東京は半そでの人がいるほど気温が高く、皮ジャンの下にロンT2枚重ねの私は、けっこーきつかったです。
お母さんも薄手のコートをカバンにしまって、丁度いいようです。
さて、仁川空港へ到着。
ありゃ、思ったより寒くありません。
マフラーとか、手袋してる人もなく、東京とたいして変わらず。
よかった、よかった。
う〜む。
ハングル、まったくわからず。
英語と絵記号を頼りに、空港と市内を結ぶ一般リムジンバスのカウンターへ行って、乗車券を購入。
バスの番号と、「トゥー・ティケット・プリーズ」で通じます(笑)。 -
「地球の歩き方」には、おもな停留所しか乗っていないので、何個目で降りたらいいかわからず、「安國駅に着いたら教えてください」というメモを運転手さんに見せて、お願いしておきます。
空港のシャトルバスの標識も、主要なものだけのようで、実際は細かく停車していました。
車内放送は韓国語とイングリッシュできちんとおこなわれますが、次の停留所も一緒に言うので、ちょっとわかりにくい。
市内の標識には、停車する場所がすべて明記されていましたが、いかんせん慣れないハングルは模様にしか見えず、漢字のありがたみが身にしみます。
中国は楽だった・・・!
でも、こういうちょっとした苦労が、旅の醍醐味でもあるので、精進です。
あ、やっぱり右側通行なのね。 -
空港から1時間30分くらいで、安國駅に到着。
ここまで乗っていたのは、私たちだけでした。
お母さんはメモでお願いしているにもかかわらず、バスが停車するたびに「アング?アング?」と言って、運転手さんを困らせてました(笑)。
迎えに来てくれるという、銀政のケータイに?しようと、地下鉄安國駅の階段を下ります。
公衆電話を探してうろうろするより、駅にならあるだろうと踏んだからです。
階段を下りると丁度、銀政が向こうから歩いてきます。
待ち合わせ場所も決めてなかったのに、すごい偶然!
7ヶ月ぶりの再会です。
銀政とは、調理師学校のクラス・メイトで、2年間一緒に西洋・製菓コースで学びました。
私は中華街へ、銀政は地元韓国の超有名ホテルの免税店へ。
進んだ道はぜんぜん変わってしまいましたが。
卒業を迎えた今年の4月、西武新宿の駅前で別れて以来、顔を見るのは久しぶりです!
来ちゃった!
銀政に予約してある「Yims House」という旅館への地図を見せ、連れてってもらいます。
写真は帰国の日に取ったヤツなので明るいですが、到着したのは8:00くらいでもう真っ暗で、夜風が冷たくなってくるころ。
なんだか、うらぶれた通りで心配になって来ます。
路地裏に一軒だけぽつんと立っている、ホテルに銀政も心配そう。
「ラブ・ホテルとかじゃないよね?」
「う〜ん。電話したときには、大丈夫そうだったけど・・。昨日まで、半分くらい日本のツアーのお客さんが泊まってたって」
わざわざ連絡してくれていたのです。ありがとう、銀政。
宿は家族経営の小さなモーテルみたいなところです。
ご主人は日本語も話されるので、下手な英語を使わなくてもダイジョブでした。
銀政と、銀政の連れの女友達と、みんなで近くのレストランでご飯を食べて、就寝。
明日は忙しいので、夜更かしはいたしません(笑)。 -
朝です。
Yims Houseの窓は、2重サッシになっていて、窓際でも寒くない。
素泊まり、ツイン2泊で80000ウォン。
8000円です。
サービス料が別にかかるとインターネットには書かれていたのですが、ピッタリこの金額でオーケーでした。
宿にいるのは寝るときだけ、という人にはいいんじゃないでしょうか?
ちなみになぜか玄関がついているので、不思議に思っていたら、なんとオンドル部屋なのでした。
廊下からドアを開けると、たたきがあって、そこで靴を脱いでまたドアを開けて入る、ちょっと珍しい旅館です。
部屋が玄関より一段高いのは、オンドル部屋だからなのでした。
もっと宣伝してもいいのに。
韓国で、オンドル部屋!
ちょっと得した気分です。 -
9:00くらいに宿を出発。
歩いて2〜3分くらいで、世界遺産「昌徳宮(チャンドックン)」に到着です。
安い宿はいろいろあったのですが、Yims Houseに決めたのは、駅が近くて、こうやって行きたい所に徒歩でもいけるからです。
滞在が短いときは、移動時間の節約が重要です。
さて、昌徳宮への入場はガイドの同行が必要で、時間交代で韓国語・中国語・英語・日本語のツアーがおこなわれています。
ガイド料は入場料込みなので、チケットを買っていずれかのツアーに参加することになります。
どのツアーも同じチケットで入れるようですが、いちおうガイドブックに、入りたい時間の20分前からチケットが発券されるとあるので、9:10ぐらいにつけるようにして「ジャパニーズツアーティケット・トゥー・プリーズ」と、正門に当たる敦化門(トンファムン)の向かって左手にある、チケットボックスで入場券を購入します。 -
これが、チケットボックス。
ハングル・中国語・イングリッシュ表記で案内が出ています。 -
敦化門の向かって右側が入口になります。
各ランゲージ別のタイムスケジュール看板が出ていて、自分が参加したいツアーの時間に切符を切ってもらって(というか大人数のときは自分で切って)、入場します。
ガイドさんは中で待機しているので、「皆さま、こちらですよ〜」の誘導にしたがっていきませう。
やっぱり日本語ツアーの参加人数はとっても多かったです。
みてください。
ウチのお母さんも、前へ前へです(笑)。
この日は、日本の修学旅行生もきていて入場が2回に分けられました。
高校生のほかに並んでいるのは、中高年の女性がほとんどです。
分ける、といっても日本語ガイドさんは一人しかいないので、バラけないように子供たちを先に入場させただけなのですが、奥様たちは凄い目でにらんでます。
いいじゃん、高校生が先入ったって。
どうせすぐは入れるんだし。
あ、でも、こいつら生意気に修学旅行で、海外か。
うちら長崎だった。
いーや、私もにらんどこ。
うらやましいんじゃ、コラー!
