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「トリポリはデザートのメッカ」<br /><br />2005年9月7日<br /><br />タルトゥースの時計塔の前からレバノンのトリポリ行きの乗合タクシーが出ている。旧型のベンツで、なかなか車内はゆったりとしている。しかし、座席が全部埋まらないといけないので、お客が揃うまでちょっとの間、待たないといけない。シリア軍がレバノンから撤退してから、シリア人が気軽にレバノンに旅行できなくなったようなので、客足は今ひとつだ。しかし、何とか、ひとりの男性がやって来た。残るは2人。が、タクシーは出発。他の2人を途中でピックアップするらしい。<br /><br />後で乗ってきたのがフランス人。彼を一時、ホテルの近くを歩いていたのを見たことがある。彼の方は私のことを憶えていてくれた。それと、親子の3人連れ。後ろの席に男3人が乗って、前に窮屈そうにお母さんと高校生らしき娘、それと6歳くらいの男の子が坐った。1時間もかからないうちに国境に。そこで私たち外国人とシリア人たちはパスポートを提示する場所が違う。私たちはまた国境でビザを申請しないといけない。ある情報筋によると、このタルトゥースからレバノンに入国する場合、ビザ代が免除されると聞いた。しかし、移民官は私に2500LP($1=1500LP)を要求してきた。この移民官に交渉するのは無理らしいと判断したので、すぐさま外にいたレバノン人に両替してもらう。オフィシャルな銀行はこの国境にはないので、道にいる人に両替してもらうか、店で両替してもらうしかない(ただし、店の場合、公定レートよりも低い)。<br /><br />こうやっているうちにベンツに戻ると、前にいた親子3人が後ろの席に移っていた。私たちは時間が長引いたので、前にフランス人と一緒に狭い席に坐らないといけないは目に。トリポリまで1時間くらいだが、このちょっと思いがけない出来事に私たちは何も言えなかった。まあ、これも旅のひとつだと、親子3人も前できつい思いをしたので、私たちもあと1時間くらい我慢することにした(残念ながら、フランス人は男だった・・・)<br /><br />トリポリに着いたのはちょうど夕陽が町中に沈もうとしている7時ちょっと前だった。宿を歩き方に載っていたパレスホテルに決めた。歩き方には1泊10ドルと載っていたが、受付で聞くと、15ドルと言われた。歩き方には10ドルとしてあるのにとちょっと渋っていたら、息子のような人が「オーケー、君は特別だ」と言って、かなり広い部屋に連れて行ってくれた。これはかなり得したと後になって思った。<br /><br />歩き方には「マダムが言うには、お金を使える人もそうでない人も泊まれるよう、いろいろな料金の部屋を造ったそうだ」と書かれてある。翌朝、マダムが私に曰く、「歩き方を見せてくれ。イギリスやフランスのガイドブックには一律15ドルとしてあるのに、なぜ日本のガイドブックにはそう書いていない?」 そんな事、言われても、っていう感じになってしまった。ホテルの雰囲気は良かったのだけれど、マダムの一言が余計でした。<br /><br />その晩、私はミナ(港)へ。バスはないので、これまた旧式ベンツの乗合タクシーを使う。ミナから西の空を見ると、タルトゥースで見た三日月よりももう少し太った三日月がもう少し南の方の空にもう少し高く移動していた。タルトゥースで左にあった水星は月の右に移動していた。月が水星よりも早く天体を移動していることをこれは証明する。面白い。夜空がくっきりとしている中近東では天体の観測が非常にやりやすい。<br /><br />ミナから少し歩いて、近くにあったファラフェル屋に入る。シリアよりも倍以上の値段だ。その後、歩き方に載っていた、この地特有のデザートであるハルワート・エル・ジブンという、薄く伸ばしたもち状のチーズ生地にシロップとクリームをのせたものを食べる。それほどうまいとは言えないが、この地特有と言うので食べてみた。どうも、甘いものに目がない私には興味をそそられる。が、ヨルダンのアンマンで食べたキナーフェにはかなわない。でも、レバノンにもそれに似たようなデザートがあったので、それらも食べてみた。レバノンはデザート食べ歩きの旅になってしまったようだ。<br />

アンマンからアンマンへ7カ国をゆく#20(レバノン?、トリポリ)

2いいね!

2005/08/14 - 2005/09/16

18位(同エリア19件中)

2

13

ホットマン2世

ホットマン2世さん

「トリポリはデザートのメッカ」

2005年9月7日

タルトゥースの時計塔の前からレバノンのトリポリ行きの乗合タクシーが出ている。旧型のベンツで、なかなか車内はゆったりとしている。しかし、座席が全部埋まらないといけないので、お客が揃うまでちょっとの間、待たないといけない。シリア軍がレバノンから撤退してから、シリア人が気軽にレバノンに旅行できなくなったようなので、客足は今ひとつだ。しかし、何とか、ひとりの男性がやって来た。残るは2人。が、タクシーは出発。他の2人を途中でピックアップするらしい。

後で乗ってきたのがフランス人。彼を一時、ホテルの近くを歩いていたのを見たことがある。彼の方は私のことを憶えていてくれた。それと、親子の3人連れ。後ろの席に男3人が乗って、前に窮屈そうにお母さんと高校生らしき娘、それと6歳くらいの男の子が坐った。1時間もかからないうちに国境に。そこで私たち外国人とシリア人たちはパスポートを提示する場所が違う。私たちはまた国境でビザを申請しないといけない。ある情報筋によると、このタルトゥースからレバノンに入国する場合、ビザ代が免除されると聞いた。しかし、移民官は私に2500LP($1=1500LP)を要求してきた。この移民官に交渉するのは無理らしいと判断したので、すぐさま外にいたレバノン人に両替してもらう。オフィシャルな銀行はこの国境にはないので、道にいる人に両替してもらうか、店で両替してもらうしかない(ただし、店の場合、公定レートよりも低い)。

こうやっているうちにベンツに戻ると、前にいた親子3人が後ろの席に移っていた。私たちは時間が長引いたので、前にフランス人と一緒に狭い席に坐らないといけないは目に。トリポリまで1時間くらいだが、このちょっと思いがけない出来事に私たちは何も言えなかった。まあ、これも旅のひとつだと、親子3人も前できつい思いをしたので、私たちもあと1時間くらい我慢することにした(残念ながら、フランス人は男だった・・・)

トリポリに着いたのはちょうど夕陽が町中に沈もうとしている7時ちょっと前だった。宿を歩き方に載っていたパレスホテルに決めた。歩き方には1泊10ドルと載っていたが、受付で聞くと、15ドルと言われた。歩き方には10ドルとしてあるのにとちょっと渋っていたら、息子のような人が「オーケー、君は特別だ」と言って、かなり広い部屋に連れて行ってくれた。これはかなり得したと後になって思った。

歩き方には「マダムが言うには、お金を使える人もそうでない人も泊まれるよう、いろいろな料金の部屋を造ったそうだ」と書かれてある。翌朝、マダムが私に曰く、「歩き方を見せてくれ。イギリスやフランスのガイドブックには一律15ドルとしてあるのに、なぜ日本のガイドブックにはそう書いていない?」 そんな事、言われても、っていう感じになってしまった。ホテルの雰囲気は良かったのだけれど、マダムの一言が余計でした。

その晩、私はミナ(港)へ。バスはないので、これまた旧式ベンツの乗合タクシーを使う。ミナから西の空を見ると、タルトゥースで見た三日月よりももう少し太った三日月がもう少し南の方の空にもう少し高く移動していた。タルトゥースで左にあった水星は月の右に移動していた。月が水星よりも早く天体を移動していることをこれは証明する。面白い。夜空がくっきりとしている中近東では天体の観測が非常にやりやすい。

ミナから少し歩いて、近くにあったファラフェル屋に入る。シリアよりも倍以上の値段だ。その後、歩き方に載っていた、この地特有のデザートであるハルワート・エル・ジブンという、薄く伸ばしたもち状のチーズ生地にシロップとクリームをのせたものを食べる。それほどうまいとは言えないが、この地特有と言うので食べてみた。どうも、甘いものに目がない私には興味をそそられる。が、ヨルダンのアンマンで食べたキナーフェにはかなわない。でも、レバノンにもそれに似たようなデザートがあったので、それらも食べてみた。レバノンはデザート食べ歩きの旅になってしまったようだ。

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  • 夕陽で冴える時計塔付近の建物

    夕陽で冴える時計塔付近の建物

  • ちょうど、タクシーを降りた時に出くわした、街中での夕陽。地中海で見たかったけれど、これもまんざら悪くない?