(でも、長崎はいいトコですよっ) -
み、見えない・・っ!
学生、多すぎ!
ガイドさんの声しか聞こえないなり。 -
こっそり横側から、前へ進みます。
だって、ぜんぜん見えないんだもーん。
王宮として名高い昌徳宮で、現在残っているのは最盛期の30%だそうです。
実際は、もっとでかかったのね。
この王宮の建築様式は、ちょっと珍しく、庭園が後方に広がっています。
なので、この庭園は「後苑」と呼ばれます。
この「後苑」、いわゆる庭ではなく「山」です!
庭は、自然のままが美しいんだそうで・・・。
つーか、山!
間違いなく、山!
ここも歩いて、約1時間30分のツアー。
うえ〜。
やっぱ登るのか・・とほほ。
でもなんとなく、このつくりは、お寺さんみたいじゃないですか?
バックに山なんて。 -
ユネスコ世界遺産の証。
TBSでやってる「世界遺産」のシンボルマークが見えます。 -
高校生を追い抜くおとな達。
-
ガイドさんも大変そうです。
この人数じゃあね。
人が追いついてこないので、同じ話を3回くらいくり返してました。
負けるなガイドさん!
っていうか、いつの間にか最前列に高校生の姿、なし。
負けるな子供達!
しかし、こんなトコ楽しいのかな?
ディズニー・シーとかの方が、なにげに喜びそうじゃないかと思ったりして。 -
正殿、仁政殿(インジョンジョン)の正面。
石畳には、階級が彫られたレリーフ。
この順番に、並ぶのね。きっと。 -
屋根には、王族のシンボルマークが。
スモモの花だそうです。
スモモの花って・・・知らん。
すまん。
都会っ子なのよ。 -
仁政殿(インジョンジョン)の王座。
バックには、太陽と月、5つの山が描かれています。
金ピカだった中国の紫禁城にくらべると、ぐっと渋いつくりです。
外国使節との接見、即位式など、公式行事はここで行われていました。 -
日本が朝鮮半島を侵略した近代まで、機能していた宮殿なので、電気が来ています。
-
宣政殿(ソンジョンジョン)です。
仁政殿(インジョンジョン)は公式行事を行う場所ですが、実務の方はここで行われていました。
国事の協議などが行われていた建物です。
屋根の色が違うのがわかりますか?
王が基本的にいつもいる建物は、ブルーの屋根なんです。
こやつも国宝。
国宝すき。 -
こっちの方がわりやすいかも。
ぜんぜん色が違うのです。 -
あ!
これ!
これ、スモモ? -
王と王妃の寝殿である、大造殿(テジョンジョン)の入口には、このようなカメが4つ並んでいます。
何かといいますと、「火魔」という文字通り「火事を起こす魔物」から、建物を守っているのです。
これに水を張っておくと、やってきた火魔が水にうつった自分の姿を見て、ほかの火魔が来たと思い込んで出て行くというお話が伝わっているそうです。
まあ、実際には防火用水として置かれている物なんでしょう。
かつて大造殿(テジョンジョン)は、1917年に火事で消失しており、今の大造殿は、そのあとに別の建物を移築したものです。
再び火災による消失を、予防する意味もあってこうしたものが、置かれているのかなあと思いました。
火事は木造建築の大敵ですね。 -
韓国は、思ったより起伏が激しい。
もっと平坦なイメージだったのですが。
けっこう丘陵が多いんですよね。
王宮もやたらと階段が多い。
平らにしないところが、美学なのかしら?? -
王宮の図書館、宙合樓(チュハムヌ)前でトイレ休憩。
王宮唯一の2階建ての建築物です。
1階が図書館、2階が閲覧室だそうです。
ここには売店もあって、高校生が群がってます。
なに、買ったのかな?
紅葉がとてもきれいな図書館前で、一枚。 -
演慶堂(ヨンギョンダン)。
王宮敷地内に作られた、民家形式の家。
つっても、王朝官吏のお屋敷だから、リッパなもんなんですが・・。
建物に彩色されてないところが、王宮との決定的な違いなんだって。
そういえば、マリー・アントワネットも宮殿に農家を作って喜んでたな。
金持ちのやることって、どこかパラレル。 -
ツアーも後半になると、皆そそくさと出口へ急ぎます。
おーい、ガイドさんおいて来ちゃってますよ。
お母さんまで・・・。
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