    ちょうど、タクシーを降りた時に出くわした、街中での夕陽。地中海で見たかったけれど、これもまんざら悪くない?

  • アブ・アリ川沿いにあった建物

    アブ・アリ川沿いにあった建物

  • スークのひとつの中で

    スークのひとつの中で

  • これもアブ・アリ川沿いにあった建物

    これもアブ・アリ川沿いにあった建物

  • 家の前でポーズを取ってくれた女の子

    家の前でポーズを取ってくれた女の子

  • 旧市街の中にある、特製石鹸を販売するカーン・アル・ハボンのショップ内。いろんな種類の手作り石鹸が見られます。私は一日中香りが続くという特製の石鹸を買いました。他にラベンダーやジャスミン、ビャクダンなどの石鹸があります。

    旧市街の中にある、特製石鹸を販売するカーン・アル・ハボンのショップ内。いろんな種類の手作り石鹸が見られます。私は一日中香りが続くという特製の石鹸を買いました。他にラベンダーやジャスミン、ビャクダンなどの石鹸があります。

  • アル・ムアラク・モスク。地元の人にこのモスクの上に行って、そこから街の素晴らしい景色が見られると言われたけれど、鍵がかかっていました。

    アル・ムアラク・モスク。地元の人にこのモスクの上に行って、そこから街の素晴らしい景色が見られると言われたけれど、鍵がかかっていました。

  • アル・ムアラク・モスク

    アル・ムアラク・モスク

  • スーク付近のレストランで朝食に食べたフモス。これはやみつきになりますぞ!

    スーク付近のレストランで朝食に食べたフモス。これはやみつきになりますぞ!

  • ホテルの近くのお洒落なカフェテリアに入りました。ブルーの水差しの入れ物はなんとまあかわいい小物なんでしょう。買い物をしない私でも欲しくなりました。<br /><br />これはナーフィックというデザートで、中にクリームが入っています。他にチーズがはいったものもあります。

    ホテルの近くのお洒落なカフェテリアに入りました。ブルーの水差しの入れ物はなんとまあかわいい小物なんでしょう。買い物をしない私でも欲しくなりました。

    これはナーフィックというデザートで、中にクリームが入っています。他にチーズがはいったものもあります。

  • このお店でトリポリにしかないと言われるハルワート・エル・ジブンを食べようかと思いました。果たしてあるかな?

    このお店でトリポリにしかないと言われるハルワート・エル・ジブンを食べようかと思いました。果たしてあるかな?

  • ありました! これが噂のハルワート・エル・ジブンです。でも、ここまでわざわざ来て、食べる代物でもありませんな。が、まあ、確かにトリポリにしかなかったです(似たようなデザートは他にもありましたが)。

    ありました! これが噂のハルワート・エル・ジブンです。でも、ここまでわざわざ来て、食べる代物でもありませんな。が、まあ、確かにトリポリにしかなかったです(似たようなデザートは他にもありましたが)。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • kaz-ykさん 2005/11/09 12:33:59
    楽しい旅行記有難う
    放蕩息子33さん 今日は
    $10のホテル、乗り合いタクシー、綺麗な画像と親切な説明付き、真似出来ないので、興味深く拝見しました。
    残りは、他日お邪魔して拝見します。

    ホットマン2世

    ホットマン2世さん からの返信 2005/11/10 00:37:57
    RE: 楽しい旅行記有難う
    kaz-ykさんは私と違って、豪華な旅をされているのですね。そのうち、私もそのような旅をしたいものです。いつになるのやら・・・

    ロシアはまだ行ったことがないので、そのうちに。ロシアから釜山とは面白いルートですね。またゆっくりと豪華な旅を拝見させていただきます。ありがとうございました。

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